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人間と文化1c(人間と社会)  [Humanities 1c (Human and Society)]

開講情報
1年次 後期 1単位 選択
担当教員
教授 加藤 義春    
備考
授業の目的と概要
 社会学とは、端的には、さまざまな社会現象について知的好奇心をもって探求し、「常識的な見方」を超えて現実の背後にあるものを解明する学問、といえよう。本講では、社会学の幾つかの基本タームの持つ「分析のための道具」としてのパワーを紹介する。
●一般目標(GIO)
 「社会学的キーターム」の有効性を、それぞれ「行為の分析」「秩序の解読」「社会の構想」に位置づけ、自己了解と社会認識との関係性において理解することを、目的とする。
●到達目標(SBOs)
 社会学的キータームが日常の行為や社会現象を分析するために「有効な道具」であることを、具体的(身近な)事例を挙げて説明することができ、また、社会秩序や社会的構想力についても、キータームを援用しながら自らの言葉で説明できることを、目的とする。
授業の方法
テクストを基に説明を加えながら、講義形式で授業を行う(なお、授業の終わりに或いは宿題として、3〜4回のブリーフリポートを課す)。
●準備学習や授業に対する心構え
毎回、テクストの該当箇所をしっかり予習して、授業に臨んでもらいたい。
●オフィス・アワー 
(金)12:10〜13:10、不在の場合は(木)12:10〜13:10、加藤研究室にて
成績評価法
平常点(出席状況とブリーフリポートの評価=25点)と期末の授業内試験の点数(75点)を合計して、評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『社会学のエッセンス(新版)』 友枝、竹沢、正村、坂本 有斐閣
参考書
書名 著者名 出版社名
『現代社会の理論』 見田宗介 岩波新書
授業計画
項目 授業内容
1 I-1.意味と相互主観性 私からあなたへ、あなたから私へ
2      〃     〃
3   2.アイデンティティ 私が私であること
4   3.スティグマ 他者への烙印
5   4.正常と異常 選別と排除のメカニズム
6   5.予言の自己成就 現実と虚構のはざま
7 II-1.規範と制度 私たちをとりまくルール
8   2.社会のなかの権力 姿を見せる権力/姿を見せない権力
9 III-1.共同体(共同存在態) 人はなぜ共同態を求めるのか
10      〃     〃
11   2.ユートピアと想像力 「ポストモダン社会」はユートピアか?
12      〃     〃
13   (まとめ)   (授業内試験)
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人間と文化1d(人間とコミュニケーション)  [Humanities 1d (Human and Communication)]

開講情報
1年次 後期 1単位 選択
担当教員
教授 松島 哲久    
備考
授業の目的と概要
 人間心理の理解を内に含む形で、人間と人間の関係の学をコミュニケーション論として講義を行う。まず、言語を媒介とするコミュニケーションから非言語的コミュニケーションにいたるまでの多様な形式について考察し、その人間関係に占める重要な役割について論じる。
 次に、家族コミュニケーションからコミュニティ・コミュニケーション、マスコミュニケーション、異文化コミュニケーションなど、コミュニケーションの具体的展開の諸相の検討を通して、コミュニケーションによって開かれてくる世界の哲学的・人間学的意味を明らかにする。最後に、医療者対患者関係におけるコミュニケーションの要点について講義を行う。
●一般目標(GIO)
 人の心の中のコミュニケーションからインターネットまでその全体像を理解し、人間独自のコミュニケーションの特質、双方向のコミュニケーションなどコミュニケーションの本質的理解に基づいて、医療者ー患者関係に応用できるコミュニケーションスキルを身につける。
●到達目標(SBOs)
 授業計画の授業内容に明記する。
授業の方法
主としてテキストに即して講義を行う。原則として講義の前には既存知識を確認するためにプレテストを行い、次回の授業で講義の理解の確認を行う。また、医療場面を設定してロールプレイを行ってもらうことがあるので、コミュニケーションの知識だけでなく、各学生が実際のコミュニケーション能力も高めることができるようになることを授業の達成目標とする。
●準備学習や授業に対する心構え
特に準備は必要としないが、講義内容をもとに自分自身で自主的研究を推進することが重要である。
●オフィス・アワー 
月曜日:12:10〜13:00;16:30〜18:00
火曜日:12:10〜13:00;16:00〜18:00(後期)
場所:B棟1階松島研究室(できるだけ予約してください。研究室前連絡袋/
メール)メール・アドレス:matusima@gly.oups.ac.jp
成績評価法
プレテスト、レポートと定期試験を総合して評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『コミュニケーション・入門』 船津 衛 有斐閣
授業計画
項目 授業内容
1 コミュニケーションとは何か コミュニケーションによって目指されるもの、実現されるものについて感情・知覚世界・精神世界にわたって概略できる。
2 人間のコミュニケーション(1) 動物のコミュニケーションと人間のコミュニケーションの違いについて説明できる。
3 人間のコミュニケーション(2) 人間固有のコミュニケーションの構造、共有する意味について概略できる。
4 自我とコミュニケーション 自我と他者、自我の社会性、役割葛藤について概略でき、その問題点を指摘できる。
5 自己表現のコミュニケーション 言語、非言語コミュニケーション、自己表現様式について概略できる。
6 電話コミュニケーション 電話コミュニケーションの特質とその問題点を説明でき、今後の展望を提示できる。
7 高度情報化社会のコミュニケーション 新しいコミュニケーションの世界とその可能性を提示でき、また情報の倫理の重要性を理解できる。
8 集団、共同体のコミュニケーション 家族、企業、官僚におけるコミュニケーションのあり方を概略できる。
9 コミュニティ・コミュニケーション 地域共同体から新しい共同性の形成について概略できる。
10 集合行動・社会運動のコミュニケーション 群集、公衆、うわさ行動についてコミュニケーションとの関連で説明できる。
11 マス・コミュニケーション 現代のマスコミと受け手の主体性形成について説明できる。
12 国際コミュニケーション 異文化コミュニケーションとグローバルな視点形成について概略できる。
13 医療におけるコミュニケーション ターミナルケアの言語を理解し、またコミュニケーションにおけるリスニングスキルを身につける。
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人間と文化2  [Humanities 2 (Clinical Anthropology)]

開講情報
1年次 後期 1単位 必修
担当教員
非常勤講師 桝矢 桂一    
備考
授業の目的と概要
 人間学とは、文字通り、「人間」を問う学問である。では、臨床人間学とはどのような学問であるのか。単に「人間」を問うのではなく、個々の顔を持った「人間」を問うのである。個々の人間は日常を生き、生活の現実の場に根差し生きている。身体的に病を患っているとしても、その人は依然として「生きており」、生活している。「臨床」という観点は、そのような人間の生活の現場に立ち合い、そこでの人間(存在)を問うのでなければならない。
 例えば、身体的な病とは何らかの症状を持つものであり、医学的・生物学的にその症状は人間に害をもたらす。これを人間から取り除く事が医療であるとしても、その医療が対象となる病を患う人の日常的個別的存在の多様性を顧みないならば、それは単に唯物論的な仕方で病にのみ向き合っているに過ぎず、「臨床的」であるとは言えない。「臨床的」であるとは、個別の人間存在に向き合うのでなければならない。人間とは、過去を生きた存在であり、未来に向かっている存在であり、今を生きる者である。単なる事物の存在とは異なる人間存在についての視点が、臨床という観点の核にあると考えられる。事物が有るという事態とは決定的に異なる、今を生きる人間の存在について考察し、「臨床」という観点に立脚した人間存在というものを明らかにしたい。
●一般目標(GIO)
 いかなる学問にかかわる人も、その人はその学問の立場に立つ以前に、その人自身である。個々の学問それ自体は、学者の主観的なあり方を越えて、客観的でなければならない。しかし、だからといって、学問の探究者自身が客観的な何かに変わるのではない。学問の探究に携わるその人はあくまでも「その人」である。このような「その人である」ことは、我々人間のあらゆる行為の元にある。この、人間の基本的なあり方とは、どのようなことか、理解することを目標とする。 
授業の方法
上記の目的のために、従来の哲学思想の中から、ハイデッガーらの思想に着目する。ハイデッガーに依拠し、人間存在を「死への存在」として捉えつつ、物の有り様とは異なる人間存在について論じる。又、中村雄二郎は「臨床の知」を支えるものの一つとして「身体性をそなえた行為」をあげる(中村雄二郎著、『臨床の知とは何か』、1992年、岩波書店)が、その「身体性」とはどのようなものであるのか吟味したい。 
●準備学習や授業に対する心構え
「臨床」という観点は、単なる客観性や法則性によっては捉えられず、むしろ、主観性・多義性・個別性などと共にある。平易な言葉で纏めようとすればするほど、語られる事態は、一般化され、簡素化され、主観性・多義性・個別性といったものを失っていくであろう。平易な言葉で安易に纏めてしまうことは、「臨床」という観点から遠い態度である。
例えば、「私である」ことを理解するとは、「私でない」ことがどのようなことか言えることである。しかし、我々は、「私でなく」ある事はできない。だから、「私でない」ことは、我々には、あまりにも遠く、難しく、複雑である。このような、「私でないこと」に、しかも我々は、「私であること」からしか、触れることが出来ない。ここに、この「私でないこと」は、「私であること」なのだろうかという、難題が出現する。「臨床」という観点とは、まさに、この難題そのものである。この観点は、我々には遠く、複雑な観点である。このような観点に迫るためには、平易な言葉で安易に纏めてしまう態度が求められるのではなく、答えが見つからなくとも考える態度、常に考え抜こうとする態度が求められる。答えが見つからない問いに、あきらめずに、いつまでも挑戦する態度が肝要である。
受講者には上記の態度で以って出席されたい。
●オフィス・アワー
成績評価法
学期末に試験を実施する。但し、成績評価の際にはレポートなども勘案し総合的に評価する。
授業計画
項目 授業内容
1 はじめに 「臨床的」であることとはどのようなことか、講義する。「臨床的」という概念を理解することを目標とする。
2 人間学とは何か 西洋思想史における人間学の位置付けについて講義する。「人間学」とはどのような学問であるのか理解することを目標とする。
3 人間の在り様 ハイデッガーの「現存在」・人間の死の問題などについて講義する。人間にとって死とはどのようなことか、考える手掛かりを得ることを目標とする。
4 人間の在り様 ハイデッガーの「現存在」・人間の死の問題などについて講義する。人間にとって死とはどのようなことか、考える手掛かりを得ることを目標とする。
5 人間の在り様 ハイデッガーの「現存在」・人間の死の問題などについて講義する。人間にとって死とはどのようなことか、考える手掛かりを得ることを目標とする。
6 人間の在り様 ハイデッガーの「現存在」・人間の死の問題などについて講義する。人間にとって死とはどのようなことか、考える手掛かりを得ることを目標とする。
7 人間の在り様 ハイデッガーの「現存在」・人間の死の問題などについて講義する。人間にとって死とはどのようなことか、考える手掛かりを得ることを目標とする。
8 人間の在り様 ハイデッガーの「現存在」・人間の死の問題などについて講義する。人間にとって死とはどのようなことか、考える手掛かりを得ることを目標とする。
9 人間の在り様 ハイデッガーの「現存在」・人間の死の問題などについて講義する。人間にとって死とはどのようなことか、考える手掛かりを得ることを目標とする。
10 身体性の問題 我々の行為は単なる行為ではない。それは常に「身体性」を伴っている。「身体性」とは何か、理解することを目標とする。
11 身体性の問題 我々の行為は単なる行為ではない。それは常に「身体性」を伴っている。「身体性」とは何か、理解することを目標とする。
12 身体性の問題 我々の行為は単なる行為ではない。それは常に「身体性」を伴っている。「身体性」とは何か、理解することを目標とする。
13 まとめ 「臨床的」態度について、より深い思索力を培うことを目指す。
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人間と文化3  [Humanities 3 (Histrical Sociology)]

開講情報
1年次 後期 1単位 必修
担当教員
教授 加藤 義春    
備考
授業の目的と概要
テーマ:「国民国家」の遺産と「福祉国家」の将来像
●一般目標(GIO)
 世界は今、グローバリゼーションとIT革命が進行する過程で「1世紀に一度の金融危機」に直面して大不況に喘いでおり、一方で地球温暖化の危機を回避するためにも「環境産業革命」の遂行を迫られつつある。
 そうした世界史的現況にあって、日本もまた産業構造の大胆な変革が必須であろうが、その重要な柱としての社会保障(医療・年金・介護)制度改革の問題点を真に理解するためには、複雑な制度の個々の問題点を論じる前に、両次大戦後に一般化し、今世紀を迎えて岐路に立っている現代「福祉国家」が孕む問題を把握しておかなければならないだろう。
 そして、そのためには、現代「福祉国家」を「国民国家」の晩期形態と位置づけ、より広い歴史的視座に立って、近代「国民国家」の形成と構造・その変容と再編過程が持つ社会・経済・政治史的意味から、根底的に捉え返す必要があるだろう。
 本講は、「社会薬学(医療経済・制度論)」教育の基底=歴史的素養教育を目的とする。
●到達目標(SBOs)
 1)西欧における「国民国家」の形成と団体意識の育成の歴史的意義(ヨーロッパの「歴史的民主主義」の世界史的意義)について、説明できる。
 2)「国民国家」の孕む問題的性格(「外枠Sと内実Nの相互規定性」・その「擬制性」)と諸国民国家の確立と相克の態様について、説明できる。
 3)両大戦間期(ファシズムの時代)における「国民国家」の危機とその変容=「国民国家」の再編形態としての現代「福祉国家」の成立の過程を概括し、現在における問題点について略述できる。
授業の方法
講義を基調とし、適宜プリント(資料)を配付する。
●準備学習や授業に対する心構え
毎回、講義の復習をし理解したうえで、次の授業に臨んでもらいたい。
●オフィス・アワー
原則として、(火)・(水)・(金)の 12:10〜13:10、加藤研究室にて
成績評価法
定期試験の成績(80点)に平常点(出席状況など20点)を加えて、総合評価する。
参考書
書名 著者名 出版社名
指定文献リストを配付し、他にも参考文献を講義のつど指示する。諸君にとって興味深い文献を選択し(リスト以外でもよい)、一冊でも二冊でも読考することを期待する。
授業計画
項目 授業内容
1 序.問題の設定
(本講の構成について)
2 I.国民国家の形成と構造
1)国家理念の三つの類型
「くに」「世界帝国」「国民国家」
3 2)国民国家の歴史的意義 「世界帝国」の否定と克服/「国民国家」と団体意識の育成/ヨーロッパの「歴史的民主主義」
4 3)国民国家形成の社会経済史的基盤 「市場圏」の漸次的拡大と中世「自治都市」の叢生/ヨーロッパ社会形成の中核地帯
5 4)「国民国家」概念 外枠Sと内実N(その相互規定性と擬制性)/「国民」統合のイデオロギー装置
6 5)19世紀のヨーロッパ 国民国家の確立と相克の時代
7 6)両大戦間期の世界 国民国家の危機とファシズムの時代
1)イタリア・ファシズム/ドイツ・ナチズム/日本「超国家主義」
8 7)   〃 2)ファシズム把握の鍵とは何か?
9 (インテルメツォ)
近代日本国家の「独特な型」
「世界帝国」と「国民国家」の安易な二重写し
10 II.国民国家の変容と再編
1)「福祉国家」の成立
(ビスマルクの社会政策)/イギリスの社会保障制度/北欧の社会福祉制度
11 2)「福祉国家」の構造 有効需要創出政策/社会民主主義政策
12 3)日本の高度経済成長と社会保障制度 その連関と構造の特徴的性格
13 4)高度福祉国家の憂鬱−新しい「豊かさ」の構想に向けて 低成長と少子高齢社会の到来/地球環境問題/持続可能な福祉社会=環境親和型社会に向けて
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数学2  [Mathematics 2]

開講情報
1年次 後期 1単位 必修
担当教員
教授 土井 勝    
備考
授業の目的と概要
 授業についての基本的な考え方は「数学1」と同じです。「数学2」のテーマは「偏微分法」、「積分学」、「微分方程式」です。変化するものがあるとき、それを記述するのに2つの立場があります。一つは、変化の始めと終わりだけに注目する立場、もう一つは、変化の過程を逐一追跡する立場です。明らかに、後者の方が根元的な取り扱いで、この立場から変化の過程を記述しようとすると、必然的に微分方程式が得られます。微分方程式を解く実力は、薬学を学ぶ上でもっとも重要な数学の素養といって過言ではありません。この最終目標に向かって、薬学から具体例を引きながら進めます。
●一般目標(GIO)
 薬学を学ぶ上で基礎となる数学に関する基本的知識を修得し、それらを薬学領域で応用するための基本的技能を身につける。
 「数学1」で学んだ事項を基礎に授業を進めます。到達目標は、@多変数関数と偏微分の概念を理解し、計算できること、A不定積分を計算できること、B定積分の概念を理解し、計算できること、C微分方程式が解けること、D薬学に応用できることです。
授業の方法
数学が得意でない人にも分かるよう、「ゆっくり丁寧に」進めます。教科書に沿って基本事項を説明し、次いで例題を通して実用的な計算法を解説します。実力を養うために、毎回、演習問題をレポートで提出してもらい、また小テストを2回程度実施します。
●準備学習や授業に対する心構え
数学の力をつけるには、復習(最低で授業の2倍時間)を中心に、教科書の解説をしっかり理解し、例題を繰り返し練習した後に、演習問題を解くことです。
●オフィス・アワー  
在室時(17時30分まで)に個人研究室(B棟1階)で受けつけます。何が判らないかを明確にし(それによって理解が進む)質問することが大切です。
成績評価法
定期試験(80%)と小テスト(20%)を基礎に、欠席とレポート未提出をそれぞれ1回につき1点減点で評価します。
教科書
書名 著者名 出版社名
『薬学のための微分と積分』 土井 勝 日科技連出版社
参考書
書名 著者名 出版社名
『科学技術者のための基礎数学』 矢野健太郎、石原 繁 (共著) 裳華房
授業計画
項目 授業内容
1 全微分と接平面 全微分と接平面を理解し、接平面と全微分の計算ができる。
2 偏導関数の計算法 合成関数と陰関数の偏導関数の計算ができる。
3 高階偏導関数とテイラーの定理 偏微分演算子の概念を理解し、関数に適用できる。テイラーの定理を説明でき計算できる。
4 多変数関数の応用 極値をとる条件を説明でき、計算ができる。条件付き極値の計算ができる。
5 不定積分の定義と諸公式 不定積分の定義を説明でき、諸公式を運用して初等関数の不定積分を求めることができる。
6 不定積分の計算(1) 置換積分法と部分積分法を説明でき、実際に計算できる。
7 不定積分の計算(2) 有理関数、無理関数、三角関数の不定積分の求め方を理解し、計算ができる。
8 定積分の定義と計算法 定積分の定義を説明でき、置換積分法と部分積分法による計算ができる。
9 定積分の応用 広義の積分を理解し、計算できる。実用的な問題に区分求積法を適用できる。
10 微分方程式の一般論 変数分離形を解くことができ、薬学の例題に適用できる。
11 1階微分方程式(1) 1階線形微分方程式を理解し、解を求めることができる。薬学の例題に応用できる。
12 1階微分方程式(2) 完全微分形を理解し、解を求めることができる。
13 2階線形微分方程式 2階線形微分方程式(同次と非同次)を理解し、解を求めることができる。振動現象に適用できる。
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数学2  [Mathematics 2]

開講情報
1年次 後期 1単位 必修
担当教員
講師 永田 誠    
備考
授業の目的と概要
 本科目の目的は「数学1」と同じです。「数学2」では、偏微分及び積分と微分方程式を中心に学習します。積分は数学の基本的手段で応用上重要なものであり、さらに微分方程式は薬学を学ぶ上で必須なものの一つです。「数学1」、「数学2」のゴールはこの微分方程式にあるともいえるでしょう。積分や微分方程式にはいわゆる解法がいくつもあります。それらを使いこなせるよう演習問題を数多く解くことによって理解を深めて下さい。
●一般目標(GIO)
 薬学を学ぶ上で基礎となる数学に関する基本的知識を習得し、それらを薬学領域で応用するための基本的技能を身につける。
●到達目標(SBOs)
 下記授業計画の授業内容を参照のこと。
授業の方法
教科書に沿って主に講義形式で授業を行います。レポート、小テストも適宜行います。
●準備学習や授業に対する心構え
本科目の準備学習(前提となる知識)は「数学1」です。「数学1」と同様に、各回の授業時間1に対し予習復習で2以上の時間が不可欠です。抽象的理解だけではなく、具体的な問題が解けるよう、各授業後には復習(教科書の演習問題等すべてを解く)と予習を十分に行って下さい。
●オフィス・アワー 
在室時(9時から5時迄)、B棟1階個人研究室。
成績評価法
出席とレポート等(20%)、小テストと定期試験等(80%)を用いて総合的に評価します。
教科書
書名 著者名 出版社名
『薬学のための微分と積分』 土井 勝 日科技連出版社
参考書
書名 著者名 出版社名
『科学技術者のための基礎数学』 矢野健太郎、石原 繁 裳華房
授業計画
項目 授業内容
1 接平面と全微分可能、全微分の定義
接平面、全微分の概念を理解し、説明できる。
2 合成関数の偏微分、陰関数
陰関数の概念を理解し、説明できる。
3 多変数のテーラーの定理とその応用 多変数のテーラーの定理を理解し,説明できる。
4 極大と極小、多変数関数の応用 多変数関数を応用した計算ができる。
5 原始関数、基本性質
不定積分の概念を理解し、それを用いた計算ができる。
6 置換積分法、部分積分法
不定積分の公式を用いた計算ができる。
7 有理関数、無理関数の積分 様々な関数の積分の計算ができる。
8 定積分の定義、基本定理
定積分の概念を理解し、それを用いた計算ができる。
9 定積分の応用 いくつかの定積分の応用を説明できる。
10 微分方程式の諸定義
微分方程式の基本概念を理解し、説明できる。
11 変数分離形とその薬学への応用、一階線形微分方程式 微分方程式の基本的なものを解くことができる。
12 一階線形方程式の薬学への応用 微分方程式の簡単な応用について説明できる。
13 二階線形微分方程式 二階線型微分方程式の基本概念を理解し、基本的な計算ができる。
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基礎物理学2  [Fundamental Physics 2]

開講情報
1年次 後期 1単位 必修
担当教員
教授 土井 勝    
備考
授業の目的と概要
 実学の典型である薬学と比べ、数学や物理学のような基礎的な学問は、応用と直接結びつかないために、初学者にはその有用性が見えにくいものです。しかし、現代文明は基礎科学の上に築かれており、薬学を学ぶ上でも基礎科目で足固めしておくことが、後々の発展のために大切なことです。自然の多様性を体系的に把握し、薬学を学ぶための基礎力を蓄えてほしいものです。 
●一般目標
 薬学を学ぶ上で必要な物理学の基礎力を身につけるために、物質および物体間の相互作用などに関する基本的知識を修得する。
 自然現象の半分は物質的自然観によって理解できるのですが、残りの半分は場の概念(空間の各点に何らかの物理量が対応づけられているものをいう)によらねばなりません。場の典型例は波動と電磁場で、量子論も根底に場の考えがあります。最初に波動の一般的性質について学び、光を幾何光学と波動光学の両方から取り扱う方法を学びます。次いで電気と磁気、原子分子の世界を支配している量子論の考え方を身につけ、薬学を学ぶ上の土台を築きます。
授業の方法
授業は「やさしく、ゆっくり、ていねいに」進めます。やみくもに暗記するのではなく、自分の頭で考え、納得しながら、一歩一歩進んでほしいものです。数学を使わず物理を教えろというのは、無理な注文です。物事の内容を正確に表現するのに、数学ほど適した言語はありません。その一方で、言葉による把握も大切です。数式表現と言葉による内容把握を関連づけながら説明します。物理の予備知識は必要ありませんが、大学で学ぶ数学(微分と積分)の知識と理解しようとする努力は必要です。
●準備学習や授業に対する心構え
物理学は、身につけるのに骨がおれる科目です。むやみに暗記するのではなく、自分の頭で考え、納得する姿勢が大切です。物理学は論理の体系ですから、復習(最低で授業の2倍時間)を中心とし、授業の進行にあわせて疑問点や理解不足をなくしておくことが大切です。
●オフィス・アワー
在室時(17時30分まで)に個人研究室(B棟1階)で受けつけます。何が判らないかを明確にし(それによって理解が進む)質問することが大切です。
成績評価法
試験成績(80%)と出席状況(20%)によって評価します。試験では、知識と理解度の双方を問います。一夜漬けの勉強では対処できないので、普段から少しずつ積み上げる努力をしてください。
教科書
書名 著者名 出版社名
『物理学入門』 土井 勝 日科技連出版社
参考書
書名 著者名 出版社名
『物理学読本』 朝永振一郎 みすず書房
『ファインマン物理学』 ファインマン 岩波書店
授業計画
項目 授業内容
1 波動と波動方程式 縦波と横波の違いを例を挙げて説明できる。波動方程式が書け、解の性質を説明できる。
2 波の種類と重ね合わせの原理 正弦波、平面波、球面波の違いを理解し、重ね合わせの原理と干渉を説明できる。
3 回折、反射と屈折、ドプラー効果 回折の特徴、反射と屈折の法則を説明できる。ドプラー効果を説明でき、現象に適用できる。
4 光学とレーザー 波動光学と幾何光学を把握し、スネルの法則と全反射を説明できる。レーザーの原理と特徴を理解し、応用例を挙げられる。
5 電気と電荷の作る場の概念 クーロンの法則を説明でき、近接作用論と場の概念を理解する。
6 電場と静電位 電場と静電位の定義と意味を理解し、簡単な場合に計算ができる。
7 磁気と電流の作る磁場 電流の定義とビオ・サバールの法則を説明でき、簡単な磁場の計算ができる。
8 電流とその作用 電流と磁場の相互作用とローレンツ力を理解し、電場と磁場中での電荷の運動を説明できる。
9 導体 導体の基本性質を説明できる。静電容量、オームの法則、電力について説明できる。
10 電磁誘導と交流 電磁誘導の法則を説明できる。交流と直流の違い、交流発電の原理を理解する。
11 電磁波 電磁波の基本性質を把握し、電磁波の分類と偏光について説明できる。
12 量子論の基礎 光の粒子性と物質の波動性を説明できる。前期量子論の仮定を説明でき、原子に応用できる。
13 量子力学の考え方 不確定性原理を説明できる。波動方程式を書け、水素原子の基底状態に適用できる。
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英語2  [English 2]

開講情報
1年次 後期 1単位 必修
担当教員
教授 楠瀬 健昭    
備考
授業の目的と概要
Voice of America, Special Englishから健康と環境を扱った文章を素材にリスニング力を養成する。
●一般目標(GIO)
英語の基礎力をつけるために、「読む」、「書く」、「聞く」、「話す」に関する基本的知識と技能を習得する。
●到達目標(SBOs)
自然に幅広く興味を持ち、人との関わりについて説明できる。
英語で書かれた科学、医療に関連する著述の内容を正確に説明できる。
英語放送を聞いて内容を理解して要約できる。
英語の基礎的音声を聞き分けることができる。
易しい英語で書かれた文章を読んで、内容を説明できる。
短い日本文を文法にかなった英文に直すことができる。
授業の方法
dictation testに続き、それぞれの素材について、speaking, vocabulary check, 
pre-listening, while-listening, reading, post-listening, idiom check, writingの順に作業してもらいます。
●準備学習や授業に対する心構え
必ず下読みをして、わからない部分はあらかじめ辞書で調べておくこと。
練習問題もあらかじめ解答しておくこと。
●オフィス・アワー 
火曜日、木曜日午後1時〜3時、研究室へどうぞ。
成績評価法
出席(15%)+発表(15%)+英語テスト(70%)による総合評価 
教科書
書名 著者名 出版社名
A Look at Global Health and Environment with VOA 安浪誠祐・Richard Lavin 松柏社
授業計画
項目 授業内容
1 The ABC of Allergies listening, reading, writing, speaking
2 Blow, Blow, Blow listening, reading, speaking, writing
3 H5N1: Human-to-Human Infection listening, reading, speaking, writing
4 To be, Or Not to Bee? listening, reading, speaking, writing
5 How to do Hands-Only CPR listening, reading, speaking, writing
6 Sun-Cooked Food listening, reading, speaking, writing
7 Are Cloned Animals Safe? listening, reading, speaking, writing
8 Why Is There So Much Hunger? listening, reading, speaking, writing
9 Salmonella Flying to 
Chickens?
listening, reading, speaking, writing
10 No Cure for Diseases of the Retina listening, reading, speaking, writing
11 A Brighter Future for 
Forests
listening, reading, speaking, writing
12 Building Peace through 
Medicine
listening, reading, speaking, writing
13 How Can We Stop
Desertification?
listening, reading, speaking, writing
14 Mix at Your Peril listening, reading, speaking, writing
15 Examination paper test
with listening comprehension  
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英語2  [English 2]

開講情報
1年次 後期 1単位 必修
担当教員
非常勤講師 樋口 久    
備考
授業の目的と概要
 このコースでは、 医療現場に即した具体的な英語を理解することを通じ、医療分野に必要な語彙力と英語における常識の理解を深め、受講者諸君が必要とする英語技能を身につける一助とする。  
●一般目標(GIO)
 薬学を中心とした自然科学の分野で必要とされる英語の基礎力を身につけるために、「読む」「書く」「聞く」「話す」に関する基本的知識と技能を修得する。 
●到達目標(SBOs)
 体の各部名称から医療用品を扱う表現に至るまで、語彙・表現の両側面から理解できるようになる。
授業の方法
原則として、教科書に従って進める。受講生諸君は、教科書の練習問題を毎回の課題として提出する。なお、各ユニットには具体的な場面を想定したビデオも用意されており、それぞれの場面に応じた「良い例」「悪い例」を例示してくれている(おざなりな教材が多い中、これは結構貴重である)。
●準備学習や授業に対する心構え
各ユニットの英語をきっちりと理解することを心がけて受講するだけで、受講生諸君には有益な内容になると思われる。基本語彙については、予習が必須となる。教科書に添付のDVDを自宅で見ることもできる。
成績評価法
毎回提出する課題の得点を総合して評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
Everyday English for Nursing on DVD『DVDで学ぶ看護英語』 園城寺康子/John Skelton 成美堂(ISBN 978-4-7919-3120-0)
授業計画
項目 授業内容
1 挨拶表現 医療従事者の名称
2 患者に対する説明 身体の外部名称
3 各種検査 頭部名称
4 患者の話を聞く 身体内部名称
5 各種ケア 看護処置用品名称
6 注射と点滴 予防接種関連語彙
7 体温や血圧 度量衡の換算
8 リハビリや患者の移動
9 手術 健康に関することわざ
10 患者への指示 痛みの度合い表現
11 投薬 各種疾病名称
12 退院 各種疾病名称
13 院内の調整
14 妊娠 医療用品名称
15 ガンの話 各種略語表現
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英語2  [English 2]

開講情報
1年次 後期 1単位 必修
担当教員
非常勤講師 井上 径子    
備考
授業の目的と概要
 今や現代人の生活と切り離すことができない「ストレス」、それが一体何もので、どのように発生し、わたしたちの身体に害を及ぼすのか、ひいては効果的なストレス対処法とは何かについて、テキストを精読することを通し、学んでいきます。同時に、各ユニットに付された問題を通して、英語を「読む」、「聴く」、「書く」という3技能の向上を試みます。本文を精読する際は、内容の把握に留まらず、文法事項にも留意し、高校までに習得した文法的知識を適用し、文を正確に読み解く訓練をします。併せて、本文中にある日常で使えそうな語彙や表現にも注目し、それらを率先して使う(授業では度々英作を取り入れる)ことで、英語で「表現する」能力を身につけていきます。
●一般目標(GIO)
 英語を「読む」、「聴く」、「書く」に関わる基本的技能の習得を通し、英語で「話す」あるいは「表現する」能力向上につなげていきます。
●到達目標(SBO s)
 英語で書かれた医療に関する著述の内容を正確に理解できる。
 英語放送を聞いて一定内容を理解できる。
 身近な話題を英語で表現することができる。
授業の方法
 本文を読み進める際には演習形式でランダムに当てるので、予習は必須です。進むペースは各ユニットの英語の難易度によっても異なるので、一概には言えず、必ずしも計画通りにいかないと思われますが、だいたい、3回の授業で2ユニット進むくらいのペースになると思います。テキストの内容が「ストレス」一色なので、授業に変化をつける意味で、毎回時間の終わり(最後の約20分間)に、洋楽を1曲取り入れます。リスニングの訓練はもとより、歌の歌詞を通しても、日常表現や英語ならではの言い回し、時には文化的背景にも留意し、様々な観点から英語の表現力を伸ばしていきます。
●準備学習や授業に対する心構え
予習する際は本文だけでなく、付された問題も、「聴き取り」の箇所を除いては、各自一通りやって授業に出てください。
●オフィス・アワー
質問には、授業開始前にA棟1階講師室で、また必要に応じてemailでも応じます。
成績評価法
授業貢献(30%)と学期末試験(70%)による総合評価
教科書
書名 著者名 出版社名
Beating Stress: Strategies for a Stress-Free Lifestyle 田部井世志子、井上径子 朝日出版
授業計画
項目 授業内容
1 What Is Stress?〈本文〉            Listening, Reading, Writing
2 What Is Stress? (本文+問題)   Listening, Reading, Writing
3 What Causes Stress? (本文+問題)    Listening, Reading, Writing
4 What is the Stress Response? (本文)   Listening, Reading, Writing
5 What is the Stress Response? (問題)   
+Bad Effect of Stress(本文)
Listening, Reading, Writing
6 Bad Effect of Stress(本文)   Listening, Reading, Writing
7 Bad Effect of Stress(問題)        Listening, Reading, Writing
8 How Are Bodily Systems 
Affected by Stress? (本文)
Listening, Reading, Writing
9 How are Bodily Systems  
Affected by Stress?   〈問題〉     
+Unhealthy Stress:
How Can We Resist It? (本文)
Listening, Reading, Writing
10 Unhealthy Stress:How Can 
We Resist It? (本文+問題)
Listening, Reading, Writing
11 Laugh(本文+問題) Listening, Reading, Writing
12 Get Rid of Anger(本文)  Listening, Reading, Writing
13 Get Rid of Anger(問題)  +まとめ Listening, Reading, Writing
14 試験  Paper Test
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英語2  [English 2]

開講情報
1年次 後期 1単位 必修
担当教員
非常勤講師 飯田 泰弘    
備考
授業の目的と概要
 専門分野の知識を養うために日々努力をしている受講学生諸君にとって、英語を集中的に学ぶ時間は非常に貴重である。よって本授業では、健康と環境に関する幅広いテーマを扱いながら、英語の力を総合的に向上させることを目指す。
●一般目標(GIO)
 さまざまなテーマを扱いながら、英語の4技能(読む、書く、聞く、話す)を総合的に鍛え、英語基礎能力を習得する。
●到達目標(SBOs)
 英語を読み解きながら健康と環境に関する内容を理解することで、この分野の幅広い情報を得、さらには英語力向上につなげる。
授業の方法
各Unitの内容把握につながる整序問題を解いた後、本文に入る。本文ではListening & Speakingを行いながら、各段落の要約をしてもらう。次いで、本文内容に関するDictationを行い、Reading Comprehension、Listening Comprehension、Listening Perception、Writing、Speakingの順に作業を行ってもらう。また適宜、補充的な資料を教師側が用意し、授業に取り入れる。
●準備学習や授業に対する心構え
必ず本文には事前に目を通し、各自で行える設問は解答しておくこと。授業中に慌てて調べることがないよう、当然ながらわからない単語等は前もって調べておくよう常に心がけていただきたい。授業中の積極的な発言は大歓迎である。
●オフィス・アワー
木曜の昼休み、もしくはE-mailにて連絡・質問等を受け付ける。(初回の授業で詳しく説明します)
成績評価法
出席(15%)+ 小テスト/課題(15%)+英語テスト(70%)、で総合評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
Our Sacred Health and Environment Shawn M. Clankie・小林敏彦 成美堂
授業計画
項目 授業内容
1 The Mind(精神)(1) The Mystery of Dreams
 (神秘なる夢の世界)
2 The Mind(精神)(2) Headaches
 (どうにかしたい頭痛)
3 The Body(身体)(1) Can Air Pollution Cause Heart Disease?
 (大気汚染が心臓病を引き起こす?)
4 The Body(身体)(2) Heat
 (知られざる熱波の恐ろしさ)
5 Treatment(治療法)(1) Aspirin
 (アスピリンの歴史と服用法)
6 Treatment(治療法)(2) Vitamins
 (ビタミンとその働き・効用)
7 New Solutions(新しい解決法)(1) A Cervical Cancer Vaccine
 (認可された子宮頸がんワクチン)
8 New Solutions(新しい解決法)(2) Growing Replacement Organs
 (再生医療にかかる期待)
9 New Solutions(新しい解決法)(3) A New Malaria Drug
 (新しいマラリア薬)
10 Natural Phenomena(自然現象) Hurricanes
 (猛威をふるうハリケーン)
11 Nature’s Bounty(自然の恵み) The Story of Seedless Fruit 
 (秘法:種なしフルーツの製造)
12 New Technologies(新しい科学技術)(1)  Biofuels
 (普及が進む生物燃料)
13 New Technologies(新しい科学技術)(2) Building Healthier Houses
 (体に良い家造り)
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ドイツ語3  [German 3]

開講情報
1年次 後期 1単位 選択必修
担当教員
非常勤講師 中村 惠    
備考
授業の目的と概要
 日本の薬学発展に深く関わりのあるドイツ語という外国語を学ぶことで、異なった考え方、異なった生活様式、異なった文化と出逢い、そのことを通して各自の心のキャパシティを拡げてもらいたい。
●一般目標(GIO)
 ドイツ語をアルファベートから学び、初級文法の仕組みを理解し・覚え、比較的容易なテキストを読めるようにする。またドイツ語圏の文化について理解を深めることもあわせて目標とする。「ドイツ語1」、「ドイツ語2」(ともに前期)と連携して授業を行う。
授業の方法
教科書を用いて、講義プラス演習形式で授業を行う。重要な項目については小テストを行う。またビデオ・DVD・CDなど視聴覚教材を通して、ドイツの実状・文化も紹介する。
●準備学習や授業に対する心構え
授業に出席するだけでは語学は身に付かない。しっかり復習をし、覚えるべき事項は時を移さず速やかに覚えること。また予習の際は練習問題を解答し、授業中に示される正解と照らし合わせ、各自の弱点を早く発見し、その克服を常に心懸けること。提出物は必ず期日までに出すこと。
●オフィス・アワー 
基本的に月曜・金曜の昼休み(12:10〜13:10)に、講師室にて。
成績評価法
概ね、定期試験70%、平常点(小テスト、課題の提出、授業態度など)20%、出席状況10%で評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『楽しく学ぶドイツ語』[改訂版] 橋本政義、橋本淑恵 三修社
参考書
書名 著者名 出版社名
授業中に随時紹介する。なお独和辞典は、新正書法対応のものを購入すること。電子辞書は、便利さに負けて単語を覚えなくなるので、避ける方が賢明。
授業計画
項目 授業内容
1 復習 前期学習事項を復習し、後期学習の土台作りをする。
2 Lektion10(1) 現在完了形の文の構造を理解し、正しく用いることができる。
3 Lektion10(2) 現在分詞、過去分詞の付加語的ないし副詞的用法に習熟する。
4 Lektion11(1) 再帰代名詞について学び、再帰動詞と結びついた再帰表現に習熟する。
5 Lektion11(2) 非人称のesを主語とする表現に習熟する。
6 Lektion11(3) 形容詞・副詞の比較級・最上級の作り方を学び、それらを用いた表現に習熟する。
7 Lektion12(1) 定関係代名詞を用いた文の構造を理解し、自分でも表現できるようにする。
8 Lektion12(2) 不定関係代名詞を用いた表現に習熟する。
9 Lektion13(1) 受動文の構造を理解し、能動文を受動文に言い換えて表現できる。
10 Lektion13(2) 自動詞を用いた受動文の構造を理解し、自分でも表現の際に用いることができる。
11 Lektion14(1) 接続法第1式の動詞の人称変化に習熟し、間接話法・要求話法などで正しく用いることができる。
12 Lektion14(2) 接続法第2式の動詞の人称変化に習熟し、非現実話法で正しく用いることができる。
13 まとめ 復習と練習問題をすることで、これまで学んだドイツ語文法の知識をより一層確実なものとする。
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ドイツ語3  [German 3]

