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環境科学特論 

開講情報
大学院 前期 1単位 選択必修
担当教員
教授 天野 富美夫 教授 藤本 陽子 准教授 佐久間 覚
講師 藤森 功    
備考
授業の目的と概要
環境と健康は、衛生薬学の主要なテーマである。本特論では、担当の4名の教員が連携して、最新の情報や研究成果を含む内容について環境および健康に関する講義を行い、解説をする。また、受講する学生は、これをもとにして問題点を明らかにし、自分の考えをまとめながら新たなテーマを発掘するための糸口を見出し、研究を展開するために役立てることができるようにする。
授業の方法
4名の担当教員がそれぞれの研究テーマに関連した内容の中から「環境」と「健康」についての講義を行う。とくに、それぞれの分野における最新の研究成果、および、それぞれの分野の基礎となる項目について解説を行う。これによって、受講する学生の理解と考察を深めるようにする。
●授業に対する心構え:
1回ごとの授業は環境あるいは健康に関する多くの知識を濃縮したものであるから、授業ごと数時間は、授業内容等について復習と疑問点の抽出、考察が必要である。
成績評価法
毎回の講義の中での討論、意見発表およびそれぞれの研究課題に関するレポートの内容によって評価する。具体的には、授業への出席状況や授業態度を重視し(80%)、これに加えて、講義に関連したテーマについて課すレポートの提出状況や内容(20%)を考慮して総合評価する。
授業計画
項目 授業内容
1 ガイダンス、生体防御と宿主の免疫機能 本特論全体のガイダンスを行う。健康を守るための生体防御機構について概説し、その中で宿主の免疫機能が果たす役割を理解する(天野)。
2 潜伏・持続感染する病原体とそれに対する生体防御 代表的な潜伏・持続感染ウイルスあるいは細菌等の病原体をあげ、それらの特徴と宿主の免疫を中心とした生体防御能の役割を理解する(天野)。
3 新型インフルエンザA(H1N1)の流行をめぐる問題 新型インフルエンザA(H1N1)のウイルス学的な特徴を含め、昨年来の世界的な流行をめぐる問題を取り上げる。公衆衛生的な意義、感染症対策の在り方などについて考え、理解する(天野)。
4 肥満と生活習慣病 生活習慣病における肥満の持つ意味を、科学的に解析し、メタボリックシンドロームの発症機構について理解する(藤森)。
5 がんとプロスタグランジン 発がんおよびがんの進展におけるプロスタグランジンの役割を理解し、新しい診断・治療法について考える(藤森)。
6 環境化学物質の体内存在形態と毒性-1 今までに甚大な環境被害や健康被害を及ぼした汚染化学物質を中心として、環境内や体内における分布、循環および代謝変化、ならびに毒性について理解し、説明できる(佐久間)。
7 環境化学物質の体内存在形態と毒性-2 近未来に健康被害が懸念される汚染化学物質を中心として、環境内や体内における分布、循環および代謝変化、ならびに毒性について概説できる(佐久間)。
8 生命維持機構と環境化学物質-1 生体内における活性酸素や過酸化脂質の生成と消去機構ならびにその生理的、病理的役割を概説できる(藤本)。
9 生命維持機構と環境化学物質-2 活性酸素や過酸化脂質の生成と消去機構を作用点とする環境化学物質の毒性を説明し、さらに、その予防策を概説できる(藤本)。
10 生命維持機構と環境化学物質-3 脂質関連生理活性物質の生体恒常性の維持、病態の発症や進展における役割を理解し、さらに、この機構を作用点とする環境化学物質の毒性を概説できる(藤本)。
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