トップページへ

臨床検査学  [Clinical Laboratory Medicine and Diagnostic Imaging]

開講情報
4年次 後期 薬学科:1.5単位 必修
担当教員
教授 藤田 芳一    
備考
授業の目的と概要
 医療は、古くは疾病による苦しみを取り去ることのみに主力がおかれていました。今日の医療は、臨床検査の目覚しい進歩によって、病態・疾病を正確に診断(diagnosis)することができるようになってきており、医療現場での臨床検査の地位は確立され、大きな役割を演じています。diagnosisの‘dia’は「とおして」、‘gnosis’は「知ること」を表しているように、診断とは、単に病名を決めるのではなく、病態・疾病の本態、全貌をくまなく知り尽くすことです。医師が正しい診断を下すには、患者の訴える自覚症状、診察することから得られる他覚症状に基づく診察診断学と、より客観的に、より正確にとらえる検査診断学の両者が重要で、この両者が車の両輪のような関係にあり、この2つが適切に行われてはじめて正しい診療が可能となります。したがって、臨床検査結果を正しく解釈することは、単に疾病の診断だけでなく、疾病の活動性や重症度の判定、経過の観察、予後の推測あるいは治療の効果などにも役立ちます。また、薬学教育が6年制になり、癌専門薬剤師やNST、ICTへ参画する薬剤師のような、これからの新しい時代の医療を担う質の高い薬剤師としても、更には患者とのコミュニティファーマシーの面などにおいても種々の臨床検査データを理解することが不可欠です。本講義では、臨床検査の基礎知識とその関連疾患・関連事項について、症例を多く取り入れながら、できるだけ平易に解説・講述する予定です。
●一般目標(GIO)
 疾患と関連する臨床検査項目・臨床検査値を理解する。
授業の方法
教科書・プリントを中心に、場合によりスライド、ビデオ等を使用します。
●準備学習や授業に対する心構え
基礎的な臨床検査値を復習・理解しておくこと
●オフィス・アワー 
月曜日〜金曜日のお昼の休み時間、臨床化学研究室。
教科書
書名 著者名 出版社名
『カルテの読み方と基礎知識』 長澤紘一、村田正弘 (監修) じほう
参考書
書名 著者名 出版社名
『ナースのための検査の話』 芦川和高 学研
『わかりやすい臨床検査』 高木 康 じほう
『薬剤師のための臨床検査の知識』 池田千恵子 じほう
『ナースのための基準値ハンドブック』 巽 典之 南江堂
授業計画
項目 授業内容
1 診療における臨床検査の位置づけ 診断学の基礎
2 バイタルサイン1 1)体温
2)血圧
3 バイタルサイン2 3)脈拍
4)呼吸
5)血液ガス分析
4 バイタルサイン3 6)酸塩基平衡
7)アシドーシスとアルカローシス
5 バイタルサイン4 8)意識
9)ショック
10)一次救命
6 バイタルサイン5 11)症例演習 その1 
7 検体検査と病態1 1)身体計測
2)尿検査
8 検体検査と病態2 3)血液学的検査
4)凝固・線溶系検査
9 検体検査と病態3 5)免疫学的検査 
10 検体検査と病態4 6)生化学的検査 その1
 6-1.タンパク質  6-2.逸脱酵素
11 検体検査と病態5 6)生化学的検査 その2
 6-3.アイソザイム 6-4.電解質
12 検体検査と病態6 6)生化学的検査 その3
  6-5.腫瘍マーカー
7)便検査
8)その他の検体検査
13 検体検査と病態7 9)症例演習 その2
14 生体検査と病態 1)心電図
2)肺機能検査
▲PAGE TOP