開講情報
1年次 後期 1単位 選択必修
担当教員
非常勤講師 桝矢 桂一    
備考
授業の目的と概要
 ドイツ語文法の基本的知識を習得し、ドイツ語を読む事が出来るようになることを目指す。「ドイツ語1」・「ドイツ語2」(共に前期)・「ドイツ語3」(後期)と連携して授業を行う。初級から中級程度のドイツ語を講読する。その際、「ドイツ語1」・「ドイツ語2」で取り扱わなかった文法事項を含め、詳細にドイツ語文法を扱いながら、授業を行う。
●一般目標(GIO)
 ドイツ語の基本的技能の習得を目指す。「ドイツ語1」・「ドイツ語2」(共に前期)・「ドイツ語3」(後期)を通じて、初級から中級程度の独文の読解力を培うことを目標とする。
授業の方法
学生諸君が予習している事を前提に授業する。ドイツ語の文章を講読する。
●準備学習や授業に対する心構え
学生諸君が予習している事を前提に授業を行うので、予習は必須である。
成績評価法
学期末に試験を実施する。予習など授業での努力も成績評価の対象とし、総合的に評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『改訂版・ドイツ文法ガイドA−Z』 保阪良子 同学社
『大学のドイツ文法 緑版』(Schulgrammatik für Studenten Gründe Ausgabe) 岡田朝雄、岩崎英二郎 朝日出版社
授業計画
項目 授業内容
1 ドイツ語講読 初級から中級程度のドイツ語を講読し、読解力を培うことを目標とする。
2 ドイツ語講読 初級から中級程度のドイツ語を講読し、読解力を培うことを目標とする。
3 ドイツ語講読 初級から中級程度のドイツ語を講読し、読解力を培うことを目標とする。
4 ドイツ語講読 初級から中級程度のドイツ語を講読し、読解力を培うことを目標とする。
5 ドイツ語講読 初級から中級程度のドイツ語を講読し、読解力を培うことを目標とする。
6 ドイツ語講読 初級から中級程度のドイツ語を講読し、読解力を培うことを目標とする。
7 ドイツ語講読 初級から中級程度のドイツ語を講読し、読解力を培うことを目標とする。
8 ドイツ語講読 初級から中級程度のドイツ語を講読し、読解力を培うことを目標とする。
9 ドイツ語講読 初級から中級程度のドイツ語を講読し、読解力を培うことを目標とする。
10 ドイツ語講読 初級から中級程度のドイツ語を講読し、読解力を培うことを目標とする。
11 ドイツ語講読 初級から中級程度のドイツ語を講読し、読解力を培うことを目標とする。
12 ドイツ語講読 初級から中級程度のドイツ語を講読し、読解力を培うことを目標とする。
13 ドイツ語講読 初級から中級程度のドイツ語を講読し、読解力を培うことを目標とする。
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ドイツ語3  [German 3]

開講情報
1年次 後期 1単位 選択必修
担当教員
非常勤講師 長谷川 健一    
備考
授業の目的と概要
 「ドイツ語1」「ドイツ語2」に引き続き、初級から中級程度のテキストの講読に必要な文法知識の習得を目指し、これと並行してドイツ語圏の文化に対する関心を深めてもらう。概要は以下の通り。
(1)発音規則に則り、単語を正しく発音できるように練習する。
(2)中級レベルの文法を習得し、比較的平易なテキストを読む練習をする。
(3)ドイツ語圏の歴史や文化、そして現代ドイツの社会事情を知ることを通じて視野を広げ、物事を複眼的に見る目を養ってもらう。
●一般目標
 「ドイツ語1」「ドイツ語2」と同じ教科書を使って基本的なドイツ語文法を学び、ドイツ文法全体を体系的に理解できるようにする。また、辞書を用いて初級から中級レベルのテキストを読めるようにする。前期に引き続き、ドイツ語圏の文化について理解を深めることも目標とする。
●到達目標
(1)ドイツ語の発音の特徴を理解し、未知の単語も綴りを見て正しく発音できる。
(2)ドイツ語文法の仕組み全体を体系的に理解する。
(3)助動詞・現在完了形・再帰動詞などを使った日常会話の表現を習得する。
授業の方法
教科書を用いて文法事項の解説を行い、適宜補助プリント等も利用しながら練習問題に取り組む。重要な文法事項については小テストを実施する。テーマに応じて課題レポートを出すこともある。また、ビデオ、DVD、CDなどの視聴覚教材や補助プリント等を用いて、ドイツ語圏の文化についての紹介を行う。
●準備学習や授業に対する心構え
授業に必ず出席すること。欠席した場合には、教師・友人に授業の内容や宿題を尋ねるなどして、次の時間までに各自フォローしておくこと。学習の際には復習に力を入れ、宿題・課題(提出期限は厳守)に真剣に取り組むこと。その際に出てきた疑問点は放置せずに、必ず教師に質問するように。尚、配布したプリント類(A4サイズ)はファイリングし、辞書と一緒に毎回持参すること。
●オフィスアワー
月曜日の昼休みに講師室に来て下さい。質問は授業後も受け付けます。相談の内容によっては、上記以外にも別途時間を設けて対応します。
成績評価法
定期試験の成績、出席、授業態度、課題提出、小テストの成績等を総合的に判断して評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『楽しく学ぶドイツ語』[改訂版] 橋本政義、橋本淑恵 三修社
参考書
書名 著者名 出版社名
授業中に随時紹介する。なお、独和辞典は、新正書法対応のものを購入すること。
授業計画
項目 授業内容
1 「ドイツ語1」、「ドイツ語2」の復習 前期に学習した文法事項の総復習を行う。
2 Lektion 10 現在完了・分詞についての文法説明と練習問題をする。
3 Lektion 10 現在完了・分詞に関する発展的な問題に取り組み、文法知識の定着を目指す。
4 Lektion 11 再帰動詞・非人称動詞・比較についての文法説明と練習問題をする。
5 Lektion 11 再帰動詞・非人称動詞・比較に関する発展的な問題に取り組み、文法知識の定着を目指す。
6 Lektion 12 関係代名詞についての文法説明と練習問題をする。
7 Lektion 12 関係代名詞についての発展的な問題に取り組み、文法知識の定着を目指す。
8 Lektion 13 受動態についての文法説明と練習問題をする。
9 Lektion 13 受動態についての発展的な問題に取り組み、文法知識の定着を目指す。
10 Lektion 14 接続法I式・II式についての文法説明と練習問題をする。
11 Lektion 14 接続法についての発展的な問題に取り組み、文法知識の定着を目指す。
12 長文講読(3) これまでの文法の総復習を兼ねて長文問題に取り組む。
13 長文講読(4) これまでの文法の総復習を兼ねて長文問題に取り組む。
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フランス語3  [French 3]

開講情報
1年次 後期 1単位 選択必修
担当教員
非常勤講師 鶴 真一    
備考
授業の目的と概要
 この授業は、フランス語の基礎文法(「フランス語1」「フランス語2」)で学んだことを踏まえて、基礎文法の復習・定着と新たな文法項目を学ぶことを目的とします。日本語や英語との対比を通じてフランス語の感覚を学ぶと同時に、発音の練習と文法の定着に重点を置き、まとまった文章を読むための基礎を習得することを目ざします。
●一般目標(GIO)
 薬学を中心とした自然科学分野で必要とされるフランス語の基礎力を身につけるために、「読む」「書く」「聞く」「話す」に関する基本的知識と技能を習得する。
●到達目標(SBOs)
 フランス語の理解に最低限必要な基礎文法を習得するとともに、フランス語を正しく発音できることを目標とする。
授業の方法
毎回プリントを配布し、それに基づいて授業を進めていきます。
●準備学習や授業に対する心構え
予習の必要はありませんが、毎回宿題を出すので、それを通してしっかりと復習を行って下さい。詳細は、第一回目の授業でお伝えします。
●オフィス・アワー 
講師室(A棟1階)
成績評価法
「出席」、「課題提出状況」、「定期テスト」の三つを総合的に考慮して評価します。第一回目の授業で詳しく説明しますので、必ず出席して下さい。
教科書
書名 著者名 出版社名
なし
参考書
書名 著者名 出版社名
授業中に適宜指示します。
授業計画
項目 授業内容
1 ガイダンス
第一回:日本語になったフランス語
授業の進め方に関する案内
フランス語の発音の法則を知る
2 第一回:日本語になったフランス語(つづき) フランス語の発音の法則を知る
3 第二回:発音のルール フランス語を正しく発音できるようにする
4 第三回:名詞と冠詞 名詞の性数と冠詞の役割を理解し、正しく使用できるようにする
5 第四回:形容詞 形容詞の性数一致を理解し、正しく使用できるようにする
6 第五回:動詞の整理(1) 基本動詞の直接法現在形の活用ができるようにする
7 第六回:動詞の整理(2) 基本動詞および代名動詞の直接法現在形の活用ができるようにする
8 活用の練習 代表的な動詞の活用の定着を図る
9 第七回:文の構造 文型を理解し、否定文・疑問文を表現できるようにする
10 第八回:時制の整理 複合形と単純形の違いを理解し、過去・未来を表す時制を正しく使用できるようにする
11 第九回:代名詞 代名詞の役割を理解し、正しく使用できるようにする
12 第十回:特殊構文と関係代名詞 比較表現と関係代名詞について理解し、正しく使用できるようにする
13 基礎文法のまとめ これまで学習したことを総括する
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健康科学  [Theory of Health and Physical Education]

開講情報
1年次 後期 1単位 必修
担当教員
講師 当麻 成人    
備考
授業の目的と概要
 医学、薬学など医療の進歩は、人生80年の高齢社会を実現した。つい最近まで日本の健康観は長生き=善として受け止められてきた。高齢社会が実現してみると単なる長生きは善ではなく、人生の質=Quality of lifeの価値観が求められるようになってきた。人生80年、身体機能を全うする生き方が問われているのである。人間の身体は適度に使えば丈夫で長持ちするが、使いすぎると障害を起こしやすくなり、使わなければ退化する。科学技術の発達によって労働・作業に費やす身体活動は少なくなり(省力化)、乗り物の発達は身体を動かさずに移動できるようになった。
 若年性成人病、寝たきり老人、骨粗鬆症など運動不足による弊害の症状が多く論議されるようになっているが、健康な時から予防を心掛ける認識までには至っていないのが現状である。「治療より予防」といった先進の医学認識から見れば、日本の医療認識は後進国である。義務教育100%に近い世界一の就学率と、知識が生活に生かされていない日本の教育をも考える。
授業の方法
講義による。
●オフィス・アワー 
(月)(木)12時30分〜13時30分 他随時
成績評価法
出席、試験及び課題レポートなどにより評価する。
参考書
書名 著者名 出版社名
『これからの健康とスポーツの科学』 安部 孝、琉子友男 (編) 講談社サイエンティフィク
『スポーツ動作学入門』 石井喜八、西山哲成 (編) 市村出版
授業計画
項目 授業内容
1 運動と健康
運動不足と生活習慣病の関連性について説明できる。日本人の健康問題について説明できる。
2 成長・加齢と運動 疾病や身体機能への加齢の影響について説明できる。
3 運動と骨格筋
速筋と遅筋、筋肉の活動様式について説明できる。運動と骨の関係について説明できる。
4 体力と体力測定
身体組成及び体力測定について説明できる。整形外科的運動障害について説明できる。
5 運動と安全
心肺蘇生法、スポーツ傷害と救急処置法について説明できる。
6 トレーニング方法
トレーニングの原理原則について説明できる。ストレッチング、ウォーキングとジョギングの有用性について説明できる。
7 運動と栄養 栄養バランス、減量指針について説明できる。
8 高齢社会と健康 国民の健康づくり対策について説明できる。
9 エイズ 日本と世界のエイズ状況、エイズの蔓延防止、患者、感染者に対する差別、偏見の解消に関心を持ちこれらを説明できる。
10 健康維持・増進のための身体運動(1) 年齢に応じた運動のあり方について説明できる。
11 健康維持・増進のための身体運動(2) 運動を始めさせ、続けさせ、逆戻りさせないための説明ができる。
12 健康維持・増進のための身体運動(3) 各種運動の紹介及びその特徴を説明できる。
13 WHOについて、まとめ WHOについて説明できる。
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情報科学  [Information Science]

開講情報
1年次 後期 1単位 選択(☆印は担当代表者)
担当教員
☆ 非常勤講師 林 武文 非常勤講師 下川 敏雄 非常勤講師 辻 光宏
備考
授業の目的と概要
 近年の情報処理技術の進歩は目覚ましく、コンピュータはさまざまな分野に幅広く浸透している。その結果、薬学分野で活躍する人材においても、コンピュータリテラシーの修得が不可欠なものとなっている。しかも、単にコンピュータの利用方法を覚えるだけでなく、取り扱うことのできる情報についてデータベース技術などを背景にして、どのように整理し活用し表現するかという幅広い知識を修得し、コンピュータを使った情報リテラシーとしての問題解決のセンスを養うことが真に求められているのである。
 本講義では、情報科学において、薬学系の学生が関係する分野からテーマを選び、その技術内容の解説と事例紹介を行う。受講者が情報科学の全体像を把握するとともに、個別の技術の概要について興味をもって学べるよう、具体例を示しながら授業を行う予定である。
●一般目標(GIO)
 情報の授受に効果的なコンピュータの利用方法を理解し、必要なデータや情報を有効活用できるようになるために、インターネットを利用した情報の収集、開示、データベースの使用法、応用などに関する基本的知識、技能、態度を修得する。
授業の方法
スライドやビデオを用いて講義を行う。
●準備学習や授業に対する心構え
時間的な制約によりコンピュータ教室で実習を行うことが不可能であるため、各自でコンピュータ利用時に授業で学んだ事を確認するよう心掛けること。
●オフィス・アワー
担当者は非常勤であるため、質問等がある場合には、授業終了後に教室で声を掛けて頂きたい。また、電子メールでの質問も歓迎する(hayashi@res.kutc.kansai-u.ac.jp)。
成績評価法
レポート、試験、平常点を総合して評価を行う
教科書
書名 著者名 出版社名
毎回プリントを配付する
参考書
書名 著者名 出版社名
『情報の文明学』 梅棹忠夫 中公文庫
『新・電子立国<1>ソフトウェア帝国の誕生』 相田 洋 他 NHKライブラリー
『医学への統計学』 丹後俊郎 朝倉書店
『統計学のセンス―デザインする視点・データを見る目』 丹後俊郎 朝倉書店
『ビジュアル情報処理 -CG・画像処理入門-』 CG-ARTS協会 編 CG-ARTS協会
『ヒューマンインタフェースの心理と生理』 吉川栄和 編著 コロナ社
授業計画
項目 授業内容
1 情報科学概論(1) 情報処理技術の発展の経緯について説明できる
2 情報科学概論(2) パソコンの基本とデータ操作技術について理解し、表計算の方法について説明できる
3 情報科学概論(3) ネットワークの利用技術について概説できる
4 情報科学概論(4) ソフトウェアとその情報表現技術について概説できる
5 情報科学概論(5) 情報処理技術を用いた情報活用の可能性について説明できる
6 統計的データ解析概論(1) 統計学の概要を説明できる
7 統計的データ解析概論(2) 統計学での比較の基本的な考え方について説明できる
8 統計的データ解析概論(3) 要因探索手法の基本的な考え方について説明できる
9 統計的データ解析概論(4) 医薬品の臨床評価過程を統計学の観点で概説できる
10 情報の視覚表現(1) デジタル画像の仕組みについて説明できる
11 情報の視覚表現(2) 3次元CGによる可視化技術について説明できる
12 情報の視覚表現(3) 色の知覚とカラーユニバーサルデザインについて説明できる
13 情報の視覚表現(4) ヒューマンインタフェースとその応用分野について説明できる
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基礎細胞生物学2  [Fundamentals of Cell Biology 2]

開講情報
1年次 後期 1単位 必修
担当教員
講師 坂口 実    
備考
授業の目的と概要
 「基礎細胞生物学1」に引き続き、本講義を行います。人をはじめとして生物はそれぞれ特有の形や形質をもっています。この形質の多くは、遺伝子により親から子へ引き継がれ、その遺伝情報をもとにして、多くの過程を経て、生物個体が構築されます。「基礎細胞生物学2」では、個々の細胞が生きて子孫を残すしくみ、そして生物個体が構築されるまでの過程を詳しく講述します。
 この50年で、遺伝子や細胞が働くしくみの理解はめざましい進歩を遂げました。細胞内の分子(とくにタンパク質、DNA、RNA)が共同して、一つの生きている系(食物を取り入れ、動き、刺激に応答し、成長し分裂する系)をつくりあげている様子が明らかにされています。このような細胞の営みにもふれながら講義を進めます。
●一般目標(GIO)
 多細胞生物の成り立ちを細胞レベルで理解するために、細胞の増殖、分化、死の制御と組織構築および遺伝に関する基本的知識を修得する。
授業の方法
主として講義形式で行います。出来るかぎり新しい知見を身近な話題と関連づけて取り上げ、生命科学、ひいては薬学に対する深い興味を喚起したいと考えています。
●準備学習や授業に対する心構え
高校で生物学を履修していなかった人にも理解できるように解説しますが、毎回の授業内容が基本的知識となりますので、復習が重要です。高校で生物学を履修していた人であっても、より高度な内容が含まれますので油断しないように注意してください。
●オフィス・アワー 
平日随時。ただし、担当授業・実習および会議の時間帯は不在。
B棟5階 生体機能解析学研究室
成績評価法
学期末に行う定期試験の成績に出席状況,受講態度等を加味して総合評価します。
定期試験90%,平常点10% [出席等]
教科書
書名 著者名 出版社名
独自のテキストを準備して配付します。
参考書
書名 著者名 出版社名
『生物学』 第2版 石川 統 (編) 東京化学同人
『Essential 細胞生物学』 原著 第2版 中村桂子 他 (訳) 南江堂
『生命科学』 改訂第3版 東京大学生命科学教科書編集委員会 (編) 羊土社
『基礎から学ぶ生物学・細胞生物学』 和田 勝 羊土社
授業計画
項目 授業内容
1 遺伝(1)− ヌクレオチドと核酸 DNAとRNAの構造について説明できる。
DNA鎖とRNA鎖の類似点と相違点を説明できる。
2 遺伝(2)− 遺伝情報を担う分子 染色体の構造を説明できる。
遺伝子発現に関するセントラルドグマについて概説できる。RNAの種類と働きについて説明できる。
3 遺伝(3)− 遺伝子の複製 DNAの複製の過程について説明できる。
4 遺伝(4)− 遺伝子発現(転写)のメカニズム DNAからRNAへの転写について説明できる。
RNAのプロセシングについて説明できる。
5 遺伝(5)− 遺伝子発現(翻訳)のメカニズム RNAからタンパク質への翻訳の過程について説明できる。
リボソームの構造と機能について説明できる。
転写の調節について,例を挙げて説明できる。
6 遺伝(6)− 遺伝情報の変異・修復 遺伝子の変異(突然変異)について説明できる。
DNAの修復の過程について説明できる。
7 遺伝(7)− 遺伝の決まり メンデルの法則や伴性遺伝について説明できる。
8 発生と分化(1)− 体細胞分裂、細胞周期、細胞死、がん細胞 体細胞分裂の機構について説明できる。
アポトーシスとネクローシスについて説明できる。
正常細胞とがん細胞の違いを対比して説明できる。
9 発生と分化(2)−減数分裂、卵と精子の形成、受精 生殖細胞の分裂機構について説明できる。
受精の過程について説明できる。
10 発生と分化(3)−卵割、胚形成 発生・胚形成について説明できる。
細胞集合による組織構築について説明できる。
11 発生と分化(4)−発生の仕組み 胚の予定運命について説明できる。
形成体と誘導、誘導の連鎖について例を挙げて説明できる。
12 発生と分化(5)−発生の仕組み(ボディプラン) 発生をつかさどる発生遺伝子について説明できる。
13 発生と分化(6)−幹細胞と再生医療 再生医療の原理、方法と手順、現状、および倫理的問題点を概説できる。
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有機化学1  [Organic Chemistry 1]

開講情報
1年次 後期 1単位 必修
担当教員
講師 宇佐美 吉英    
備考
授業の目的と概要
 有機化学とは生命体を形作る構成要素である炭素化合物に関する学問である。我々が薬学でこれから学んでいく「くすり」のほとんどは有機化合物である。その他、身の回りの多くのものもまた、有機化合物である。そのため、将来、医薬品や複雑な有機化合物を合成したりする領域に進む者はもちろん、「くすり」を患者に説明したりする領域や、生物系の分野に進む者にも、その基礎となる有機化学の習得は必須である。諸君は、既に「基礎有機化学」でその概説を学んだが、これより行われる本講義は、有機化学の基礎概念を徹底的に理解、習得することを目的とし、それは、今後の有機系科目をはじめとする様々な学問の理解、さらに、卒業後の様々な職業において必ず役立つはずである。本学全開講講座において最も重要な科目の1つと言って過言ではない。勿論、CBTおよび薬剤師国家試験のために必要な科目であることは言うまでもない。
●一般目標(GIO)
 基本的な有機化合物の構造、物性、反応性を理解するために、電子配置、電子密度、化学結合の性質などに関する基本的知識を修得する。
授業の方法
「有機化学1」では、薬学の基礎科目である有機化学の基礎概念について演習を交えながら講義する。
●準備学習や授業に対する心構え
予習、復習は当然であり、時間的な事柄は基本的に学生の主体性に任せる。当然、自分の習熟度に見合った勉強時間が必要であり、何よりも自ら学問に取り組む姿勢が要求される。
●オフィス・アワー
随時(確実に会いたい学生は、アポイントメントを取ること)
B棟6階有機分子機能化学研究室
成績評価法
定期試験の成績を最重要視する。 試験は、如何に知っているかを問うものではなく、如何に理解しているかを問う問題が中心となる。基本的に試験の成績を主体とするが、最終的には授業に対する姿勢や態度等を含んだ平常点を加味して総合的に評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『ソロモンの新有機化学(上)』 花房昭静、池田正澄、上西潤一 (監訳) 廣川書店
授業計画
項目 授業内容
1 炭素化合物と化学結合 化学結合の成り立ちについて説明できる。
2 炭素化合物と化学結合 基本的な化合物のルイス構造式で書くことができる。共役や共鳴の概念を説明できる。
3 炭素化合物と化学結合 軌道の混成について説明できる。分子軌道の基本概念を説明できる。
4 代表的な炭素化合物と化学反応 軌道の混成について説明できる。分子軌道の基本概念を説明できる。
5 有機化合物の物理的性質と分子構造 双極子間相互作用について例を挙げて説明できる。水素結合について例を挙げて説明できる。ファンデルワールス力について例を挙げて説明できる。
6 有機化学反応序論:酸と塩基 基本的な有機反応(置換、付加、脱離、転位)の特徴を概説できる。有機反応を、電子の動きを示す矢印を用いて説明できる。アルコール、チオール、フェノール、カルボン酸などの酸性度を比較して説明できる。
7 有機化学反応序論:酸と塩基 ルイス酸・塩基を定義することができる。
8 代表的な有機化合物の命名法 基本的な炭化水素およびアルキル基をIUPACの規則に従って命名することができる。
9 アルカンの立体配座と配座解析 エタンおよびブタンの立体配座と安定性について説明できる。Newman投影式を用いて有機化合物の構造を書くことができる。
10 シクロアルカンの立体配座と相対的安定性 シクロアルカンの環の歪みを決定する要因について説明できる。シクロヘキサンのいす形配座と舟形配座を図示できる。
11 立体化学、キラル分子 エナンチオマーとジアステレオマーについて説明できる。
12 立体化学、キラル分子 絶対配置の表示法を説明できる。
13 立体化学、キラル分子 キラリティーと光学活性を概説できる。
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分析化学  [Analytical Chemistry]

開講情報
1年次 後期 1単位 必修
担当教員
教授 三野 芳紀    
備考
授業の目的と概要
 分析化学は、試料中に何が、どれだけ含まれているのかを決定するための学問であり、薬学に限らず、実験科学全体の基礎となるものです。分析化学の進歩に伴い、測定可能な試料や濃度の範囲は広がり、分析操作は効率化され、分析値の信頼性も向上してきました。分析化学は、実験科学の基盤としてその発展に貢献してきたのです。
 「分析化学」では、種々の化学的分析法を理解するために必要な基礎的事項、特に、水溶液内における各種の化学平衡について講述します。
●一般目標(GIO)
 本授業では、化学物質をその性質に基づいて分析できるようになるために、物質の定性、定量などに必要な基本的知識を修得することを目的とする。特に、水溶液中での物質の性質を理解するために、各種の化学平衡に関する基礎的知識の修得を目的とする。
授業の方法
教科書を用いて、主に講義形式で行う。
●準備学習や授業に対する心構え
予習、復習を怠らないこと。
●オフィス・アワー 
時間:平日の午後4:30以降、ただし、(月)と(木)は会議のため不在の可能性あり。
場所:B棟5階 薬品分析化学研究室
成績評価法
定期試験、授業への出席状況、小テストなどを総合的に判断して評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『パートナー分析化学 I 』 齊藤 寛 他 南江堂
参考書
書名 著者名 出版社名
『NEW薬学分析化学』 萩中 淳、田邊信三(編) 廣川書店
授業計画
項目 授業内容
1 分析化学概論(1) 分析化学の用語について説明できる
国際単位、濃度の表記について説明できる
2 分析化学概論(2) 有効数字、誤差、分析法のバリデーションについて説明できる
3 分析化学概論(3) 溶媒の種類について説明できる
イオン強度と活量の関係を説明できる
4 酸塩基平衡(1) 酸と塩基の定義について説明できる
酸の強さ、塩基の強さについて説明できる
5 酸塩基平衡(2) 強酸、強塩基の水溶液のpHを計算できる
6 酸塩基平衡(3) 弱酸、弱塩基の水溶液のpHを計算できる
7 酸塩基平衡(4) 塩の水溶液のpHが計算できる
緩衝液について説明できる
8 沈殿生成平衡(1) 沈殿生成平衡と溶解度積について説明できる
9 沈殿生成平衡(2) 溶解度積を用いた計算ができる
10 酸化還元平衡(1) 標準電極電位、電池の起電力について説明できる
電極反応のネルンスト式を書くことができる
11 酸化還元平衡(2) ネルンスト式を用いて電極電位を計算することができる
12 錯生成平衡(1) 錯生成平衡と安定度定数について説明できる
13 錯生成平衡(2) 錯生成に影響する要因について説明できる
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機能形態学1  [Physiological Anatomy 1]

開講情報
1年次 後期 1単位 必修
担当教員
教授 高岡 昌徳    
備考
授業の目的と概要
 ヒトの体は多くの器官によって構成されており、それぞれの器官は固有の機能を発現する細胞とその集合体である組織から成り立っている。さらに、ヒトの体には、それぞれの器官や組織が互いに協調して生体の恒常性を維持する仕組み(ホメオスタシス)が備わっている。このような人体の構造と機能を学ぶことは、ヒトの健康を守り,疾病の予防や治療にかかわる分野の基礎学習の中でも重要な位置を占める。さらに、人体の病的状態を理解するためにも、正常な人体の仕組みを学ぶ意義は大きい。人体の構造とホメオスタシスを個体レベルで理解するためには、各器官系の構造と機能および生体のダイナミックな調節機構に関する基本的知識が必要不可欠である。
●一般目標(GIO)
 本授業では、生命体の成り立ちを個体、器官、細胞レベルで理解するために、生命体の構造と機能調節などに関する基本的知識を修得することを目的とする。
授業の方法
主に、教科書を用いて講義形式で授業を行う。必要に応じて、プリントやスライド等の補助教材を用いて解説を加える。●準備学習や授業に対する心構え
教科書だけで生理学や解剖学の用語を理解できない場合には、他の図説書や用語集等を積極的に利用して、予習(30分)および復習(60分)することが望ましい。
●オフィス・アワー 
不在の場合を除いて、質問等はB棟5階 生体機能解析学研究室で随時受け付ける。
成績評価法
定期試験および授業への出席状況を総合して評価する(定期試験90%,出席点10%)。
教科書
書名 著者名 出版社名
『機能形態学』 櫻田 忍、櫻田 司 南江堂
参考書
書名 著者名 出版社名
『スタンダード薬学シリーズ・生物系薬学I生命体の成り立ち』 日本薬学会(編) 東京化学同人
『ベーシック薬学教科書シリーズ・機能形態学』 玄番宗一 他 化学同人
『語源から覚える解剖学英単語集(脳単、臓単、骨単、肉単)』 河合良訓(監修) NTS
授業計画
項目 授業内容
1 生体機能概論 ヒトの身体を構成する各臓器の役割分担について概説できる
2 神経系概論 1. 中枢神経系の構成と機能の概要を説明できる
2. 体性神経系の構成と機能の概要を説明できる
3. 自律神経系の構成と機能の概要を説明できる
3 神経の基本的機能 神経系の興奮と伝導の調節機構を説明できる
4 神経の基本的機能 1. 神経系の興奮と伝導の調節機構を説明できる
2. シナプス伝達の調節機構を説明できる
5 神経の基本的機能 神経系、感覚器を介するホメオスタシスの調節機構の代表例を列挙し、概説できる
6 自律神経系 自律神経系の構成と機能の概要を説明できる
7 自律神経系 自律神経系の構成と機能の概要を説明できる
8 自律神経系 自律神経系の構成と機能の概要を説明できる
9 体性神経系 体性神経系の構成と機能の概要を説明できる
10 脊髄 中枢神経系の構成と機能の概要を説明できる
11 体性神経系と脊髄 1. 体性神経系の構成と機能の概要を説明できる
2. 中枢神経系の構成と機能の概要を説明できる
3. 筋収縮の調節機構を説明できる
12 中枢神経系の構成と機能の概要を説明できる
13 中枢神経系の構成と機能の概要を説明できる
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早期体験学習2  [Early Exposure 2]

開講情報
1年次 後期 1単位 必修
担当教員
責任者 教授 藤本 陽子    
備考
授業の目的と概要
 薬剤師、薬学研究者、創薬研究者、保健衛生や健康に関わる行政職の者などの薬学出身者が修得すべき学問的知識や技能は年々増大し、そして進歩し続けています。このことは、薬学出身者が将来、医療分野を中心としてより幅広く、専門的かつ積極的に貢献するべきであるという社会的要求(ニーズ)からきています。薬学の世界に飛び込んできた皆さんは、家族、地域、社会から今まで与えられた有形、無形の恩恵に対する対価として、卒業後はこの社会的ニーズに応えていく使命があります。使命を果たす手段、開かれた職種は多種ありますが、この早期体験学習は薬学卒業者の主な職種と具体的内容を実体験することを目的にしています。皆さんはこれから、薬学専門領域の多くの学問分野を勉学し、知識を深め、技能を磨き、自分のものとしていかなくてはなりません。この早期体験学習が、皆さんの近未来に訪れる進路をできるだけ早期に明確化する手助けとなり、学習目的を鮮明にし、学習意欲を高めることに役立つことを確信しています。
 実際には、薬局と製薬企業(あるいは大学研究室)への早期体験学習の導入講義から、順次、小グループ単位で薬局と製薬企業(あるいは大学研究室)見学を実施します。見学前には施設体験の動機付けと目標設定を、見学後には体験施設における薬剤師の役割、位置付け、あるいは問題点などをグループ単位で担当教員の指導のもとに行なうスモールグループディスカッションで整理ならびに討論をします。
●一般目標(GIO)
 薬学生として学習に対するモチベーションを高めるために、卒業生の活躍する現場などを体験する。
●行動目標
1.薬局における薬剤師の活動分野について概説できる。
2.薬局見学に対する心構えや動機付けを討論する。
3.薬局見学時における社会的マナーを厳守できる。
4.薬局薬剤師の業務を見聞し、薬剤師の果たす役割を理解する。
5.薬局見学後、薬剤師が果たす役割の問題点と解決法を討議する。
6.薬局見学内容を発表できる。
7.製薬企業における薬学出身者の活動分野について概説できる。
8.製薬企業(あるいは大学研究室)見学に対する心構えや動機付けを討論する。
9.製薬企業(あるいは大学研究室)見学時における社会的マナーを厳守できる。
10.製薬企業(あるいは大学研究室)における薬学出身者の業務を見聞し、薬学出身者の果たす役割を理解する。
11.製薬企業(あるいは大学研究室)見学後、薬学出身者が果たす役割の問題点と解決法を討議する。
12.製薬企業(あるいは大学研究室)見学内容を発表できる。
授業の方法
講義ならびにグループごとの体験学習(グループディスカッション、発表及び報告書作成を含む)
●準備学習や講義と体験学習に対する心構え
体験学習をするため、礼儀作法はもちろんのこと、体験させていただく施設の予習を十分にしておくこと。スモールグループディスカッションは施設体験前後に不定期に、複数回実施される。火〜木の午後の空時間、月、金曜日の放課後、月〜金曜日の昼休み時間、補講時間などを利用する場合があることをわかっておくこと。
●オフィス・アワー 
各自の担当教員(引率教員)に確かめておくこと。
成績評価法
講義と体験学習への出席は必須である。講義に対する感想文及び体験学習(グループディスカッション及び発表を含む)への取り組み方や報告書などを考慮して総合的に評価します。
授業計画
項目 授業内容
1 <この欄には該当する「到達目標」(SBOs)を記入してください。>
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基礎有機化学実習  [Practice in Fundamental Organic Chemistry]

開講情報
1年次 後期 1単位 必修(☆印は担当代表者)
担当教員
☆ 教授 田中 麗子 講師 宇佐美 吉英 講師 山田 剛司
備考
授業の目的と概要
 有機化学実習の基本操作を習得し、かつ、有機反応の理解を深めるための基本的な医薬品の合成を行う。本実験を通じて、再結晶、蒸留、融点測定、薄層クロマト等の操作により、混合物から如何にして純粋な化合物を単離するか、また、どのようにして確認を行うかを学び、基本的な技術を習得する。
●一般目標(GIO)
 脂肪族および芳香族炭化水素の性質を理解するために、それぞれの基本構造、物理的性質、反応性に関する基本的知識を修得する。
授業の方法
実習テキストを用いて実習全体の内容に関して講義を行い、概略を理解させた後、3〜4名のグループに分かれて実習を行う。
●準備学習や授業に対する心構え
実験を理解して進めることができるようにあらかじめ、予習をすること。実験結果は細かい点まで記録すること。遅刻、欠席は認めない。
●オフィス・アワー 
(月)〜(金)の随時、B棟6階の医薬品化学研究室、有機分子機能化学研究室に来て下さい。
成績評価法
出席、レポート、筆記試験により評価する。
参考書
書名 著者名 出版社名
『実験を安全に行うために』 化学同人編集部 化学同人
『続 実験を安全に行うために』 化学同人編集部 化学同人
授業計画
項目 授業内容
1 実習講義、ガラス細工
基本的な有機反応の特徴を概説できる
2 茶葉からの抽出によるカフェインの単離・融点測定 官能基の性質を利用した分離精製を実施できる              
3 アスピリンの合成と再結晶による精製 課題として与えられた医薬品を合成できる
4 鎮痛薬からの薬効成分の分離精製とTLCによる同定 官能基の性質を利用した分離精製を実施でき、反応廃液を適切に処理する
5 Cannizzaro反応を行い、生成物の抽出分離(1) 代表的な官能基を他の官能基に変換できる
6 カラムクロマトグラフィーによる分離精製(2) クロマトグラフィーを用いて代表的な化学物質を分離できる     
7 蒸留による物質の精製(1)
確認試験
代表的な官能基を他の官能基に変換でき、また代表的な官能基の定性試験を実施できる
8 蒸留による物質の精製(2) 官能基の性質を利用した分離精製を実施できる
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生物学実習  [Practice in Biology]

開講情報
1年次 後期 1単位 必修(☆印は担当代表者)
担当教員
☆ 教授 高岡 昌徳 准教授 安田 正秀 講師 坂口 実
助教 土屋 孝弘    
備考
授業の目的と概要
 単細胞生物と多細胞生物の違い、また多細胞生物の成り立ちを個体、器官、組織、細胞レベルで理解するために、観察を中心とした基礎的な実習を行う。さらに細胞増殖、分化に関する実習を通じて、細胞の基本的な機能に関して学習する。
●一般目標(GIO)
 生命体の成り立ちを個体、器官、細胞レベルで理解するために、生命体の構造と機能調節などに関する基本的知識、技能、態度を修得する。
授業の方法
個人あるいはグループで実験を行う。
●準備学習や授業に対する心構え
本実習は生物材料を用いるため、不注意な取扱いや実験操作は事故につながることを認識しておく。理解しながら効率よく実験を実施できるよう、常に予習しておくことが重要である。
●オフィス・アワー 
高岡:平日随時。ただし、担当授業・実習および会議の時間帯は不在。
   B棟5階 生体機能解析学研究室
安田:平日随時。ただし、担当授業・実習および会議の時間帯は不在。
   B棟地下1階 動物関連研究施設
坂口:平日随時。ただし、担当授業・実習および会議の時間帯は不在。
   B棟5階 生体機能解析学研究室
土屋:平日随時。ただし、担当授業・実習および会議の時間帯は不在。
   B棟3階 微生物学研究室
成績評価法
学習内容の理解度、実習に対する積極性、実習後に提出するレポートの内容および実習終了後に行う実習試験の成績などによって総合的に評価する。
筆記試験 50%、レポート 25%、出席・態度 25%
教科書
書名 著者名 出版社名
実習テキストを使用する(実習初日に配付する)。
授業計画
項目 授業内容
1 実習講義−動物実験のイントロダクション 動物実験における倫理について配慮する。
2 微生物の取扱いと観察−細菌の培養とグラム染色 主な消毒薬を適切に使用できる。
主な滅菌法を実施できる。
グラム染色を実施できる。
無菌操作を実施できる。
代表的な細菌の純培養を実施できる。
3 生体構造の観察−実験動物の器官観察 代表的な実験動物を適正に取り扱うことができる。
身体を構成する臓器の名称、形態および体内での位置を説明できる。
4 組織および細胞の観察−実験動物の組織標本の観察 代表的な組織を顕微鏡を用いて観察できる。
5 血液細胞の観察−血液塗抹標本の作製と観察 代表的な細胞を顕微鏡を用いて観察できる。
6 血液成分の検出−免疫沈降法による血漿タンパク質の検出 沈降、凝集反応を利用して抗原を検出できる
7 組織培養による細胞機能の観察(1)−脾臓細胞の培養 動物細胞の組織培養を実施できる。
8 組織培養による細胞機能の観察(2)−細胞増殖の測定、染色体標本の作製と観察 培養細胞の増殖を測定できる。
細胞分裂の観察ができる。
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人間と文化4e(ドイツ語・フランス語)  [Humanities 4e (German / French)]

開講情報
2年次 後期 1単位 選択
担当教員
備考
授業の目的と概要
 この講義は2年次前期までに第二外国語(ドイツ語・フランス語)の修得を終えた学生たちに、更なる研鑽を積む機会を提供するために設けられたものである。その目的は、これまでは英語圏、特にアメリカの文献にのみ親しんできた学生たちに、ドイツ語あるいはフランス語の種々の文献に触れ、これまでとは異なる視点から世界を観察し、自らの国を見直すための一つの契機を提供することである。
 西洋文明と一口にいわれているけれども、実際にはそれぞれの国と言語にこれまでの歴史や文化が深く関わりあい、距離的には近くても、場合によっては、大きく異なる考え方をもっていることを知ってもらいたい。そして、現代において各国が当面している問題もまた、長い歴史の中から生まれたものであることを理解し、日本の現状を考えていく契機となることを願う。
●一般目標(GIO)
 医療・薬学関連の世界にすすもうとする学生たちに、世界の人々や文化の多様性を紹介・認識してもらう。さまざまな考え方に接することによって、人間的な成長の糧となる広い視野を持ってもらう。差異によって人を差別しない寛容な心を養ってもらう。
●到達目標(SBOs)
 言語の学習を通して日本とは異質な文化、歴史や社会生活に触れ、自分たちとは異なる世界に興味を持ってもらう。日本とは異なる政治や社会の実情に触れることによって、広い視点で、多様なものの見方を養ってもらう。日本の文化、歴史、社会の実情と比較し、将来の日本のあり方を考えてもらう糧となることを望む。
クラス分けの決定
・学生はシラバスと第1回目の講義を参考に、希望する講義を選択する。
・授業の概要・方法・成績評価法・教科書・参考書等については第1回目の講義で説明する。
担当者一覧
Aクラス Bクラス
松島哲久 
中村 惠
松島哲久 
中村 惠
人間と文化4e(ドイツ語・フランス語) 開講クラス一覧(クラス)
担当者 テキスト・内容紹介
教授 松島 哲久 ●授業の目的と概要
 フランス語をさらに勉強したい学生諸君を対象として、フランス語の素晴らしさ、明晰な論理、思想の豊かさを伝えたい。
 一般目標としては、フランス語を聴き、話し、書くことができ、異文化間コミュニケーションを可能とする能力を身につけることである。
 到達目標としては、フランス語を正確に発音でき、フランス文を辞典を引きながらでも読解できることを目指す。
●授業の方法
 こちらが準備したプリントをテキストとして使用して、現代フランス思想のいくつかの文献、時事的な新聞記事を読んで行く。授業は半ば解説、半ば演習形式で行う。
●準備学習や授業に対する心構え
 予め日本語の訳をしてもらう学生を指名しておくので、前日までにその訳文を提出してもらう。
●成績評価法
 出席、発表、質問への応答、授業最後の時間での筆記試験を総合評価する。
●教科書
 プリント
非常勤講師 中村 惠 ●授業の目的と概要
 最初の三回は、映画『ベルリン・天使の詩』の脚本からの抜粋を丁寧に読む。読解力を養うとともに、”壁”がまだ存在していたベルリンを舞台にした作品を味わうことで、作品中に描かれている壁のもつ様々な意味合いについて考察する。四回目以降のテキストについては受講生との相談で決める。
●授業の方法
 どちらかと言えば演習に比重を置きつつ、講義も織り交ぜながら進める。
●準備学習や授業に対する心構え
 必ず予習をしてから授業に臨むこと。
●成績評価法
 概ね、定期試験70%、平常点(授業に対する積極性・発表など)20%、出席状況10%で評価する。
●教科書
 こちらでプリントを用意する。
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英語4  [English 4]

