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臨床導入実習  [Practice in Clinical Introduction]

開講情報
4年次 前期 薬学科:4単位 必修(☆印は担当代表者)
担当教員
☆ 教授 荒川 行生 教授 長舩 芳和 教授 佐藤 健太郎
教授 鈴木 芳郎 教授 花山 加代子 教授 新田 剛
特任教授 金 啓二 特任教授 二見 高弘 特任教授 山本 克己
准教授 恩田 光子 特任講師 鈴木 靖規 非常勤講師 笠原 伸元
非常勤講師 人見 滋樹    
備考
授業の目的と概要
 本科目は、「実務実習モデル・コアカリキュラム」のうちの「実務実習事前学習」で示されている実習、演習および講義の項目(一部)に基づいてこれを行うもので、薬学科5年次で行われる「病院・薬局実務実習」のための準備学習となることを目的とする。授業では、薬剤師業務、処方せんと調剤、疑義照会、医薬品の管理と供給および服薬指導と管理指導、薬物モニタリングおよび中毒医療について実習、演習および講義を行う。
●一般目標(GIOs)
@事前学習に積極的に取り組むために、病院と薬局での薬剤師業務の概要と社会的使命を理解する。
A医療チームの一員として調剤を正確に実施できるようになるために、処方せん授受から服薬指導までの流れに関連する基本的知識、技能、態度を修得する。
B病院・薬局における医薬品の管理と供給を正しく行うために、内服薬、注射剤などの取扱い、および院内製剤・薬局製剤に関する基本的技能を修得する。
C処方せん上の問題点が指摘できるようになるために、用法・用量、禁忌、相互作用などを含む調剤上注意すべき事項に関する基本的知識、技能、態度を修得する。
D病院・薬局における医薬品の管理と供給を正しく行うために、内服薬、注射剤などの取扱い、および院内製剤に関する基本的知識と技能を修得する。
E患者の安全確保とQOL向上に貢献できるようになるために、服薬指導などに関する基本的知識、技能、態度を修得する。
F患者個々の状況に応じた適切な剤形の医薬品を提供するため、院内製剤の必要性を認識し、院内製剤の調製ならびにそれらの試験に必要とされる基本的知識、技能、態度を修得する。
授業の方法
専用の学内施設において、グループ別に演習・実習を行う。授業内容の順序はグループにより異なる(初回の授業で説明する)。
●準備学習や授業に対する心構え
@実際の医療現場で行われる実務実習の準備実習であることをよく理解し、実践的な知識・技能および技術的態度の修得はもとより、医療人および実習生としてあるべき態度について、その涵養に努めること。
A演習・実習の裏づけとなる知識について、適宜、その修得および確認を行いながら臨むこと。
●オフィス・アワー 
随時(B棟3階 臨床実践薬学研究室)
成績評価法
学習態度、出席状況、適宜の小テスト・レポート、および実習試験の結果に基づいて総合的に評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『実務実習事前学習テキスト』 荒川行生 他 ネオメディカル
参考書
書名 著者名 出版社名
『病院薬局研修ガイドブック』 黒川信夫 (監修) ハイサム
『ビジュアル薬剤師実務シリーズ1・薬局調剤の基本』 上村直樹、下平秀夫 (編) 羊土社
『ビジュアル薬剤師実務シリーズ2・薬局管理の基本』 上村直樹、下平秀夫 (編) 羊土社
『ビジュアル薬剤師実務シリーズ3・病院調剤と医薬品管理の基本』 阿部宏子 (編) 羊土社
『ビジュアル薬剤師実務シリーズ4・病棟業務の基本』 阿部宏子 (編) 羊土社
授業計画
項目 授業内容
1 第1-3細目
チーム医療
@医療チームの構成や各構成員の役割、連携と責任体制を説明できる(講義)。
Aチーム医療における薬剤師の役割を説明できる(講義)。
B自分の能力や責任範囲の限界と他の医療従事者との連携について討議する(演習)。
2 第4-22細目
処方せんと調剤
@処方せんの種類、特徴、必要記載事項について説明できる(講義・演習)。
A代表的な処方せん例の鑑査における注意点を説明できる(演習)。
B不適切な処方せんの処置について説明できる(講義・演習)。
