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生化学1  [Biochemistry 1]

開講情報
2年次 前期 1単位 必修
担当教員
講師 藤井 忍    
備考
授業の目的と概要
 生化学とは、生命現象を化学的側面から研究する学問である。生命現象は、単純な構造を持ついくつかの化合物や、これらが結合することで形成された高分子が相互作用することによって営まれている。すなわち、分子レベルで生体構成分子の構造、性状、および機能の知識を修得することは、生命現象の根幹を理解することにつながる。本授業では、生化学の分野の中で特に、生体の構成分子であるアミノ酸、タンパク質、糖質、および脂質の構造、性状、および機能に関する基本的な内容を取り扱う。なお、この科目は、今後学ぶ生物系専門科目を理解するための基礎になることから、十分な知識の修得を求める。
●一般目標(GIO)
 本授業は、生命活動単位としての細胞の成り立ちを分子レベルで理解するために、その構成分子の構造、性状、機能に関する基本的知識を修得することを目標とする。また、生命活動の担い手であるタンパク質、酵素について理解するために、その構造と性状についての基本的知識を修得することを目標とする。
授業の方法
授業は、教科書に準じ、必要に応じて補助教材(プリント、CG、DVD)を用いて講義形式で行う。なお、各章の終了後に簡単な確認テストを行い、各自の理解度を自己診断してもらう。
●準備学習や授業に対する心構え
授業内容が豊富であるため、試験直前の勉強だけでは単位を修得することが困難であると思われる。授業に出席し、日々努力することが望まれる。
●オフィス・アワー 
月曜日と金曜日の午後4:30〜午後6:00(会議等で不在の場合がある)、その他随時(講義、実習、および会議等で不在の場合がある)、B棟5階 生化学研究室
成績評価法
基本的には定期試験によって評価し、60点以上で単位修得とみなす。
教科書
書名 著者名 出版社名
『レーニンジャーの新生化学(上)第4版』 D.L.Nelson 他 (著)、 山科郁夫 (監修)、川嵜敏祐 (編集) 廣川書店
参考書
書名 著者名 出版社名
『ヴォート基礎生化学第2版』 D. Voet 他 (著)、田宮信雄 他 (訳) 東京化学同人
『スタンダード薬学シリーズ4 生物系薬学 II生命をミクロに理解する』 日本薬学会編 東京化学同人
『ホートン生化学第4版』 H.R.Horton 他 (著)、鈴木紘一 他 (監訳) 東京化学同人
『マッキー生化学第4版』 T.McKee 他 (著)、市川厚 (監訳) 化学同人
授業計画
項目 授業内容
1 導入、水I 水の構造と性質、および両親媒性物質について説明できる。
2 水II 水のイオン化、pH、および酸塩基とpKaの関係を説明できる。
3 アミノ酸とペプチド アミノ酸を列挙し、その構造に基づいた性質とペプチド結合について説明できる
4 タンパク質 タンパク質の分離、精製、分子量測定、およびアミノ酸配列決定法を説明できる。
5 タンパク質の構造I タンパク質の構造の特徴を説明でき、高次構造の決定法の特徴を概説できる。
6 タンパク質の構造II タンパク質のドメイン構造、変性、再生、およびフォールディングについて概説できる。
7 タンパク質の機能 ヘモグロビン、免疫グロブリン、およびアクチンミオシンの構造と機能を概説できる。
8 酵素I 酵素反応の特性と様式、酵素反応速度論について説明できる。
9 酵素II 酵素の阻害様式と酵素活性の調節機構について説明できる。
10 糖質I 単糖と二糖の種類、構造、性質、および役割を説明できる。
11 糖質II 代表的な多糖(複合多糖)の構造と役割を説明できる。
12 脂質 脂質を分類し、構造の特徴、性質、および役割を説明できる。
13 生体膜 生体膜の構造の特徴、性質、および役割を説明できる。
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