開講情報
2年次 後期 1単位 必修
担当教員
教授 楠瀬 健昭    
備考
授業の目的と概要
 科学英語の基礎編として、医療と医薬品に関する英文を素材とし、リーディング力を養成する。
●一般目標(GIO) 
 英語の基礎力をつけるために、「読む」、「書く」、「聞く」、「話す」に関する基本的知識と技能を習得する。さまざまな考え方、感じ方に触れ、物事を多角的に見る能力を養う。 
●到達目標(SBOs) 
医療と医薬品に幅広く興味を持ち、人との関わりについて説明できる。  
英語で書かれた医療に関連する著述の内容を正確に説明できる。  
医療と医薬品に関連する簡単な文章を英語で書くことができる。 
主な病名、組織、臓器名、医薬品などを英語で発音できる。 
英語の会話を聞いて内容を要約できる。
授業の方法
単語テストに続き、vocabulary check, reading, comprehension check, listening, 
further study in medical terminologyの順に作業をしてもらいます。 
●準備学習や授業に対する心構え 
必ず下読みをして、わからない部分はあらかじめ辞書で調べておくこと。
練習問題もあらかじめ解答しておくこと。
●オフィス・アワー 
火曜日、木曜日午後1時〜3時、研究室へどうぞ。 
成績評価法
出席(15%)+発表(15%)+英語テスト(70%)による総合評価 
教科書
書名 著者名 出版社名
The Wonders of Medicine 瀬谷幸男 他 南雲堂
授業計画
項目 授業内容
1 Recepters as Drug Targets listening, reading,writing, speaking 
2 Routes of Drug Administration  listening, reading, speaking, writing
3 Drug Development and Approval listening, reading, speaking, writing
4 What Is Kampo? listening, reading, speaking, writing
5 Helicobacter pylori listening, reading, speaking, writing
6 Heart Disease listening, reading, speaking, writing
7 Respiratory Disease listening, reading, speaking, writing
8 Anti-anxiety Agents  listening, reading, speaking, writing
9 Chemotherapy listening, reading, speaking, writing
10 AIDS listening, reading, speaking, writing
11 Immunosuppressant Drugs listening, reading, speaking, writing
12 Adverse Drug Reactions listening, reading, speaking, writing
13 Latrogenic CJD listening, reading, speaking, writing
14 Pharmacists and Society listening, reading, speaking, writing
15 Examination paper test
with listening comprehension  
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英語4  [English 4]

開講情報
2年次 後期 1単位 必修
担当教員
非常勤講師 Joseph Michael Jacobs    
備考
授業の目的と概要
This class will focus on practical English conversational skills. Students will actively build on the fundamentals of speaking, comprehension, reading and writing. Pair and small group work will be integrated. Intercultural understanding will be a theme throughout.
●一般目標(GIO)
英語の基礎力を身につけるために、「聞く」「話す」に関する基礎的知識と技能を修得する。
●到達目標(SBOs)
1.英語の基礎的音声を聞き分けることができる。
2.英語の内容を聞いて内容を理解して要約できる。
3.英語による日常会話での質疑応答ができる。
授業の方法
A communicative skills-based text will be assigned and used regularly. Pair work and small group interviews will be utilized. Audio cassettes will be frequently used to improve listening comprehension.
成績評価法
Grading will be conducted in descending order of importance : attendance - participation - tests
教科書
書名 著者名 出版社名
You Went Where? Joe M. Jacobs Marathon Publishing
授業計画
項目 授業内容
1 Interviews Introductions, first meetings
2 Canada (selected reading, writing, listening exercises and structured dialog collaborative composition)
3 Australia (selected reading, writing, listening exercises and structured dialog collaborative composition)
4 Switzerland (selected reading, writing, listening exercises and structured dialog collaborative composition)
5 France (selected reading, writing, listening exercises and structured dialog collaborative composition)
6 USA (selected reading, writing, listening exercises and structured dialog collaborative composition)
7 Egypt (selected reading, writing, listening exercises and structured dialog collaborative composition)
8 Thailand (selected reading, writing, listening exercises and structured dialog collaborative composition)
9 England (selected reading, writing, listening exercises and structured dialog collaborative composition)
10 Peru (selected reading, writing, listening exercises and structured dialog collaborative composition)
11 New Zealand (selected reading, writing, listening exercises and structured dialog collaborative composition)
12 India (selected reading, writing, listening exercises and structured dialog collaborative composition)
13 China (selected reading, writing, listening exercises and structured dialog collaborative composition)
14 Test
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英語4  [English 4]

開講情報
2年次 後期 1単位 必修
担当教員
非常勤講師 Ian Murray Richards    
備考
授業の目的と概要
This class will aim to extend students' grasp of English and their ability to use the language within a practical context. All four skills, speaking, listening, writing and reading, will be developed.
●一般目標(GIO)
The goal of this course is to raise students' overall communicative confidence.
授業の方法
A communication-oriented text will be assigned and used comprehensively. Further supplementary material will be assigned by the teacher.
●準備学習や授業に対する心構え
The course will be task-based and will require active perticipation from students.
成績評価法
Evaluation will be in the form of attendance, involvement in classwork, and testing.
教科書
書名 著者名 出版社名
Impact listening 1 (Second Edition) Kisslinger, E and Beuckens,T Peacson-Longman
参考書
書名 著者名 出版社名
An English-Japanese dictionary
授業計画
項目 授業内容
1 Greetings Introductions
2 Jobs 1 Intercommunication activities
3 Jobs 2 Reading and discussion
4 Schedules 1 Intercommunication activities
5 Schedules 2 Reading and discussion
6 Travel 1 Intercommunication activities
7 Travel 2 Reading and discussion
8 Money 1 Intercommunication activities
9 Money 2 Reading and discussion
10 Free Time 1 Intercommunication activities
11 Free Time 2 Reading and discussion
12 Food 1 Intercommunication activities
13 Food 2 Reading and discussion
14 Final Test
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英語4  [English 4]

開講情報
2年次 後期 1単位 必修
担当教員
非常勤講師 利根 有紀    
備考
授業の目的と概要
 BBC News を使ったテキストを使用しながら、主にリスニング力の養成を目指す。
●一般目標(GIO)
 英語のリスニング力を養成しながら、現代社会の様々な問題について考える。
●到達目標(SBOs)
 BBC News を聴いて、何が話題になっているか、説明できるようにする。Newsの音声をまねて、テキストを音読できるようにする。 
授業の方法
1.BBC News(DVD)を見ながら(聴きながら)大意をとらえる。
2.テキストを使用しながら、さらに詳細にNewsを聴き取る。
3.Newsの音声をまねて音読、リピーティング。
●準備学習や授業に対する心構え
授業に主体的に参加し、発言、発表すること。
●オフィス・アワー
電子メール(yuuki_tone0504@yahoo.co.jp)で質問を受け付けます。
成績評価法
平常点(出席、発表など)40%+テスト60%
教科書
書名 著者名 出版社名
Understanding the News in English 7 Sakae Onoda / Lucy Cooker 著 金星堂
授業計画
項目 授業内容
1 Edinburgh's World Heritage Status listening,reading,speaking
2 Animal Research vs. Rights listening,reading,speaking
3 Frozen Clones listening,reading,speaking
4 Too Noisy for Polar Bears? listening,reading,speaking
5 Texting and Driving listening,reading,speaking
6 Cookery for 11-year-olds listening,reading,speaking
7 Illegal Immigrants listening,reading,speaking
8 Understanding the Big Bang listening,reading,speaking
9 Sex Education in Schools listening,reading,speaking
10 Drugs in Afghanistan and Thailand  listening,reading,speaking
11 Fast Track to Teaching listening,reading,speaking
12 Cholera in zimbabwe listening,reading,speaking
13 Examination
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有機化学3  [Organic Chemistry 3]

開講情報
2年次 後期 1単位 必修
担当教員
教授 浦田 秀仁    
備考
授業の目的と概要
 有機化学は、炭素化合物についての学問であり、我々が日頃目にする「くすり」のほとんどは有機化合物である。したがって、将来「くすり」や複雑な有機化合物を合成する領域に進む者はもちろん、医療関係者の中で「くすり」の構造からその化学的性質を洞察する能力が要求される薬剤師にとっても、有機化学の知識は不可欠である。本講義では、「くすり」が持つ化学的性質を予見でき、また生体内で繰り広げられている一見複雑な反応を簡単な分子レベルでの有機電子論で考え、理解できる素養を習得することを目的とする。
●一般目標(GIO)
 本授業では、有機化合物、特に芳香族化合物とカルボニル化合物の性質を理解するために、その基本構造、物理的性質、反応性に関する基本的知識を習得することを目的とする。
●到達目標(SBOs)
授業計画の中に示したSBO以外にも以下のSBOが含まれる
・基本的な化合物を命名し、ルイス構造で書くことができる
・薬学領域で用いられる代表的化合物を慣用名で記述できる
・代表的な官能基を列挙し、個々の官能基を有する化合物をIUPACの規則に従って命名できる
・複数の官能基を有する化合物をIUPACの規則に従って命名できる
・アルコールの代表的な合成法について説明できる
・カルボン酸誘導体(酸ハロゲン化物、酸無水物、エステル、アミド、ニトリル)の代表的な性質と反応を列挙し、説明できる
・有機ハロゲン化合物の代表的な合成法について説明できる
・アルデヒドおよびケトンの代表的な合成法について説明できる
・アルケンの代表的な合成法について説明できる
授業の方法
教科書を用いて講義形式で授業を行う。
●準備学習や授業に対する心構え
有機化学は丸暗記の科目ではなく、有機化合物を電子論的に『理解』することが重要です。また、有機化学は数学のように積み重ね的性格の強い科目なので、必ず授業毎に復習して内容を理解し、自分のものにしてから次回の授業に臨むよう心がけること。
●オフィス・アワー 
講義・会議等で不在の場合以外は随時。B棟6階 機能分子創製化学研究室。
成績評価法
定期試験の結果により評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『ソロモンの新有機化学 第9版』上巻 池田正澄、上西潤一、奥山 格、花房昭静 (監訳) 廣川書店
『ソロモンの新有機化学 第9版』下巻 池田正澄、上西潤一、奥山 格、花房昭静 (監訳) 廣川書店
参考書
書名 著者名 出版社名
『官能基の化学』 J. R. Hanson(著)、豊田真弘(訳) 化学同人
『有機化学 基礎の基礎100のコンセプト』 山本嘉則 (編著) 化学同人
授業計画
項目 授業内容
1 カルボニル化合物からアルコールの合成 カルボニル基の構造と反応性について説明できる。
2 カルボニル化合物からアルコールの合成 アルデヒドおよびケトンの代表的な合成法について説明できる。
3 カルボニル化合物からアルコールの合成 代表的な炭素-炭素結合生成反応(Grignard反応など)について説明できる。
4 共役不飽和系 有機化合物の性質に及ぼす共鳴の影響について説明できる。
5 共役不飽和系 共役ジエンへのハロゲンの付加反応の特徴について説明できる。
Diels-Alder反応の特徴を具体例を用いて説明できる。
6 芳香族化合物 代表的な芳香族化合物を列挙し、その物性と反応性を説明できる。
芳香族性の概念(Hückel則)を説明できる。
7 芳香族化合物の反応 芳香族化合物の求電子置換反応の機構を説明できる。
8 芳香族化合物の反応 芳香族化合物の求電子置換反応の反応性および配向性に及ぼす置換基の効果を説明できる。
9 芳香族化合物の反応 芳香族化合物の側鎖の反応性について説明できる。
10 アルデヒドとケトンI. アルデヒド類およびケトン類の性質と、代表的な求核付加反応(水、アルコールの付加など)を列挙し、説明できる。
11 アルデヒドとケトンI. アルデヒド類およびケトン類の性質と、代表的な求核付加反応(アミンの付加、Wittig反応など)を列挙し、説明できる。
12 アルデヒドとケトンII. 代表的な炭素-炭素結合生成反応(アルドール反応など)について説明できる。
13 アルデヒドとケトンII. 代表的な炭素-炭素結合生成反応(交差アルドール反応、Michael付加など)について説明できる。
アルデヒド類およびケトン類の性質と、代表的な炭素酸のpKaと反応性の関係を説明できる。
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有機スペクトル解析学  [Spectroscopic Analyses in Organic Chemistry]

開講情報
2年次 後期 1単位 必修
担当教員
講師 山田 剛司    
備考
授業の目的と概要
 天然物化学から得られる化合物や有機合成化学から得られる化合物はすべて有機化合物であり、また、医薬品の成分も有機化合物である。その構造を把握することにより、有機天然物化学の分野において、化合物の構造を把握することは、反応機構や生理活性を解明する上で、必要不可欠である。有機化合物の構造決定は、分析機器より得られる化学構造に関する情報を総合的に解析し、正しい構造を導かなくてはならない。したがって、化合物の持つ構造から得られる情報により発展する有機化学において、有機スペクトル解析学は、その基盤となる重要な分野である。
●一般目標(GIO)
 本授業では、化学物質の構造決定ができるようになるために、核磁気共鳴(NMR)スペクトル、赤外吸収(IR) スペクトル、マススペクトルなどの代表的な機器分析法の基本的知識と、データ解析のための基本的技能を修得することを目的とする。
授業の方法
教科書に沿って基本的事項の解説を行い、実際のスペクトルチャートを用いた練習問題など必要に応じ、プリントを配布する。また、定期的に演習を行うなど、構造解析に慣れてもらうようにできる限り多く問題を問いてもらう。
●準備学習や授業に対する心構え
構造解析を身につけるには、反復学習が重要である。授業内容だけでなく課題や演習を利用し、復習をしっかり行うこと。
●オフィス・アワー 
平日午前7:30〜午後18:30 講義(実習)・会議等で不在の場合以外は随時。B棟6階 医薬品化学研究室 E-mail:yamada@gly.oups.ac.jp
成績評価法
定期試験、平常点、演習・課題などを総合的に評価します。平常点を軽んずことのないようにしてもらいたい。
教科書
書名 著者名 出版社名
『有機化合物のスペクトル解析入門』 L.M.ハーウッド、T.D.W.クラリッジ 化学同人
授業計画
項目 授業内容
1 構造決定に用いる機器分析の概要 化学物質の構造決定に用いられる機器分析法の特徴を説明できる。
2 紫外可視吸収スペクトル 化学物質の構造決定における紫外可視吸収スペクトルの役割を説明できる。
3 赤外吸収スペクトル1 IRスペクトルの概要を説明できる。
4 赤外吸収スペクトル2 IRスペクトル上の基本的な官能基の特性吸収を列挙し、帰属することができる。
5 1H核磁気共鳴スペクトル1 NMRスペクトルの概要と測定法を説明できる。
6 1H核磁気共鳴スペクトル2 化学シフトに及ぼす構造的要因が説明でき、代表的水素原子について、おおよその化学シフト値を示すことができる。
7 1H核磁気共鳴スペクトル3 1H NMRシグナルが近接プロトンにより分裂する理由が説明でき、スピン結合定数から得られる情報を列挙できる。
8 1H核磁気共鳴スペクトル4 代表的化合物の部分構造を1H NMRから決定できる。
9 13C核磁気共鳴スペクトル 13C NMRより得られる情報の概略が説明でき、構造中の炭素について、おおよその化学シフト値を示すことができる。
10 質量分析法1 マススペクトルの概要、イオン化、ピークの種類及び代表的なフラグメンテーションについて説明できる。
11 質量分析法2 高分解能スペクトルによる分子式の決定法が説明でき、基本的な化合物のマススペクトルを解析できる。
12 比旋光度、旋光分散、円二色性 これらの概略を説明でき、実測値を用いて、比旋光度を計算できる。
13 総合演習 代表的な機器分析法を用いて、基本的な化合物の構造決定ができる。
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物理化学2  [Physical Chemistry 2]

開講情報
2年次 後期 1単位 必修
担当教員
教授 石田 寿昌    
備考
授業の目的と概要
 物理化学は物質の構造・性質・反応を体系的に解明しようとする学問で、生命科学を学ぶ上で極めて重要な科目である。とりわけ、医薬品の適正使用に責任ある立場の薬剤師を目指す学生にとって習得せねばならない物理化学の重要項目としては、(1)分子自身が示す化学的性質を理解する上で必要不可欠な原子・分子の化学構造とその性質に関する事項(電子状態論・構造論を扱う量子力学)、(2)分子の集合体(錠剤や液剤などの剤形)に見られる性質や反応(それらは分子単独では見られない)を理解する上で必要不可欠な知識に関する事項(物性論・反応論を扱う熱力学)、(3)その中間的な性質を示す気体現象に関する事項(気体分子運動論を扱う統計力学)がある。(1)に関しては本学では基礎化学・有機化学関連で講義される。従って、「物理化学1」と「物理化学2」では残り重要項目、即ち、(2)および(3)が講義対象となる。即ち統計力学と熱力学を中心に学ぶことになる。
●一般目標(GIO)
 物質の状態および相互変換過程を解析できるようになるために、熱力学の基本的知識と技能を修得する。さらに、複雑な系における物質の状態および相互変換過程を熱力学に基づき解析できるようになるために、特に重要な溶液に関する基本的知識と技能を修得する。
授業の方法
講義
教科書を用いて、主に講義形式で授業を行う。
●準備学習や授業に対する心構え
物理化学を修得するには「予習が絶対に必要」である。何の予備知識も持たずただ漫然と講義を聴いてわかる科目でないことを肝に銘じてほしい。ある程度の予備知識があれば、無い場合に比べて、格段に講義内容が理解できることは既に多くの学生によって証明されている。私の講義が理解できるか否かは復習よりも予習に大きく依存しているといっても過言ではない。話している内容が理解できなければ、興味が持てなく、退屈な講義になってしまう。これが物理化学の不人気な最大要因である。予習をすることで、私の話している内容が少しでも理解できれば、聞く意欲もわいてくるというものである。一方、講義において数式表現が多く用いられるが、簡単な数式表現を理解することは多くの言葉で説明するよりももっと的確にその本質を理解することができる。従って、最低限必要な式は理解せねばならないことを納得し、数式に慣れてもらいたい。本講義では、理解しにくい事項や誤解しやすい箇所はできるだけゆっくりと説明すると共に、演習等を積極的に取り入れ、出来る限り平易に講義したい。
●オフィス・アワー 
月〜土の任意の時間帯(月と木の午後4時以降は会議、ishida@gly.ousp.ac.jp)
成績評価法
中間試験、定期試験及び受講状況を総合的に評価する。
中間試験20%、定期試験60%、平常点20%
教科書
書名 著者名 出版社名
『物理化学』 石田寿昌 京都廣川書店
参考書
書名 著者名 出版社名
『薬学のための物理化学』 西庄重次郎 (編) 化学同人
『ムーア新物理化学』 W.J.Moore (藤代亮一 訳) 東京化学同人
『バーロー物理化学』 G.M.Barrow (藤代亮一 訳) 東京化学同人
『基礎化学熱力学』 E.B.Smith (小林 宏、岩崎槇夫 訳) 化学同人
『物理化学』 石田寿昌 (編) 化学同人
授業計画
項目 授業内容
1 化学反応を支配するエネルギー(1) 熱力学第二法則について説明できる。
2 化学反応を支配するエネルギー(2) エントロピーについて説明できる。
3 化学反応を支配するエネルギー(3) 代表的な物理変化、化学変化に伴うエントロピー変化を計算できる(可逆変化)。
4 化学反応を支配するエネルギー(4) 代表的な物理変化、化学変化に伴うエントロピー変化を計算できる(不可逆変化)。
5 化学反応を支配するエネルギー(5) 熱力学第三法則について説明できる。自由エネルギーについて説明できる。
6 化学反応を支配するエネルギー(6) 熱力学関数の計算結果から自発的な変化の方向と程度を予測できる。
自由エネルギーの圧力と温度による変化を、式を用いて説明できる。
7 化学反応を支配するエネルギー(7) 化学ポテンシャルについて説明できる。理想溶液での化学ポテンシャルについて説明できる。
8 熱力学の応用(1) 自由エネルギーと平衡定数の温度依存性(van't Hoffの式)について説明できる。
9 熱力学の応用(2) 相変化に伴う熱の移動(Clausius-Clapeyronの式)について説明できる。
平衡と化学ポテンシャルの関係を説明できる。
10 熱力学の応用(3) 物質の溶解平衡について説明できる。
溶解度の温度依存性について説明できる。
11 熱力学の応用(4) 溶液の束一的性質(蒸気圧降下、沸点上昇)について説明できる。
12 熱力学の応用(5) 希溶液の束一的性質(凝固点降下、浸透圧)について説明できる。
13 まとめ
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放射化学  [Radiochemistry]

開講情報
2年次 後期 1単位 必修
担当教員
准教授 大桃 善朗    
備考
授業の目的と概要
 放射性同位元素(ラジオアイソトープ)および放射線は、現代医療において繁用されており、病気の的確かつ早期の診断や、治療効果の判定、癌の治療等に不可欠である。また、薬学をはじめ様々な分野の研究においても、利用されている。そこで、ラジオアイソトープおよび放射線について正しく理解することが重要である。
●一般目標(GIO)
 「放射化学」では、医療分野において必要なラジオアイソトープおよび放射線に関する基礎知識の習得を目標とする。
授業の方法
教科書、資料等を用いて講述し、さらに、薬剤師国家試験問題演習および解説を行う。
●準備学習や授業に対する心構え
講義内容を正しく理解するために、毎回きちんと出席し、ノートをとりながら集中して受講すること。また、予習、復習など不断の努力が肝要である。
●オフィス・アワー
時間:講義、会議などで不在以外の場合は随時
場所:B棟2階 生体機能診断学研究室。
成績評価法
定期試験、授業への出席状況、レポート、および小テスト等をもとに総合的に判断して評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『NEW放射化学・放射薬品学』 佐治英郎、関 興一 (編) 廣川書店
授業計画
項目 授業内容
1 放射能と放射線 放射能と放射線の発見・利用の歴史、原子・原子核と放射能、放射線の種類について説明できる。
2 放射性壊変 アルファ壊変、ベータ壊変、ガンマ線放出について説明できる。
3 放射平衡 永続平衡、過渡平衡、ミルキングについて説明できる。
4 放射線と物質との相互作用 α線の作用、β−線の作用、β+線の作用について説明できる。
5 放射線と物質との相互作用 γ線の作用、光電効果、コンプトン散乱、電子対生成について説明できる。
6 単位 放射能・放射線に関する単位について説明できる。
7 放射線の測定 電離作用を利用した放射線の測定法について説明できる。
8 放射線の測定 励起作用を利用した放射線の測定法について説明できる。
9 放射線の測定 その他の放射線測定法について説明できる。
10 測定値の取扱い方 自然計数、計数効率、計数値の統計的取扱いについて説明できる。
11 原子核反応 天然放射性同位元素、人工放射性同位元素、放射性同位元素の製造について説明できる。
12 薬学領域における放射性同位元素の利用 トレーサ法、同位体希釈法、放射化分析について説明できる。
13 薬学領域における放射性同位元素の利用 ラジオアッセイ、オートラジオグラフィー、その他の利用法について説明できる。
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生化学2  [Biochemistry 2]

開講情報
2年次 後期 1単位 必修
担当教員
准教授 井上 晴嗣    
備考
授業の目的と概要
 生体系が、生命の維持のために栄養物や細胞成分由来の化合物を再利用し、またはエネルギーを取り出すために、それらを分解する過程のことを異化という。また、簡単な化合物から生体分子を合成する過程のことを同化または生合成という。そして、それらの過程の全体を代謝という。一般に、栄養分子などが異化反応で発エルゴン的に酸化されるときに遊離する自由エネルギーは、ATPなどの高エネルギー化合物を中間体として組合わされ、吸エルゴン的な同化反応のほか、機械的仕事、分子の能動輸送などが効果的に進行するために使われる。
 「生化学2」では、「基礎細胞生物学1」、「基礎細胞生物学2」、および「生化学1」などで学んだことを基礎として、代謝と生体エネルギー論の基礎を学ぶ。なお、生化学2のホームページ(http://www.geocities.jp/seika2oups/)で、随時最新情報を発信しているので、講義の予習や復習に役立てていただきたい。
●一般目標(GIO)
 生命活動が生体エネルギーにより支えられていることを理解するために、食物成分からのエネルギーの産生、および糖質、脂質、タンパク質の代謝に関する基本的知識を習得する。
授業の方法
教科書および配布プリントを用いて講義形式で行う。
●準備学習や授業に対する心構え
特に講義の復習に力を入れていただきたい。ホームページのオンラインテストなどを有効活用して効率的に復習されたい。
●オフィス・アワー 
講義・会議等で不在の場合以外は随時、B棟5階 生化学研究室にて。
質問等はメール(seika2oups@yahoo.co.jp)あるいはホームページの掲示板でも可能。
成績評価法
最終成績(y)は、定期試験の成績(x)に中間テストの点数(a)や出席点(b)を試験の点数に応じて一定の比率で加算した合計とする。y=x+(100-x)(a+b)/100
教科書
書名 著者名 出版社名
『レーニンジャーの新生化学(上・下)(第4版)』 川嵜敏祐、中山和久 (監訳) 廣川書店
参考書
書名 著者名 出版社名
『キャンベル・ファーレル生化学(第4版)』 川嵜敏祐 (監訳) 廣川書店
『ヴォート基礎生化学(第2版)』 田宮信雄 他 (訳) 東京化学同人
『ヴォート生化学(上・下)(第3版)』 田宮信雄 他 (訳) 東京化学同人
『生物系薬学II生命をミクロに理解する』 日本薬学会 (編) 東京化学同人
授業計画
項目 授業内容
1 生体エネルギー学の原理(1) 酵素を反応様式により分類し、代表的なものについて性質と役割を説明できる。
自由エネルギーについて説明できる。
熱力学関数の計算結果から、自発的な変化の方向と程度を予測できる。
2 生体エネルギー学の原理(2) 共役反応について例を挙げて説明できる。
ATPが高エネルギー化合物であることを、化学構造をもとに説明できる。
3 生体エネルギー学の原理(3) 標準電極電位について説明できる。
起電力と自由エネルギー変化の関係を説明できる。
4 解糖、糖新生およびペントースリン酸経路(1) 解糖系について説明できる。
アルコール発酵、乳酸発酵の生理的役割を説明できる。
5 解糖、糖新生およびペントースリン酸経路(2) 糖新生について説明できる。
ペントースリン酸回路の生理的役割を説明できる。
6 代謝調節の原理:グルコースとグリコーゲン(1) グリコーゲンの役割について説明できる。
7 代謝調節の原理:グルコースとグリコーゲン(2) 食餌性の血糖変動について説明できる。
インスリンとグルカゴンの役割を説明できる。
8 クエン酸回路 クエン酸回路について説明できる。
9 酸化的リン酸化 エネルギー産生におけるミトコンドリアの役割を説明できる。
電子伝達系(酸化的リン酸化)について説明できる。
ATP産生阻害物質を列挙し、その阻害機構を説明できる。
10 脂肪酸の異化 脂肪酸のβ酸化反応について説明できる。
飢餓状態のエネルギー代謝(ケトン体の利用など)について説明できる。
11 アミノ酸の酸化と尿素の生成 アミノ酸分子中の炭素および窒素の代謝について説明できる。
ケト原性アミノ酸と糖原性アミノ酸について説明できる。
12 脂質の生合成 脂肪酸の生合成経路を説明できる。
代表的なエイコサノイドをあげ、その生合成経路を説明できる。
コレステロールの生合成経路と代謝を説明できる。
血漿リポタンパク質の種類と役割について説明できる。
13 アミノ酸、ヌクレオチドおよび関連分子の生合成 主な生理活性アミン(セロトニン、ヒスタミンなど)の生合成について説明できる。
アミノ酸系神経伝達物質を列挙し、その生合成経路を説明できる。
核酸塩基の代謝(生合成と分解)を説明できる。
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生薬学2  [Pharmacognosy 2]

開講情報
2年次 後期 1.5単位 必修
担当教員
講師 芝野 真喜雄    
備考
授業の目的と概要
 生薬は人類が自然の恵みを利用して作りあげてきた薬物であり、各国の伝統医療や民間療法に使用されている。また近年、医療先進国である欧米においても、伝統医学などを積極的にとりいれた「統合医療」というものが提案されている。我が国においても、漢方医学が見直され、漢方薬で用いられる生薬の知識がより一層必要になってきている。「生薬学2」では、「生薬学1」に引き続いて、各生薬の実物や、スライドを用いて、出来るだけ親しめるよう工夫し、現在日本で使用されている代表的な生薬について解説する。さらに、漢方医学の基本的な考え方についても解説する。
●一般目標(GIO)
 薬として用いられる動物、植物、鉱物由来の生薬の基本的性質を理解するために、それらの基原、性状、含有成分、品質評価、生産と流通、歴史的背景などについての基本的知識、およびそれらを活用するための基本的技能を修得することを目的とする。また、現代医療で使用される生薬・漢方薬について理解するために、漢方医学の考え方、代表的な漢方処方の適用についての基本的知識を修得する。
授業の方法
基本的には、教科書を指定し、これに準じた講義を行う。
●準備学習や授業に対する心構え
教科書に準じて、講義をすすめるので、その日に学習する項目については、教科書を熟読し、あらかじめ生薬の名前や薬効などを覚えておくこと。また、講義中に、本学の薬用植物園で植栽されている基原植物については、その植栽されている場所を指示するので、次の授業までには、観察し確認しておくこと。さらに、学習した生薬については、参考図書などを利用し、理解を深めること。疑問点などが出てきた場合は、オフィス・アワーを積極的に利用し、解決するように心がけること。
●オフィス・アワー 
月、金以外の午後4時以降、B棟5階 生薬科学研究室
成績評価法
定期試験のほか、小試験などにより、学力の向上をはかる。また、授業中の態度、出席率なども加味して総合的に評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『薬学生のための薬用植物学生薬学テキスト』 本多義昭、馬場きみ江、高石喜久 (編) 廣川書店
参考書
書名 著者名 出版社名
『医療における漢方・生薬学』 久保道徳 廣川書店
授業計画
項目 授業内容
1 各論10:ツツジ科、モクセイ科、マチン科、リンドウ科由来の生薬 代表的な生薬を列挙し、その特徴を説明できる。
代表的な生薬の産地と基原植物の関係について、具体例を挙げて説明できる。
2 各論11:アカネ科、ヒルガオ科、ムラサキ科由来の生薬 代表的な生薬を列挙し、その特徴を説明できる。
3 各論12:シソ科、ゴマノハグサ科由来の生薬 代表的な生薬を列挙し、その特徴を説明できる。
4 各論13:ナス科由来の生薬 代表的な生薬を列挙し、その特徴を説明できる。
代表的な生薬の産地と基原植物の関係について、具体例を挙げて説明できる。
5 各論14:ノウゼンカズラ科、オオバコ科、キキョウ科由来の生薬 代表的な生薬を列挙し、その特徴を説明できる。
6 各論15:キク科、オモダカ科、ユリ科由来の生薬 代表的な生薬を列挙し、その特徴を説明できる。
7 各論16:ヤマノイモ科、アヤメ科、イネ科。サトイモ科由来の生薬 代表的な生薬を列挙し、その特徴を説明できる。
8 各論17:カヤツリグサ科、ショウガ科由来の生薬
代表的な生薬を列挙し、その特徴を説明できる。
9 各論18:動物および鉱物由来の生薬 動物、鉱物由来の医薬品について具体例を挙げて説明できる。
代表的な生薬を列挙し、その特徴を説明できる。
10 漢方医学の基礎1 漢方医学の特徴について概説できる。
11 漢方医学の基礎2 漢方処方と証との関係について概説できる。
12 漢方医学の基礎3 代表的な漢方処方の適応症と配合生薬を説明できる。
13 まとめ1 漢方処方に配合されている代表的な生薬を例示し、その有効成分を説明できる。
14 まとめ2 漢方処方に配合されている代表的な生薬を例示し、その有効成分を説明できる。
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衛生薬学2  [Hygienic Sciences 2]

開講情報
2年次 後期 1.5単位 必修
担当教員
教授 藤本 陽子    
備考
授業の目的と概要
 衛生薬学とは、文字に示される如く、生を衛(まも)るという素朴な人類の知恵を、化学をバックボーンとして科学的に体系づけた学問であり、わが国の薬学を特色づける分野として伝統が保たれている。ことに最近は、環境衛生、食品衛生ならびに保健衛生に関する種々の問題が提起され、衛生薬学の領域もますます広範になりつつある。
 生物体を取り巻く地圏、水圏、気圏からなる環境は人間の健康と密接な関係を有するもので、環境中の有害因子を制御することが環境衛生の目的である。人間が自らを生き、そして生活するために必要な衣食住は、文明の発展に伴って多様化し、人間を取り巻く環境も急速に変化してきた。人間は、環境の変化から生じる種々の影響に対処するため、あるいは、種々の病因から健康を維持するために、生活の中に衛生という科学的概念を取り入れ、生命の健全化をはかってきた。しかしながら、生産活動の高度な発展は、20世紀後半において、生活環境を破壊し、健康をおびやかす要因までつくり出すに至った。環境問題は日増しに重要性をおび、もはや全世界の共通課題となっている。すなわち、現代は、公害と環境保全の時代であり、生命現象を細胞レベルで捉え、人間の生存にかかわる環境問題と取り組み、より良い環境を築いていくことは、現代社会に住む我々に残された最も重要な課題の一つであると思われる。
 「衛生薬学2」では、人間生活における身近な問題としての大気と水の環境衛生、ならびに公害に関連した環境問題について講述する。われら人間が生きていくこの環境、only one earth(かけがえのない地球)が一日も早くその望ましい姿を取り戻すことを願いつつ。
●一般目標(GIO)
  人の健康にとってより良い環境の維持と向上に貢献できるようになるために、生活環境や地球生態系と人の健康との関わりについての基本的知識、技能、態度を修得する。本授業では、生態系や生活環境を保全、維持するために、それらに影響を及ぼす自然現象、人為的活動を理解し、環境汚染物質などの成因、人体への影響、汚染防止、汚染除去などに関する基本的知識と技能を修得し、環境の改善に向かって努力する態度を身につけることを目的とする。
授業の方法
教科書およびプリントを用いて、講義形式で授業を行なう。
●準備学習や授業に対する心構え
2〜3回の講義ごとに授業内容の大きな項目と教科書のページ数を提示するので、それに合わせて予習をすることならびに新聞の環境に関する部分に目を通すことが望ましい(一週につき1時間程度)。また、大きな項目ごとに、講義の内容を自らまとめながら復習することが望ましい(一週につき2時間程度)。
●オフィス・アワー 
金曜日の午後4:30〜5:30、B棟3階 環境分子生理学研究室
成績評価法
定期試験(80-90%)ならびに授業への出席状況(10-20%)を総合して評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『考える衛生薬学』 伊藤誉志男、鈴木和夫、平山昇久 廣川書店
参考書
書名 著者名 出版社名
『国民衛生の動向』 財団法人厚生統計協会 (編集) 財団法人厚生統計協会発行
『環境 循環型社会 白書』 環境省 (編集) 全国官報販売協同組合発売
授業計画
項目 授業内容
1 環境衛生学概説
環境保全と法的規制
四大公害および典型七公害について説明できる。
環境基本法の理念を説明できる。
2 室内環境 室内環境を評価するための代表的な指標を列挙できる。
室内環境と健康との関係について説明できる。
室内環境の保全のために配慮すべき事項について説明できる。
シックハウス症候群について概説できる。
3 大気環境 空気の成分を説明できる。
主な大気汚染物質を列挙し、その測定原理ならびに健康影響について説明できる。
主な大気汚染物質の発生源とその年次推移について説明できる。
4 大気環境 大気汚染に影響する気象要因(逆転層など)を概説できる。
大気汚染を防止するための法規制について説明できる。
5 水環境 原水の種類を挙げ、特徴を説明できる。
水の浄化法について説明できる。
6 水環境 水の塩素処理の原理と問題点について説明できる。
7 水環境 水道水の水質基準の主な項目を列挙し、測定原理を説明できる。
8 水環境 下水処理および排水処理の主な方法について説明できる。
9 水環境 富栄養化の原因とそれによってもたらされる問題点を挙げ、対策を説明できる。
10 水環境 水質汚濁を防止するための法規制について説明できる。
水質汚濁の主な指標を水域ごとに列挙し、その意味を説明できる。
11 廃棄物 廃棄物の種類を列挙できる。
廃棄物処理の問題点を列挙し、その対策を説明できる。
マニフェスト制度について説明できる。
PRTR法について概説できる。
12 非電離放射線の生体への影響 非電離放射線の種類を列挙できる。
紫外線の種類を列挙し、その特徴と生体に及ぼす影響について説明できる。
赤外線の種類を列挙し、その特徴と生体に及ぼす影響について説明できる。
13 地球規模の環境問題 地球規模の環境問題の成因、人に与える影響について説明できる。
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病原微生物学  [Pathogenic Microbiology]

開講情報
2年次 後期 1.5単位 必修
担当教員
非常勤講師 中野 隆史    
備考
授業の目的と概要
●授業の目的と概要●一般目標(GIO)
 病原微生物には原虫、真菌、細菌、ウイルスがあり、これら病原微生物が人体に感染して起こる病気が感染症です。病原微生物は増殖して細胞・個体・集団・環境へと伝染するため、感染症は他の疾患とはとくに区別されます。医療従事者は感染症患者を診断し治療するとともに感染症の伝播を予防しなければなりません。そのため本科目では、病原微生物が病気を起こすメカニズムを理解し、感染症の予防・診断・治療に関する基本的な考え方を習得し、代表的な感染症について学習することにより、既知の感染症はもとより未知の病原微生物による新興感染症にまで対応できる、薬学専門家として必要な基本的知識と考え方を習得することを目標とします。
 
授業の方法
教科書とともに必要に応じて資料を提示・配付し、講義形式で授業を行います。
●準備学習や授業に対する心構え
基本的な知識とともに病原微生物・感染症に対応する考え方を習得することが目標なのですから、授業中は単なる用語の暗記だけではなく「考え方」を理解するように努めてください。具体的には教員の話を理解し、さらに話の「先を読む」必要があります。集中力を切らさないようにしてください。
●オフィス・アワー 
講義時間の前後に質問の時間を設けます。緊急の場合は教務課を通じて連絡してください。質問は電子メールでも受け付けます。また追加資料等は必要に応じてホームページに公開します。電子メールアドレス、ホームページURLは初回講義時にお知らせします。
成績評価法
出席状況、講義中の態度、毎回行う小テストの成績、定期試験の成績等を総合的に勘案して評価します。試験直前の学習だけでは到底不十分です。毎回の講義には十分の予習・復習をもって臨み、無断欠席のないようにし、集中力をもって聴講してください。
教科書
書名 著者名 出版社名
『医療福祉系学生のための専門基礎科目』 河野 公一 他 金芳堂
授業計画
項目 授業内容
1 導入 微生物の性質、微生物と宿主との関係、常在微生物、微生物と感染症、感染症と薬学
2 感染症総論 微生物と病原性、感染症の定義、感染の三要素、感染経路・侵入門戸と感染症
3 感染症と薬学 感染症の予防と薬学(ワクチン等)、感染症の診断と薬学(診断薬等)、感染症の治療と薬学(化学療法薬等)、薬剤の副作用としての感染症
4 感染症各論1 全身性ウイルス感染症(麻疹・風疹・水痘・おたふくかぜなど)
5 感染症各論2 STDと母子感染
6 感染症各論3 食中毒と下痢性疾患、消化器感染症
7 感染症各論4 呼吸器感染症、その他臓器・器官の感染症
8 感染症各論5 多剤耐性菌による感染症、菌交代症、日和見感染症
9 感染症トピックス (新興感染症などアップデートな内容でトピックス的な講義を行います。)
10 感染制御学1 院内感染総論:標準予防策と感染経路別予防策・院内感染対策のための組織と薬剤師の役割
11 感染制御学2 院内感染各論:多剤耐性菌による感染症、カテーテル感染症・周術期感染症・院内肺炎等
12 感染制御学3 感染制御学各論
13 まとめ まとめと演習
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病態生理学1  [Pathophysiology 1]

