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衛生薬学3  [Hygienic Sciences 3]

開講情報
3年次 前期 1.5単位 必修
担当教員
教授 天野 富美夫    
備考
授業の目的と概要
 「衛生薬学3」では、食品化学と食品衛生について講議を行う。とくに、健康を維持増進し、がんや生活習慣病にならないようにするためには、食品に対してどのような理解や注意が必要であるのか。また、食品の変質について学び、これを防止するための対策を理解するとともに、食中毒について深く考察する。さらに食品の安全を図り、科学的な根拠に基づいて新たな機能性食品や食品添加物を開発し、管理するためには、どのような方策や制度、法律が必要であるのか、について学ぶ。このほか、アレルギー、遺伝子組換え食品など、食品をめぐる様々な問題点について学び考察することを目標とする。
●一般目標(GIO)
 健康維持に必要な栄養を科学的に理解するために、栄養素、代謝、食品の安全性と衛生管理などに関する基本的知識と技能を修得する。
授業の方法
授業は、(1)講義、(2)講義に関連した研究や実験、社会的な話題等のトピックスの紹介とそれらに関する課題の提出とレポート、および(3)毎回の講義内容に関連した過去の薬剤師国家試験問題からなる小テスト、によって進める。さらに、糖、アミノ酸、脂質、核酸等の化合物の基本構造ならびにそれらの代謝を覚えるための訓練を行う。
●準備学習や授業に対する心構え
復習を中心にして学習すると効果が上がる。なお、日頃から食の安全や健康に理解と関心を持つように努めると、一層効果的である。また、話題性のあるテーマに関する参考書を随時紹介するので、それを読み、考えてレポート提出に備えることが望まれる。
●オフィス・アワー 
昼休み、教授室
成績評価法
毎回の小テストの結果、レポート内容、および本試験の結果を総合して行う。
教科書
書名 著者名 出版社名
『考える衛生薬学 第3版』 伊藤誉志男、鈴木和夫、平山晃久 (編著) 廣川書店
参考書
書名 著者名 出版社名
『食品衛生学 -「食の安全」の科学-』 菊川清見、那須正夫 (編著) 南江堂
『衛生薬学』 石井秀実、杉浦隆之 (編著) 朝倉書店
『国民衛生の動向 2007年』 (財)厚生統計協会 (財)厚生統計協会
未定(講義の中で紹介) 未定 未定
授業計画
項目 授業内容
1 三大栄養素について(総論) 栄養学の諸問題とそれを理解する上での生化学の重要性を理解し、三大栄養素の成分の種類とそれらの化学的特徴を考察する
2 三大栄養素(各論) 糖質、脂質、タンパク質についての栄養学的な価値と特徴を理解する
3 ビタミン、ミネラルなど ビタミンと補酵素、およびミネラルなど、微量元素の種類と役割を理解する
4 栄養素の利用とエネルギー代謝 栄養学的な各種の評価法、およびその基盤となるエネルギー代謝を学ぶ
5 日本人の食事摂取基準と食事による生活習慣病の予防 栄養統計と国民生活における健康の維持・増進について理解するとともに、生活習慣病の発症における食生活の役割を理解する
6 保健機能食品 食品の持つ生体調節機能を考察し、保健機能食品の種類・規格・用途などを理解する
7 食品成分の変質と保存 食品成分の変質について、その種類、特徴および予防法を理解する
8 食中毒(概論)および細菌性食中毒 わが国の食中毒の概要を知り、その対策を考える。また、細菌性食中毒について学び対策を考える
9 ウイルス性食中毒および自然毒による食中毒 ウイルス性食中毒および自然毒による食中毒について学び対策を考える
10 化学物質による食中毒およびマイコトキシンによる健康障害 化学物質による食中毒およびマイコトキシンによる健康障害について学び対策を考える
11 食品添加物(総論) 食品添加物の全体を理解し、その必要性、種類、法規制および現状の概略を理解する
12 食品添加物(各論) 食品添加物のそれぞれについて、化学構造、代謝、用途、作用機作などを理解する
13 遺伝子組換え食品と食物アレルギー 遺伝子組換え食品と食物アレルギーをめぐる諸問題を理解し、考察する
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