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薬用天然物化学  [Chemistry of Natural Products]

開講情報
3年次 前期 1.5単位 必修
担当教員
准教授 谷口 雅彦    
備考
授業の目的と概要
 薬学の重要な役割の一つに病気の治療と予防を目的とする医薬品の創製がある。多くの医薬品の素材となるリード化合物は天然資源から発見、開発されたものである。「薬用天然物化学」では天然由来の医薬品の基原、作用、主要成分の化学構造と試験法および生合成を中心に解説を行う。
●一般目標(GIO)
 本授業では、自然界に存在する物質を医薬品として利用するために、代表的な天然物質の起源、特色、臨床応用および天然物質の含有成分の単離、構造、物性、生合成系などについての基本的知識を習得することを目的とする。
授業の方法
教科書を指定し、これに準じた講義を行い、必要に応じて追加説明をする。
●準備学習や授業に対する心構え
各授業ごとにこれまでの関連科目を含めて復習すること。また、各章終了ごとにレポートを提出していただく。
●オフィス・アワー 
随時、B棟5階 生薬科学研究室
成績評価法
定期試験(90%)、レポート(10%)等を考慮する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『薬学生のための天然物化学テキスト』 高石喜久、馬場きみ江、本多義昭(編) 廣川書店
授業計画
項目 授業内容
1 天然物質の生合成 代表的な生薬成分を化学構造から分類し、それらの生合成経路を概説できる。
2 糖類 代表的な糖類の種類、構造、性質、役割を説明できる。
3 脂質
芳香族化合物(フェニルプロパノイド、クマリン)
代表的なポリケチドおよびフェニルプロパノイドの構造を生合成経路に基づいて説明し、その基原植物を挙げることができる。
4 芳香族化合物(リグナン、ネオリグナン、セスキリグナン、ジリグナン、リグニン、C6-C1化合物、クロモン、フタリド) 代表的なフェニルプロパノイドおよびポリケチドの構造を生合成経路に基づいて説明し、その基原植物を挙げることができる。
5 芳香族化合物(アントラキノン、アントロン、ナフトキノン、ベンゾキノン) 代表的なポリケチドの構造を生合成経路に基づいて説明し、その基原植物を挙げることができる。
6 芳香族化合物(フラボノイド、スチルベン) 代表的なフラボノイドの構造を生合成経路に基づいて説明し、その基原植物を挙げることができる。
7 芳香族化合物(タンニン、ジアリールヘプタイド、カンナビノイド) 代表的なフラボノイドの構造を生合成経路に基づいて説明し、その基原植物を挙げることができる。
8 テルペノイド、ステロイド(モノテルペン、セスキテルペン) 代表的なテルペノイドの構造を生合成経路に基づいて説明し、その基原植物を挙げることができる。
9 テルペノイド、ステロイド(ジテルペン、セスタテルペン、トリテルペンおよび関連サポニン) 代表的なテルペノイドの構造を生合成経路に基づいて説明し、その基原植物を挙げることができる。
10 テルペノイド、ステロイド(ステロイドおよび関連サポニン、強心配糖体、カロテノイド) 代表的なテルペノイドの構造を生合成経路に基づいて説明し、その基原植物を挙げることができる。
11 アルカロイド(オルニチン、リジン、ニコチン酸由来) 代表的なアルカロイドの構造を生合成経路に基づいて説明し、その基原植物を挙げることができる。
12 アルカロイド(チロシン、トリプトファン由来) 代表的なアルカロイドの構造を生合成経路に基づいて説明し、その基原植物を挙げることができる。
13 アルカロイド(アントラニル酸、ヒスチジン、アミノ酸転位反応由来、プリンアルカロイド、アミノ酸類) 代表的なアルカロイドの構造を生合成経路に基づいて説明し、その基原植物を挙げることができる。
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