開講情報
2年次 後期 1.5単位 必修
担当教員
教授 藤田 芳一    
備考
授業の目的と概要
 医療の担い手としての薬剤師にとって、疾患の病態を知ることは大変重要です。本講では疾患の原因、疾患の経過およびその結果生じた形態学的・機能的異常を明らかにし、それぞれの疾患の特徴を理解することを目的にしています。生物学、機能形態学、生化学などの他、微生物学、免疫学、薬理学、栄養学、衛生化学などとも有機的に関連させながら、各種病態・疾患について、時には話題になっている疾患を随時取り上げながら、平易に講述する予定です。
●一般目標(GIO)
病態生理学のおもしろさを経験する。
授業の方法
教科書と配布プリントを中心に講述します。必要な場合にはビデオ等も使用する予定です。また、毎講義時間の開始直後や終了直前に、基礎的事項やその日の講義の復習を兼ねた演習問題をし、理解の助けとします。
●準備学習や授業に対する心構え
普段から疾患や病態に興味を持ち、あらゆるところから情報を得ておくこと。
●オフィス・アワー 
月曜日〜金曜日のお昼の休み時間、臨床化学研究室
成績評価法
定期試験の他、平常点、課題レポートなどを総合的に評価します。
教科書
書名 著者名 出版社名
『系統看護学講座 専門基礎[4] 病理学』 坂本穆彦 (編) 医学書院
参考書
書名 著者名 出版社名
『よくわかる病気のしくみ』 北岡建機 南山堂
『カラーで学べる病理学』 渡辺照男 廣川出版
授業計画
項目 授業内容
1 病態生理学概説1 1)日本の主要死因、疾患と概説   
        
2 病態生理学概説2 2)健康と疾病
3)症候と症候群
3 生活習慣病とメタボリックシンドローム関連疾患1 1)生活習慣病の定義と主な疾患
2)健康増進法
3)メタボリックシンドローム診断基準

4 生活習慣病とメタボリックシンドローム関連疾患2 4)動脈硬化症

5 生活習慣病とメタボリックシンドローム関連疾患3 5)肥満症
6)脳血管疾患
6 生活習慣病とメタボリックシンドローム関連疾患4
7)虚血性心疾患、ショック
7 生活習慣病とメタボリックシンドローム関連疾患5
8)脂質異常症
9)高尿酸血症
8 生活習慣病とメタボリックシンドローム関連疾患6
10)糖尿病その1
9 生活習慣病とメタボリックシンドローム関連疾患7
11)糖尿病その2
10 生活習慣病とメタボリックシンドローム関連疾患8
12)高血圧症
11 生活習慣病とメタボリックシンドローム関連疾患9
13)その他の関連疾患その1
12 生活習慣病とメタボリックシンドローム関連疾患10
13)その他の関連疾患その2
13 病因1 1)外因と内因
2)栄養障害と関連疾患
14 病因2 3)医原病と公害病
4)その他の関連疾患
15   
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薬理学1  [Pharmacology 1]

開講情報
2年次 後期 1.5単位 必修
担当教員
教授 松村 靖夫    
備考
授業の目的と概要
 各種疾患の治療において薬物療法は欠くことのできない手段である。薬理学とは医薬品の生体に及ぼす作用を調べる学問である。すなわち、医薬品の有効性、安全性、生体内動態などを幅広く理解することが要求される。本講義では、生化学、生理学(機能形態学)などの基礎知識を重視しながら、薬物がどのようなしくみで生体に作用するかについて理解を深めることを目的とする。
●一般目標(GIO)
 薬物作用に関する基本的知識を修得した上で、自律神経系に作用する薬物の作用機序、薬理作用、臨床応用に関する知識を理解する事を目的とする。
授業の方法
薬物の作用機構を理解するため、最初に薬理学総論について講義を進める。次に、末梢神経系に作用する薬物の薬理作用並びに臨床的応用について解説する。
●準備学習や授業に対する心構え・・・毎回新たに理解しなければならない事項の積み重ねである。予習・復習が極めて重要な作業となる。
●オフィス・アワー
原則として、昼休み:教授室で対応
成績評価法
原則として定期試験の成績により評価する。定期試験では、講義出席の状況も加味する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『NEW薬理学(改訂第5版)』 田中千賀子 他 南江堂
参考書
書名 著者名 出版社名
『疾患別薬理学(第4版)』 森本史郎、玄番宗一 他 廣川書店
『新薬理学テキスト』 佐藤 進 他 廣川書店
授業計画
項目 授業内容
1 総論1 薬理学の概念と薬物の作用様式について説明できる
2 総論2 薬物作用に影響を与える因子について説明できる
3 総論3 薬物受容体の定義や分類について説明できる
4 総論4 薬物作用と細胞情報伝達機構について説明できる
5 末梢神経系作用薬1 末梢神経系(自律神経系と体性神経系)の機能について説明できる
6 末梢神経系作用薬2 自律神経系(交感神経系と副交感神経系)による生体制御機構について説明できる
7 末梢神経系作用薬3 交感神経興奮薬の薬理作用と臨床的応用について説明できる
8 末梢神経系作用薬4 交感神経遮断薬の薬理作用と臨床的応用について説明できるーその1
9 末梢神経系作用薬5 交感神経遮断薬の薬理作用と臨床的応用について説明できるーその2
10 末梢神経系作用薬6 副交感神経興奮薬の薬理作用と臨床的応用について説明できる
11 末梢神経系作用薬7 副交感神経遮断薬の薬理作用と臨床的応用について説明できる
12 末梢神経系作用薬8 知覚神経と局所麻酔薬について説明できる
13 末梢神経系作用薬9 運動神経と筋弛緩薬について説明できる
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生薬学実習  [Practice in Pharmacognogy]

開講情報
2年次 後期 0.5単位 必修(☆印は担当代表者)
担当教員
☆ 教授 馬場 きみ江 准教授 谷口 雅彦 講師 芝野 真喜雄
備考
授業の目的と概要
●一般目標(GIO)
 自然界に存在する物質を医薬品として利用するために、代表的な天然物質の起原、特色、臨床応用および天然物質の含有成分の単離、構造、物性、生合成系などについての基礎知識と、それらを活用するための基本的技術を習得することを目的とする
●到達目標(SBOs)
代表的な生薬を鑑別できる。
代表的な生薬の確認試験を実施できる。
代表的な生薬の純度試験を実施できる。
授業の方法
毎回、当日行う実習の内容を講義し、その後、内容を理解させた上で2〜3名を1グループとして実習する。
生薬の鑑別試験は一人ずつ個別に筆記形式で行う。
●オフィス・アワー 
実習終了後、随時、場所はC401実習室又はB棟5階の生薬科学研究室
成績評価法
実習態度と鑑定試験および実習試験の成績を総合して評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
実習テキスト
参考書
書名 著者名 出版社名
『日本薬局方解説書』 廣川書店
授業計画
項目 授業内容
1 生薬の同定と品質評価1 代表的な生薬の確認試験、純度試験などを実施できる
(アルカロイド生薬)
2 生薬の同定と品質評価2 代表的な生薬の確認試験、純度試験などを実施できる
(フェノール生薬、サポニン生薬)
3 漢方製剤の作製 漢方製剤(紫雲膏)の作製ができる
4 生薬の鑑別 代表的な生薬(70種)の鑑別ができる 
5 生薬の鑑別(補講) 代表的な生薬(70種)の鑑別ができる
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物理・放射化学実習  [Practice in Physical Chemistry and Radiochemistry]

開講情報
2年次 後期 1単位 必修(☆印は担当代表者)
担当教員
☆ 教授 石田 寿昌 准教授 大桃 善朗 准教授 友尾 幸司
講師 尹 康子 助教 平田 雅彦 助教 山沖 留美
備考
授業の目的と概要
●一般目標(GIO)
 医薬品の物性や生体における作用機序を理解するために、安定性や溶解度など医薬品の代表的な性質や変化を定量的に取り扱う知識、技能を修得する。
授業の方法
実習項目、操作法等に関しての説明や諸注意を与えたうえで、数名のグループに分かれて実験を行う。
●準備学習や授業に対する心構え
実習操作が円滑に進み、実習内容を深く理解するために予習を心がける。
●オフィス・アワー 
講義、会議以外は随時。B棟4階 薬品物理化学研究室 
成績評価法
学習内容の理解度、実習に対する積極性、実習後に提出するレポートの内容および実習終了後に行う実習試験の成績などによって総合的に評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
実習テキスト
参考書
書名 著者名 出版社名
『実験の手引き』 大阪薬科大学
『薬学のための物理化学』 西庄重次郎 (編) 化学同人
『物理化学』 石田寿昌 (編) 化学同人
授業計画
項目 授業内容
1 緩衝液の調整と緩衝の原理 ・代表的な緩衝液の特徴とその調製法を説明できる
・緩衝作用について具体例を挙げて説明できる
・溶液のpHを計算できる
・溶液の水素イオン濃度(pH)を測定できる
2 反応速度論 ・反応次数と速度定数について説明できる
・微分型速度式を積分型速度式に変換できる
・代表的な反応次数の決定法を列挙し、説明できる
・代表的な(擬)一次反応の反応速度を測定し、速度定数を求めることができる
・反応速度と温度との関係(Arrheniusの式)を説明できる
・紫外可視吸光度測定法の原理を説明し、生体分子の解析への応用例について説明できる
3 弱電解質の溶解度 ・物質の溶解平衡について説明できる
・化学物質のpHによる分子形、イオン形の変化を説明できる
・紫外可視吸光度測定法の原理を説明し、生体分子の解析への応用例について説明できる
4 二相分配とpHの関係 ・分配平衡について説明できる
・化学物質のpHによる分子形、イオン形の変化を説明できる
・紫外可視吸光度測定法の原理を説明し、生体分子の解析への応用例について説明できる
5 希薄溶液の束一性 ・溶液の束一的性質(浸透圧、沸点上昇、凝固点降下など)について説明できる
6 溶液の物性 ・界面における平衡について説明できる
・エントロピーについて説明できる
・脂質の水中における分子集合構造(膜、ミセル、膜タンパク質など)について説明できる
7 物質の粘性 ・流動現象および粘度について説明できる
8 放射線の測定
放射線の性質とX線診断
・放射線の測定原理を理解し、身近な放射線を測定できる
・放射線の性質及びX線診断の原理について説明できる
9 放射性医薬品 ・代表的な放射性医薬品について、その調製法、品質管理、特徴等について説明できる
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異文化言語演習2  [Seminar in Cross-Cultural Communication 2]

開講情報
3年次 後期 1単位 必修
担当教員
備考
授業の目的と概要
 本ゼミでは、これまで培ってきた学力を基礎に、英語の文献を講読し、実用に耐える読書力を涵養する。国際化、グローバリゼーションと言われて久しいが、世界は確実に狭くなりつつある。言語力を一層確実なものし、異文化を正しく理解することの必要性は、ますます高まっている。
・開講するゼミはA,Bクラス、それぞれ8ゼミとする。
・1ゼミあたりの定員は20名(予定)とする。
・第1回目はゼミを紹介(登録)する機会とする。
・第2回目から、本格的にゼミを開始する。
●一般目標(GIO)
 人文科学、社会科学および自然科学などを広く学び、知識を獲得し、さまざまな考え方、感じ方に触れ、物事を多角的に見る能力を養う。見識ある人間としての基礎を築くために、自分自身についての洞察を深め、生涯にわたって自己研鑽に努める習慣を身につける。
●到達目標(SBOs)
 ゼミによりテーマが異なることから、以下に上げるすべて、もしくは一部を目標とする。
価値観の多様性が文化・習慣の違いから生まれることを、実例をあげて説明できる。
言語、歴史、宗教などを学ぶことによって、外国と日本の文化について比較できる。
人の行動や心理がいかなる要因によって、どのように決定されるかを説明できる。
宇宙・自然現象に幅広く興味を持ち、人とのかかわりについて説明できる。
地球環境を守る重要性を自らの言葉で表現できる。
クラス分けの決定
・学生はシラバスを参考に、希望するゼミを選ぶ。
・第1回目に希望するゼミに参加し、その場で登録する。
・人数が定員を超えるとき、登録者の決定は、その場での抽選による。
・抽選にもれた場合は、第2希望のゼミに行き、その場で登録する。
・さらに定員超過で抽選にもれた場合、所属ゼミが決定するまで、同じ手順を繰り返す。
担当者一覧
Aクラス Bクラス
加藤 義春   松島 哲久
楠瀬 健昭  中村 惠
桝矢 桂一   伊藤 信也 
藤本 幸治  東井 孝之
松島 哲久
楠瀬 健昭  中村 惠
桝矢 桂一   伊藤 信也 
藤本 幸治  東井 孝之
異文化言語演習2 開講クラス一覧(クラス)
担当者 テキスト・内容紹介
教授 加藤 義春 ●授業の目的と概要
H.Sigerist の古典的名著を読みながら、病気と文明・病気と社会の歴史について知見を深めてもらいたい。そして、そこから現在における病気と医療の問題を省察する手がかりが得られれば、幸いである。
●授業の方法
授業は演習形式で行い、毎回、4〜5名ずつ訳してもらって、それらについての読解の正誤を指摘し内容についての説明を補足する。
●準備学習や授業に対する心構え
毎回、テクストの予習と授業への集中が、肝要である。
●成績評価法
平常点(出席状況と報告内容=40点)と期末の授業内試験の点数(60点)を合計して、評価する。
●教科書  H.Sigerist,Civilization and Disease (Phoenix Ed.)
教授 松島 哲久 生命倫理・医療倫理関係の英語必須文献を講読する。
●授業の目的と概要
ケース・スタディを中心とした文献を扱い、医療倫理についての理解を深め、それを通して異文化理解の一環とすることができることを一般目標とする。できれば薬学・薬剤師の立場から皆でケースを検討し議論して行きたい。
●授業の方法
授業形式は、あらかじめ指名された人の訳をコピーしたものを使用して進め、指名されなかった学生諸君はいろんな質問を指名された人にして、全員が毎回何らかの形で授業に参加してもらう。
●準備学習や授業に対する心構え
他の人の訳をチェックできるように、よく発表を聴くこと。また英語の理解だけでなくその内容をしっかり理解できること。
●成績評価法
成績評価はその参加状況、レポート、授業内試験を総合して行う。
教授 楠瀬 健昭 ●授業の目的と概要
環境問題に関する古典的名著『沈黙の春』、第13章、第1章を読む。 
本書は、科学的な調査研究をもとに、有機塩素系殺虫剤や農薬などの化学物質による環境汚染を取り上げ、野生生物や自然生態系への影響、人間の体内での濃縮、次世代に与える影響にまで言及し、環境汚染の恐ろしさを知らせるべく、かつて人類に警鐘を鳴らした。その存在は、現代にあって、ますます重要性を増している。 
英語で書かれた科学に関連する著述の内容を正確に説明できるようになる。 
●授業の方法 
テクストを精読する。毎回担当者を決めて順次翻訳してもらいます。発表されたものについて全員で検討します。一言一句ゆるがせにしないで、読んでいきます。発表者は発表したものを次回までに修正のうえ清書して提出してもらいます。 
●準備学習や授業に対する心構え
必ず一読し、辞書等で下調べをしたうえで授業に参加すること。テクストに直接書き込むのではなく、ノートを用意すること。発表する際には発表原稿を用意すること。 
●成績評価法 
出席(10)+発表(20)+提出(10)+定期試験(60) 
●教科書
Rachel Carson, Silent Spring (Penguin Books, 2000) 
非常勤講師 中村 惠 ●授業の目的と概要
前期に引き続き、スーザン・ゾンタークの『病とそのメタファー』を原語で精読することにより英語力の向上を図るとともに、メタファー成立のメカニズムの解明を試み、究極的にはその解体をめざす彼女の論に触れることで、将来の医療従事者として、病気そのものに対峙しようとする姿勢を養ってもらいたい。
●授業の方法
毎回担当者を決め、演習形式で進める。テキストの訳にとどまらず、内容に関しての議論も試みたい。
●準備学習や授業に対する心構え
予習の際に翻訳を参考にするのは一向に構わないが、あくまでも自分の言葉で訳すよう心懸けること。また字面だけの訳ではなく、内容を自分なりに咀嚼してから授業に臨むこと。
●成績評価法
概ね定期試験70%、平常点(発表、課題の提出、授業に対する積極的関与度など)20%、出席状況10%で評価する。
●教科書
Illness as Metaphor  Susan Sontag 著、玉井 ワ(編 注) 英宝社
非常勤講師 桝矢 桂一 [Aクラス]
●授業の目的と概要
英文のテキストを講読することによって、英語の読解力の向上を目指す。この授業では、写真の様々な問題について考えたい。 
●授業の方法
演習形式とする。受講者が予習していることを前提に授業を進める。
●準備学習や授業に対する心構え
事前に必ずテキストを読んで授業に臨むこと。
●成績評価法
授業での発表を元に評価する。
●テキスト
Richard Bolton(ed.), 1989, The Contest of Meaning−Critical Histories of Photography, Cambridge: The MIT Press.
[Bクラス]
●授業の目的と概要
英文のテキストを講読することによって、英語の読解力の向上を目指す。この授業では、ヒュームの『人性論』を講読し、認識論の様々な問題について学生諸君とともに議論したい。
●授業の方法
演習形式とする。受講者が予習していることを前提に授業を進める。
●準備学習や授業に対する心構え
事前に必ずテキストを読んで授業に臨むこと。
●成績評価法
授業での発表を元に評価する。
●テキスト
David Hume, 1739, A Treatise Of Human Nature,  Oxford: Oxford University Press, 1978, 2nd edition.
非常勤講師 伊藤 信也 [Aクラス]
●授業の目的と概要
前期に続いて、Robert M. Veatch, The Basics of Bioethics, Second Editon. を使用する。Aクラスでは「医療専門職は患者のためになることをすべきで、患者の害になることをしてはならない」という原理に潜んでいる諸問題について検討したい。「功利主義」や「パターナリズム」などが医療に適用される際の問題点にも触れる。
●授業の方法
正確な内容把握に努め、専門用語や倫理学の諸概念は丁寧に確認していく。詳細は初回に説明する。
●準備学習や授業に対する心構え
班を組んで、グループで協力し合って予習し、発表を担当する。他の班の発表をよく聞いて内容を把握することは必須である。
●成績評価法
訳の発表、授業への参加姿勢、定期試験を総合して評価する。
●教科書
プリントを使用する。

[Bクラス]
●授業の目的と概要
前期に続いて、Robert M. Veatch, The Basics of Bioethics, Second Editon. を使用する。Bクラスでは「死に瀕した患者が判断能力をもたない場合、医療専門職はその患者の治療にどう介入すべきか」という問題について検討したい。「リビング・ウィル」や「代理人による医療指示」などを取り上げていく。
●授業の方法
正確な内容把握に努め、専門用語や倫理学の諸概念は丁寧に確認していく。詳細は初回に説明する。
●準備学習や授業に対する心構え
班を組んで、グループで協力し合って予習し、発表を担当する。他の班の発表をよく聞いて内容を把握することは必須である。
●成績評価法
訳の発表、授業への参加姿勢、定期試験を総合して評価する。
●教科書
プリントを使用する。
非常勤講師 藤本 幸治 ●授業の目的と概要
私たちが社会や文化を形成するために最も基本的な単位となる「ことば」にまつわる様々な興味深い点を紹介し、共に考えることを通して、日常の中に潜む不思議について発見する力を養うことを目的とします。 
●授業の方法
テキストを読み進めながら、補足の必要な箇所を情報提供しながら、皆さんと共に言葉の面白さを言語学の視点から考えてみます。単に講義を聴くのではなく、共に考える姿勢を重視します。
●準備学習や授業に対する心構え
予習は必須です。単なる和訳ではなく、書かれていることの真意を理解できているか考えながら読み進めてもらいます。
今期は定期試験を実施しないため、遅刻・欠席は極力控えてください。
●成績評価法
平常試験:授業参加度(予習を含む)50%と小テスト(感想文等を含む)50%
●教科書
Fromkin. V. A. (1994) Language as Human Essence, Sanshusha(邦題『ことばのエッセンス』三修社)
非常勤講師 東井 孝之 ●授業の目的と概要
医療のグローバル化が進む今日、薬学分野における研究成果の発表や最新情報の迅速入手に専門英語力の涵養は必至である。本ゼミでは、ヘルシンキ宣言、医薬品の特性、アスピリンの100年、生活環境と健康、アルツハイマー病の病態と治療薬、脳卒中など種々テーマに関する簡潔な英語文献の読解を通して専門知識を英語でレビューすると共に、独特な医療用語を同時に体得する。
●授業の方法
授業は次回テキスト範囲について、予習していることを前提に演習形式で進め、順次パラグラフ毎に適訳をしてもらいます。またReadingのみでなく授業の一部としてEnglish Communication も出来るだけ取り入れ、英語そのものに親近感が感じられるように配慮し授業を進行させる。
●準備学習や授業に対する心構え
次回テキスト範囲については一読後、不明箇所については必ず辞書等で下調べをした上で授業に臨む事。また授業中は集中し真摯かつ積極的受講態度で臨む事。
●成績評価法
出席状況、授業への積極的関与度、定期試験の結果等を総合的に判断の上、評価する。
●教科書
Pharmaceutical English 2、薬学英語2−日本薬学会 薬学教育モデル・コアカリキュラムに準拠−日本薬学英語研究会編(発行:成美堂)
非常勤講師 鶴 真一 授業の目的と概要 英語の文献を講読することにより、英語の読解力を養うとともに、異文化理解を深めることを目的とします。この授業では、生命倫理学における道徳的ディレンマの問題を扱った文献を読むことで、倫理学上の諸説に関する理解を深め、問題解決のためにどのような判断枠があるかを学びます。
授業の方法 事前に担当者を決め、自分の担当箇所を発表してもらいます。発表内容にもとづいて、読解に関する指摘や倫理学上の考え方について解説を加えます。
準備学習や授業に対する心構え 担当者は自分の担当箇所を責任をもって訳出し、質問された場合に回答できるよう内容についても十分に理解しておいて下さい。
成績評価法 「出席」、「発表内容」、「課題提出状況」の三つを総合的に考慮して評価します。第一回目の授業で詳しく説明しますので、必ず出席して下さい。
教科書 プリントを使用します
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生物統計学演習  [Biostatistics]

開講情報
3年次 後期 1単位 必修
担当教員
非常勤講師 林 恭平    
備考
授業の目的と概要
 生物統計学は統計学の生物学に対する応用分野として位置づけられ、医学・薬学でのデータの処理・分析・考察に対して必要かつ重要な学問である。
 内容としては、対象の状況を把握する記述統計と、そこから対象に対する結論を導きだす推測統計を行うための、「適切な統計手法を選択し、データの収集、データの処理・加工、さらに結果の意味を分析し、推論・結論に至る一連の過程」を修得することを目的とする。
●一般目標(GIO)
 記述統計としてのデータの処理・加工の方法を理解し、その方法が実施できる。
 推測統計の基礎となる基本的な理論の知識を習得し、推定と検定の基本的な考え方が理解でき、推測統計の基本的な手法(平均値の有意差検定や分割表の検定等)を理解・実施できる。
 さらに分散分析、ノンパラメトリック検定、多変量解析等の医学・薬学の分野で日常実用的に行われている統計的手法の考え方が理解できる。
授業の方法
主に、黒板板書・スライド(PCによるプレゼンテーション)とその印刷物による講義と関連問題提出とその解答の解説を行うことにより進める。
●準備学習や授業に対する心構え
この授業以前に講義が行われている数理統計学の数学的な論理・理論の整理する。
統計の問題を解くにあたって有効な計算機のプログラムであるExcel等の表計算ソフトに対する知識と技術を身につけていることが望ましい。
●オフィス・アワー 
講義出講時。E−メールでは随時
成績評価法
定期試験と適時授業中に行う小テストの結果で評価するが、定期試験の結果のウエイトが大きい。出欠調査は毎回行わないが、何回か行う小テストが出欠調査になる。
教科書
書名 著者名 出版社名
特に指定しないが『パソコンと統計処理の基礎知識』をベースに講義を進行する 浅野弘明、林 恭平 日本看護協会出版会
参考書
書名 著者名 出版社名
講義の中で紹介したい
授業計画
項目 授業内容
1 統計手法の分類 統計手法の実施の流れが理解できる
2 記述統計:状況を把握する 記述統計量の理解、説明、算出ができる
3 相関関係 相関関係・相関係数の理解と算出法が説明できる
4 推測統計:推定と検定 推定・検定の考え方が理解、説明できる
5 区間推定:平均値と比率 区間推定が理解でき、推定式から推定が実施できる
6 平均値の差の検定 幾つかの平均値の差の検定法の区別、実施ができる
7 比率・分割表の検定 比率(分割表)表示されたデータの検定法を理解し、実施ができる
8 ノンパラメトリック検定 ノンパラメトリック検定の考え方、その方法を説明できる
9 分散分析 分散分析の考え方、方法を理解・説明できる
10 多変量解析 種々の多変量解析法の種類別の違いや特徴を理解・説明できる
11 医療統計学 医療固有の統計学の問題、疫学の考え方が理解できる
12 コンピュータの利用 コンピュータによる統計処理方法を理解・実施できる
13 統計手法の整理 問題に応じた適切な統計手法を選択し、実施できる
14 例題演習 問題を解答することができる
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衛生薬学4  [Hygienic Sciences 4]

開講情報
3年次 後期 1.5単位 必修
担当教員
教授 天野 富美夫    
備考
授業の目的と概要
 「衛生薬学4」では、疾病と健康について、公衆衛生と予防医学の観点から授業を行う。個々の人々の健康と病気は、社会全体からみるとどのような要素あるいは因子によって影響を受けているのか、また、社会は、国や自治体を含め、それらに対してどのような対策を立て、実施しているのかを考え、理解することを目的とする。そのため、まず、公衆衛生に関する基本的な知識を学び、公衆衛生が歴史的にも現在も、以下に重要な意味を持つのかを理解する。その中で、薬学が果たす役割や薬学出身者や薬剤師が活躍する分野についての理解を深める。さらに、健康の維持・増進および疾病の予防にとって、社会構造の変化や公衆衛生行政がどのような影響をもたらすのか、を総合的に考察できる能力を身につけることができることを学習目標とする。
●一般目標(GIO)
 社会における集団の健康と疾病の現状及びその影響要因を把握するために、保健統計と疫学に関する基本的知識、技能、態度を習得する。
 公衆衛生の向上に貢献するために、感染症、生活習慣病、職業病についての現状とその予防に関する基本的知識、技能、態度を習得する。
授業の方法
教科書とプリントを中心にして教材とし、毎回の講義の中で関連する内容の参考書を適宜紹介する。毎回の講義の最後に、関連する国家試験問題の過去問を「確認試験」として解く。また、講義内容に沿った参考書を指定し、これを読み、レポートを提出することによって理解を深めるようにする。
●準備学習や授業に対する心構え
復習を中心にして毎回の授業内容を確実に理解するように心がける。新聞、放送などで報道される関連記事、および講義の中で紹介するトピックスなどについて積極的に関心を持って調べ、自分の意見を常に持つように心がけることが望まれる。
●オフィス・アワー 
昼休み12:20〜13:00、B棟3階生体防御学研究室
成績評価法
毎回の講義のあとの確認試験の結果、定期試験結果、およびレポートの内容を見て、総合的に評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『考える衛生薬学』 菅野三郎 他 廣川書店
参考書
書名 著者名 出版社名
『国民衛生の動向』 厚生統計協会 (編) 厚生統計協会
『労働衛生のしおり』 厚生労働省労働基準局 (編) 中央労働災害防止協会
『衛生薬学』 石井秀美、杉浦隆之 他 朝倉書店
『食品衛生学』 菊川清見、那須正夫 (編) 南江堂
授業計画
項目 授業内容
1 公衆衛生とは 公衆衛生が果たす役割について理解し、その意義を説明できる。
2 保健統計 公衆衛生にとって、保健統計のもつ意義を理解し、その具体的な指標と内容について学習する。人口統計の種類と定義・内容を説明できる。
3 疫学1 公衆衛生における疫学の役割を学び、疫学の3要因(病因、環境要因、宿主要因)、疫学の種類(記述疫学、分析疫学など)とその方法について説明できる。
4 疫学2 疫学的手法の実際について学び、要因・対照研究(コホート研究)の方法の概要を説明し、相対危険度、寄与危険度を計算できる。患者・対照研究の方法の概要を説明し、オッズ比を計算できる。さらに、医薬品の作用・副作用の調査における疫学的手法の有用性を概説できる。
疫学データを解釈する上での注意点を列挙できる。
5 健康と疾病 健康と疾病の概念を理解し、歴史的な観点から説明できる。疾病の予防に対し、世界保健機関(WHO)などの国際機関、国内の行政機関が果たす役割について概説できる。さらに、疾病の予防(第一次、第二次、第三次予防)の概念と、予防接種や新生児マススクリーニングの意義について説明できる。
6 感染症とその対策1 現代における感染症(日和見感染、院内感染、国際感染症など)の特徴について説明できる。
振興感染症及び再興感染症について代表的な例をあげて説明できる。
7 感染症とその対策2
一、二、三類感染症及び代表的な四、五類感染症を列挙し、分類の根拠を説明できる。
8 感染症とその対策3
母子感染する疾病を列挙し、その予防対策について説明できる。
性行為感染症を列挙し、その予防対策と治療について説明できる。
9 感染症とその対策4
予防接種法の定める定期予防接種の種類をあげ、接種時期などを説明できる。
10 生活習慣病 生活習慣病の種類とその動向について説明できる。また、食事や喫煙、運動など、生活習慣病の成立に関係する様々な要因やリスクを列挙し、説明できる。
11 母子保健、学校保健 母子保健および学校保健について、それらの意義を理解し、具体的な対策を説明できる。
12 老人保健 老人保健の諸問題と対策について理解し、説明できる。
13 産業保健 おもな職業病とその要因について理解し、それらに対する対策を説明できる。
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分子細胞生物学  [Molecular Cell Biology]

開講情報
3年次 後期 1.5単位 必修
担当教員
准教授 井上 晴嗣    
備考
授業の目的と概要
 「基礎細胞生物学1〜2」および「生化学1〜3」で学んだ細胞生物学と生化学の基礎知識をもとにして、生命現象を分子レベルで理解することを目的とする。ホルモンやオータコイド、細胞増殖因子、サイトカインなどの化学シグナルの細胞内情報伝達機構を分子レベルで解説する。
●一般目標(GIO)
 生体のダイナミックな情報ネットワーク機構を物質や細胞レベルで理解するために、代表的な情報伝達物質の種類、作用発現機構などに関する基本的事項を修得する。
授業の方法
講義形式で行う。アニメーションなどの視覚教材をなるべく多用して、わかりやすい授業を目指したい。なお、「分子細胞生物学」のホームページ(http://www.geocities.jp/biochem4/)を用意したので活用していただきたい。
●準備学習や授業に対する心構え
講義で学んだことだけにとどまらず、最新の研究成果にも興味を持ち、原著論文等で調べる積極性をもっていただきたい。
●オフィス・アワー 
講義・会議等で不在の場合以外は随時、B棟5階生化学研究室にて。質問等はメール(biochem4@yahoo.co.jp)あるいはホームページの掲示板でも可能。
成績評価法
最終成績(y)は試験の点数(x)にレポート点(a)と出席点(b)を試験の点数に応じて一定の比率で加算した合計とする。y=x+(100-x)(a+b)/100
教科書
書名 著者名 出版社名
『生物系薬学II生命をミクロに理解する』 日本薬学会 (編) 東京化学同人
参考書
書名 著者名 出版社名
『レーニンジャーの新生化学(上・下)(第4版)』 川嵜敏祐、中山和久 (監訳) 廣川書店
『ヴォート基礎生化学(第2版)』 田宮信雄 他 (訳) 東京化学同人
『キャンベル・ファーレル生化学(第4版)』 川嵜敏祐 (監訳) 廣川書店
『ヴォート生化学(上・下)(第3版)』 田宮信雄 他 (訳) 東京化学同人
『細胞の分子生物学(第4版)』 B. Alberts 他、中村桂子 (監訳) ニュートンプレス
『分子生物学講義中継Part2』 井出利憲 羊土社
『分子細胞生物学(第5版)』 H. Lodish 他、石浦章一 他 (訳) 東京化学同人
授業計画
項目 授業内容
1 ホルモンの構造と働き(1) 代表的なペプチド性ホルモンをあげ、その産生臓器、生理作用および分泌調節機構を説明できる。
2 ホルモンの構造と働き(2) タンパク質への翻訳と細胞内での局在性、分泌タンパク質のプロセシングについて説明できる。
3 ホルモンの構造と働き(3) 代表的なアミノ酸誘導体ホルモンをあげ、その構造、産生臓器、生理作用および分泌調節機構を説明できる。
代表的なステロイドホルモンをあげ、その構造、産生臓器、生理作用および分泌調節機構を説明できる。
4 オータコイドの構造と機能(1) エイコサノイドとはどのようなものか説明できる。
代表的なエイコサノイドをあげ、その生合成経路を説明できる。
代表的なエイコサノイドをあげ、その生理的意義(生理活性)を説明できる。
5 オータコイドの構造と機能(2)
神経伝達物質の構造と機能(1)
主な生理活性アミン(セロトニン、ヒスタミンなど)の生合成と役割について説明できる。
おもな生理活性ペプチド(アンギオテンシン、ブラジキニンなど)の役割について説明できる。
一酸化窒素の生合成経路と生体内での役割を説明できる。モノアミン系神経伝達物質を列挙し、その生合成経路、分解経路、生理活性を説明できる。
アミノ酸系神経伝達物質を列挙し、その生合成経路、分解経路、生理活性を説明できる。
ペプチド系神経伝達物質を列挙し、その生合成経路、分解経路、生理活性を説明できる。
6 神経伝達物質の構造と機能(2)
サイトカイン・増殖因子・ケモカインの構造と機能
アセチルコリンの生合成経路、分解経路、生理活性を説明できる。
代表的なサイトカインをあげ、それらの役割を概説できる。
代表的な増殖因子をあげ、それらの役割を概説できる。
代表的なケモカインをあげ、それらの役割を概説できる。
7 真核細胞の遺伝子発現調節(1) 遺伝子の構造に関する基本的用語(プロモーター、エンハンサー、エキソン、イントロンなど)を説明できる。
転写の調節について、例をあげて説明できる。
RNAのプロセシングについて説明できる。
8 真核細胞の遺伝子発現調節(2) 染色体の構造を説明できる。
エピジェネティック制御について説明できる。
9 核内受容体の構造と機能
細胞表面受容体−イオンチャネル型受容体の構造と機能
代表的な核内(細胞内)受容体の具体例をあげて説明できる。
10 細胞表面受容体−Gタンパク質共役型受容体の構造と機能(1) 細胞膜受容体からGタンパク質系を介して細胞内へ情報を伝達するおもな経路について概説できる。
11 細胞表面受容体−Gタンパク質共役型受容体の構造と機能(2) 細胞内情報伝達に関与するセカンドメッセンジャーおよびカルシウムイオンなどを、具体例をあげて説明できる。
12 細胞表面受容体−プロテインキナーゼ関連受容体の構造と機能(1) 細胞膜受容体タンパク質などのリン酸化を介して情報を伝達するおもな経路について概説できる。
細胞内で情報を伝達する主要なタンパク質を列挙し、その機能を概説できる。
13 細胞表面受容体−プロテインキナーゼ関連受容体の構造と機能(2) 免疫系に関わる主なサイトカイン、ケモカインを挙げ、その作用を説明できる。
代表的ながん遺伝子とがん抑制遺伝子を挙げ、それらの異常とがん化との関連を説明できる。
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応用分子生物学  [Applied Molecular Biology]

開講情報
3年次 後期 1.5単位 必修
担当教員
講師 宮本 勝城    
備考
授業の目的と概要
 遺伝子工学という学問分野が誕生してからわずかに四半世紀しか経っていない。にもかかわらず、今やヒトをはじめとする生物の一生を規定するゲノム情報が明らかにされ、分子レベルで生命現象を包括的に理解するための機能ゲノム研究がすでに始まっている。遺伝子工学を中心とした生命科学は、ヒトそのものの成り立ちを探求する学問であることから、研究成果から得られる知見は我々の生活や思想に大きな影響を与える。したがって、遺伝子工学に対する正しい理解が医療に関わる薬学生に特に求められることは明白である。
●一般目標(GIO)
 本講では遺伝子工学を理解するために最低限必要とされる分子生物学的知識を習得することを目的とする。
授業の方法
教科書、プリントおよび液晶プロジェクタを用いて主に講義形式で行います。
●準備学習や授業に対する心構え
「生物科学実習」の内容をしっかりと復習し、実習での経験を生かして学習してください。
講義前日までに教科書・プリントを読み、予習(30分程度)してください。また、講義終了後に講義内容を復習(30分程度)してください。
●オフィス・アワー
会議等で不在の場合以外は随時受け付けます。事前にメールにて連絡ください。場所:B棟3階微生物学研究室
成績評価法
定期試験(80%)ならびに受講態度(20%)を総合して評価します。受講態度評価の参考として、理解度確認テストおよび中間テストを実施します。したがって、普段から予習・復習を行い、一講毎に着実に学習してください。
教科書
書名 著者名 出版社名
『遺伝子工学概論』 魚住武司 コロナ社
『スタンダード薬学シリーズ4・生物系薬学II』 市川 厚 東京化学同人
参考書
書名 著者名 出版社名
『WELCOME TO ゲノムワールド』 杉浦麗子 京都廣川書店
『医薬 分子生物学』 野島 博 南江堂
『新しい遺伝子工学』 半田 宏 昭晃堂
授業計画
項目 授業内容
1 遺伝子工学の意義と概要 組換えDNA技術の概要を説明できる(1)。
2 宿主ベクター系 遺伝子クローニング法の概要を説明できる(1)。
3 遺伝子の精製 細胞からDNAを抽出できる。
4 DNA分子の切断と結合 DNAを制限酵素により切断し、電気泳動法により分離できる。
5 形質転換の方法 遺伝子クローニング法の概要を説明できる(2)。
6 遺伝子の構造解析 DNA塩基配列の決定法を説明できる。
7 特定遺伝子の検出法 細胞(組織)における特定のDNAおよびRNAを検出する方法を説明できる。
8 染色体の物理地図 組換えDNA技術の概要を説明できる(2)。
9 遺伝子の活性発現 RNAの逆転写と逆転写酵素について説明できる。
10 PCR、部位特異的変異 PCR法による遺伝子増幅の原理を説明し、実施できる。
11 ダウンストリーム技術 外来遺伝子を細胞中で発現させる方法を説明できる(1)。
12 RNA干渉 外来遺伝子を細胞中で発現させる方法を説明できる(2)。
13 遺伝子診断、ゲノム創薬 遺伝子工学の医療分野での応用について例をあげて説明できる。
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実験動物科学  [Laboratory Animal Sciences]

開講情報
3年次 後期 1単位 選択
担当教員
准教授 安田 正秀    
備考
授業の目的と概要
 実験動物科学とは、実験動物ならびに動物実験法に関する科学である。ヒトの健康を扱う医学・薬学・生物学等において、動物実験とは、動物からヒトに関する情報を集める手続きで、通常は動物になんらかの拘束ないし処置が加えられて、動物が示す反応を観察することである。科学的な立場から言えば、動物実験を企画する最大の理由は、再現性の高い、正確な実験結果を手に入れることである。たとえば、新しく開発された化学物質のヒトに対する薬理効果・安全性は最終的には臨床試験で確認しなくてはならないとしても、研究過程(前臨床試験)においては、遺伝ならびに環境要因が明確にされている実験動物を利用することは当然である。前臨床試験における動物実験規範では適正な実験施設で、整備された機器・器材および遺伝ならびに環境要因が明確な良質の動物を用いて、経験豊かな有能な職員により適正な実験手順に従って実験を行わなければ質の良い、再現性の高い実験結果は得られない。「実験動物科学」では医薬品開発創製に関わる実験動物および動物実験法の極めて基本的な事項に加え、最近の話題を平易に解説する。また、動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護法)が平成17年6月22日に改正され、平成18年7月より施行された。その改正法の中で第41条に「動物を科学上の利用に供する場合の配慮」について明示され、Russell & Burchが提唱した動物実験に於ける3Rsの概念が織り込まれた。これを受け、平成18年4月28日付けで環境省より告示第88号「実験動物の飼養及び保管並びに軽減に関する基準」が出させるなど、法的規制も変わりつつある。
●一般目標(GIO)
 動物実験の歴史的背景と医学・薬学を始とする生命科学の発展における意義を理解するとともに、実験動物を利用するために必要な飼育管理に関する基礎的な知識を習得する。また、動物実験は単に科学的であるだけでなく、実験動物の福祉に十分配慮したものでなければならいことを鑑み、動物実験を取り巻く社会情勢、適正な実験動物の在り方と、『科学的かつ倫理的な動物実験』を行うための知識を習得する。
●到達目標(SBOs)
 授業計画欄に記載します。
授業の方法
授業では教科書を使用せず、事前にプリントを配付し、主に講義形式で行います。
●準備学習や授業に対する心構え
プリントは事前に配付するので、前もって目を通し、目的意識をもって授業に出席するよう努力して下さい。また、復習や、新聞等に記載の生命科学に関する記事等にも、関心を持っよう心掛けて下さい。
●オフィス・アワー 
月曜日〜金曜日の午前8時45分〜午後6時、講義・実習・会議等で不在の場合以外は随時
B棟地下1階 動物関連研究施設
成績評価法
定期試験ならびに出席状況等を統合的に判断し評価する。試験直前の勉強のみでは十分に対処できないので、不断の努力を必要とします。
参考書
書名 著者名 出版社名
『実験動物学「総論」』 田嶋嘉雄 (編集) 朝倉書店
『実験動物学「各論」』 田嶋嘉雄 (編集) 朝倉書店
『実験動物学』 田嶋嘉雄 (監修) 朝倉書店
『実験動物の基礎I総論』 日本実験動物協会 丸善
『新実験動物学』 前島一淑 他 朝倉書店
『実験動物入門』 中野健司 他 川島書店
授業計画
項目 授業内容
1 総論 動物実験・実験動物の概念
    動物実験を行う目的と理由
動物実験の歴史的背景を説明できる。
動物実験および実験動物の概念を説明できる。
動物実験を行う目的と理由を説明できる。
2 総論 動物実験の現状と展望

