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応用分子生物学  [Applied Molecular Biology]

開講情報
3年次 後期 1.5単位 必修
担当教員
講師 宮本 勝城    
備考
授業の目的と概要
 遺伝子工学という学問分野が誕生してからわずかに四半世紀しか経っていない。にもかかわらず、今やヒトをはじめとする生物の一生を規定するゲノム情報が明らかにされ、分子レベルで生命現象を包括的に理解するための機能ゲノム研究がすでに始まっている。遺伝子工学を中心とした生命科学は、ヒトそのものの成り立ちを探求する学問であることから、研究成果から得られる知見は我々の生活や思想に大きな影響を与える。したがって、遺伝子工学に対する正しい理解が医療に関わる薬学生に特に求められることは明白である。
●一般目標(GIO)
 本講では遺伝子工学を理解するために最低限必要とされる分子生物学的知識を習得することを目的とする。
授業の方法
教科書、プリントおよび液晶プロジェクタを用いて主に講義形式で行います。
●準備学習や授業に対する心構え
「生物科学実習」の内容をしっかりと復習し、実習での経験を生かして学習してください。
講義前日までに教科書・プリントを読み、予習(30分程度)してください。また、講義終了後に講義内容を復習(30分程度)してください。
●オフィス・アワー
会議等で不在の場合以外は随時受け付けます。事前にメールにて連絡ください。場所:B棟3階微生物学研究室
成績評価法
定期試験(80%)ならびに受講態度(20%)を総合して評価します。受講態度評価の参考として、理解度確認テストおよび中間テストを実施します。したがって、普段から予習・復習を行い、一講毎に着実に学習してください。
教科書
書名 著者名 出版社名
『遺伝子工学概論』 魚住武司 コロナ社
『スタンダード薬学シリーズ4・生物系薬学II』 市川 厚 東京化学同人
参考書
書名 著者名 出版社名
『WELCOME TO ゲノムワールド』 杉浦麗子 京都廣川書店
『医薬 分子生物学』 野島 博 南江堂
『新しい遺伝子工学』 半田 宏 昭晃堂
授業計画
項目 授業内容
1 遺伝子工学の意義と概要 組換えDNA技術の概要を説明できる(1)。
2 宿主ベクター系 遺伝子クローニング法の概要を説明できる(1)。
3 遺伝子の精製 細胞からDNAを抽出できる。
4 DNA分子の切断と結合 DNAを制限酵素により切断し、電気泳動法により分離できる。
5 形質転換の方法 遺伝子クローニング法の概要を説明できる(2)。
6 遺伝子の構造解析 DNA塩基配列の決定法を説明できる。
7 特定遺伝子の検出法 細胞(組織)における特定のDNAおよびRNAを検出する方法を説明できる。
8 染色体の物理地図 組換えDNA技術の概要を説明できる(2)。
9 遺伝子の活性発現 RNAの逆転写と逆転写酵素について説明できる。
10 PCR、部位特異的変異 PCR法による遺伝子増幅の原理を説明し、実施できる。
11 ダウンストリーム技術 外来遺伝子を細胞中で発現させる方法を説明できる(1)。
12 RNA干渉 外来遺伝子を細胞中で発現させる方法を説明できる(2)。
13 遺伝子診断、ゲノム創薬 遺伝子工学の医療分野での応用について例をあげて説明できる。
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