C患者に適した剤形を選択できる(講義・演習)。
D患者の特性に適した用量を計算できる(演習)。
E病態(腎、肝疾患)に適した用量設定について説明できる(講義・演習)。
F代表的な処方せん例の鑑査をシミュレートできる(実習)。G処方せん例に従って、計数調剤をシミュレートできる(実習)。
H処方せん例に従って、計量調剤をシミュレートできる(実習)。
I調剤された医薬品の鑑査をシミュレートできる(実習)。
J処方せん鑑査の意義とその必要性について討議する(演習)。
3 第23-24細目
特別管理医薬品
@毒薬・劇薬の管理および取扱いについて説明できる(実習)。
A血漿分画製剤の管理および取扱いについて説明できる(実習)。
B輸血用血液製剤の管理および取扱いについて説明できる(実習)。
C代表的な生物製剤の種類と適応を説明できる(実習)。
D生物製剤の管理と取扱い(投薬、廃棄)について説明できる(実習)。
E麻薬の取扱いをシミュレートできる(実習)。
4 第25-26細目
薬剤師業務
薬剤師が行う業務が患者本位のファーマシューティカルケアの概念にそったものであることについて討議する(演習)。
5 第27-28細目
中毒医療
薬物中毒患者の中毒原因物質の検出方法と解毒方法について討議する(演習)。
6 第29-31細目
院内製剤
代表的な院内製剤を調製できる(実習)。
7 第32-37細目
配合変化
@代表的な配合変化の組合せとその理由を説明できる(実習)。
A特定の配合によって生じる医薬品の性状、外観の変化を観察する(実習)。
B注射剤の代表的な配合変化を列挙し、その原因を説明できる(実習)。
C代表的な配合変化を検出できる(実習)。
8 第38-39細目
薬物モニタリング
実際の患者例に基づきTDMのデータを解析し、薬物治療の適正化について討議する(実習または演習)。
9 第40-42細目
無菌操作
無菌操作の原理を説明し、基本的な無菌操作を実施できる(実習)。
10 第43-45細目
抗悪性腫瘍剤
抗悪性腫瘍剤などの取扱いにおけるケミカルハザードの回避の基本的手技を実施できる(実習)。
11 第46-48細目
輸液・経管栄養剤
@代表的な輸液と経管栄養剤の種類と適応を説明できる(実習)。
A体内電解質の過不足を判断して補正できる(実習)。
12 第49-58細目
疑義照会
@疑義照会の意義について、法的根拠を含めて説明できる(講義)。
A不適切な処方せん例について、その理由を説明できる(講義)。
B処方せんの問題点を解決するための薬剤師と医師の連携の重要性を討議する(演習)。
C代表的な医薬品について効能・効果、用法・用量を列挙できる(実習・演習)。
D代表的な医薬品について警告、禁忌、副作用を列挙できる(実習・演習)。
E代表的な医薬品について相互作用を列挙できる(実習・演習)。
13 第59-61細目
患者情報
@服薬指導に必要な患者情報を列挙できる(講義・演習)。
A患者背景、情報(コンプライアンス、経過、診療録、薬歴など)を把握できる(講義・演習)。
B医師、看護師などとの情報の共有化の重要性を説明できる(講義・演習)。
C患者接遇に際し、配慮しなければならない注意点を列挙できる(講義・演習)。
14 第62-72細目
服薬指導
@患者の基本的権利、自己決定権、インフォームド・コンセント、守秘義務などについて具体的に説明できる(講義)。
A代表的な医薬品の服薬指導上の注意点を列挙できる(講義)。
B代表的な疾患において注意すべき生活指導項目を列挙できる(講義)。
C患者接遇に際し、配慮しなければならない注意点を列挙できる(講義)。
Dインフォームド・コンセント、守秘義務などに配慮する(演習)。
E適切な言葉を選び、適切な手順を経て服薬指導する(演習)。
F医薬品に不安、抵抗感を持つ理由を理解し、それを除く努力をする(演習)。
G代表的な医薬品について、適切な服薬指導ができる(演習)。
H共感的態度で患者インタビューを行う(演習)。
I患者背景に配慮した服薬指導ができる(演習)。
J代表的な症例についての服薬指導の内容を適切に記録できる(演習)。
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