各論 動物実験の基本的な考え方
動物実験に関わる世論、法的規制等を踏まえ、実験者のとるべき姿勢について説明できる。
動物実験における3R(Replacement、Reduction、Refinement)について説明できる。
動物実験の基本的な考え方について説明できる。
動物実験は、動物、環境およびヒトの三要素より構成されていることを説明できる。
3 各論 個体統御 I 動物の反応に影響を与える各要素について説明できる。
使用動物の選択基準について説明できる。
Russell & Burchが提唱している実験動物の演出型説について説明できる。
実験動物の遺伝統御について説明できる。
4 各論 個体統御 II 種・品種・系統について説明できる。
系統の選択およびその基準について説明できる。
遺伝統御による実験動物の分類について説明できる。
5 各論 個体統御 III 近郊系、ミュータント系、クローズドコロニーおよび交雑群の系統維持と生産方式について説明できる。
ミュータント系の維持およびミュータント遺伝子の導入およびミュータント遺伝子の維持方法について説明できる。
6 各論 個体統御 IV
    環境統御 I 
遺伝モニタリングの必要性とその方法について説明できる。バイオテクノロジーの手法を用いた人工動物(遺伝子改変動物:例えば核移植動物、遺伝子移植動物、キメラ等)の作出方法について説明できる。
人工動物(遺伝子改変動物)の特徴および有用性について説明できる。
実験動物の飼育の場および動物実験の場の環境統御について説明ができる。
7 各論 環境統御 II 人工配合飼料の備える条件および材料について説明できる。
飼料中の異物の混入や飼料の保管について説明できる。
空気調和および供給・排気空気の浄化法および維持について説明できる。
8 各論 環境統御 III 物理・化学的因子(光・音・臭い・物理的要因・化学物質)等が動物に及ぼす影響について説明できる。
実験動物の居住環境(ケージ・床敷・給餌器・給水器・飼育室)について説明できる。
9 各論 環境統御 IV 社会的順位、縄張り制、飼育密度、群居の規模等が動物に及ぼす影響について説明できる。
異種生物の影響および統御について説明できる。
10 各論 実験動物の微生物統御 微生物統御による実験動物の分類およびその定義・特徴などについて説明できる。
無菌動物・ノトバイオート・SPF動物の特徴および作出方法、維持方法などについて説明できる。
11 各論 バイオハザード・感染動物実験 人畜(獣)共通感染症の例を挙げ、それぞれについて説明できる。
感染動物実験における病因微生物の取扱基準、実験施設・設備について説明できる。
バイオセーフティレベル(BSL)の分類基準について説明できる。
適正な実験動物および動物実験について説明できる。
12 各論 医薬品GLP 過去に認められた代表的な薬害・公害について具体例を挙げ、その背景を説明できる。
医薬品GLP(医薬品の安全性に関する非臨床試験の基準に関する省令)が制定されるに至った過程とその内容を説明できる。
13 各論 医薬品GLP・ヒトへの外挿 医薬品開発の全体的な過程を説明できる。
動物実験(非臨床試験)の成績をヒトに外挿してヒトにおける反応を類推する過程であることを説明できる。
治験に関してヘルシンキ宣言が意図するところを説明できる。
医薬品創製における治験の役割を説明できる。
治験(第I、II、III相)および医薬品の市販後調査の内容について説明できる。
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薬品合成化学1  [Synthetic Organic Chemistry 1]

開講情報
3年次 後期 1.5単位 必修
担当教員
教授 春沢 信哉    
備考
授業の目的と概要
 「薬品合成化学1」では、1・3年次で学んだ「有機化学1」〜「有機化学4」を基礎とし、それを発展させることで有機化学が、多くの医薬品合成の場でにいかに応用されているかを解説する。 一方、ここ数年の国家試験問題における有機化学分野の出題傾向を見ると、1・2年次の基礎分野のみならず応用薬学分野に重点が移って来ているのがうかがえる。したがって医薬品の合成を目的とした本授業は国家試験対策科目としても重要である。
●一般目標(GIO)
 入手容易な化合物を出発物質として、医薬品を含む目的化合物へ変換するために、有機合成法の基本的知識を習得する。「薬品合成化学1」では、個々の官能基を導入、変換するために、それらに関する基本的知識を習得する。
授業の方法
別項の授業内容に明記してあるように、各単位反応について解説し、それらがいかに医薬品合成に役立っているかを具体例を示しながら説明し、併せて医薬品の性質を有機化学の立場から解説する。
●準備学習や授業に対する心構え
教科書の中で、薬学生として必要な項目に絞り、授業を行うので復習に重点を置いて勉強する必要がある。試験直前の勉強のみでは対応できないので普段からの努力が必要である。
●オフィス・アワー 
B棟6階有機薬化学研究室で、実習、会議以外は随時来て下さい。
成績評価法
原則的には定期試験の得点で評価するが、そこへ出席および小テスト(時間があれば実施することもある)を加味する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『有機薬品製造化学第4版』 栗原拓史、内藤猛章 (編集) 廣川書店
参考書
書名 著者名 出版社名
『エッセンシャル有機合成化学』 井口定男、兼松 兼 (編集) 医歯薬出版
『ヘテロ環化合物の化学』 山中 宏、中川昌子、日野 亨、坂本尚夫 講談社
授業計画
項目 授業内容
1 第1章 酸化 アルデヒドおよびケトンの代表的な合成法について説明できる。
2 第1章 酸化 アルデヒドおよびケトンの代表的な合成法について説明できる。
3 第1章 酸化 カルボン酸誘導体の代表的な合成法について説明できる。
4 第2章 還元 アルコールの代表的な合成法について説明できる。
5 第2章 還元 アルコールの代表的な合成法について説明できる。
6 第2章 還元 代表的な官能基選択的反応を列挙し、その機構と応用例について説明できる。
7 第3章 芳香族化合物の置換反応 芳香族化合物の求電子置換反応の機構を説明できる。
8 第3章 芳香族化合物の置換反応 芳香族化合物の求電子置換反応の反応性および配向性に及ぼす置換基の効果を説明できる。
9 第3章 芳香族化合物の置換反応 芳香族化合物の代表的な求核置換反応について説明できる。
10 第4章 ハロゲン化 有機ハロゲン化合物の代表的な合成法について説明できる。
11 第5章 脱離反応 アルケン,アルキンの代表的な合成法について説明できる。
12 医薬品合成の実際 1 2,3の代表的な医薬品合成について説明できる。
13 医薬品合成の実際 2 2,3の最近の医薬品合成について説明できる。
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病態生化学  [Pathobiochemistry]

開講情報
3年次 後期 1.5単位 必修
担当教員
講師 藤森 功    
備考
授業の目的と概要
●一般目標(GIO) 
 代謝反応や情報伝達経路の異常と疾病の発症との関連について理解する。
●到達目標(SBOs)
 生体内の代謝反応や情報伝達経路の異常による疾病の発症メカニズムについて説明できる。
授業の方法
教科書、プリント、スライド等を用いて行う。
●準備学習や授業に対する心構え
予習・復習をし、内容に理解に努めること
●オフィス・アワー 
金曜日12:10〜13:10(メールは随時;fujimori@gly.oups.ac.jp)
成績評価法
定期試験、授業態度、出席状況などにより総合的に評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『薬学で学ぶ病態生化学』 林 秀徳、堀江修一、渡辺隆史 編著 朝倉書店
参考書
書名 著者名 出版社名
『病態生理・生化学I, II』 井上圭三、富田基郎 共立出版
『ホートン 生化学 第3版』 鈴木紘一、笠井献一、宗川吉汪 (監訳) 東京化学同人
授業計画
項目 授業内容
1 細胞内小器官とその異常 オルガネラの異常とその疾患について説明できる。
2 アミノ酸・タンパク質代謝疾患 アミノ酸・タンパク質代謝異常とその疾患について説明できる。
3 ビタミンとその異常 ビタミンの異常とその疾患について説明できる。
4 骨・関節疾患 骨・関節疾患の病態とその発症機構について説明できる。
5 血液疾患 血液・造血器系の異常とその疾患について説明できる。
6 免疫系疾患 免疫系の異常とその疾患について説明できる。
7 腎・泌尿器系疾患 腎臓・泌尿器系の異常とその疾患について説明できる。
8 肝・胆・膵疾患 消化器系疾患の病態とその発症機構について説明できる。
9 内分泌系疾患 ホルモンの分泌異常とその疾患について説明できる。
10 糖尿病・高尿酸血症 糖尿病・高尿酸血症の病態とその発症機構について説明できる。
11 動脈硬化症・高脂血症 動脈硬化症・高脂血症の病態とその発症機構について説明できる。
12 先天性代謝異常症 先天性代謝異常症や遺伝子異常の病態とその発症機構について説明できる。
13 臓器移植と再生医療 臓器移植と再生医療の現状について説明できる。
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薬理学3  [Pharmacology 3]

開講情報
3年次 後期 1.5単位 必修
担当教員
准教授 大野 行弘    
備考
授業の目的と概要
 「薬理学3」では、中枢神経系、呼吸器・消化器系に作用する薬剤および炎症・アレルギー疾患に使用する薬物について学習する。薬物作用の標的となる臓器・組織の機能、形態、疾患時の病態を理解し、各種治療薬の薬理作用・作用機序・臨床適用法・副作用などに関する基本的知識を修得する。
●一般目標(GIO)
 中枢神経系、呼吸系、消化器系、炎症・アレルギーに作用する薬物に関する基本的知識を修得する。
授業の方法
教科書、プリント、演習問題などを用いた講義形式の授業を行う。
●準備学習や授業に対する心構え
授業で行う演習問題などを利用し、3時間/週程度の予習・復習を行うこと。
●オフィス・アワー 
毎週月曜日午後0時30分〜2時(但し、質問等あれば随時来訪可)
B棟3階 薬品作用解析学研究室 
成績評価法
原則として定期試験の成績により評価する。(ただし、授業への出席状況も考慮する場合がある)
教科書
書名 著者名 出版社名
『NEW薬理学(改定第5版)』 田中千賀子 他 南江堂
参考書
書名 著者名 出版社名
『今日の治療薬2009』 水島 裕 編集 南江堂
授業計画
項目 授業内容
1 中枢神経系に作用する薬1 代表的な中枢神経伝達物質を挙げ、そのシナプス伝達機構、神経投射、精神神経疾患との関連について説明できる。
2 中枢神経系に作用する薬2 代表的な統合失調症治療薬を挙げ、その薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。
3 中枢神経系に作用する薬3 代表的な気分障害(うつ病、躁うつ病)治療薬を挙げ、その薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。
4 中枢神経系に作用する薬4 代表的な不安障害治療薬を挙げ、その薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。
5 中枢神経系に作用する薬5 代表的な催眠薬・全身麻酔薬を挙げ、その薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。
6 中枢神経系に作用する薬6 代表的なパーキンソン病治療薬を挙げ、その薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。
7 中枢神経系に作用する薬7 代表的な認知症、脳血管障害治療薬を挙げ、その薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。
8 中枢神経系に作用する薬8 代表的な抗てんかん薬、中枢性筋弛緩薬を挙げ、その薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。
9 中枢神経系に作用する薬9 代表的な鎮痛薬を挙げ、その薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。
10 炎症・アレルギー疾患に用いる薬1
代表的な抗アレルギー薬、免疫抑制薬を挙げ、その薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。
11 炎症・アレルギー疾患に用いる薬2 代表的な炎症治療薬、関節リウマチ治療薬を挙げ、その薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。
12 呼吸器系に作用する薬 代表的な呼吸器疾患治療薬(呼吸興奮薬、鎮咳・去痰薬、喘息治療薬など)を挙げ、その薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。
13 消化器系に作用する薬 代表的な消化器疾患治療薬(抗潰瘍薬、制吐薬、膵臓・肝臓作用薬など)を挙げ、その薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。
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剤形設計学  [Development of Dosage Forms]

開講情報
3年次 後期 1.5単位 必修(☆印は担当代表者)
担当教員
☆ 教授 掛見 正郎 講師 岩永 一範  
備考
授業の目的と概要
 薬物療法を行うとき、患者に使用されるのは「薬物」そのものではなく薬物に「剤形」を施した「薬剤(製剤)」である。薬物に剤形を施すことを「製剤化」と呼んでいるが、この製剤化によって医薬品の使用を確実、安全にすることができるが、これ以外に薬物自体の安定性の向上、均質性の保持、吸収、分布、代謝、排泄の改善、ひいては薬効の最適化まで企図されている。近年製剤技術の高度化に伴い精密な製剤機能を付与された製剤の開発が進んでいる。中でも放出速度を制御した経口投与製剤、外用剤、筋肉内投与剤などが実用化されており、さらに特定の組織、臓器、細胞への効率的な到達を狙ったターゲティング製剤、難吸収性薬物の吸収促進剤、プロドラッグなども続々開発されつつある。これらの技術を総称して Drug Delivery System (DDS) と呼んでいる。「剤形設計学」ではまず従来型製剤である固形製剤(錠剤、散剤、顆粒剤、丸剤、カプセル剤など)、半固形製剤(軟膏剤など)、液状製剤(注射剤、点眼剤、液剤など)、その他製剤の、製法、性状、製造機械並びにそれらに含まれる添加剤について講述し、あわせて日本薬局方一般試験法(製剤試験法)についても言及する。次にDDSの概念について述べ、プロドラッグ、コントロールドリリース製剤、ターゲティング、吸収促進剤等について、最新の具体例を示しながら解説を行う。この科目は、「薬物動態学1」、「薬物動態学2」、「「薬物動態学3」、「臨床薬物動態学」、「薬局方総論」と密接に関連しているので、これらを総合的に学習することが望ましい。
●一般目標(GIO) 
(1)製剤化の方法と意義を理解するために、薬物と製剤材料の物性、医薬品への加工、および薬物送達システムに関する基本的知識と技能を修得する。
(2)医薬品の用途に応じた適切な剤形を調製するために、製剤の種類、有効性、安全性、品質などに関する基本的知識と、調製を行う際の基本的技能を修得する。
(3)薬物治療の有効性、安全性、信頼性を高めるために、薬物の投与形態や薬物体内動態の制御法などを工夫したDDS に関する基本的知識を修得する。
(4)将来、医薬品開発と生産に参画できるようになるために、医薬品開発の各プロセスについての基本的知識を修得し、併せてそれらを実施する上で求められる適切な態度を身につける。
●到達目標(SBOs) 
【代表的な製剤】
1)代表的な剤形の種類と特徴を説明できる。
2)代表的な固形製剤の種類と性質について説明できる。
3)代表的な半固形製剤の種類と性質について説明できる。
4)代表的な液状製剤の種類と性質について説明できる。
5)代表的な無菌製剤の種類と性質について説明できる。
6)エアゾール剤とその類似製剤について説明できる。
7)代表的な製剤添加物の種類と性質について説明できる。
8)代表的な製剤の有効性と安全性評価法について説明できる。
【製剤化】
1)製剤化の単位操作および汎用される製剤機械について説明できる。
2)単位操作を組み合わせて代表的製剤を調製できる。(技能)
3)汎用される容器、包装の種類や特徴について説明できる。
【製剤試験法】
1)日本薬局方の製剤に関連する試験法を列挙できる。
2)日本薬局方の製剤に関連する代表的な試験法を実施し、品質管理に適用できる。(技能)
【DDS の必要性】
1)従来の医薬品製剤の有効性、安全性、信頼性における主な問題点を列挙できる。
2)DDS の概念と有用性について説明できる。
【放出制御型製剤】
1)放出制御型製剤(徐放性製剤を含む)の利点について説明できる。
2)代表的な放出制御型製剤を列挙できる。
3)代表的な徐放性製剤における徐放化の手段について説明できる。
4)徐放性製剤に用いられる製剤材料の種類と性質について説明できる。
5)経皮投与製剤の特徴と利点について説明できる
6)腸溶製剤の特徴と利点について説明できる。
【ターゲティング】
1)ターゲティングの概要と意義について説明できる。
2)代表的なドラッグキャリアーを列挙し、そのメカニズムを説明できる。
【プロドラッグ】
1)代表的なプロドラッグを列挙し、そのメカニズムと有用性について説明できる。
【その他のDDS】
1)代表的な生体膜透過促進法について説明できる。
【医薬品開発のコンセプト】
1)医薬品開発を計画する際に考慮すべき因子を列挙できる。
【医薬品の製造と品質管理】
1)GLP(Good Laboratory Practice)、GMP (Good Manufacturing Practice)、GCP (Good Clinical Practice)、GPMSP (Good Post-Marketing Surveillance Practice)の概略と意義について説明できる。
授業の方法
基本的には板書を中心として、教科書に『わかりやすい物理薬剤学第4版』を使用する。必要に応じてプリントやパワーポイントを用いて講義する場合がある。
●準備学習や授業に対する心構え
●オフィス・アワー 
随時。
成績評価法
試験により評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『わかりやすい物理薬剤学第4版』 辻 彰 (編) 廣川書店
参考書
書名 著者名 出版社名
『第15改正日本薬局方解説書』 日本公定書協会 (編) 廣川書店
『第16改正日本薬局方(改正原案)』 独立行政法人医薬品医療機器総合機構
授業計画
項目 授業内容
1 総論 代表的な剤形の種類と特徴を説明できる。
医薬品開発を計画する際に考慮すべき因子を列挙できる。
GLP(Good Laboratory Practice)、GMP (Good Manufacturing Practice)、GCP (Good Clinical Practice)、GPMSP (Good Post-Marketing Surveillance Practice)の概略と意義について説明できる。
2 固形製剤(1) 代表的な固形製剤の種類と性質について説明できる。
製剤化の単位操作および汎用される製剤機械について説明できる。
単位操作を組み合わせて代表的製剤を調製できる。(技能)
代表的な製剤添加物の種類と性質について説明できる。
製剤の有効性と安全性評価法について説明できる。
汎用される容器、包装の種類や特徴について説明できる。
日本薬局方の固形製剤に関連する試験法を列挙できる。
日本薬局方の固形製剤に関連する代表的な試験法を実施し、品質管理に適用できる。(技能)
具体的には、散剤、顆粒剤とその製法。用いられる製剤機械。添加剤の種類、目的、性状。日本薬局方に規定される散剤、顆粒剤の製剤試験
3 固形製剤(2) 代表的な固形製剤の種類と性質について説明できる。
製剤化の単位操作および汎用される製剤機械について説明できる。
単位操作を組み合わせて代表的製剤を調製できる。(技能)
代表的な製剤添加物の種類と性質について説明できる。
製剤の有効性と安全性評価法について説明できる。
汎用される容器、包装の種類や特徴について説明できる。
日本薬局方の固形製剤に関連する試験法を列挙できる。
日本薬局方の固形製剤に関連する代表的な試験法を実施し、品質管理に適用できる。(技能)
具体的には、錠剤とその製法。用いられる製剤機械。添加剤の種類、目的、性状。日本薬局方に規定される錠剤の製剤試験
4 固形製剤(3) 代表的な固形製剤の種類と性質について説明できる。
製剤化の単位操作および汎用される製剤機械について説明できる。
単位操作を組み合わせて代表的製剤を調製できる。(技能)
代表的な製剤添加物の種類と性質について説明できる。
製剤の有効性と安全性評価法について説明できる。
汎用される容器、包装の種類や特徴について説明できる。
日本薬局方の固形製剤に関連する試験法を列挙できる。
日本薬局方の固形製剤に関連する代表的な試験法を実施し、品質管理に適用できる。(技能)
具体的には、カプセル剤とその製法。用いられる製剤機械。添加剤の種類、目的、性状。日本薬局方に規定されるカプセル剤の製剤試験。
その他の固形製剤とその製法。用いられる製剤機械。添加剤の種類、目的、性状。日本薬局方に規定される製剤試験
5 半固形製剤(1) 代表的な半固形製剤の種類と性質について説明できる。
製剤化の単位操作および汎用される製剤機械について説明できる。
単位操作を組み合わせて代表的製剤を調製できる。(技能)
代表的な製剤添加物の種類と性質について説明できる。
製剤の有効性と安全性評価法について説明できる。
汎用される容器、包装の種類や特徴について説明できる。
日本薬局方の半固形製剤に関連する試験法を列挙できる。日本薬局方の半固形製剤に関連する代表的な試験法を実施し、品質管理に適用できる。(技能)
具体的には、軟膏剤とその製法。軟膏基剤の種類とその性状。添加剤の種類、目的、性状。日本薬局方に規定される軟膏剤の製剤試験
6 半固形製剤(2) 代表的な半固形製剤の種類と性質について説明できる。
製剤化の単位操作および汎用される製剤機械について説明できる。
単位操作を組み合わせて代表的製剤を調製できる。(技能)
代表的な製剤添加物の種類と性質について説明できる。
製剤の有効性と安全性評価法について説明できる。
汎用される容器、包装の種類や特徴について説明できる。
日本薬局方の半固形製剤に関連する試験法を列挙できる。日本薬局方の半固形製剤に関連する代表的な試験法を実施し、品質管理に適用できる。(技能)
具体的には、坐剤とその製法。坐剤に用いられる基剤の種類とその性状。添加剤の種類、目的、性状。日本薬局方に規定される坐剤の製剤試験
7 無菌製剤(1) 代表的な無菌製剤の種類と性質について説明できる。
製剤化の単位操作および汎用される製剤機械について説明できる。
単位操作を組み合わせて代表的製剤を調製できる。(技能)
代表的な製剤添加物の種類と性質について説明できる。
製剤の有効性と安全性評価法について説明できる。
汎用される容器、包装の種類や特徴について説明できる。
日本薬局方の無菌製剤に関連する試験法を列挙できる。
日本薬局方の無菌製剤に関連する代表的な試験法を実施し、品質管理に適用できる。(技能)
具体的には、注射剤の種類、その製法。製造条件、用いられる製剤機械。添加剤の種類、目的、性状。日本薬局方に規定される注射剤の製剤試験、無菌試験その他。
8 無菌製剤(2) 代表的な無菌製剤の種類と性質について説明できる。
製剤化の単位操作および汎用される製剤機械について説明できる。
単位操作を組み合わせて代表的製剤を調製できる。(技能)
代表的な製剤添加物の種類と性質について説明できる。
製剤の有効性と安全性評価法について説明できる。
汎用される容器、包装の種類や特徴について説明できる。
日本薬局方の無菌製剤に関連する試験法を列挙できる。
日本薬局方の無菌製剤に関連する代表的な試験法を実施し、品質管理に適用できる。(技能)
具体的には、点眼剤の種類、その製法。製造条件、用いられる製剤機械。添加剤の種類、目的、性状。日本薬局方に規定される点眼剤の製剤試験、無菌試験その他。眼軟膏とその製法。製造条件、用いられる軟膏基剤。添加剤の種類、目的、性状。日本薬局方に規定される眼軟膏の製剤試験、無菌試験その他。
9 その他の製剤 代表的な液状製剤の種類と性質について説明できる。
エアゾール剤とその類似製剤について説明できる。
製剤化の単位操作および汎用される製剤機械について説明できる。
単位操作を組み合わせて代表的製剤を調製できる。(技能)
代表的な製剤添加物の種類と性質について説明できる。
製剤の有効性と安全性評価法について説明できる。
汎用される容器、包装の種類や特徴について説明できる。
日本薬局方の製剤に関連する試験法を列挙できる。
日本薬局方の製剤に関連する代表的な試験法を実施し、品質管理に適用できる。(技能)
具体的には、日本薬局方製剤総則に収載されている各種製剤とその製法。用いられる製剤機械。添加剤の種類、目的、性状。日本薬局方に規定される製剤試験。
10 DDS(1) 従来の医薬品製剤の有効性、安全性、信頼性における主な問題点を列挙できる。
DDS の概念と有用性について説明できる。
11 DDS(2) 代表的なプロドラッグを列挙し、そのメカニズムと有用性について説明できる。具体的には、プロドラッグの概念。プロドラッグ化の目的、プロドラッグのメカニズム。
12 DDS(3) 放出制御型製剤(徐放性製剤を含む)の利点について説明できる。
代表的な放出制御型製剤を列挙できる。
代表的な徐放性製剤における徐放化の手段について説明できる。
徐放性製剤に用いられる製剤材料の種類と性質について説明できる。
経皮投与製剤の特徴と利点について説明できる
腸溶製剤の特徴と利点について説明できる。
具体的には、コントロールドリリースの概念。コントロールドリリース化の目的、コントロールドリリースのメカニズム(膜透過制御、マトリックス制御、浸透圧制御)。
13 DDS(4) ターゲティングの概要と意義について説明できる。
代表的なドラッグキャリアーを列挙し、そのメカニズムを説明できる。
具体的には、ターゲティングの概念、ターゲティングの目的、ターゲティングのメカニズム(臓器、組織、細胞ターゲティング)。
14 DDS(5) 代表的な生体膜透過促進法について説明できる。
具体的には、吸収促進剤の概念。吸収促進の目的、吸収促進のメカニズム。
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薬物動態学2  [Biopharmaceutics and Relevant Pharmacokinetics 2]

開講情報
3年次 後期 1.5単位 必修(☆印は担当代表者)
担当教員
☆ 教授 掛見 正郎 講師 宮崎 誠  
備考
授業の目的と概要
 薬物動態学は、薬物が生体に投与されてから体外に排泄されるまでの薬物の動き、すなわち薬物の吸収(Absorption)、分布(Distribution)、代謝(Metabolism)、排泄(Excretion)およびそれらの速度論的過程(pharmacokinetics)を取り扱う。「薬物動態学2」ではこれらのうち、薬物代謝と排泄を取り扱う。このため、「薬物動態学1」、「薬物動態学3」、「臨床薬物動態学」、「剤形設計学」と密接に関連しているため、これらを総合的に理解しておくことが重要である。
●一般目標(GIO) 
(1)医薬品の作用する過程を理解するために、代表的な薬物の作用、作用機序、および体内での運命に関する基本的知識と態度を修得し、それらを応用する基本的技能を身につける。
(2)作用部位に達した薬物の量と作用により薬効が決まることを理解するために、薬物の生体内における動きと作用に関する基本的知識、技能、態度を修得する。
(3)薬物の生体内運命を理解するために、代謝、排泄の過程に関する基本的知識とそれらを解析するための基本的技能を修得する。
●到達目標(SBOs) 
【代謝】
1)薬物分子の体内での化学的変化とそれが起こる部位を列挙して説明できる。
2)薬物代謝が薬効に及ぼす影響について説明できる。
3)薬物代謝様式とそれに関わる代表的な酵素を列挙できる。
4)シトクロムP-450 の構造、性質、反応様式について説明できる。
5)薬物の酸化反応について具体的な例を挙げて説明できる。
6)薬物の還元・加水分解、抱合について具体的な例を挙げて説明できる。
7)薬物代謝酵素の変動要因(誘導、阻害、加齢、SNPs など)について説明できる。
8)初回通過効果について説明できる。
9)肝および固有クリアランスについて説明できる。
【排泄】
1)腎における排泄機構について説明できる。
2)腎クリアランスについて説明できる。
3)糸球体ろ過速度について説明できる。
4)胆汁中排泄について説明できる。
5)腸肝循環を説明し、代表的な腸肝循環の薬物を列挙できる。
6)唾液・乳汁中への排泄について説明できる。
7)尿中排泄率の高い代表的な薬物を列挙できる。
【相互作用】
1)薬物代謝に起因する相互作用の代表的な例を挙げ、回避のための方法を説明できる。
2)薬物排泄に起因する相互作用の代表的な例を挙げ、回避のための方法を説明できる。
授業の方法
授業は板書と教科書を使用する。教科書の記述が古くなっていたり、誤っている場合はプリントを配付して適宜補足する。
●準備学習や授業に対する心構え

●オフィス・アワー 
随時
成績評価法
あくまでも試験の成績によって評価する。薬物動態学は薬剤師国家試験の中心教科の一つであるので、「どこまで理解できたか」が重要である。
教科書
書名 著者名 出版社名
『広義 薬物動態学』 掛見正郎 (編) 京都廣川書店
授業計画
項目 授業内容
1 薬物代謝(1) 薬物分子の体内での化学的変化とそれが起こる部位を列挙して説明できる。
薬物代謝が薬効に及ぼす影響について説明できる。
薬物代謝様式とそれに関わる代表的な酵素を列挙できる。
シトクロムP-450 の構造、性質、反応様式について説明できる。
薬物の酸化反応について具体的な例を挙げて説明できる。薬物の還元・加水分解、抱合について具体的な例を挙げて説明できる。
具体的には、薬物代謝を概説する。すなわち、薬物代謝の意義、薬物代謝の部位(肝代謝、消化管代謝)、代謝反応の様式、第I相反応(酸化、還元、加水分解)、第II相反応(抱合反応)、第III相反応(排出トランスポーター)を総論的に解説する。
2 薬物代謝(2) 薬物代謝様式とそれに関わる代表的な酵素を列挙できる。
シトクロムP-450 の構造、性質、反応様式について説明できる。
薬物の酸化反応について具体的な例を挙げて説明できる。具体的には、第I相反応の主力であるシトクロームP450(CYP)による酸化反応機構、CYPの分子種の遺伝学的系統樹、ヒトにおける主なCYP分子種(CYP1A1、CYP1A2、CYP2C8、CYP2C9、CYP2C19、CYP2D6、CYP3A4など)について解説する。
3 薬物代謝(3) 薬物代謝様式とそれに関わる代表的な酵素を列挙できる。
薬物の酸化反応について具体的な例を挙げて説明できる。具体的には、第I相反応のうちの、CYP以外による酸化反応(FMO,MAO,ADH,ALDHなど)について解説する。
4 薬物代謝(4) 薬物代謝様式とそれに関わる代表的な酵素を列挙できる。
薬物の還元・加水分解、抱合について具体的な例を挙げて説明できる。
具体的には、第I相反応のうちの還元、加水分解反応について解説する。
5 薬物代謝(5) 薬物の抱合について具体的な例を挙げて説明できる。
具体的には、抱合反応の種類(グルクロン酸抱合、硫酸抱合、グリシン抱合、アセチル抱合、グルタチオン抱合)とその機構について解説する。
6 薬物代謝(6) 初回通過効果について説明できる。
肝および固有クリアランスについて説明できる。
具体的には、第III相反応とも呼ばれている、肝臓における薬物排出トランスポーター群(ABCトランスポーター、SLCトランスポーター)についてその役割と排出機構について解説する。
7 薬物代謝(7) 薬物代謝酵素の変動要因(誘導、阻害、加齢、SNPs など)について説明できる。
薬物代謝阻害に起因する相互作用の代表的な例を挙げ、回避のための方法を説明できる。 
具体的には、代謝阻害とそのメカニズム、臨床的な意味を解説する。
8 薬物代謝(8) 薬物代謝酵素の変動要因(誘導、阻害、加齢、SNPs など)について説明できる。
薬物代謝誘導に起因する相互作用の代表的な例を挙げ、回避のための方法を説明できる。 
具体的には、代謝誘導とそのメカニズム、核内レセプターの役割、臨床的意味について解説する。
9 薬物の排泄(1) 腎における排泄機構について説明できる。
腎クリアランスについて説明できる。
糸球体ろ過速度について説明できる。
具体的には、腎の構造と尿の生成、物質の腎排泄機構(糸球体濾過、尿細管分泌、再吸収)について解説する。
10 薬物の排泄(2) 腎クリアランスについて説明できる。
糸球体ろ過速度について説明できる。
具体的には、クリアランス、糸球体濾過速度(GFR)、腎血漿流量(RPF)、濾過率、腎クリアランスの数式的な取扱い、たんぱく結合補正クリアランス、クリアランス比、クリアランス実験法について解説する。
11 薬物の排泄(3) 腎における排泄機構について説明できる。
尿中排泄率の高い代表的な薬物を列挙できる。
具体的には、腎排泄に関与するトランスポーター(有機アニオントランスポーター、有機カチオントランスポーター、P糖タンパク質など)について解説する。
12 薬物の排泄(4) 胆汁中排泄について説明できる。
腸肝循環を説明し、代表的な腸肝循環の薬物を列挙できる。
具体的には、肝の構造、胆汁の生成、肝への薬物の取り込みと胆汁中排泄機構、腸肝循環、肝排泄に関与するトランスポーターについて解説する。
13 薬物の排泄(5) 肝および固有クリアランスについて説明できる。
初回通過効果について説明できる。
具体的には、肝クリアランスの概念、臓器クリアランス、肝固有クリアランス、肝抽出率、バイオアベイラビリティー、肝初回通過効果について解説する。
14 薬物の排泄(6) 唾液・乳汁中への排泄について説明できる。
具体的には、腎、肝以外の経路からの排泄として、汗中、乳汁中、呼気中、唾液中、毛髪中への薬物の排泄について解説する。
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医療薬剤学1  [Introductory Lectures on Hospital Pharmacy Practice]

開講情報
3年次 後期 1.5単位 必修
担当教員
非常勤講師 小川 賀偉    
備考
授業の目的と概要
 本科目における講義は、「実務実習モデル・コアカリキュラム」のうちの「実務実習事前学習」で示されている講義項目の一部であり、薬学科4年次で行われる「臨床導入実習」および「薬学総合演習2」の序論を成すもので、さらに同5年次で行われる「病院・薬局実務実習」のための準備学習となることを目的とする。授業では、薬剤師業務の基礎、処方せんの基礎、医薬品管理、院内製剤の基礎および院内感染対策(消毒薬を含む)について講義する。なお、「コミュニティファーマシー」、「薬物治療学1・2」および「医薬品安全性学」は、それら講義内容の一部に実務実習に関する講義内容を含み、本科目と合わせて「実務実習事前学習」の講義部分(一部)を構成する。
●一般目標(GIOs)
@事前学習に積極的に取り組むために、病院と薬局での薬剤師業務の概要と社会的使命を理解する。
A医療チームの一員として調剤を正確に実施できるようになるために、処方せんに関連する基本的知識を修得する。
B病院・薬局における医薬品の管理と供給を正しく行うために、内服薬、注射剤などの取扱い、および院内製剤に関する基本的知識を修得する。
C薬剤師業務が人命にかかわる仕事であることを認識し、患者が被る危険を回避できるようになるために、院内感染に関する基本的知識を修得する。
授業の方法
主に教科書およびプリント等の資料を用い、補足的にパワーポイントを使用する。
●準備学習や授業に対する心構え
@実際の医療現場で行われる実務実習の基礎となる講義であることをよく理解し、知識の修得はもとより、医療人としてあるべき態度について考えるきっかけとし、さらにその涵養に努めること。
A講義範囲に比べ、講義時間の制限があることより、十分に講義できなかった部分については教科書や資料での復習に努めること。
●オフィス・アワー 
随時(質問等は授業終了後に受け付けます)
成績評価法
定期試験、出席状況および授業態度について総合的に評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『病院薬局研修ガイドブック』 荒川行生 (編) ハイサム
参考書
書名 著者名 出版社名
『スタンダード薬学シリーズ10 実務実習事前学習−病院・薬局実習に行く前に』 日本薬学会 (編) 東京化学同人
授業計画
項目 授業内容
1 薬剤師業務1 医療における薬剤師の使命や倫理などについて概説できる。
2 薬剤師業務2 医療の現状をふまえて、薬剤師の位置づけと役割について概説できる。
3 処方せん1 @処方せんの法的位置づけと機能について説明できる。
A処方オーダリングシステムを概説できる。
4 処方せん2 調剤を法的根拠に基づいて説明できる。
5 医薬品管理1 医薬品管理の意義と必要性について説明できる。
6 医薬品管理2 代表的な剤形の安定性、保存性について説明できる。
7 医薬品管理3 @毒薬・劇薬の管理および取扱いについて説明できる。
A麻薬、向精神薬などの管理と取扱い(投薬、廃棄など)について説明できる。
8 医薬品管理4 @血漿分画製剤の管理および取扱いについて説明できる。A輸血用血液製剤の管理および取扱いについて説明できる。
9 医薬品管理5 @代表的な生物製剤の種類と適応を説明できる。
A生物製剤の管理と取扱い(投薬、廃棄など)について説明できる。
10 医薬品管理6 @代表的な放射性医薬品の種類と用途を説明できる。
A放射性医薬品の管理と取扱い(投薬、廃棄など)について説明できる。
11 院内製剤 院内製剤の意義、調製上の手続き、品質管理などについて説明できる。
12 消毒薬 @代表的な消毒薬の用途、使用濃度を説明できる。
A消毒薬調製時の注意点を説明できる。
13 院内感染(病院感染) 院内感染の回避方法について説明できる。
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社会薬学1  [Social Pharmacy 1]

開講情報
3年次 後期 1.5単位 必修
担当教員
教授 松島 哲久    
備考
授業の目的と概要
 現代の医療の課題として、その科学的側面と同時に、人間の立場からの医療ということが不可欠の課題として挙げられます。その両面とも、歴史的、哲学的視点からの考察を必要としますが、とりわけ、生命倫理的諸問題についての根本的理解が現代医療に携わるものにとって必要不可欠です。その観点から次の諸問題について講義を行います。 
 まず医療の目的とは何かということを考察し、現代医療において何が求められているのかを、生命倫理学的観点からテキストに沿って講義をします。その際に問われなければならないのは病(illness)を通しての人間理解です。このことと関連して医学の方法論が生物機械論的方法論だけでは不十分で、全人医療的・解釈学的方法の導入が必要とされていることに言及します。次にこのような医学的人間学的理解のもとに医療者―患者関係がどのようなものであるべきかを講義します。ここで問われるのが医療倫理の根本からの見直しの作業です。従来の医師中心の医療システム(DOC)から患者中心の医療システム(POS)への転換のなかで、患者の自律性を重んじ、その個人としての人格の尊厳に医療の根拠を置いて、患者の多様な人生目標、人生計画、価値観に基づくさまざまなニーズに応えていくことが、現在薬剤師にとって要請されているということを中心に講義を行います。 
 最後に、環境薬学的側面における倫理の問題に触れます。さまざまな化学剤による環境汚染の問題、熱帯雨林の消滅による貴重な医療資源の喪失、そして南北問題による第3世界における医療の貧困化の問題など、現代における医療倫理の問題は広く地球規模の視野から考察されなければならないこと、また現代社会におけるさまざまな差別の問題が医療の中で先鋭的に現れていることにも注意が払われなければならないことを講義します。 
●一般目標(GIO)
(1)生命・健康に関わる職業人となることを自覚し、それにふさわしい行動・態度をとることができるようになるために、人との共感的態度を身につけ、信頼関係を醸成し、さらに生涯にわたってそれらを向上させようと努力することができる態勢を確立する。
(1)−1 人間の生命の尊厳を認識し、生の始まりから終わりにいたるまでの医療における生命倫理問題を理解し、その重要生を自覚し、自ら研究する態度を身につける。 
(1)−2 常に社会に目を向け、生涯にわたって医療を通して社会に貢献できるようになるために必要な知識を身につけ、さらにそのような目的に向かって努力できる心の態勢を確立する。 
(2) 医療の担い手の一員である薬学専門家として、患者、同僚、地域社会との信頼関係を確立できるようになるために、相手の心理、立場、環境を理解するための基本的知識、技能、態度を修得する。 
(3)薬の専門家として必要な基本姿勢を身につけるために、医療、社会における薬学の役割、薬剤師の使命を知り、どのように薬学が発展してきたかを理解する。 
●到達目標(SBOs)
 授業計画の授業内容に各一般目標に対応する到達目標を明記する。
授業の方法
その都度、関連プリントを配付しながら教科書を中心に講義を行う。講義の前には生命倫理に関連したプレテストを行い、講義前の学生諸君の既得知識を確認する。
●準備学習や授業に対する心構え
特に準備は必要はないが、講義の後に、毎回ではないが授業に関する小レポートを提出してもらうことがあるので、そのつもりで出席すること。また、講義に関連した事項について各自の関心にしたがって研究を進めることが重要である。
●オフィス・アワー 
月曜日12:10〜13:10;16:30〜18:00(会議がないとき) 
火曜日12:10〜13:10;15:00〜16:00(できるだけ予約をしてください。研究室前の連絡袋/メールで。) 
メールアドレス:matusima@gly.oups.ac.jp
成績評価法
筆記試験および出席状況、レポートを総合して評価を行う。 
教科書
書名 著者名 出版社名
『薬学のための医療倫理入門』 盛永審一郎・松島哲久(編) 丸善
参考書
書名 著者名 出版社名
『資料集 生命倫理と法』 内山雄一 (編集監事) 太陽出版
授業計画
項目 授業内容
1 薬学の現在・未来と医療倫理 現代社会における薬学・薬剤師のあり方と倫理の必要性を概説できる(ハーモナイズド会議、医薬分業、薬販売の自由化のなかでの薬学・薬剤師の課題と倫理など)
2 生命倫理の方法と医療倫理 医療倫理の原則と医師の倫理規範(ベルモントレポート、ジュネーヴ宣言、医の倫理の国際綱領など)を概説できる。
3 患者の権利と生命倫理  患者の基本的権利に関する宣言(リスボン宣言、患者の権利章典、WHO検証、世界人権宣言、アルマ・アタ宣言、マドリード宣言、オタワ憲章)を列挙し、その概略を説明できる
4 患者中心の医療とチーム医療 医療の目的とシステム、病気の定義、科学的医療と全人医療、チーム医療などについて説明できる。
5 薬剤師のコミュニケーションスキル コミュニケーションの種類、構成要素について概説でき、患者の心理状態を把握・配慮し、適切に対応できる(言語的?非言語的コミュニケーション、異文化コミュニケーション、患者ケアとリスニングスキル、アサーションなど)。
6 臨床研究の倫理と被験者の保護 臨床研究の倫理、医療の担い手が遵守すべき倫理規範、法 (ニュールンベルク綱領、ヘルシンキ宣言、CIOMS倫理綱領など)を概説できる。
7 新薬開発の倫理 創薬の立場から新薬開発の方法と倫理を概説できる(動物実験と非臨床試験の倫理、GLP、臨床試験とGCP、医薬品の製造と製造販売後調査の基準と倫理、PL法など)。
8 薬剤師の倫理 薬剤師として遵守すべき法と倫理、薬学教育の歴史と現在・未来、ファーマシューティカルケアについて説明できる。
9 薬害の歴史と薬害被害者の生の声を聴く 薬害被害者の生の声を聴き、薬害の歴史とその背景を説明でき、薬害の防止、患者保護の視点を提案できる。
10 生殖医学と生命倫理 (1)-1-3人の誕生に関わる生命倫理問題(生殖医療、クローン技術、出生前診断など)の概略と問題点を説明できる。
11 脳死・臓器移植と生命倫理 死の定義、現代医療における死の意味、臓器移植の問題点などを説明できる。
12 終末期医療と生命倫理 人の死に関わる生命倫理問題(終末期医療、安楽死・尊厳死、緩和医療、輸血拒否など)の概略と問題点を説明できる。
13 先進医療と生命倫理、環境の倫理 医療の進歩(遺伝子診断・治療、再生医療、難病治療など)に伴う生命観の変遷を説明でき、その倫理を理解することができる。環境汚染における薬学専門家の責任の重さを自覚し、生命と環境と医療の新しい考え方を提示できる。
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臨床化学  [Clinical Chemistry]

開講情報
3年次 後期 1単位 選択(☆印は担当代表者)
担当教員
☆ 教授 藤田 芳一 助教 山口 敬子  
備考
授業の目的と概要
 現代医療における薬剤師の役割は多岐に亘ってきており、本来の業務に加え、各種検査に携わる必要性が増加しています。しかしながら、このような業務を行うには臨床検査技師の資格が必要になる場合も多く、正規課程に加えて臨床検査に関連する一定の科目を習得しなければこの受験資格を得ることはできません。本科目は、薬剤師の資格だけではなく、臨床検査技師国家試験の受験資格を得ようとする人のために設けられたもので、臨床検査項目等を分析化学的観点から理解してもらうことを目的とします。
●一般目標(GIO)
 臨床検査項目の分析法とその測定値を理解する。
授業の方法
教科書、プリントを中心に、場合によってはスライドを使用します。
●準備学習や授業に対する心構え
臨床検査技師受験資格のための科目であるのでその心積もりをしておくこと
●オフィス・アワー 
月曜日〜金曜日のお昼の休み時間、臨床化学研究室。
成績評価法
筆記試験、平常点等により総合的に評価します。
教科書
書名 著者名 出版社名
『薬学生のための臨床化学』 後藤順一、片山善章 編 南江堂
参考書
書名 著者名 出版社名
『新版 臨床化学 第2版』 伊藤 啓、長村洋一 編 講談社サイ
『臨床検査技術学 10 臨床化学 第3版』 菅野剛史、仁科甫啓、安部 彰 著 医学書院
授業計画
項目 授業内容
1 総論1 1)臨床化学とは?
2)検査試料
2 総論2 3)臨床検査分析法の基礎
4)臨床化学検査の種類
3 総論3 5)検査値の解釈
6)精度管理
4 臨床検査分析法の原理と方法1
5 臨床検査分析法の原理と方法2
6 臨床検査分析法の原理と方法3
7 生体成分と臨床化学1 1)タンパク質
8 生体成分と臨床化学2 2)糖質
9 生体成分と臨床化学3 3)脂質
10 生体成分と臨床化学4 4)非タンパク質性窒素
5)ビリルビン
11 生体成分と臨床化学5 6)酵素
7)ホルモン
12 生体成分と臨床化学6 8)その他の成分
13 薬物と臨床検査1 1)薬物モニタリング(TDM)
2)TDMの測定法
14 薬物と臨床検査2 3)臨床検査値への薬物干渉
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衛生薬学実習  [Practice in Hygienic Sciences]

開講情報
3年次 後期 1単位 必修(☆印は担当代表者)
担当教員
☆ 教授 天野 富美夫 教授 藤本 陽子 准教授 佐久間 覚
備考
授業の目的と概要
 健全な食生活を目的とした食品衛生と自然環境および生活環境の健全性を目的とした環境衛生は、疾病の予防さらには健康の維持と増進に必修である。
 「衛生薬学実習」では、食品衛生および環境衛生上の知識と技能を高めるために、衛生試験法に掲載されている飲食物試験法および環境試験法に関して、実習を行い、その試験を行う意義、試験法の原理、操作法および判定基準について理解を深めていく。
●一般目標(GIO)
 食品衛生および環境衛生上の知識と技能を高めるために、衛生試験法に掲載されている飲食物試験法および環境試験法に関して、実習を行い、その試験を行う意義、試験法の原理、操作法および判定基準について理解を深める。
授業の方法
講述説明と実習を行う。特に、実験の基本的な手技の習得、安全性の確保、および実験結果のまとめと考察の方法に重点的な指導を行う。
●準備学習や授業に対する心構え
その日の実習内容を良く理解するために、必ず実習プリントおよび参考書等の関連図書に前もって目を通しておく。
●オフィス・アワー 
原則として昼休み、各教員の研究室
成績評価法
出席することが原則である。そのうえで、実習レポート(10%)、筆記試験(90%)ならびに実習全般における態度、積極性などを総合して評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
衛生薬学実習プリント
参考書
書名 著者名 出版社名
『考える衛生薬学』 伊藤誉志男、鈴木和夫、平山晃久 (編著) 廣川書店
授業計画
項目 授業内容
1 実習講義
2 飲食物試験法I(食品成分試験法) 各種の食品成分の試験法を実施し、その原理、操作法を説明できる。
3 飲食物試験法I(食品成分試験法) 各種の食品成分の試験法を実施し、その原理、操作法を説明できる。
4 飲食物試験法II(食品衛生試験法) 食品衛生に関する試験法を実施し、その原理、操作法を説明できる。
5 飲食物試験法II(食品衛生試験法) 食品衛生に関する試験法を実施し、その原理、操作法を説明できる。
6 環境試験法I(水質試験法) 水道水の水質基準に関するおもな検査項目を列挙し、測定することができる。
7 環境試験法I(水質試験法) 公共用水域の水質汚濁に関するおもな検査項目を列挙し、測定することができる。
8 環境試験法II(空気試験法) 室内環境ならびに大気汚染に関するおもな検査項目を列挙し、測定することができる。
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薬理学実習  [Practice in Pharmacology]

開講情報
3年次 後期 1単位 必修(☆印は担当代表者)
担当教員
☆ 教授 松村 靖夫 准教授 大野 行弘 講師 大喜多 守
講師 河合 悦子    
備考
授業の目的と概要
 「薬理学実習」を通じて講義内容の理解を深めることを目的とする。解剖生理学、生化学の知識を基礎として、各種動物に薬物を投与したときの薬理作用を注意深く観察し、実験成績から各種薬物の作用機序を考察する力をつけさせたい。同時に、綿密な実験計画の立て方、生物実験に避け難いデータのバラツキから、いかにして結論を導くか、その方法についても具体的に説明する。
●一般目標(GIO)
 自律神経系、循環器系、中枢神経系などに作用する薬物の効果を測定する技能を修得する事を目的とする。
授業の方法
3〜5名で1つの班を編成し、班単位で各実習項目について実習を行う。
●準備学習や授業に対する心構え
毎回の実習項目に関する予習は必修である。また、ラットなどの実験動物を扱うので、動物愛護の精神を理解する必要がある。
●オフィス・アワー
随時、各担当教員居室
成績評価法
試験、実習レポート、出席状況(3分の2以上の出席を要する)、実習中の実習態度、意欲などを考慮して総合的に評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
実習テキストを使用する(実習初日に配付)。
参考書
書名 著者名 出版社名
『NEW薬理学(改訂第4版)』 田中千賀子、加藤隆一 南江堂
『疾患別薬理学(第4版)』 森本史郎、玄番宗一 他 廣川書店
『新薬理学テキスト』 松村靖夫 他 廣川書店
授業計画
項目 授業内容
1 実習講義1 本実習における各実習項目に関する方法論について詳述する。
2 中枢神経系に作用する薬物 ホットプレート法による鎮痛薬の作用、について効果を測定できる。
3 中枢神経系に作用する薬物 オープンフィールド法による向精神薬の作用ならびにカタレプシー惹起作用について効果を測定できる。
4 末梢神経系に作用する薬物 摘出血管収縮、弛緩に影響を及ぼす薬物ならびに血圧に影響を及ぼす薬物の作用について効果を測定できる。
5 末梢神経系に作用する薬物 摘出子宮の収縮、弛緩に影響を及ぼす薬物の作用について効果を測定できる。
6 コリンエステラーゼ阻害薬 各種臓器のコリンエステラーゼ活性およびコリンエステラーゼ阻害薬の作用について効果を測定できる。
7 腎臓に作用する薬物 無麻酔動物実験を用いて採尿実験を行い、利尿薬の作用について効果を測定できる。
8 実習講義2 本実習において得られた実験結果を中心に、総合的に考察する。
9 試験
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薬学英語2  [Technical English 2]

開講情報
4年次 後期 薬科学科:1.5単位 必修
担当教員
非常勤講師 東井 孝之    
備考
授業の目的と概要
 薬学専門分野における研究・開発活動に必須となる情報収集力を身につける上で、関連領域における実用的な英語力の養成は必要不可欠と考えられることから、本講義を通してその体得に向けたサポートを行う。
⇒ 有機化学系、物理化学系、生物系、臨床薬学系にわたる演習問題および種々病態・臨床症例等に関する英文読解を通して、科学研究論文を迅速かつ的確に把握できる読解力養成と共に、医療現場における基本用語の習熟度アップを目指す。
●一般目標(GIO)
 医学・薬学関連文献の内容を的確に把握し、そのポイントを概括説明できる。
●到達目標(SBOs)
1)医学・薬学関連分野の欧文研究論文のポイントを的確に把握できる読解力の向上。 
2)医療現場における簡単な英会話表現力を文例を通して習熟。
3)薬学英語における基本用語、用例および略語(医療関連)の習得。
授業の方法
1) テキスト中の薬学関連分野における種々英文演習問題に対する読解力をチエックすると共に、それらの英文構成はじめ内容把握に必須と考えられる各専門英語の概念等々について解説する。
2) 予め準備する配布プリントを用い、種々病態・臨床症例に対する英文読解力をチエックすると共に、その読解ポイントについて解説する。
3) 毎回、授業の始めに短時間、前回講義で勉強した基本用語、用例および略語についての習得度確認のため英会話形式での質疑応答を励行する。
●準備学習や授業に対する心構え
学習事項の復習および予め知らせる授業範囲や配布プリントについて、十分予習した上での受講を習慣づけること。
成績評価法
出席度、積極的受講態度、最終試験の結果等を総合的に判断の上、評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『わかりやすい薬学英語』 伊藤智夫 他 廣川書店
『薬学英語基本用語用例集』 瀬谷幸男 他 南雲堂フェニックス
参考書
書名 著者名 出版社名
『ステッドマン略語辞典』
授業計画
項目 授業内容
1 ・[オリエンテーション] 
・[演習問題に対する読解力とポイント把握力のチエックおよび内容解説] 
生物系 & 臨床薬学系
SBOs = 1, 2, 3
2 ・[演習問題に対する読解力とポイント把握力のチエックおよび内容解説]     
・[基本用語・用例・略語の習得チエックおよび解説]
生物系 & 臨床薬学系
SBOs = 1, 2, 3
3 ・[演習問題に対する読解力とポイント把握力のチエックおよび内容解説]     
・[基本用語・用例・略語の習得チエックおよび解説]
生物系 & 臨床薬学系
SBOs = 1, 2, 3
4 ・[演習問題に対する読解力とポイント把握力のチエックおよび内容解説]     
・[基本用語・用例・略語の習得チエックおよび解説]
生物系 & 臨床薬学系
SBOs = 1, 2, 3
5 ・[配布プリントを用いて各種病態・症例の英文読解力チエックおよび内容解説] 
・[基本用語・用例・略語の習得チエックおよび解説]
臨床薬学
SBOs = 1, 2, 3
6 ・[配布プリントを用いて各種病態・症例の英文読解力チエックおよび内容解説] 
・[基本用語・用例・略語の習得チエックおよび解説]
臨床薬学
SBOs = 1, 2, 3
7 ・[配布プリントを用いて各種病態・症例の英文読解力チエックおよび内容解説] 
・[基本用語・用例・略語の習得チエックおよび解説]
臨床薬学
SBOs = 1, 2, 3
8 ・[配布プリントを用いて各種病態・症例の英文読解力チエックおよび内容解説] 
・[基本用語・用例・略語の習得チエックおよび解説]
臨床薬学
SBOs = 1, 2, 3
9 ・[演習問題に対する読解力とポイント把握力のチエックおよび内容解説] 
・[基本用語・用例・略語の習得チエックおよび解説]
有機化学系 & 物理化学系
SBOs = 1, 2, 3
10 ・[演習問題に対する読解力とポイント把握力のチエックおよび内容解説] 
・[基本用語・用例・略語の習得チエックおよび解説]
有機化学系 & 物理化学系
SBOs = 1, 2, 3
11 ・[演習問題に対する読解力とポイント把握力のチエックおよび内容解説] 
・[基本用語・用例・略語の習得チエックおよび解説]
有機化学系 & 物理化学系
SBOs = 1, 2, 3
12 ・[著明Journal誌掲載の欧文研究論文に対する読解力とポイント把握力のチエックおよび内容解説]
・[基本用語・用例・略語の習得チエックおよび解説]
科学研究論文
SBOs = 1, 2, 3
13 ・[著明Journal誌掲載の欧文研究論文に対する読解力とポイント把握力のチエックおよび内容解説]
・[基本用語・用例・略語の習得チエックおよび解説]
科学研究論文
SBOs = 1, 2, 3
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医薬品化学2  [Medicinal Chemistry 2]

開講情報
4年次 後期 薬学科:1.5単位 選択・薬科学科:1.5単位 必修
担当教員
教授 田中 麗子    
備考
授業の目的と概要
 「医薬品化学」は「創薬化学」、「メディシナルケミストリー (Medicinal Chemistry)」とも呼ばれ医薬品の創製に関する学問であります。「医薬品化学2」では「医薬品化学1」で習得した医薬品化学の知識をふまえた上で、医薬品の開発と生産、臨床試験と承認、医薬品に含まれる代表的な構造と性質を習得します。
●一般目標(GIO)
 医薬品の作用を化学構造と関連づけて理解するために、医薬品に含まれる代表的な構造と性質に関する基本的知識を修得する。医薬品開発と生産の実際を理解するために、医薬品創製と製造の各プロセスに関する基本的知識を修得し、社会的重要性に目を向ける態度を身につける。
授業の方法
教科書および配布プリントを用いて、講義形式で授業を行います。
●準備学習や授業に対する心構え
教科書、プリント、黒板を使って授業を行うので、整理する必要があります。主に復習を重点的に行って下さい。
●オフィス・アワー 
(月)〜(金)の随時、B棟6階 医薬品化学研究室に来て下さい。
成績評価法
定期試験の成績ならびに出席状況を総合して評価します。
教科書
書名 著者名 出版社名
『NEW医薬品化学』 日比野俐、夏苅英昭、廣田耕作 (編集) 廣川書店
参考書
書名 著者名 出版社名
『メディシナルケミストリー』 北川 勳、柴崎正勝、富岡 清 (監訳) 丸善
『創薬科学・医薬化学』 橘高敦史 (編集) 化学同人
『創薬科学』 石橋弘行 (編集) 廣川書店
授業計画
項目 授業内容
1 医薬品の開発と生産 医薬品開発を計画する際に考慮すべき因子、日本の疾病の特徴、売上高上位の医薬品、ジェネリック医薬品の役割、オーファンドラッグの重要性について説明できる
2 医薬品の開発と生産 医薬品の創製における特許(知的財産権)、薬害について概説できる
3 医薬品の開発と生産 医薬品の工業的規模での製造工程の特色、品質管理の意義と環境保全を概説できる    
4 臨床試験と承認 治験の役割、内容、制度、および臨床試験の目的と実施概要、販売承認申請から申請までのプロセス、市販後調査の制度と意義を説明できる
5 全身麻酔薬・催眠鎮静薬・抗不安薬 スクリーニングの対象となる化合物の起源、薬物動態を考慮したドラッグデザインについて説明できる
6 統合失調症治療薬・抗うつ薬 古典的な医薬品開発から理想的な創薬への歴史について説明できる
7 モルヒネと受容体 医薬品と標的生体分子の相互作用を立体化学的観点から説明できる
8 オータコイド 代表的な芳香族複素環化合物の性質を芳香族性と関連づけて説明できる
9 ヒスタミン・セロトニン関連薬 医薬品開発の標的となる生体分子を列挙できる
10 ステロイド系ホルモン ステロイドアナログの医薬品を列挙し、化学構造を比較できる
11 アルキル化剤・代謝拮抗薬 アルキル化剤とDNA塩基の反応を説明できる
12 抗がん性抗生物質 インターカレーターの作用機序を図示し、説明できる
13 βーラクタム系抗生物質 βーラクタムを持つ医薬品の作用機序を化学的に説明できる
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生体分子機能学  [Biomolecular Functions]

開講情報
4年次 後期 薬科学科:1.5単位 必修
担当教員
准教授 井上 晴嗣    
備考
授業の目的と概要
  ヒトの遺伝子が解読されて以来、膨大なデータを解析するため、バイオインフォマティクス(生物情報学)の重要性が注目されている。生体分子機能学では、生体分子の機能や構造に関する情報を活用するための手段として、バイオインフォマティクスの基本的な知識を学ぶ。また、遺伝子の配列・機能解析、タンパク質解析、プロテオミクス、文献検索など、医薬品の開発や研究に活用するためのツールの使い方を学ぶ。
●一般目標(GIO)
 医薬品の開発や研究に必要な生体分子の構造や機能に関して、それらの情報や解析などに関する基本的知識を修得し、それらを活用するための基本的技能と態度を身につける。
授業の方法
コンピューターとインターネット上のデータベースを利用した演習形式で行います。
●準備学習や授業に対する心構え
予習や復習のため、インターネットに接続できるコンピューターが必要です。課題を達成するための方法は一つだけではないことに注意して下さい。
●オフィス・アワー 
講義や会議等で不在の場合以外は随時、B棟5階 生化学研究室にて。
成績評価法
課題レポートと出席を考慮して評価します。
参考書
書名 著者名 出版社名
『バイオデータベースとウェブツールの手とり足とり活用法』 中村保一、石川 淳、磯合 敦、平川美夏、坊農秀雅 (編集) 羊土社
授業計画
項目 授業内容
1 バイオインフォマティクス概要 バイオインフォマティクスとはどのような学問か説明できる。
2 文献データベースの検索 医学・薬学文献データベースを検索し、必要な文献を調べることができる。
3 ゲノム・核酸配列解析(1) BLASTによる配列の比較とその意味について説明できる。
4 ゲノム・核酸配列解析(2) 真核生物のゲノムに含まれる遺伝子を検索、閲覧できる。
5 タンパク質配列解析(1) タンパク質のアミノ酸配列から、ファミリー、ドメイン、モチーフが検索できる。
6 タンパク質配列解析(2) タンパク質のアミノ酸配列から、局在部位、膜貫通部位、二次構造が予測できる。
7 タンパク質配列解析(3) タンパク質の高次構造データベースから立体構造データを取得し、表示することができる。
8 発現プロファイル 任意の遺伝子について、その組織や培養細胞での発現プロファイルを調べられる。
9 パスウェイ解析 発現プロファイルなどの網羅的なデータから関連するパスウェイを抽出できる。
10 プロテオミクス ペプチドマスフィンガープリント(PMF)の原理を理解し、PMFを用いたタンパク質の同定ができる。
11 試薬・化合物データベース 化合物を名前や、構造式、分子量、生物活性などで検索できる。
12 バイオリソースデータベース 研究に用いる生物材料や培養細胞についての情報やその入手方法について検索できる。
13 まとめ これまで学んだ技能を用いて、与えられた課題を達成することができる。
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分子設計学  [Molecular Design]

開講情報
4年次 後期 薬科学科:1.5単位 必修
担当教員
准教授 友尾 幸司    
備考
授業の目的と概要
 DNAの遺伝情報を基にしてつくられるタンパク質は、生体内では数万種類に及ぶ。これらの中で多くのものは、代謝反応や免疫反応、エネルギー変換やシグナル伝達など様々な生命機能を担い、機能性タンパク質と呼ばれている。機能性タンパク質の働きは、人が創り出すものよりも遙かに特異的で高い活性を有する。本講義では、機能性タンパク質の構造と機能を理解すると共に、生体機能の解明や疾病の治療薬の開発を目指したタンパク質の分子設計を学ぶ。
●一般目標(GIO)
 分子設計の科学的な考え方を理解するために、標的生体分子との相互作用および基盤となるサイエンスと技術に関する基本的知識と技能を修得する。
授業の方法
プリントおよびプロジェクターを用いて、講義形式で行う
●準備学習や授業に対する心構え
講義内容を充分修得するために、復習を欠かさず行うこと。
●オフィス・アワー 
講義、実習、会議以外は随時。B棟4階 薬品物理化学研究室
成績評価法
定期試験、出席状況や受講態度などの平常点、課題などを総合的に評価します。
参考書
書名 著者名 出版社名
『タンパク質の分子設計』 後藤祐児、谷澤克行 (編) 共立出版
授業計画
項目 授業内容
1 タンパク質の構造と機能(1) タンパク質の立体構造を規定する因子(疎水性相互作用、静電相互作用、水素結合など)について、具体例を用いて説明できる
2 タンパク質の構造と機能(2) タンパク質の折りたたみ過程について概説できる
3 タンパク質の構造と機能(3) 酵素や抗体などの構造と機能について説明できる
4 タンパク質の構造と機能(4) 機能解析のための立体構造データベースの利用法について概説できる
5 酵素の立体構造と触媒機構(1) 酵素触媒反応の原理について説明できる
6 酵素の立体構造と触媒機構(2) 酵素触媒反応と立体構造の関係について説明できる
7 酵素の立体構造と触媒機構(3) 酵素的ラジカル触媒反応について説明できる
8 酵素の立体構造と触媒機構(4) 極限環境生物の酵素の働きについて説明できる
9 プロテインスプライシング タンパク質の自己触媒的な切断・再結合反応について説明できる
10 タンパク質の分子設計(1) タンパク質のデノボデザインについて説明できる
11 タンパク質の分子設計(2) タンパク質の分子進化と遺伝子変異について説明できる
12 タンパク質の分子設計(3) 酵素の基質特異性の改変について説明できる
13 タンパク質の分子設計(4) 抗体を用いた分子設計について説明できる
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生体分析化学  [Biophysics and Analytical Chemistry]

開講情報
4年次 後期 薬科学科:1.5単位 必修
担当教員
講師 齊藤 睦弘    
備考
授業の目的と概要
 生体は多くの化合物で構成され、それらの体内濃度は健常者では一定範囲内に維持されている。生体を構成する化合物の中で、疾病の指標として有用な化合物は臨床化学検査の対象となっている。生体成分の化学分析は、X線やMRIなどの物理的診断法とともに、疾病の診断や治療方針の決定を行う上で重要な意味を持っている。
 「生体分析化学」では、臨床検査の対象となっている主な生体成分をとりあげ、主としてそれらの化学的分析法について紹介する。
●一般目標(GIO)
 本授業では、薬学研究や臨床現場で分析技術を適切に応用するために、代表的な分析法の基本的知識と技能を修得することを目的とする。
授業の方法
教科書を用いて、主に講義形式で行う。
●準備学習や授業に対する心構え
予習は必要ないが、復習は必要である。
●オフィス・アワー 
時間:不在のとき以外は随時
場所:B棟4階 生体分析化学第2研究室
成績評価法
定期試験(90%)、平常点(10%)とする。
教科書
書名 著者名 出版社名
『新版 臨床化学(第2版)』 伊藤 啓、片山善章、長村陽一 (編) 講談社
参考書
書名 著者名 出版社名
『ガイドライン対応 臨床検査知識の整理 臨床化学』 新臨床検査技師教育研究会 (編) 医歯薬出版
『薬学生のための臨床化学』 後藤順一、片山善章 (編) 南江堂
『臨床化学−要点−(第3版)』 荻 三男 近代出版
授業計画
項目 授業内容
1 臨床化学分析概論 臨床化学分析で用いられる主な分析法を挙げることができる
2 正常値と精度管理 臨床分析における精度管理および標準物質の意義を説明できる
3 生体試料の取り扱い 生体試料の保存、前処理について説明できる
4 酵素を用いる分析法 酵素を用いた代表的な分析法の原理を説明できる
5 免疫測定法(1) 免疫測定法の種類と原理について説明できる
6 免疫測定法(2) 免疫測定法の種類と原理について説明できる
7 無機物質の分析法 無機物質の分析法について説明できる
8 タンパク質の分析法 タンパク質の分析法について説明できる
9 非タンパク性含窒素化合物の分析法 非タンパク性含窒素化合物の分析法について説明できる
10 糖質の分析法 糖質の分析法について説明できる
11 脂質の分析法(1) 脂質の分析法について説明できる
12 脂質の分析法(2)
酵素の分析法(1)
脂質の分析法について説明できる
主な酵素の分析法について説明できる
13 酵素の分析法(2) 主な酵素の分析法について説明できる
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薬科学卒業演習  [Exercises of Pharmaceutical Sciences]

開講情報
4年次 後期 薬科学科:0.5単位 必修
担当教員
教授 石田 寿昌    
備考
授業の目的と概要
 大学院薬科学研究科修士課程進学を前提とした卒業演習を行う。修士課程での研究テーマについて、その予備段階として本演習を位置づけ、まず、研究テーマの学術的意義・重要性、世界での研究進展状況について学ぶ。ついで、本演習を有意義なものとするため、教員・修士課程学生の指導のもと、具体的な研究課題について実験を行い、その結果をまとめ、効果的なプレゼンテーションの作成と質疑応答のためのテクニックを演習形式を通して養う。
●一般目標(GIO)
 研究成果を整理して発表できるようになるために、プレゼンテーションおよび質疑応答の基本的知識、技能、態度を習得する。
●到達目標(SBOs)
1.研究課題に関する内容を時間内で発表できる。
2.研究室のセミナーなどで得られた意見を、統合して発表できる。
3.質問に対して適切に応答できる。
4.他者のプレゼンテーションに対して、優れた点および改良点を指摘できる。
授業の方法
関連論文の読解、実験を含む演習形式で行う。
成績評価法
実験態度、研究発表、質疑応答などから総合的に評価する。
授業計画
項目 授業内容
1 研究課題の理解 関連論文の読解
2 実験予備 課題研究を行うための基礎技術の習得
(遺伝子組み換え技術)
3 実験予備 課題研究を行うための基礎技術の習得
(分子間相互作用の測定技術)
4 実験・演習 具体的な研究課題について実験する
5 実験・演習 具体的な研究課題について実験する
6 実験・演習 具体的な研究課題について実験する
7 実験・演習 具体的な研究課題について実験する
8 結果および考察 研究成果についての学術的意義を考察する
9 結果のまとめ 研究成果をまとめる
10 プレゼンテーション 研究成果を発表する
11 報告 研究結果を論文形式でまとめる
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臨床薬物動態学  [Clinical Pharmacokinetics]

開講情報
4年次 後期 薬学科:1.5単位 必修(☆印は担当代表者)
担当教員
☆ 教授 掛見 正郎 教授 田中 一彦 准教授 井尻 好雄
講師 宮崎 誠    
備考
授業の目的と概要
 薬物治療では、適切な診断に基づき治療薬が選択され、患者に適した投与方法や投与量が決定される。しかし、その治療効果は患者毎に異なるため、患者の様子を観察しながら投与量などを調節しなくてはならない。このとき、薬剤師に求められるのは、薬物の体内動態と患者の生理的および病理的変化との関係に基づき投与方法や投与量を変更できる能力である。
 臨床薬物動態の概念は、個々の患者における客観的かつ合理的な薬物治療、すなわちテーラーメイド治療を遂行する上で薬剤師をはじめ医療関係者に必要であるばかりでなく、治験(第I〜III相臨床試験)における薬物動態を適切に解釈、推測する上で臨床開発従事者にも欠くことができない。
 本講座の前半では、体内動態の変動要因、集団における薬物動態の解析と個別の体内動態の推定(ポピュレーションファーマコキネティクス:PPK)、薬物動態と薬理効果との速度論的解析(PK-PD)と評価、薬物による時間治療について解説する。後半では、治療的薬物モニタリング(TDM)および薬物動態と薬理効果・重篤副作用や薬物相互作用との関連性について事例をあげ解析することで、臨床薬物動態の基礎理論から実際の臨床応用までを学ばせるものである。
●一般目標(GIO)
 薬物治療の個別化に関する基本的知識を習得し、個々の患者に応じた投与計画の立案を目指す。
授業の方法
教科書あるいはプリント等を用いた講義形式で行う。必要に応じてパワーポイントを用いることもある。
●準備学習や授業に対する心構え
PPKの分野では、統計学的な用語と内容が非常に多い。授業までに4年生前期科目「薬物動態学3」の復習とあわせて、「数理統計学」(2年生科目)と「生物統計学演習」(3年生科目)の復習は必須である。
数理統計学分野) 平均と分散、母集団と母集団分布、推定値、正規分布、カイ二乗分布、帰無仮説、対立仮説、棄却域、有意水準、確率変数、確率分布、確率密度関数、最尤原理
生物統計学演習分野) 相関、回帰曲線
●オフィス・アワー
前半) B棟2階/薬剤学研究室(月〜金の10:00〜18:00 但し会議等で不在のときもあります)
後半) B棟2階/臨床薬剤学研究室(月〜金の16:30〜17:30 但し会議等で不在のときもあります)
成績評価法
定期試験・課題演習ならびに出席状況より総合的に評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
前半) 『広義 薬物動態学』 掛見正郎 (編集) 京都廣川書店
後半) 『実践処方例とその解説』 田中一彦・井尻好雄・荒川行生 (監修) じほう
授業計画
項目 授業内容
1 体内動態と変動要因1 体内動態に対する変動要因の影響を薬物の特性に基づいて分類できる。
【SBO15-(3)-5-1】
2 体内動態と変動要因2 体内動態に対する変動要因の影響を評価・推定でき、投与設計に応用できる。
【SBO15-(3)-5-1】
3 母集団薬物動態解析1 ・集団の解析法を説明できる。
・NONMEM法における個体間変動と個体内変動の考え方を説明できる。
【SBO15-(3)-5-2】
4 母集団薬物動態解析2 ・NONMEM法による解析結果の妥当性評価を説明できる。
・ベイズ推定法を説明できる。
・ベイズ推定値の意味を説明できる。
【SBO15-(3)-5-2】
5 PK-PD解析とその評価1 薬物の体内動態と効果の速度論的な解析方法を説明できる。
【SBO15-(3)-5-3】
6 PK-PD解析とその評価2 薬物の体内動態と効果の関係を速度論的に評価できる。
【SBO15-(3)-5-3】
7 時間薬理学と時間治療 生体リズムおよび生体リズムを考慮した薬物の用法について説明できる。
【SBO15-(3)-5-4】
8 TDM総論 治療的薬物モニタリング(TDM)の意義を説明できる。
9 TDMと薬物相互作用(吸収) TDMと薬物相互作用(吸収)に関して説明できる。
10 TDMと薬物相互作用(分布) TDMと薬物相互作用(分布)に関して説明できる。
11 TDMと薬物相互作用(代謝) TDMと薬物相互作用(代謝)に関して説明できる。
12 TDMと薬物相互作用(排泄) TDMと薬物相互作用(排泄)に関して説明できる。
13 TDMと薬物副作用の考え方 重篤副作用とその初期症状に関して説明できる。
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薬物治療学2  [Clinical Pharmacology and Therapeutics 2]

開講情報
4年次 後期 薬学科:1.5単位 必修(☆印は担当代表者)
担当教員
☆ 教授 田中 一彦 教授 松村 人志 准教授 井尻 好雄
備考
授業の目的と概要
 病態時における各疾病における基礎知識を理解し、その上で各疾病に対する治療薬物およびその使用上の注意に関する知識を身に付けることを主眼とする。「薬の向こうにヒトがいる」ことを認識できるようにする。
●一般目標(GIO)
 疾病に伴う症状と臨床検査値の変化など的確な患者情報を収得し、患者個々また患者特性(新生児、小児、高齢者、妊婦等)に応じた薬の選択、用法・用量の設定および代表的医薬品の効能・効果、警告・禁忌・副作用、相互作用等を考慮した適正な薬物治療に参画できるようになるために、薬物治療に関する基本的知識と技能を習得することを目的とする。また、疑義照会の流れについても理解できることを目的とする。
授業の方法
教科書・プリント・スライドを用いて、主に質問形式で授業を行う。
●準備学習や授業に対する心構え
予習・復習を行うと共に、授業中に理解し、考える力を身に付けることを心構える。
●オフィス・アワー
月〜金16:30-17:30、B棟2階臨床薬剤学研究室・薬物治療学研究室。
成績評価法
定期試験の成績、小テスト、授業の出席状況と授業への貢献度等を総合的に評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『最新薬物治療学』 赤池昭紀,石井邦雄,越前宏俊,金子周司 (編集) 廣川書店
『病気の地図帳(新版)』 山口和克 (監修) 講談社
参考書
書名 著者名 出版社名
『実践処方例とその解説』 田中一彦,井尻好雄,荒川行生 (監修) じほう
授業計画
項目 授業内容
1 2-6 総論 その2 代表的な症候と、生じる原因とそれらを伴う代表的疾患を説明できる
2 2-7 骨・関節・呼吸器 その1 骨粗鬆症・慢性関節リウマチ・気管支喘息等の代表的な疾患の病態生理を説明できる
3 2-7 骨・関節・呼吸器 その2 適切な治療薬およびその使用上の注意について説明できる(1)
4 2-7 骨・関節・呼吸器 その3 適切な治療薬およびその使用上の注意について説明できる(2)
5 2-8 消化器系 その1 消化性潰瘍・腸炎・肝炎等の代表的な疾患の病態生理を説明できる
6 2-8 消化器系 その2 適切な治療薬およびその使用上の注意について説明できる(1)
7 2-8 消化器系 その3 適切な治療薬およびその使用上の注意について説明できる(2)
8 2-9 内分泌・代謝 その1 甲状腺機能異常症・糖尿病・高脂血症等の代表的な疾患の病態生理を説明できる
9 2-9 内分泌・代謝 その2 適切な治療薬およびその使用上の注意について説明できる(1)
10 2-9 内分泌・代謝 その3 適切な治療薬およびその使用上の注意について説明できる(2)
11 2-10 血液・造血器 その1 貧血・白血病・播種性血管内凝固症候群等の代表的な疾患の病態生理を説明できる
12 2-10 血液・造血器 その2 適切な治療薬およびその使用上の注意について説明できる(1)
13 2-10 血液・造血器 その3 適切な治療薬およびその使用上の注意について説明できる(2)
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医薬品安全性学  [Drug Safety]

開講情報
4年次 後期 薬学科:1.5単位 必修・薬科学科:1.5単位 選択(☆印は担当代表者)
担当教員
☆ 准教授 大野 行弘 講師 河合 悦子  
備考
授業の目的と概要
「医薬品安全性学」では、医薬品開発の流れの中で実施される各種の安全性評価試験、代表的な薬物の副作用、器官毒性とその発現メカニズムなどについて学習する。各非臨床(安全性)試験の原理と評価方法、臨床試験(治験)の進め方、器官特異的に発現する毒性症状、副作用発現に影響する因子、解毒法などを理解し、医薬品の安全性評価に関する基礎知識を習得する。
●一般目標(GIO)
 医薬品の安全性評価、薬物の人への影響と代表的な副作用に関する基本的知識を習得する。
授業の方法
教科書、プリント、演習問題などを用いた講義形式の授業を行う。
●準備学習や授業に対する心構え
授業で行う演習問題などを利用し、3時間/週程度の予習・復習を行うこと。
●オフィス・アワー 
毎週月曜日午後0時30分〜2時 (但し、質問等あれば随時来訪可)
B棟3階 薬品作用解析学研究室 
成績評価法
原則として定期試験の成績により評価する。(ただし、授業への出席状況も考慮する場合もある)
教科書
書名 著者名 出版社名
『New医薬品の安全性学』 吉田武美、竹内幸一 (編) 廣川書店
参考書
書名 著者名 出版社名
『医薬品トキシコロジー』 佐藤哲男 ら(共編) 南江堂
授業計画
項目 授業内容
1 総論:薬の副作用、薬害、医薬品開発 ・薬物の主作用と毒性との関連、副作用/有害事象の違い、代表的な薬害について説明できる。
・医薬品開発の流れ、各プロセスを説明できる。
2 臨床試験(治験)と安全性情報 ・治験(臨床試験)がどのように行われるか、治験の意義と内容を説明できる。
・医薬品安全性情報の種類を挙げ、その位置づけ、用途を説明できる。
3 副作用の種類と非臨床試験1 ・非臨床試験(薬効薬理試験、安全性薬理試験、一般毒性試験、TK試験)の目的と実施概要、関連する副作用を説明できる。
4 副作用の種類と非臨床試験2 ・非臨床試験(遺伝毒性、発がん性試験、免疫毒性)の目的と実施概要、関連する副作用を説明できる。
5 副作用の種類と非臨床試験3 ・非臨床試験(生殖発生毒性試験、局所刺激性、依存性試験など)の目的と実施概要、関連する副作用を説明できる。
6 器官毒性と代表的な副作用1 ・肝臓、血液系に副作用を示す薬物を挙げ、代表的な副作用の症状、毒性発現機序を説明できる。
7 器官毒性と代表的な副作用2 ・腎臓、生殖器系血液系に副作用を示す薬物を挙げ、代表的な副作用の症状、毒性発現機序を説明できる。
8 器官毒性と代表的な副作用3 ・感覚器、皮膚に副作用を示す薬物を挙げ、代表的な副作用の症状、毒性発現機序を説明できる。
9 器官毒性と代表的な副作用4 ・呼吸器、消化器に副作用を示す薬物を挙げ、代表的な副作用の症状、毒性発現機序を説明できる。
10 器官毒性と代表的な副作用5 ・心臓、血管系に副作用を示す薬物を挙げ、代表的な副作用の症状、毒性発現機序を説明できる。
11 器官毒性と代表的な副作用6 ・末梢、中枢神経に副作用を示す薬物を挙げ、代表的な副作用の症状、毒性発現機序を説明できる。
12 毒性発現に影響する因子と
テーラーメイド医療
・薬物の作用発現・薬物動態に影響する遺伝的、年齢的、生理的素因について、例をあげて説明できる。
13 毒性発現と医薬品相互作用 ・薬物の副作用発現に影響する医薬品の相互作用について、例をあげて説明できる。
14 急性薬毒物中毒 ・代表的な急性薬毒物中毒について、原因薬物とその処置法を説明できる。
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コミュニティファーマシー  [Community Pharmacy]

開講情報
4年次 後期 薬学科:1.5単位 必修
担当教員
准教授 恩田 光子    
備考
授業の目的と概要
 本科目における講義は、「実務実習モデル・コアカリキュラム」のうちの「実務実習事前学習」で示されている講義項目の一部を構成する。日本の社会保障制度や国民医療費の動向などを理解した上で、地域における薬局の役割や具体的な業務内容を考究するとともに、コミュニケーションに関する資質向上をめざす。
●一般目標(GIO)
@公平で質の高い医療を受ける患者の権利を保障するしくみを理解するために、社会保障制度と薬剤経済の基本的知識を修得する。
A医療経済・薬業経済に関する意識・知識を高める。
Bコミュニティファーマシー(地域薬局)のあり方と業務を理解するために、薬局の役割や業務内容、医薬分業の意義、セルフメディケーションに関する基本的知識と、それらを活用するための基本的態度を修得する。
授業の方法
テキストと適時配付するプリントに沿って講義する。また、実務経験豊富な学外講師を招聘した講義を適宜展開する。
●準備学習や授業に対する心構え
網羅すべき範囲に比べ、講義時間が限られているため、講義中に十分説明できなかった部分や確認しておくよう指示した事項については、教科書や資料を用いて自習に努めること。
●オフィス・アワー 
随時(B棟3階 臨床実践薬学第二研究室)
成績評価法
定期試験80%、平常点20%(出席状況および毎回の講義終了時に行う確認テスト)に基づいて評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『薬学生のための薬剤経済学』 恩田光子 他 廣川書店
『薬局管理の基本2』 上村直樹 他 羊土社
授業計画
項目 授業内容
1 社会保障制度 @日本における社会保障制度のしくみ
A社会保障制度の中での医療保険制度の役割
B医療保険の成り立ちと現状
C医療保険の種類・しくみ
D高齢者医療保健制度
2 国民医療費・薬剤経済 @国民医療費の動向
A医療費の内訳
B保険医療と薬価制度の関連
3 医薬分業 @医薬分業の歴史
A医薬分業の現状と将来展望
Bかかりつけ薬局の意義
4 薬局及び薬剤師と倫理 @薬局の形態及び業務運営ガイドライン
A薬剤師に関わる倫理規定
 薬局開設・薬局調剤・守秘義務等に関する規定、薬局開設者と管理薬剤師の役割と遵守事項 等
5 保険調剤 @健康保険法、国民健康保険法の概要
A保険薬剤師療養担当規則及び保険医療養担当規則
B保険薬局と保険調剤
6 薬局薬剤師の報酬を考える @調剤報酬体系および調剤報酬明細書(レセプト)
7 地域薬局の役割 @薬局マネジメントの基礎知識
A在宅医療及び居宅介護における薬局と薬剤師の役割
B介護保険制度のしくみ
C学校薬剤師
D休日/夜間体制、教育活動、災害時活動
8 薬局マネジメント @今後の薬局マネジメントの方向性
A薬局薬剤師の職能拡大に求められる資質とは
9 医薬品管理 @医薬品流通
A薬局における在庫管理、品質管理
B薬局製剤の意義
10 情報管理とコミュニケーション @患者情報、医薬品情報等の収集・管理
A服薬指導の法的・倫理的・科学的根拠とその意義
B薬歴管理の意義とその概要
C患者さんとのコミュニケーション
Dチーム医療とコミュニケーション
11 リスクマネジメント @「医療安全」の考え方
A薬剤師業務での事故事例とその原因
B特に注意を要する薬剤
12 セルフメディケーション(1) @地域住民のセルフメディケーションのために薬剤師が果たす役割
Aおもな一般用医薬品とその使用目的
13 セルフメディケーション(2) 漢方薬、生活改善薬、サプリメント、保健機能食品について
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臨床検査学  [Clinical Laboratory Medicine and Diagnostic Imaging]

開講情報
4年次 後期 薬学科:1.5単位 必修
担当教員
教授 藤田 芳一    
備考
授業の目的と概要
 医療は、古くは疾病による苦しみを取り去ることのみに主力がおかれていました。今日の医療は、臨床検査の目覚しい進歩によって、病態・疾病を正確に診断(diagnosis)することができるようになってきており、医療現場での臨床検査の地位は確立され、大きな役割を演じています。diagnosisの‘dia’は「とおして」、‘gnosis’は「知ること」を表しているように、診断とは、単に病名を決めるのではなく、病態・疾病の本態、全貌をくまなく知り尽くすことです。医師が正しい診断を下すには、患者の訴える自覚症状、診察することから得られる他覚症状に基づく診察診断学と、より客観的に、より正確にとらえる検査診断学の両者が重要で、この両者が車の両輪のような関係にあり、この2つが適切に行われてはじめて正しい診療が可能となります。したがって、臨床検査結果を正しく解釈することは、単に疾病の診断だけでなく、疾病の活動性や重症度の判定、経過の観察、予後の推測あるいは治療の効果などにも役立ちます。また、薬学教育が6年制になり、癌専門薬剤師やNST、ICTへ参画する薬剤師のような、これからの新しい時代の医療を担う質の高い薬剤師としても、更には患者とのコミュニティファーマシーの面などにおいても種々の臨床検査データを理解することが不可欠です。本講義では、臨床検査の基礎知識とその関連疾患・関連事項について、症例を多く取り入れながら、できるだけ平易に解説・講述する予定です。
●一般目標(GIO)
 疾患と関連する臨床検査項目・臨床検査値を理解する。
授業の方法
教科書・プリントを中心に、場合によりスライド、ビデオ等を使用します。
●準備学習や授業に対する心構え
基礎的な臨床検査値を復習・理解しておくこと
●オフィス・アワー 
月曜日〜金曜日のお昼の休み時間、臨床化学研究室。
教科書
書名 著者名 出版社名
『カルテの読み方と基礎知識』 長澤紘一、村田正弘 (監修) じほう
参考書
書名 著者名 出版社名
『ナースのための検査の話』 芦川和高 学研
『わかりやすい臨床検査』 高木 康 じほう
『薬剤師のための臨床検査の知識』 池田千恵子 じほう
『ナースのための基準値ハンドブック』 巽 典之 南江堂
授業計画
項目 授業内容
1 診療における臨床検査の位置づけ 診断学の基礎
2 バイタルサイン1 1)体温
2)血圧
3 バイタルサイン2 3)脈拍
4)呼吸
5)血液ガス分析
4 バイタルサイン3 6)酸塩基平衡
7)アシドーシスとアルカローシス
5 バイタルサイン4 8)意識
9)ショック
10)一次救命
6 バイタルサイン5 11)症例演習 その1 
7 検体検査と病態1 1)身体計測
2)尿検査
8 検体検査と病態2 3)血液学的検査
4)凝固・線溶系検査
9 検体検査と病態3 5)免疫学的検査 
10 検体検査と病態4 6)生化学的検査 その1
 6-1.タンパク質  6-2.逸脱酵素
11 検体検査と病態5 6)生化学的検査 その2
 6-3.アイソザイム 6-4.電解質
12 検体検査と病態6 6)生化学的検査 その3
  6-5.腫瘍マーカー
7)便検査
8)その他の検体検査
13 検体検査と病態7 9)症例演習 その2
14 生体検査と病態 1)心電図
2)肺機能検査
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薬学総合演習1  [Exercises in Comprehensive Pharmaceutical Sciences 1]

開講情報
4年次 後期 薬学科:1単位 必修
担当教員
教授 土井 光暢    
備考
授業の目的と概要
 4年間に修得した全ての薬学関連科目を復習します。それによって、身につけた各分野の基本知識を再確認し、整理することを目標とします。
●一般目標(GIO)
 実務実習を開始してもよいレベルの基本的な薬学知識を身につける。
授業の方法
各分野の教員が演習形式で行います。
具体的な回数、内容、担当者は後期・開講前に発表します。
●準備学習や授業に対する心構え
演習では重要問題の解説が中心になるので、広範囲の復習を行うためには自己学習が不可欠です。特に、履修してから時間が経過している基礎科目については重点的に復習するよう心がけて下さい。
●オフィス・アワー 
「薬学総合演習1」については、平日にB棟4階・分子構造化学研究室で随時お答えします。各演習内容については担当者のオフィス・アワーを参照して下さい。
成績評価法
出席状況、演習試験の成績に、体験テスト及びCBTの結果を加味し、総合的に評価します。
教科書
書名 著者名 出版社名
各担当者が作成するプリント等
授業計画
項目 授業内容
1 演習C1 熱力学、反応速度論などの基本的知識を修得する。
2 演習C2-4 化学物質をその性質に基づいて分析できる基本的知識を修得する。
3 演習C4 代表的な反応、分離法、構造決定法などについての基本的知識を修得する。
4 演習C5-7 有機合成法の基本的知識を修得する。
5 演習C8 生命体の成り立ちを個体、器官、細胞レベルで理解するための基本的知識を修得する。
6 演習C9,10 細胞の機能や生命活動を支える分子の役割についての基本的知識を修得する。
7 演習C11,12 栄養と健康、現代社会における疾病とその予防に関する基本的知識を修得する。
8 演習C13 代表的な薬物の作用、作用機序、および体内での運命に関する基本的知識を修得する。
9 演習C14 薬物治療に関する基本的知識と技能を修得する。
10 演習C16,17 薬物と製剤材料の物性、医薬品への加工、および薬物送達システムに関する基本的知識を修得する。
11 演習C18 薬学を取り巻く法律、制度、経済および薬局業務に関する基本的知識を修得する。
12 演習A,B ヒューマニズムに関する基本的知識を修得する。
13 演習D1 調剤および製剤、服薬指導などの薬剤師職務に必要な基本的知識を修得する。
14 総合学習
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薬学総合演習2  [Exercises in Comprehensive Pharmaceutical Sciences 2]

開講情報
4年次 後期 薬学科:1単位 必修
担当教員
教授 荒川 行生    
備考
授業の目的と概要
 本科目は、主に「実務実習モデル・コアカリキュラム」のうちの「実務実習事前学習」で示されている演習および実習の項目(一部)に基づいてこれを行うもので、薬学科5年次で行われる「病院・薬局実務実習」のための準備学習となることを目的とする。授業では、調剤、薬剤交付・服薬指導、リスクマネジメントなどについて、講義および実習と組み合わせた総合的な演習を行う。
●一般目標(GIOs)
@事前学習に積極的に取り組むために、病院と薬局での薬剤師業務の概要と社会的使命を理解する。
A病院・薬局における医薬品の管理と供給を正しく行うために、内服薬、注射剤などの取扱い、および院内製剤・薬局製剤に関する基本的技能を修得する。
B医療チームの一員として調剤を正確に実施できるようになるために、処方せん授受から服薬指導までの流れに関連する基本的技能、態度を修得する。
C処方せん上の問題点が指摘できるようになるために、用法・用量、禁忌、相互作用などを含む調剤上注意すべき事項に関する基本的技能、態度を修得する。
D患者の安全確保とQOL向上に貢献できるようになるために、服薬指導などに関する基本的技能、態度を修得する。E薬剤師業務が人命にかかわる仕事であることを認識し、患者が被る危険を回避できるようになるために、医薬品の副作用、調剤上の危険因子とその対策に関する基本的技能、態度を修得する。
F病院・薬局における医薬品の管理と供給を正しく行うために、注射剤の取扱いに関する基本的技能を修得する。
G病院実務実習、薬局実務実習に先立って大学内で行った事前学習の効果を高めるために、調剤および服薬指導などの薬剤師職務を総合的に実習する。
授業の方法
専用の学内施設においてグループ別に演習・実習を行う。授業内容の順序はグループにより異なる(初回の授業で説明する)。
●準備学習や授業に対する心構え
@実際の医療現場で行われる実務実習の準備学習であることをよく理解し、実践的な技能および技術的態度の修得はもとより、医療人および実習生としてあるべき態度について、その涵養に努めること。
A演習や実習の裏づけとなる知識について、適宜、その修得および確認を行いながら臨むこと。
●オフィス・アワー 
随時(B棟3階 臨床実践薬学研究室)
成績評価法
学習態度、出席状況、適宜の小テスト・レポート、および演習試験の結果に基づいて総合的に評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『薬剤師手技の理論と実践』 荒川行生、恩田光子 他 京都廣川書店
参考書
書名 著者名 出版社名
『実務実習事前学習テキスト』 荒川行生 他 ネオメディカル
『病院薬局研修ガイドブック』 黒川信夫 (監修) ハイサム
『ビジュアル薬剤師実務シリーズ1・薬局調剤の基本』 上村直樹・下平秀夫 (編) 羊土社
『ビジュアル薬剤師実務シリーズ2・薬局管理の基本』 上村直樹・下平秀夫 (編) 羊土社
『ビジュアル薬剤師実務シリーズ3・病院調剤と医薬品管理の基本』 阿部宏子 (編) 羊土社
『ビジュアル薬剤師実務シリーズ4・病棟業務の基本』 阿部宏子 (編) 羊土社
授業計画
項目 授業内容
1 第1-5細目
調剤室業務
@代表的な処方せん例の鑑査を行うこと(シミュレート)ができる(実習)。
A処方せん例に従って、計数調剤をシミュレートできる(実習)。
B処方せん例に従って、計量調剤をシミュレートできる(実習)。
C調剤された医薬品の鑑査をシミュレートできる(実習)。
D処方せんの鑑査の意義とその必要性について討議する(演習)。
2 第6-8細目
疑義照会
@疑義照会をシミュレートする(実習・演習)。
A処方せんの問題点を解決するための薬剤師と医師の連携の重要性を討議する(演習)。
3 第9細目
特別な医薬品の取扱い
特別な配慮を要する医薬品について、その管理と取扱いをシミュレートできる(実習)。
4 第10-12細目
副作用
代表的な医薬品の副作用の初期症状と検査所見を具体的に説明できる(演習)。
5 第13-18細目
服薬指導
@代表的な医薬品について、適切な服薬指導ができる(演習)。
A共感的態度で患者インタビューを行う(演習)。
B患者背景に配慮した服薬指導ができる(演習)。
6 第19-21細目
無菌操作
無菌操作の原理(手洗いを含む)を説明し、基本的な無菌操作を実施できる(実習)。
7 第22細目
チーム医療
@医療チームの構成や各構成員の役割、連携と責任体制を説明できる(講義)。
Aチーム医療における薬剤師の役割を説明できる(講義)。
8 第23-27細目
リスクマネジメント
@誤りを生じやすい調剤例を列挙できる(演習)。
Aリスクを回避するための具体策を提案する(演習)。
B事故が起こった場合の対処方法について提案する(演習)。
9
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特別研究(後期)  [Special Laboratory Works, Practice in Applied Pharmaceutical Sciences]

開講情報
4年次 後期 薬科学科:6単位 必修
担当教員
備考
授業の目的と概要
 未知の自然科学に挑戦する手法を修得するため、その一手段として配属先の教員の指導のもとで薬学関連のテーマで基礎研究および応用研究を実施する。 
●概要
 4年次後期では、4年次前期で修得した研究活動に参画するために必要な基本的知識、技能、態度に基づいて得られた研究成果を更に発展させ、新しい知見を見出す能力を涵養する。また、その過程において、創造の喜びと研究の醍醐味を体験することができる。
●一般目標(GIO) 
 研究を自ら実施できるようになるために、研究課題の達成までのプロセスを体験し、研究活動に必要な知識、技能、態度を修得する。
●到達目標(SBOs) 
 1.研究課題に関連するこれまでの研究成果の問題点を抽出できる。
 2.研究課題に関連する論文を読み、理解できる。
 3.実験計画を立て、実験を実施できる。
 4.研究の結果をまとめることができる。
 5.研究の結果を考察し、評価できる。
 6.研究の結果を発表し、質疑応答ができる。
 7.研究の成果を報告書や論文としてまとめることができる。
授業の方法
文献調査、演習並びに実験
成績評価法
特別研究成果のプレゼンテーションおよび報告書に基づき、総合的に評価する。

教育研究グループ
担当教員
研究テーマ
薬品物理化学
教授 石田 寿昌
准教授 友尾 幸司
講師 尹 康子
(1) 遺伝情報翻訳開始反応機構の解明 
遺伝情報を読みとり、タンパク質の生合成を開始させるのに必要な蛋白質や、その反応を制御する翻訳調節因子等の一連の蛋白質の立体構造をX線結晶構造解析法等により解析し、その生理機能の仕組みを分子レベルで明らかにして翻訳開始反応機構を解明する。 
(2) 認知症に関与するタウ蛋白質の構造と機能の解明ならびに認知症治療薬の開発
アルツハイマー痴呆の原因物質はタウ蛋白質の脳中での不溶性沈着形成がある。本来可溶性のタウ蛋白質が不溶性になるメカニズムを、種々の分光学的方法による構造解析を駆使して解明する。
(3) 生体高分子の構造機能解析
Na-Ca交換系タンパク質、糖輸送系タンパク質、ユビキチンープロテアソーム系タンパク質などの非常に重要な機能を有する各タンパク質の立体構造をX線結晶構造解析法等により解明し、分光学的手法も併せて構造と機能の相関を解析する。
(4) 生理活性物質、特にC−末端アミド化ペプチドの構造と機能に関する研究
生体内に存在しているペプチド、特にC−末端部分がアミド化されたペプチドには極めて特異な生理活性をしめる化合物が多く存在している。なぜ生理活性の発現にC−末端アミド化が必要かを解明するために、それらの立体構造をNMRやX線などを用いて解析し、その機能との相関について調べる。そして、より高活性な分子を設計する。 
(5) 酵素阻害剤の分子設計
生体反応の維持に不可欠な酵素は、その機能の異常亢進によって重篤な疾病を引き起こす。それゆえ、標的酵素に選択特異的な低分子阻害剤を開発することは、その疾病治療に重要です。研究室ではトリプシンを始めとするセリンプロテーアーゼ、パパインやカテプシンなどのセリンプロテアーゼに対する阻害剤を分子設計している。これまでにカテプシンBの立体構造の解析から、その基質結合ポケットの特異性を明らかにして、それにジャストフィットする阻害分子を設計し、その結果として、選択特異的な阻害剤としてCA074(IC50=2nM)の開発に成功している。このように、種々の構造生物学的、構造化学的手法を駆使して、生体内で重要な役割を果たしている酵素構造を明らかにし、それに特異的な阻害分子の開発に取り組んでいる。
生化学
准教授 井上 晴嗣
講師 藤井 忍
(1) リン脂質加水分解酵素の触媒機能の解明
リン脂質加水分解酵素を生体から精製、もしくは、大腸菌を用いた発現系を構築して精製し、酵素反応速度論に基づいて種々の実験を行うことにより、どのような反応機構で酵素が基質に作用するのかを明らかにする。
(2) ホスホリパーゼA2阻害タンパク質の構造と阻害機構の解明
本研究室で発見した3種類のホスホリパーゼA2阻害タンパク質について、大腸菌による組換えタンパク質の大量発現とX線結晶解析、部位特異的変異体を用いたホスホリパーゼA2との相互作用の解析などについて検討する。
(3) ロイシンリッチα2グリコプロテイン(LRG)の機能解明
ほ乳類の血液中に存在するLRGは毒ヘビ血液中に存在するホスホリパーゼA2阻害タンパク質と相同性を示す。最近LRGの内在性リガンドがシトクロムcであることを見いだしたが、その生理的な意味についてはわかっていない。そこで、組換えLRGタンパク質の発現系を構築するとともに、LRGノックアウトマウスを作製して、LRGの生理的機能を解明する。
微生物学
教授 辻坊 裕
講師 宮本 勝城
助教 土屋 孝弘
(1) 環境微生物:バイオマスの有効利用を目的とするキチンおよびキシラン分解機構に関する分子生物学的研究 
(1) 海洋細菌のキチン分解機構に関する分子生物学的研究 
(2) 好熱性放線菌のキチン・キシラン分解機構に関する分子生物学的研究
(3) 海洋細菌および好熱性放線菌のドラフトゲノム解析
(2) 病原微生物:感染症治療薬の開発を目的とする病原微生物による疾病発症機構に関する分子生物学的研究 
(1) 病原細菌の宿主生体中における生存および増殖機構の解明
(2) 病原細菌の病原性発現に関与するシグナル伝達機構  
(3) 病原細菌に対する免疫応答の解析
薬品分析化学
教授 三野 芳紀
講師 齊藤 睦弘
講師 佐藤 卓史
(1) 環境汚染物質の分解・無毒化に関する研究
・キノコ菌や化学反応(鉄―過酸化水素試薬など)を用いて、ダイオキシン・PCBの分解法を開発する。
・植物を利用した環境修復法を開発する。制がん剤シスプラチンの作用機序に関する研究
(2) 身近にある有害物質に関する研究
・環境、食品中の有害物質(有機スズ類、重金属)の分析などを行う。
・有害物質を体外に排泄させる化合物を探索する。
(3) 生体の鉄取り込み機構に関する研究
・蛍光菌及び水質汚濁を引き起こす藻類の鉄取り込み機構を解明する。
・食物中に含まれるミネラルの化学形態分析を行う。
・鉄の毒作用を調べるとともに、その毒作用を抑制するキレート剤を探索する。
(4) 植物タンパク質の構造に関する研究
・フェレドキシンの一次構造解析により、植物の類縁関係を調べる。
・ペルオキシダーゼの構造と有害物質分解活性の関係を調べる。
(5) シスプラチンおよび関連白金錯体と核酸との相互作用を種々の方法で解析すること、並びに培養がん細胞の状態や機能の変化を生物化学的に解析することにより、アポトーシス誘導を含む作用機序を明らかにするとともに、より優れた制がん剤を開発する。
(6) セレン含有化合物に関する生物無機化学的研究
セレンを含む化合物の合成、分析および抗がん活性、抗酸化活性等の生物活性の検索を行うことにより、有用なセレン化合物を開発するとともに、セレンが必須元素として生体内で多彩な機能を発現する機構を解明する。
(7) 生理活性を有する金属錯体を認識するモノクローナル抗体の調製と応用
Gly-His-Lys-Cu2+のように生理活性を示す金属錯体について、錯体と配位子とをそれぞれ個別に認識するモノクローナル抗体の作成を試み、それらの抗体を対象錯体の生体内での挙動や活性発現機構等の解析に応用する。
(8) 環境中の超微量元素の分析法の開発
生物試料や環境試料中に存在する超微量元素を分離・濃縮し、分析する新しい方法を開発する。
分子構造化学
教授 土井 光暢
助教 浅野 晶子
(1) 両親媒性ペプチドの立体構造と機能
天然に見出されるペプチドで細胞膜に作用点をもつ一群は、疎水性・親水性という単純な物性を組み合わせることで活性を発現する。これらの構造と機能の関係を調べる。
(2) コンホーメーションコントロールについて
生理活性を有するペプチドの中には、その立体構造がレセプターとの結合に大きな影響を与えることがある。これらのペプチドに化学修飾を行うことで、立体構造を自由に変化させ、さらには活性をもコントロールすることで、アゴニスト、アンタゴニストの開発を行う。
(3) 自己会合能をもつペプチドのβシート構造とゲル化能について
2〜20の炭素鎖で架橋したアミノ酸またはペプチドは、溶媒をゲル化させる機能を有する。この機能と自己会合したβシート構造の関連についてナノスケールでの解析を行う。
有機薬化学
教授 春沢 信哉
講師 宇佐美 吉英
(1) ヒスタミンH3及びH4-レセプターアンタゴニストの創製  
脳内に広く存在するヒスタミンH3-レセプターをブロックする化合物は、アルツハイマー病などの認知症治療薬として期待される。一方、ヒスタミンH4-レセプターは、2000年に発見されたばかりで、特異的なアゴニスト、アンタゴニストはほとんどなくその創製による薬理学的機能の解明が期待されている。当研究室では、2003年に最初のヒスタミンH4アゴニスOUP-16を発表し、さらに有効なH3,H4アゴニスト、アンタゴニストの創製に取り組んでいる。
(2) エストラジオール(E2)とイミダゾールを含む化合物の合成とその薬理的評価
乳癌はE2依存性であり、イミダゾールは、医薬品や生理活性物質に多く見られる。それらを組み合わせることで新規の抗腫瘍化合物を目指す。
(3) イソチオウレアの新規合成法の開発と医薬品への応用
イソチオウレアを含む化合物は、NOS阻害剤、抗癌剤、抗HIV阻害剤、H3アンタゴニストなど多彩な生理活性を示す。最近当研究室では、イソチオウレアの効率的新規合成法を独自の手法で開発することに成功し、現在それを生かした医薬品への応用について研究している。
(4) RNA合成ユニット、アミダイト化合物の合成研究とリボザイムの反応機構解明への応用
リボザイムの発見以来、RNAは多彩な機能を持つことが明らかとされた。当研究室では、イミダゾールC-ヌクレオシドを含むRNA合成ユニットであるアミダイト化合物を合成し、他のグループとして共同してリボザイムの自己切断活性の反応機構を解明するプローブ開発を行っている。
(5) 制がん剤の開発を目指した海洋由来天然有機化合物の合成
海洋由来抗腫瘍天然物の全合成ならびにその関連化合物の合成を行い、制がん剤の創製を目指すとともにその他生理活性についても検討する。また、その際必要となる新規な有機合成反応の開発についても検討する。
(6) 美白作用を有する薬物の開発
海洋由来真菌代謝物であるシクロペンテノン型チロシナーゼ阻害剤の全合成とその誘導体合成ならびに活性の最適化について研究する。
(7) 有機金属化合物を活用した官能基変換反応の開発
医薬品を社会に安定供給するために、プロセス化学を指向した新たな反応剤の創製を機軸とする、高効率的な官能基変換反応の開発を目指す。
機能分子創製化学
教授 浦田 秀仁
講師 和田 俊一
(1) 1.鏡像体核酸の合成とその機能性分子素子としての応用
DNAやRNAは構成成分として光学活性なD型リボースを有する。その鏡像体であるL型リボースは天然には存在せず、L型リボースから成る核酸は生体内の核酸分解酵素に認識されないことから優れたな安定性を有する。このような鏡像体核酸の生体内安定性を利用して抗HIV剤や各種バイオセンサーなどへの応用を検討している。
(2) 2.金属イオンが二本鎖DNAの安定性および複製反応に及ぼす影響
DNAは、核酸塩基間の水素結合を介して二重らせん構造を形成する。一方で、核酸塩基は様々な金属イオンと結合するという性質を持ち、近年、金属イオンを介した塩基対を形成することも報告されている。当研究室では、様々な金属イオンと核酸塩基の組み合わせで形成され得る塩基対の安定性やDNAポリメラーゼによる複製反応に及ぼす影響を調べている。
(3) 3.糖部修飾核酸の合成法の開発とRNA干渉など生体反応制御分子としての応用
アンチセンス法やRNA干渉法は特定の遺伝子発現を抑制する方法で、疾病の治療や遺伝子のノックダウンに応用されている。しかし、効果的に作用を発揮するには生体内の各種分解酵素に対する安定性が重要となる。そこで、糖部修飾核酸の合成法を開発し、生体内で安定性向上を目指した核酸アナログの合成とそのin vitroでの遺伝子発現抑制効果の検討を行っている。
(4) 4.二重鎖DNAを不斉源とする不斉合成法の開発
DNAの二重らせん構造は不斉場を形成しており、不斉(立体選択的)合成を行う際の不斉源となり得る可能性がある。そこで、不斉リガンドとして種々の短鎖DNA断片を化学合成し、二重鎖DNA上での不斉合成反応について検討を行っている。
(5) 5.RNAの化学進化とホモキラリティーの確立過程のモデル構築
地球上生物の核酸を構成するリボースは例外なくD型であるが、原始地球上で非生物的に合成されたヌクレオチドはラセミ体であったと考えられている。このラセミ体からのL型ヌクレオチドの淘汰が生命誕生に必須であったと考えられているが、その過程は生物学に残された大きな謎とされている。当研究室ではL型ヌクレオチドを化学合成し、その化学的性質の観点から、この「大きな謎」を解明する糸口をつかむべく取り組んでいる。
(6) 6.細胞内移送能を有するキャリアペプチドの開発
タンパク質、核酸、多糖類などの極性高分子化合物は、疎水性である細胞膜を容易に通過し、細胞内に入ることができない。これらの分子を細胞内に移送する機能を有するペプチドを設計・合成し、そのin vitro細胞評価を行っている。
(7) 7.キャリアペプチドの核酸医薬品細胞内デリバリーツールとしての応用
アンチセンスやsiRNAなどの遺伝子治療に用いられる核酸分子とキャリヤペプチドとの複合体の効率的合成法を検討している。さらに、その複合体の細胞膜透過性や遺伝子のノックダウン効果などのin vitro細胞評価を行っている。
(8) 8.ポリフェノール類の合成
ポリフェノール類は、生活習慣病の予防、抗がん、抗菌、抗ウィルス作用などの多様な生理活性が報告されている。酸化的フェノールカップリングを用いてポリフェノール類の効率的合成法を確立し、合成した種々のポリフェノール類の生理活性評価を行っている。
医薬品化学
教授 田中 麗子
講師 山田 剛司
(1) ブラジル産植物アンデローバ (Carapa guianensis)、マラクジャデポ (Passiflora quadrangularis)の新規活性物質の絶対構造
(2) 白樺を侵食する腐朽菌カバナアナタケの産生するトリテルペンの化学構造
(3) 創薬を目的としたmolecular hybridizationに関する研究
本研究室で発見したリード化合物と異なる構造を持つ化合物を組み合わせ、優れた活性物質を見出す。
(4) 上記化合物の生理活性
in vitro, in vivo発がんプロモ−ション抑制活性、P388, HL-60に対する増殖阻害活性、細胞接着阻害活性
(5) 海洋生物由来菌類の産生する新規細胞毒性物質に関する探索研究
生薬科学
教授 馬場 きみ江
准教授 谷口 雅彦
講師 芝野 真喜雄
(1) セリ科、ジンチョウゲ科植物の抗腫瘍活性成分の探索および構造解析に関する研究
(2) 植物中のグルコシダーゼ阻害活性成分の検索と特異的阻害剤の開発研究
(3) 抗HIV活性を指標としたガガイモ科由来のステロイド誘導体に関する研究
(4) ミカン科植物果実の抗アレルギー作用に関する研究
(5) 生薬・漢方製剤中の循環器系作用成分の探索に関する研究
生体機能診断学
准教授 大桃 善朗
助教 平田 雅彦
(1) 新規画像診断薬剤の開発研究
脳梗塞、アルツハイマー病などの脳神経疾患や、心筋梗塞などの心疾患の早期発見、治療効果の判定などを可能にする、新しい放射性画像診断剤の開発を主な目標に研究を行う。
(2) 脳神経疾患におけるレセプター、酵素の機能変化の画像解析に関する研究
これまでに当研究室で開発した画像診断剤と、脳神経疾患病態モデル動物などを用いて、これら疾患におけるレセプターや酵素機能変化の画像解析の可能性と、診断への応用について検討する。
(3) 癌の核医学的研究
培養癌細胞、担癌動物などを用いて、癌の形態のみならず質的診断を可能にする新規放射性画像診断剤の開発と、癌の内用放射線治療薬剤の開発研究を行う。
生体防御学
教授 天野 富美夫
講師 藤森 功
(1) マクロファージ活性化機構の研究
グラム陰性菌リポ多糖(LPS)およびDNAを用いたマクロファージの活性化機構を分子レベルで生化学的に明らかにする。
1)LPSによるマクロファージのアポトーシスの誘導とその調節機構の研究
2)マクロファージ活性化におけるプロスタグランジンE2(PGE2)のレセプターを介した調節機構の研究
3)マクロファージ活性化を指標にした抗炎症作用物質、免疫調節物質の探索研究
4)マクロファージの破骨細胞への分化誘導調節機構の研究
(2) 食中毒原因菌(サルモネラ、リステリアなど)の病原性発現機構の研究
マクロファージ細胞内で増殖するこれらの食中毒原因菌の病原性発現機構を細菌側の因子とマクロファージの応答性に焦点を当てて分子レベルで明らかにする。
5)サルモネラの新規病原性関連タンパク質、SEp22の発現調節機構に関する研究
6)サルモネラの新規病原性関連タンパク質、SEp22の構造と機能に関する研究
7)マクロファージの活性酸素、一酸化窒素による殺菌機構の研究
(3) 細菌のストレス応答機構に関する研究
大腸菌のATP依存性プロテアーゼの活性発現調節機構と基質タンパク質の相互作用を細菌のストレス応答と関連させて明らかにする。また、環境中の微生物の環境ストレス応答と宿主への感染による病原性の発現機構の関係を明らかにする。
8)遺伝子組換えSulAタンパク質を用いた、ATP依存性プロテアーゼLonの基質SulA分解調節機構の研究
9)ATP依存性プロテアーゼLonの活性発現調節機構の研究
10)好気的条件下における細菌の増殖と酸素ストレス応答の調節機構の研究
11)サルモネラの新規病原因子の研究
12)サルモネラのワクチンの開発に関する研究
(4) 内分泌撹乱化学物質(環境ホルモン)による免疫系の障害機構の研究
トリブチルスズ(TBT)などの内分泌撹乱化学物質が免疫系に及ぼす障害作用を細胞レベルで生化学的に研究し、感染症予防機構に対する影響を評価する。
13)マウスマクロファージの脂質代謝機能に及ぼすTBTの影響の研究
14)ヒト単球系細胞株U937の分化及び機能発現に対するTBTの影響とヒト乳中成分による調節機構の研究
15)TBTによる単球/マクロファージのカルシウムシグナリングとアポトーシスの誘導機構の研究
(5) 腎メサンギウム細胞の炎症応答機構の研究
ラット腎臓由来メサンギウム細胞のLPSや細菌由来DNAに対する応答性とその調節機構を明らかにする。
16)正常時および病態時の腎臓におけるメサンギウム細胞のToll-like receptor 9 (TLR9)の機能と発現調節機構の解析
17)糸球体腎炎の発症におけるメサンギウム細胞の機能に関する研究
(6) アラキドン酸とプロスタグランジンの代謝による細胞機能の調節に関する研究
マクロファージやメサンギウム細胞、上皮細胞等における炎症刺激や感染に対するアラキドン酸ならびにプロスタグランジンの代謝を解析し、その調節機構を研究する。
18)アラキドン酸代謝産物によるシグナル伝達機構のクロストークに関する研究
19)プロスタグランジンE2受容体分子の発現と機能に関する研究
(7) 発がんの制御に関する研究
がん遺伝子の発現調節、がん細胞に対する特異的な抗体の開発、及び免疫賦活化による発がんの制御を行う。
20)がん遺伝子の発現抑制とアポトーシスの誘導による発がん抑制
21)ヒトスキルス胃がん細胞に対する特異抗体の開発と診断・治療への応用
22)マクロファージ活性化・NK細胞活性化を介した免疫系の賦活化と発がん抑制
(8) プロスタグランジンの産生制御機構に関する研究
プロスタグランジンの産生を制御する分子メカニズムを明らかにする。
23)プロスタグランジン合成酵素の活性化と分解に関する研究 
24)プロスタグランジンE合成酵素の遺伝子発現調節機構の解明
(9) 脂肪細胞の成熟化制御機構に関する研究 
脂肪細胞の成熟化(脂肪滴蓄積)を制御するメカニズムを明らかにし、肥満を防止する薬剤を開発する。
25)プロスタグランジン類による脂肪細胞分化調節機構の解明
26)脂肪細胞の分化を調節する新規タンパク質の同定と解析
27)脂肪細胞で発現する新規プロスタグランジンF合成酵素の生化学的・分子生物学的解析
(10) 機能性RNAに関する研究 
タンパク質をコードしていないにもかかわらず転写されるnon-coding RNA(ncRNA)を同定し、機能を解明する。 
28)タンパク質の発現レベルを調節する新規ncRNAの同定と機能解析 
29)新規micro RNA (miR-648)の機能解明 
環境分子生理学
教授 藤本 陽子
准教授 佐久間 覚
(1) 活性酸素・過酸化脂質の生成と消去に関する研究
肝臓キサンチンデヒドロゲナーゼを精製し、本酵素の活性酸素産生型(キサンチンオキシダーゼ)への変換因子、ならびにその変換の抑制因子を追求することにより、生体内での活性酸素産生調節機構の解明を試みる。
(2) アラキドン酸由来生理活性物質の産生調節機構に関する研究
シクロオキシゲナーゼ1および2、リポキシゲナーゼの活性ならびに遺伝子レベルに対する各種生体内物質および薬物の影響を検討することにより、動脈硬化症や炎症性疾患の発症と進展の機構の解明ならびにその発症を防御する薬物の開発を試みる。
(3) 生活習慣病を誘発する肥満の分子機構に関する研究
培養細胞系およびin-vivoの系を用いて、脂肪細胞の増殖・分化における生体内調節機構を解明し、それを防御する薬物の開発を試みる。
(4) 糖尿病における酸化ストレスの発生と防御に関する研究
糖尿病における血中や尿中の8−ヒドロキシデオキシグアノシンを測定し、その病態下での酸化状態の把握と、さまざまな薬物を投与することにより酸化傷害の防御策や改善策を検討する。
(5) 肝臓および大腸における新規制がん剤の開発
肝臓癌あるいは大腸癌細胞の増殖に対する脂質関連物質の影響を細胞ならびに分子レベルで明らかにし、新規制がん剤の創製を試みる。
(6) 環境汚染物質の生体影響に関する研究
内分泌かく乱化学物質、多環芳香族炭化水素、重金属などの毒性発現機構の解明ならびにそれらの毒性に対する防御策や改善策を検討する。
病態分子薬理学
教授 松村 靖夫
講師 大喜多 守
(1) 内皮由来血管収縮ペプチド、エンドセリンの産生調節機構
ブタおよびヒトの培養血管内皮細胞を用い、エンドセリン産生調節機構について、遺伝子発現および転写調節機構の観点から検討している。
(2) 種々循環器疾患の発症と進展機構におけるエンドセリンの病態学的役割
おもにラットを用いて、高血圧、急性および慢性腎不全、虚血性心臓疾患および脳血管障害などの実験的モデル動物を用いて、病態の発症と進展における様々な生体因子の役割をエンドセリンを中心に、検討している。
(3) 腎交感神経活動とその調節機構
麻酔動物を用いて、腎交感神経活動・腎交感神経からのノルエピネフリン放出と腎機能変化におよぼす種々の生理活性物質、たとえばNO、さらには各種薬物の影響について検討している。
(4) 循環器疾患と性差
虚血性腎障害、血管肥厚並びに動脈硬化モデルなどを用いて、病態の発症・進展における性差メカニズムについて検討している。
(5) 虚血性腎障害におけるプロテオーム解析
腎虚血再灌流モデルにおけるプロテオーム解析から腎障害の発症・進展に関わるタンパク分子の同定を目指している。
(6) 抗酸化性機能性食品素材の新規生理活性に関する研究
セサミンの抗高血圧作用やフラバンジェノールの血流改善効果などのメカニズム解明を目指している。
薬品作用解析学
准教授 大野 行弘
講師 河合 悦子
(1) 薬品作用解析研究
中枢神経作用薬、腎臓作用薬などについて、その薬効薬理作用および副作用を評価し、作用メカニズムを解明する。
(2) 精神神経疾患の病態研究
統合失調症、抑うつ・不安障害、パーキンソン病、てんかん等の精神神経疾患を対象に、各種の疾患モデルを用いた病態研究を進め、臨床治療上の問題点を克服できる創薬コンセプトを提案する。
(3) 中枢ドパミンおよびセロトニン神経系の機能解析研究
精神・運動機能の調節における脳内ドパミンおよびセロトニン受容体の役割とその制御メカニズムを、行動薬理学、電気生理学、神経化学的手法を用いて解析する。
(4) 腎不全の病態・薬物治療研究
慢性腎不全モデル動物を用いて、腎間質線維化発症メカニズムを解析し、その病態の成り立ちや薬物療法のあり方を検討する。
生体機能解析学
教授 高岡 昌徳
講師 坂口 実
(1) 癌細胞の増殖に対する薬物の効果とそのメカニズム
乳腺癌あるいは胃癌細胞の増殖を抑制する新規な化合物を検索し、作用メカニズムを解明してその有用性を検討する。
(2) プロリルオリゴペプチダーゼの細胞生物学的役割
培養細胞の細胞周期制御におけるプロリルオリゴペプチダーゼの機能を解析し、細胞の増殖における本酵素の役割を解明する。
(3) 細胞の生存や傷害の保護および分化促進活性を有する化合物の探索
生薬や日常摂取する食品、機能性食品、サプリメントなどに含有されている化合物について、培養細胞の増殖・生存・分化・死に及ぼす影響を検討して、制癌作用や細胞死抑制作用または細胞機能を維持する効果を示すものを探索し、その有用性を検討する。
臨床薬剤学
教授 田中 一彦
准教授 井尻 好雄
助教 加藤 隆児
(1) 「医薬品適正使用のための研究」(ヒトにやさしい薬のための研究)
@ 炎症制御に関する研究
  ・敗血症ショックモデルに対するcapsaicinの抗ショック作用の検討
  ・Capsaicinの四塩化炭素誘発性肝障害に対する効果の検討
  ・Capsaicinの虚血再灌流後不整脈に対する効果の検討
(2) A 薬物相互作用に関する研究
  ・肝灌流モデルを用いたイリノテカン(抗癌薬)の代謝排泄ルートの研究
  ・シクロスポリン(免疫抑制薬)とプラバスタチン(抗高脂血症薬)の相互作用に関する研究
(3) B 重篤な副作用の発症機序の解明
  ・イリノテカン(抗癌薬)の致死的下痢の新たなる発症機序の解明
  ・薬物肝障害・劇症肝炎発症機序の解明
  ・テレメトリー心電図・MAP電極法・パッチクランプ法を駆使した
   torsades de pointes発生機序に関する研究
  ・NASIDsによる心筋梗塞発症機序の解明
臨床化学
教授 藤田 芳一
助教 山口 敬子
(1) 新規有機試薬の合成とその構造解析並びに分析化学への応用に関する研究
キサンテン系色素をはじめとする新規有機試薬の合成と精製について検討し、その特性、化学構造の解析並びに分析化学への応用などについて探索します。
(2) 金属錯体のキャラクタリゼーションに関する研究
生体関連化合物あるいは有機試薬と金属イオンとの金属錯体の性状及び構造などのキャラクタリゼーションについて解明します。
(3) 生体機能関連物質の高感度分析法の開発に関する研究
有機試薬、金属イオンとの錯体生成反応系を利用する無機(アルミニウムイオン、亜鉛イオン、過酸化水素など)あるいは有機(医薬品、タンパク質、核酸、糖など)生体機能物質の新規高感度分析法の開発とその応用などについて検討します。
臨床実践薬学
教授 荒川 行生
准教授 恩田 光子
(1) 生体成分の微量定量法の確立とその応用
(例)食欲関連ホルモンの微量定量と変動要因研究
(2) 薬物の微量定量法の確立とその応用
(例)抗菌薬・ステロイドホルモンの微量定量と薬物動態研究
(3) 眼薬理および薬物動態研究
(例)眼部薬物送達システムについての基礎的研究
(4) 社会薬学研究
(例)経済学的研究、疫学研究、リスク管理研究
薬剤学
教授 掛見 正郎
講師 岩永 一範
講師 宮崎 誠
(1) 薬物のPK-PD解析に基づいた最適投与計画の設計
薬物投与後の薬理効果の時間的変化は、薬物の生体内動態とは必ずしも一致しない。そこで薬物の生体内動態と薬理効果の時間的変化を数学的モデルを用いて関連づけ(PK-PD解析)、薬効の時間的推移の予測を行うことで、薬物のより安全で有効な(最適)投与計画の設計を行う。
(2) 日内変動を考慮した薬物の最適投与計画の設計
薬物に対する生体の反応(薬理作用)は、各種生体恒常系によって著しく影響を受けるが、これまでこれらを考慮した薬物投与計画の設定や、製剤設計はほとんど行われてこなかった。本研究はPK-PD解析の手法を用いて、これら生体恒常系の日内変動をも考慮に入れた、薬物の新しい最適投与計画の設定を行う。
(3) 難水溶性薬物の消化管吸収機構に基づいた新規脂質分散系DDS製剤の開発
近年、顕著に増加している難水溶性医薬品候補化合物は、脂質分散系製剤を用いれば消化管から吸収されることが知られているが、この吸収機構の詳細はまだ明らかにされていない。本研究は、これら機構を明らかにすることにより、より合理的な製剤化の方法を追究し新規脂質分散系DDS製剤の開発を行う。
(4) Pegylation技術を応用した難水溶性薬物の消化管吸収改善に関する研究
近年、タンパクやペプチド性薬物分子に水溶性高分子ポリエチレングリコールを結合させることにより生体内半減期の延長を可能とするPegylation技術が向上している。本研究では、Peglylationによる溶解性改善効果に着目し、水溶性薬物にPeglyationを行うことにより溶解性を改善し、消化管吸収性の改善をはかる新規DDS医薬品の開発を試みる。
(5) 小腸CYP3AとP-gp(P糖タンパク質)のinterplayによる薬物排出機構に関する研究
小腸上皮細胞にはP-gp及びCYP3Aが発現しており、両者は協調して薬物を小腸上皮から管腔内へと排出してしまう。本研究では、両者による協調的薬物排出機構を明らかにすることにより薬物経口投与後のバイオアベイラビリティ改善の方法を探索する。
(6) セリ科生薬含有フラノクマリンが小腸及び血液脳関門発現P-glycoprotein活性に及ぼす影響
キョウカツやビャクシに代表されるセリ科植物には、P-glycoprotein(P-gp)阻害活性を示すことが知られているフラノクマリン類が含有されている。そのため、これらを原料とする漢方医薬品とP-gp基質となる西洋薬を併用するとP-gp阻害により西洋薬の体内動態が変化する可能性がある。本研究はこれら両者を併用した際の小腸及び血液−脳関門(BBB)発現P-gpにおける相互作用を明らかにする。
(7) 小腸及び肝発現CYP3Aレベルに及ぼす体内脂質レベルの影響
小腸や肝に発現しているCYP3Aは種々の核内レセプターを介してそのレベルが制御されている。一方、胆汁中に含有される胆汁酸の中にはこの核内レセプターに結合しCYP3Aレベルを制御するものが存在することが知られている。本研究では高脂血症等、体内脂質レベルの上昇時における胆汁酸レベルの変動と小腸及び肝発現CYP3Aレベルの関係について検討することにより、高脂血症時におけるCYP3A基質薬物経口投与後のバイオアベイラビリティに及ぼす影響を明らかにする。
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病院実務実習  [Practice in Hospital]

開講情報
5年次 後期 薬学科:10単位 必修
担当教員
教授 荒川 行生    
備考
授業の目的と概要
 本科目は、6年制薬学教育にあたって義務付けられている病院における参加型実務実習であり、臨床に係る実践的能力を持つ薬剤師を養成することを目的とし、具体的には「実務実習モデル・コアカリキュラム」のうちの「病院実習」で示されている項目を行うものである。
●一般目標(GIO)
 病院薬剤師の業務と責任を理解し、チーム医療に参画できるようになるために、調剤および製剤、服薬指導などの薬剤師業務に関する基本的な知識、技能、態度を修得する。
●到達目標(SBOs)
授業の方法
 学生は、各々、配属された病院施設において、その病院の実務実習指導薬剤師の指導のもと実地的な参加型実習を行う。学習は、項目に応じて実習、演習、講義、説明、見学によって行い、その具体的スケジュールは各施設作成のものに従う。平成22年度における実習期間は、9月6日〜11月19日、10月11日〜12月24日または1月11日〜3月25日のいずれかの期間である(いずれも11週間で、祝日を除く月〜金の9時〜17時)。
●準備学習や授業に対する心構え
 本実習は、大学で行われる実習とは異なり、患者の医療を実際に行っている現場施設を借りて行われる臨床実習であるため、医療人および社会人としてのふるまいを第一に心がけること。また、本実習のために行った事前学習(「医療薬剤学1」、「臨床導入実習」、「薬学総合演習2」、「薬物治療学1および2」、「医薬品安全性学」など)の内容を復習し、臨床実習を受ける基礎的な知識、技能および態度を確認して臨むこと。
●オフィス・アワー 
 実習期間中は大学教員が訪問指導時に、または指導薬剤師が適宜に担当する。その他の期間では随時[B棟3階 臨床実践薬学研究室、B棟4階 教授(特任)研究室]。
成績評価法
 実習期間中に適宜病院を訪問する大学教員により逐次の成績評価を行う。評価にあたり、当該教員は、学生が日々記録する「実習記録」と「自己評価表」、および指導薬剤師との懇談内容と「評価表」を参考とする。さらに、総合的な評価は、逐次評価をもとに「実務実習実施部会」がこれを行う。
教科書
書名 著者名 出版社名
『薬学生のための病院・薬局実務実習テキスト2010』 日本病院薬剤師会近畿ブロック/日本薬剤師会大阪・近畿ブロック(編) じほう
参考書
書名 著者名 出版社名
『病院薬局研修ガイドブック』 荒川行生(編) ハイサム
『ビジュアル薬剤師実務シリーズ3・病院調剤と医薬品管理の基本』 阿部宏子(編) 羊土社
『ビジュアル薬剤師実務シリーズ4・病棟業務の基本』 阿部宏子(編) 羊土社
授業計画
項目 授業内容
1 1-5回
病院調剤
(凵F薬局実習で履修する場合には免除可能な項目)
病院において調剤を通して患者に最善の医療を提供するために、調剤、医薬品の適正な使用ならびにリスクマネージメントに関連する基本的知識、技能、態度を修得する。
1. 病院調剤業務全体の流れ
(1)患者の診療過程に同行し、その体験を通して診療システムを概説できる。
(2)病院内での患者情報の流れを図式化できる。
(3)病院に所属する医療スタッフの職種名を列挙し、その業務内容を相互に関連づけて説明できる。
(4)薬剤部門を構成する各セクションの業務を体験し、その内容を相互に関連づけて説明できる。
(5)処方せん(外来、入院を含む)の受付から患者への医薬品交付、服薬指導に至るまでの流れを概説できる。
(6)病院薬剤師と薬局薬剤師の連携の重要性を説明できる。
2. 計数・計量調剤
(1)処方せん(麻薬、注射剤を含む)の形式、種類および記載事項について説明できる。
(2)剌方せんの記載事項(医薬品名、分量、用法・用量など)が整っているか確認できる。
(3)剔纒\的な処方せんについて、処方内容が適正であるか判断できる。
(4)剿歴に基づき、処方内容が適正であるか判断できる。
(5)剴K切な疑義照会の実務を体験する。
(6)剿袋、薬札に記載すべき事項を列挙し、記入できる。
(7)剌方せんの記載に従って正しく医薬品の取りそろえができる(技能)。
(8)剌剤、カプセル剤などの計数調剤ができる(技能)。
(9)剔纒\的な医薬品の剤形を列挙できる。
(10)剔纒\的な医薬品を色・形、識別コードから識別できる(技能)。
(11)刪纐品の識別に色、形などの外観が重要であることを、具体例を挙げて説明できる。
(12)剔纒\的な医薬品の商品名と一般名を対比できる。
(13)刪ルなる商品名で、同一有効成分を含む代表的な医薬品を列挙できる。
(14)剴ナ薬・劇薬、麻薬、向精神薬などの調剤ができる(技能)。
(15)刪皷量(一包化)調剤の必要性を判断し、実施できる(知識・技能)。
(16)剋U剤、液剤などの計量調剤ができる(技能)。
(17)剪イ剤機器(秤量器、分包機など)の基本的な取扱いができる(技能)。
(18)剄ラ胞毒性のある医薬品の調剤について説明できる。
(19)剴チ別な注意を要する医薬品(抗悪性腫瘍薬など)の取扱いを体験する(技能)。
(20)剌剤の粉砕、およびカプセル剤の開封の可否を判断し、実施できる(知識・技能)。
(21)剪イ剤された医薬品に対して、鑑査の実務を体験する(技能)。
3. 服薬指導
(1)刳ウ者向けの説明文書の必要性を理解して、作成、交付できる(知識・技能)。
(2)刳ウ者に使用上の説明が必要な眼軟膏、坐剤、吸入剤などの取扱い方を説明できる。
(3)剋ゥ己注射が承認されている代表的な医薬品を調剤し、その取扱い方を説明できる。
(4)凾ィ薬受け渡し窓口において、薬剤の服用方法、保管方法および使用上の注意について適切に説明できる。
(5)刳待する効果が充分に現れていないか、あるいは副作用が疑われる場合のお薬受け渡し窓口における対処法について提案する(知識・態度)。
4. 注射剤調剤
(1)注射剤調剤の流れを概説できる。
(2)注射処方せんの記載事項(医薬品名、分量、用法・用量など)が整っているか確認できる(技能)。
(3)代表的な注射剤処方せんについて、処方内容が適正であるか判断できる(技能)。
(4)処方せんの記載に従って正しく注射剤の取り揃えができる(知識・技能)。
(5)注射剤(高カロリー栄養輸液など)の混合操作を実施できる(技能)。
(6)注射剤の配合変化に関して実施されている回避方法を列挙できる。
(7)毒薬・劇薬、麻薬、向精神薬などの注射剤の調剤と適切な取扱いができる(技能)。
(8)細胞毒性のある注射剤の調剤について説明できる。
(9)特別な注意を要する注射剤(抗悪性腫瘍薬など)の取扱いを体験する(技能)。
(10)調剤された注射剤に対して、正しい鑑査の実務を体験する(技能)。
5. 安全対策
(1)刄潟Xクマネージメントにおいて薬剤師が果たしている役割を説明できる。
(2)剪イ剤過誤を防止するために、実際に工夫されている事項を列挙できる。
(3)剌、品の綴り、発音あるいは外観が類似した代表的な医薬品を列挙できる。
(4)刪纐品に関わる過失あるいは過誤について、適切な対処法を討議する(態度)。
(5)刄Cンシデント、アクシデント報告の実例や、現場での体験をもとに、リスクマネージメントについて討議する(態度)。
(6)剞E務上の過失、過誤を未然に防ぐための方策を提案できる(態度)。
(7)剋タ習中に生じた諸問題(調剤ミス、過誤、事故、クレームなど)を、当該機関で用いられるフォーマットに正しく記入できる(技能)。
2 6-8回
医薬品管理
医薬品を正確かつ円滑に供給し、その品質を確保するために、医薬品の管理、供給、保存に必要な基本的知識、技能、態度を修得する。
6. 医薬品の管理・供給・保存
(1)医薬品管理の流れを概説できる。
(2)刪纐品の適正在庫の意義を説明できる。
(3)納品から使用までの医薬品の動きに係わる人達の仕事を見学し、薬剤師業務と関連づけて説明できる。
(4)医薬品の品質に影響を与える因子と保存条件を説明できる。
(5)剩[入医薬品の検収を体験し、そのチェック項目を列挙できる。
(6)剴ッ一商品名の医薬品に異なった規格があるものについて具体例を列挙できる。
(7)院内における医薬品の供給方法について説明できる。
(8)請求のあった医薬品を取り揃えることができる(技能)。
7. 特別に配慮すべき医薬品
 (1)剿ヶ・向精神薬および覚せい剤原料の取扱いを体験する(技能)。
 (2)剴ナ薬、劇薬を適切に取り扱うことができる(技能)。
 (3)血漿分画製剤の取扱いを体験する(技能)。
 (4)剿@的な管理が義務付けられている医薬品(麻薬、向精神薬、劇薬、毒薬、特定生物由来製剤など)を挙げ、その保管方法を見学し、その意義について考察する(態度)。
8. 医薬品の採用・使用中止
(1)医薬品の採用と使用中止の手続きを説明できる。
(2)代表的な同種・同効薬を列挙できる。
3 9-11回
医薬品情報
医薬品の適正使用に必要な情報を提供できるようになるために、薬剤部門における医薬品情報管理(DI)業務に必要な基本的知識、技能、態度を修得する。
9. 病院医薬品情報
 (1)医薬品情報源のなかで、当該病院で使用しているものの種類と特徴を説明できる。
 (2)院内への医薬品情報提供の手段、方法を概説できる。
 (3)刹ル急安全性情報、不良品回収、製造中止などの緊急情報の取扱い方法について説明できる。
 (4)患者、医療スタッフへの情報提供における留意点を列挙できる。
10. 情報の入手・評価・加工
(1)刪纐品の基本的な情報を、文献、MR(医薬情報担当者)などの様々な情報源から収集できる(技能)。
(2)DIニュースなどを作成するために、医薬品情報の評価、加工を体験する(技能)。
(3)刪纐品・医療用具等安全性情報報告用紙に、必要事項を記載できる(知識・技能)。
11. 情報提供
(1)医療スタッフからの質問に対する適切な報告書の作成を体験する(知識・技能)。
(2)医療スタッフのニーズに合った情報提供を体験する(技能・態度)。
(3)患者のニーズに合った情報の収集、加工および提供を体験する(技能・態度)。
(4)情報提供内容が適切か否かを追跡できる(技能)。
4 12-15回
病棟業務
入院患者に有効性と安全性の高い薬物治療を提供するために、薬剤師病棟業務の基本的知識、技能、態度を修得する。
12. 病棟業務の概説
(1)病棟業務における薬剤師の業務(薬剤管理、与薬、リスクマネージメント、供給管理など)を概説できる。
(2)薬剤師の業務内容について、正確に記録をとり、報告することの目的を説明できる。
(3)病棟における薬剤の管理と取扱いを体験する(知識・技能・態度)。
13. 医療チームへの参加
(1)医療スタッフが日常使っている専門用語を適切に使用できる(技能)。
(2)病棟において医療チームの一員として他の医療スタッフとコミュニケートする(技能・態度)。
14. 薬剤管理指導業務
(1)診療録、看護記録、重要な検査所見など、種々の情報源から必要な情報を収集できる(技能)。
(2)報告に必要な要素(5W1H)に留意して、収集した情報を正確に記載できる(薬歴、服薬指導歴など)(技能)。
(3)収集した情報ごとに誰に報告すべきか判断できる(技能)。
(4)患者の診断名、病態から薬物治療方針を把握できる(技能)。
(5)使用医薬品の使用上の注意と副作用を説明できる。
(6)臨床検査値の変化と使用医薬品の関連性を説明できる。
(7)医師の治療方針を理解したうえで、患者への適切な服薬指導を体験する(技能・態度)。
(8)患者の薬に対する理解を確かめるための開放型質問方法を実施する(技能・態度)。
(9)薬に関する患者の質問に分かり易く答える(技能・態度)。
(10)患者との会話を通して、服薬状況を把握することができる(知識・技能)。
(11)代表的な医薬品の効き目を、患者との会話や患者の様子から確かめることができる(知識・技能)。
(12)代表的な医薬品の副作用を、患者との会話や患者の様子から気づくことができる(知識・技能)。
(13)患者がリラックスし自らすすんで話ができるようなコミュニケーションを実施できる(技能・態度)。
(14)患者に共感的態度で接する(態度)。
(15)患者の薬物治療上の問題点をリストアップし、SOAPを作成できる(技能)。
(16)期待する効果が現れていないか、あるいは不十分と思われる場合の対処法について提案する(知識・技能)。
(17)副作用が疑われる場合の適切な対処法について提案する(知識・態度)。
15. 処方支援への関与
(1)治療方針決定のプロセスおよびその実施における薬剤師の関わりを見学し、他の医療スタッフ、医療機関との連携の重要性を感じとる(態度)。
(2)適正な薬物治療の実施について、他の医療スタッフと必要な意見を交換する(態度)。
5 16-18回
院内製剤・TDM・中毒医療
患者個々の状況に応じた適切な剤形の医薬品を提供するため、院内製剤の必要性を認識し、院内製剤の調製ならびにそれらの試験に必要とされる基本的知識、技能、態度を修得する。
16. 院内製剤
 (1)院内製剤の必要性を理解し、院内製剤(軟膏剤、坐剤、散剤、消毒薬を含む液状製剤など)のいずれかを調製できる(技能)。
 (2)無菌製剤の必要性を理解し、無菌製剤(点眼剤、注射剤など)のいずれかを調製できる(技能)。
17. 薬物モニタリング
 (1)実際の患者例に基づきTDMのデータを解析し、薬物治療の適正化について討議する(技能・態度)。
18. 中毒医療への貢献
 (1)薬物中毒患者の中毒原因物質の検出方法と解毒方法について討議する(知識・態度)。
6 19回
医療人としての薬剤師
常に患者の存在を念頭におき、倫理観を持ち、かつ責任感のある薬剤師となるために、医療の担い手としてふさわしい態度を修得する。
(1)患者および医薬品に関連する情報の授受と共有の重要性を感じとる(態度)。
(2)患者にとって薬に関する窓口である薬剤師の果たすべき役割を討議し、その重要性を感じとる(態度)。
(3)患者の健康の回復と維持に薬剤師が積極的に貢献することの重要性を討議する(態度)。
(4)生命に関わる職種であることを自覚し、ふさわしい態度で行動する(態度)。
(5)医療の担い手が守るべき倫理規範を遵守する(態度)。
(6)職務上知り得た情報について守秘義務を守る(態度)。
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薬局実務実習  [Practice in Pharmacy]

開講情報
5年次 後期 薬学科:10単位 必修
担当教員
教授 荒川 行生    
備考
授業の目的と概要
 本科目は、6年制薬学教育にあたって義務付けられている薬局における参加型実務実習であり、臨床に係る実践的能力を持つ薬剤師を養成することを目的とし、具体的には「実務実習モデル・コアカリキュラム」のうちの「薬局実習」で示されている項目を行うものである。
●一般目標(GIO)
 薬局の社会的役割と責任を理解し、地域医療に参画できるようになるために、保険調剤、医薬品などの供給・管理、情報提供、健康相談、医療機関や地域との関わりについての基本的な知識、技能、態度を修得する。
●到達目標(SBOs)
授業の方法
 学生は、各々、配属された薬局施設において、その薬局の実務実習指導薬剤師の指導のもと実地的な参加型実習を行う。学習は、項目に応じて実習、演習、講義、説明、見学によって行い、その具体的スケジュールは各施設作成のものに従う。平成22年度における実習期間は、9月6日〜11月19日または1月11日〜3月25日のいずれかの期間である(いずれも11週間で、祝日を除く月〜金の9時〜17時)。
●準備学習や授業に対する心構え
 本実習は、大学で行われる実習とは異なり、患者の医療を実際に行っている現場施設を借りて行われる臨床実習であるため、医療人および社会人としてのふるまいを第一に心がけること。また、本実習のために行った事前学習(「医療薬剤学1」、「臨床導入実習」、「薬学総合演習2」、「コミュニティーファーマシー」、「薬物治療学1および2」、「医薬品安全性学」など)の内容を復習し、臨床実習を受ける基礎的な知識、技能および態度を確認して臨むこと。
●オフィス・アワー 
 実習期間中は大学教員が訪問指導時に、または指導薬剤師が適宜に担当する。その他の期間では随時[B棟3階 臨床実践薬学研究室、B棟4階 教授(特任)研究室]。
成績評価法
 実習期間中に適宜薬局を訪問する大学教員により逐次の成績評価を行う。評価にあたり、当該教員は、学生が日々記録する「実習記録」と「自己評価表」、および指導薬剤師との懇談内容と「評価表」を参考とする。さらに、総合的な評価は、逐次評価をもとに「実務実習実施部会」がこれを行う。
教科書
書名 著者名 出版社名
『薬学生のための病院・薬局実務実習テキスト2010』 日本病院薬剤師会近畿ブロック/日本薬剤師会大阪・近畿ブロック(編) じほう
参考書
書名 著者名 出版社名
『ビジュアル薬剤師実務シリーズ1・薬局調剤の基本』 上村直樹・下平秀夫(編) 羊土社
『ビジュアル薬剤師実務シリーズ2・薬局管理の基本』 上村直樹・下平秀夫(編) 羊土社
授業計画
項目 授業内容
1 1-4回
薬局アイテムと管理
(凵F病院実習で履修する場合には免除可能な項目)
薬局で取り扱うアイテム(品目)の医療、保健・衛生における役割を理解し、それらの管理と保存に関する基本的知識と技能を修得する。
1. 薬局アイテムの流れ
(1)薬局で取り扱うアイテムが医療の中で果たす役割について説明できる。
(2)薬局で取り扱うアイテムの保健・衛生、生活の質の向上に果たす役割を説明できる。
(3)薬局アイテムの流通機構に係わる人達の仕事を見学し、薬剤師業務と関連づけて説明できる。
2. 薬局製剤
(1)代表的な薬局製剤・漢方製剤について概説できる。
(2)代表的な薬局製剤・漢方製剤を調製できる。
3. 薬局アイテムの管理と保存
(1)刪纐品の適正在庫とその意義を説明できる。
(2)剩[入医薬品の検収を体験し、そのチェック項目(使用期限、ロットなど)を列挙できる。
(3)薬局におけるアイテムの管理、配列の概要を把握し、実務を体験する(知識・技能)。
4. 特別に配慮すべき医薬品
(1)剿ヶ、向精神薬などの規制医薬品の取扱いについて説明できる。
(2)剴ナ物、劇物の取扱いについて説明できる。
(3)剿@的な管理が義務付けられている医薬品(麻薬、向精神薬、劇薬、毒薬、特定生物由来製剤など)を挙げ、その保管方法を見学し、その意義について考察する(態度)。
2 5-7回
情報へのアクセスと活用
医薬品の適正使用に必要な情報を提供できるようになるために、薬局における医薬品情報管理業務に関する基本的知識、技能、態度を修得する。
5. 薬剤師の心構え
(1)医療の担い手が守るべき倫理規範を遵守する(態度)。
(2)職務上知り得た情報について守秘義務を守る(態度)。
6. 情報の入手と加工
 (1)刪纐品の基本的な情報源(厚生労働省、日本製薬工業協会、製薬企業、日本薬剤師会、卸など)の種類と特徴を正しく理解し、適切に選択できる(知識・技能)。
 (2)刳本的な医薬品情報(警告、禁忌、効能、副作用、相互作用など)を収集できる(技能)。
 (3)処方内容から得られる患者情報を的確に把握できる(技能)。
 (4)薬歴簿から得られる患者情報を的確に把握できる(技能)。
 (5)刹ル急安全性情報、不良品回収、製造中止などの緊急情報の取扱い方法について説明できる。
 (6)剿竄「合わせに対し、根拠に基づいた論理的な報告書を作成できる(知識・技能)。
 (7)刪纐品・医療用具等安全性情報報告用紙に、必要事項を記載できる(知識・技能)。
7. 情報の提供
(1)入手した情報を評価し、患者に対してわかりやすい言葉、表現で適切に説明できる(技能・態度)。
(2)入手した患者情報を、必要に応じ、適正な手続きを経て他の医療従事者に提供できる(技能・態度)。
(3)刳ウ者および医薬品に関連する情報の授受と共有の重要性を感じとる(態度)。
3 8-18回
薬局調剤
薬局調剤を適切に行うために、調剤、医薬品の適正な使用、リスクマネージメントに関連する基本的知識、技能、態度を修得する。
8. 保険調剤業務全体の流れ
 (1)保険調剤業務の全体の流れを理解し、処方せんの受付から調剤報酬の請求までの概要を説明できる。
 (2)保険薬局として認定される条件を、薬局の設備と関連づけて具体的に説明できる。
9. 処方せんの受付
(1)処方せん(麻薬を含む)の形式および記載事項について説明できる。
(2)処方せん受付時の対応および注意事項(患者名の確認、患者の様子、処方せんの使用期限、記載不備、偽造処方せんへの注意など)について説明できる。
(3)初来局患者への対応と初回質問表の利用について説明できる。
(4)初来局および再来局患者から収集すべき情報の内容について説明できる。
(5)剌方せん受付時の対応ができる(技能・態度)。
(6)剞カ命に関わる職種であることを自覚し、ふさわしい態度で行動する(態度)。
(7)刳ウ者が自らすすんで話ができるように工夫する(技能・態度)。
(8)刳ウ者との会話などを通じて、服薬上の問題点(服薬状況、副作用の発現など)を把握できる(技能)。
10. 処方せんの鑑査と疑義照会
(1)剌方せんが正しく記載されていることを確認できる(技能)。
(2)剌方せんに記載された処方薬の妥当性を、医薬品名、分量、用法・用量、薬物相互作用などの知識に基づいて判断できる(知識・技能)。
(3)薬歴簿を参照して処方内容の妥当性を判断できる(知識・技能)。
(4)疑義照会の行い方を身につける(知識・態度)。
(5)疑義照会事例を通して、医療機関との連携、患者への対応をシミュレートする(技能・態度)。
11. 計数・計量調剤
(1)剿袋、薬札に記載すべき事項を列挙できる。
(2)剌方せんの記載に従って正しく医薬品の取りそろえができる(技能)。
(3)剌剤、カプセル剤などの計数調剤ができる(技能)。
(4)剔纒\的な医薬品の剤形を列挙できる。
(5)刪纐品の識別に色、形などの外観が重要であることを、具体例を挙げて説明できる。
(6)剔纒\的な医薬品の商品名と一般名を対比できる。
(7)剴ッ一商品名の医薬品に異なった規格があるものについて具体例を列挙できる。
(8)刪ルなる商品名で、同一有効成分を含む代表的な医薬品を列挙できる。
(9)剔纒\的な同種・同効薬を列挙できる。
(10)剔纒\的な医薬品を色・形、識別コードから識別できる(技能)。
(11)刪皷量(一包化)調剤を必要とするケースについて説明できる。
(12)刪皷量(一包化)調剤を実施できる(技能)。
(13)剌剤の粉砕、およびカプセル剤の開封の可否を判断し、実施できる(知識・技能)。
(14)剋U剤、液剤などの計量調剤ができる(技能)。
(15)剪イ剤機器(秤量器、分包機など)の基本的な取扱いができる(技能)。
(16)剴ナ薬・劇薬、麻薬、向精神薬などの調剤と取扱いができる(技能)。
(17)剴チ別な注意を要する医薬品(抗悪性腫瘍薬など)の取扱いを体験する(技能)。
12. 計数・計量調剤の鑑査
(1)剪イ剤された医薬品に対して、鑑査の実務を体験する(技能)。
13. 服薬指導の基礎
(1)剴K切な服薬指導を行うために、患者から集める情報と伝える情報を予め把握できる(知識・技能)。
(2)薬歴管理の意義と重要性を説明できる。
(3)薬歴簿の記載事項を列挙し、記入できる(知識・技能)。
(4)薬歴簿の保管、管理の方法、期間などについて説明できる。
(5)剩D婦、小児、高齢者などへの服薬指導において、配慮すべき事項を列挙できる。
(6)刳ウ者に使用上の説明が必要な眼軟膏、坐剤、吸入剤などの取扱い方を説明できる(技能)。
(7)剋ゥ己注射が承認されている代表的な医薬品を調剤し、その取扱い方を説明できる。
14. 服薬指導入門実習
(1)剋w示通りに医薬品を使用するように適切な指導ができる(技能)。
(2)薬歴簿を活用した服薬指導ができる(技能)。
(3)刳ウ者向けの説明文書を使用した服薬指導ができる(技能)。
(4)お薬手帳、健康手帳を使用した服薬指導ができる(技能)。
15. 服薬指導実践実習
 (1)刳ウ者に共感的態度で接する(態度)。
 (2)刳ウ者との会話を通じて、病態、服薬状況(コンプライアンス)、服薬上の問題点などを把握できる(技能)。
 (3)刳ウ者が必要とする情報を的確に把握し、適切に回答できる(技能・態度)。
 (4)刳ウ者との会話を通じて使用薬の効き目、副作用に関する情報を収集し、必要に応じて対処法を提案する(技能・態度)。
 (5)剴手した情報を評価し、患者に対してわかりやすい言葉、表現で適切に説明できる(技能・態度)。
16. 調剤録と処方せんの保管・管理
(1)調剤録の法的規制について説明できる。
(2)調剤録への記入事項について説明できる。
(3)調剤録の保管、管理の方法、期間などについて説明できる。
(4)調剤後の処方せんへの記入事項について説明できる。
(5)処方せんの保管、管理の方法、期間などについて説明できる。
17. 調剤報酬
(1)調剤報酬を算定し、調剤報酬明細書(レセプト)を作成できる(技能)。
(2)薬剤師の技術評価の対象について説明できる。
18. 安全対策
 (1)代表的な医療事故訴訟あるいは調剤過誤事例について調査し、その原因について指導薬剤師と話し合う(知識・態度)。
(2)剿シ称あるいは外観が類似した代表的な医薬品を列挙できる。
(3)剴チにリスクの高い代表的な医薬品(抗悪性腫瘍薬、抗糖尿病薬など)を列挙できる。
(4)剪イ剤過誤を防止するために、実際に工夫されている事項を列挙できる。
(5)剪イ剤中に過誤が起こりやすいポイントについて討議する(態度)。 
(6)刮゚誤が生じたときの対応策を討議する(態度)。
(7)刄Cンシデント、アクシデント報告の記載方法を説明できる。
4 19-21回
薬局カウンターでの接遇
地域社会での健康管理における薬局と薬剤師の役割を理解するために、薬局カウンターでの患者、顧客の接遇に関する基本的知識、技能、態度を修得する。
19. 患者・顧客との接遇
 (1)かかりつけ薬局・薬剤師の役割について指導薬剤師と話し合う(態度)。
 (2)患者、顧客に対して適切な態度で接する(態度)。
 (3)疾病の予防および健康管理についてアドバイスできる(技能・態度)。
 (4)医師への受診勧告を適切に行うことができる(技能・態度)。
20. 一般用医薬品・医療用具・健康食品
 (1)セルフメディケーションのための一般用医薬品、医療用具、健康食品などを適切に選択・供給できる(技能)。
 (2)顧客からモニタリングによって得た副作用および相互作用情報への対応策について説明できる。
21. カウンター実習
(1)顧客が自らすすんで話ができるように工夫する(技能・態度)。
(2)顧客が必要とする情報を的確に把握する(技能・態度)。
(3)顧客との会話を通じて使用薬の効き目、副作用に関する情報を収集できる(技能・態度)。
(4)入手した情報を評価し、顧客に対してわかりやすい言葉、表現で適切に説明できる(技能・態度)。
5 22-25回
地域における薬剤師
地域に密着した薬剤師として活躍できるようになるために、在宅医療、地域医療、地域福祉、災害時医療、地域保健などに関する基本的知識、技能、態度を修得する。
22. 在宅医療
(1)訪問薬剤管理指導業務について説明できる。
(2)在宅医療における医療廃棄物の取扱いについて説明できる。
(3)薬剤師が在宅医療に関わることの意義を指導薬剤師と話し合う(態度)。
23. 地域医療・地域福祉
 (1)病院薬剤師と薬局薬剤師の連携の重要性を説明できる。
 (2)当該地域における休日、夜間診療と薬剤師の役割を説明できる。
 (3)当該地域での居宅介護、介護支援専門員などの医療福祉活動の状況を把握できる(知識・技能)。
24. 災害時医療
 (1)緊急災害時における、当該薬局および薬剤師の役割について説明できる。
25. 地域保健
 (1)学校薬剤師の職務を見聞し、その役割を説明できる。
 (2)地域住民に対する医薬品の適正使用の啓発活動における薬剤師の役割を説明できる。
 (3)麻薬・覚せい剤等薬物乱用防止運動における薬剤師の役割について説明できる。
 (4)日用品に係る薬剤師の役割について説明できる。
 (5)日用品に含まれる化学物質の危険性を列挙し、わかりやすく説明できる。
 (6)誤飲、誤食による中毒および食中毒に対して適切なアドバイスができる(知識・技能)。
 (7)生活環境における消毒の概念について説明できる。
 (8)話題性のある薬物および健康問題について、科学的にわかりやすく説明できる。

調剤、服薬指導、患者・顧客接遇などの薬局薬剤師の職務を総合的に実習する。
6 26回
薬局業務総合
26. 総合実習
 (1)薬局業務を総合的に実践する。
 (2)患者の健康の回復と維持に薬剤師が積極的に貢献することの重要性を感じ取る(態度)。
 (3)薬が病気の治癒、進行防止を通して、病気の予後とQOLの改善に貢献していることを感じとる(態度)。
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人間と文化4d(人間と都市)  [Humanities 4d (Urbanities)]

開講情報
2年次 後期 1単位 選択
担当教員
教授 加藤 義春    
備考 4cと同時開講
授業の目的と概要
 都市は、文明の中核であり、文明化の駆動力であり、文明の盛衰とその運命をともにする。また現代の都市は、喧騒と孤独・豊饒と貧困・機能美と非効率・等々、その光と影を併せ持つ。本講は、都市についての文明論(比較社会史)の一試論である。
●一般目標(GIO)
 都市の歴史、近代都市の成立、現代都市の諸相を概観することを通じて、都市とは何か、市民(「市民社会」「公共性」)とは何かを、再認識することを目的とする。
●到達目標(SBOs)
 1)ギリシア(ローマ)の都市国家・西洋中世の自治都市・東洋の「都市」ーそれぞれの相違と、近代都市の成立の意味について、説明できる。
 2)グローバル化が進むなかでの現代都市が抱える諸問題を、統一的視点から把握し、如何にして「市民」概念の再構築が可能かを、自らの言葉で提言できる。  
授業の方法
講義を基調とし、適宜プリント(資料)を配布する。
●準備学習や授業に対する心構え
授業に集中し、参考文献を併せ読むとともにイマジネーションを持って授業に臨んでもらいたい。
●オフィスアワー
(月)12:10〜13:10、不在の場合は(木)12:10〜13:10、加藤研究室にて
成績評価法
平常点(出席状況=20点)と期末のリポート試験の点数(80点)を合計して、評価する。
参考書
書名 著者名 出版社名
『都市』 増田四郎 ちくま学芸文庫
『環境と開発』 宮本憲一 岩波書店
『都市のドラマトゥルギー』 吉見俊哉 河出文庫
授業計画
項目 授業内容
1  序論 都市とは何か、市民とは何か
2 I.都市の歴史 (1) ギリシア・ローマの都市国家
3     〃   (2) 西洋中世の自治都市
4     〃   (3) 東洋の「都市」
5 II.近代都市 (1) 工業化(近代化)と近代都市の成立
6     〃   (2) 都市化と農村の変貌
7     〃   (3) 都市と市民社会/国民国家
8 III.現代都市の諸相 (1) 環境問題 1(廃棄物と公害問題)
9         〃     (2)     〃   2(環境汚染とアメニティ問題)   
10     〃     (3) 都市計画と交通・住宅問題
11     〃     (4) サブカルチャー・カウンターカルチャー
12     〃     (5) グローバル化のなかの都市と地域社会
13  補論 ヨーロッパ都市の伝統
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人間と文化4c(人間と文学)  [Humanities 4c (Human and Literature)]

開講情報
2年次 後期 1単位 選択
担当教員
非常勤講師 中村 惠    
備考 4dと同時開講
授業の目的と概要
 人間は社会的な生き物であるから、文学作品もまたその成立のきっかけとなる様々な社会的要因と切り離して考えることはできない。そしてそれらは単なるきっかけに留まらず、作品の内容にも大きく関わってくる。そのような視点を保持しつつ、作家たちが時代の重圧のもとにどのような作品を生み出してきたかを、19世紀以降の何人かを取り上げ、考察する。
●一般目標(GIO)
 それぞれの作品を深く読み込むことにより、未知の世界に対して心を開き、数々の問題を孕む現代社会における人間存在のあり様を考える土台作りをする。 
授業の方法
講義とディスカッション、ないしは意見交換を主軸として進めていく。翻訳も用いるので、ドイツ語を履修していなくても受講可。
●準備学習や授業に対する心構え
文庫本あるいは図書館などで比較的入手しやすい作品については、あらかじめ読んでおくこと。
●オフィス・アワー 
基本的に、月曜・金曜の昼休み(12:10〜13:10)に、講師室にて。
成績評価法
概ね、定期試験70%、平常点(予習・授業への積極性など)20%、出席状況10%で評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
入手しにくい作品についてはこちらでプリントを用意する。
参考書
書名 著者名 出版社名
授業中に随時紹介する。
授業計画
項目 授業内容
1 グリム兄弟とグリム童話(1) グリム兄弟の略歴とグリム童話が成立した経緯について学んだのち、グリム童話から何編かを読む。
2 グリム兄弟とグリム童話(2) 同上
3 グリム兄弟とグリム童話(3) 同上
4 エーリヒ・ケストナー(1) ケストナーが児童文学を書くようになった経緯、また戦中、戦後どのような思いで創作活動に取り組んだかを学んだのち、『エーミールと探偵たち』、『点子ちゃんとアントン』、『飛ぶ教室』からの抜粋を読む。
5 エーリヒ・ケストナー(2) 同上
6 エーリヒ・ケストナー(3) 同上
7 ミヒャエル・エンデ(1) エンデが現代文明にどのように立ち向かおうとしていたかを学んだのち、『モモ』からの抜粋を読む。
8 ミヒャエル・エンデ(2) 同上
9 ハンセン病文学(1) 感染症の一種であるハンセン病について、その差別と偏見の歴史について、日本政府の政策が強制隔離から開放へと向かっていった事情について学んだのち、北條民雄氏の『いのちの初夜』からの抜粋、島比呂志氏の『海の砂』からの抜粋、そして千島染太郎氏の詩から何編かを読む。
10 ハンセン病文学(2) 同上
11 ハンセン病文学(3) 同上
12 ハンセン病文学(4) 同上
13 まとめ これまでのまとめと補足を行う。
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