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異文化言語演習2  [Seminar in Cross-Cultural Communication 2]

開講情報
3年次 後期 1単位 必修
担当教員
備考
授業の目的と概要
 本ゼミでは、これまで培ってきた学力を基礎に、英語の文献を講読し、実用に耐える読書力を涵養する。国際化、グローバリゼーションと言われて久しいが、世界は確実に狭くなりつつある。言語力を一層確実なものし、異文化を正しく理解することの必要性は、ますます高まっている。
・開講するゼミはA,Bクラス、それぞれ8ゼミとする。
・1ゼミあたりの定員は18名(予定)とする。
・第1回目はゼミを紹介(登録)する機会とする。
・第2回目から、本格的にゼミを開始する。
●一般目標(GIO)
 人文科学、社会科学および自然科学などを広く学び、知識を獲得し、さまざまな考え方、感じ方に触れ、物事を多角的に見る能力を養う。見識ある人間としての基礎を築くために、自分自身についての洞察を深め、生涯にわたって自己研鑽に努める習慣を身につける。
●到達目標(SBOs)
 ゼミによりテーマが異なることから、以下に上げるすべて、もしくは一部を目標とする。
価値観の多様性が文化・習慣の違いから生まれることを、実例をあげて説明できる。
言語、歴史、宗教などを学ぶことによって、外国と日本の文化について比較できる。
人の行動や心理がいかなる要因によって、どのように決定されるかを説明できる。
宇宙・自然現象に幅広く興味を持ち、人とのかかわりについて説明できる。
地球環境を守る重要性を自らの言葉で表現できる。
クラス分けの決定
・学生はシラバスを参考に、希望するゼミを選ぶ。
・第1回目に希望するゼミに参加し、その場で登録する。
・人数が定員を超えるとき、登録者の決定は、その場での抽選による。
・抽選にもれた場合は、第2希望のゼミに行き、その場で登録する。
・さらに定員超過で抽選にもれた場合、所属ゼミが決定するまで、同じ手順を繰り返す。
担当者一覧
Aクラス Bクラス
加藤 義春   松島 哲久
楠瀬 健昭  中村 惠
桝矢 桂一   伊藤 信也 
藤本 幸治  奥村沙矢香
濱中久美子  松島 哲久
楠瀬 健昭  中村 惠
桝矢 桂一   伊藤 信也 
藤本 幸治  奥村沙矢香
異文化言語演習2 開講クラス一覧(クラス)
担当者 テキスト・内容紹介
教授 加藤 義春 ●授業の目的と概要
 H.Sigerist の古典的名著を読みながら、病気と文明・病気と社会の歴史について知見を深めてもらいたい。そして、そこから現在における病気と医療の問題を省察する手がかりが得られれば、幸いである。
●授業の方法
 授業は演習形式で行い、毎回、4〜5名ずつ訳してもらって、それらについての読解の正誤を指摘し内容についての説明を補足する。
●準備学習や授業に対する心構え
 毎回の予習と授業への集中が、肝要である。
●成績評価法
 平常点(出席と報告)と期末の授業内試験の点数を、総合して評価する。
●教科書 H.Sigerist,Civilization and Disease (Phoenix Ed.)
教授 濱中 久美子 ●授業の目的と概要
 イギリスの作家、J.K.Rowlingの「ハリー・ポッターと死の秘宝」から読みやすい章を適宜選択し、原文で読んでいく。翻訳はあるが、原文の持つ雰囲気に触れてほしい。原文でなければ、わからない登場人物の名前などの持つ意味やアーサー王物語とも比較しながら、楽しみつつ、英語に親しんでもらいたい。
●授業の方法
演習形式で、毎回発表担当者を決めて授業を進める。
●準備学習や授業に対する心構え
自分が担当でなくても、毎回予習すること。
●成績評価法
出席状況、授業への発表とその内容、試験の結果などを総合的に判断して評価する。
●教科書
J.K.Rowling著:Harry Potter and The Deathly Hallows.(Bloomsbury,Great Britain,2007)より抜粋。
(なお、テキストはこちらで1章づつプリントします。)
教授 松島 哲久  生命倫理・医療倫理関係の英語必須文献を講読する。
●授業の目的と概要
 ケース・スタディを中心とした文献を扱い、医療倫理についての理解を深め、それを通して異文化理解の一環とすることができることを一般目標とする。できれば薬学・薬剤師の立場から皆でケースを検討し議論して行きたい。
●授業の方法
 授業形式は、あらかじめ指名された人の訳をコピーしたものを使用して進め、指名されなかった学生諸君はいろんな質問を指名された人にして、全員が毎回何らかの形で授業に参加してもらう。
●準備学習や授業に対する心構え
 他の人の訳をチェックできるように、よく発表を聴くこと。また英語の理解だけでなくその内容をしっかり理解できること。
●成績評価法
 成績評価はその参加状況、レポート、授業内試験を総合して行う。
教授 楠瀬 健昭 ●授業の目的と概要
 環境問題に関する古典的名著『沈黙の春』、第6章Earth's Green Mantleを読む。 
 本書は、科学的な調査研究をもとに、有機塩素系殺虫剤や農薬などの化学物質による環境汚染を取り上げ、野生生物や自然生態系への影響、人間の体内での濃縮、次世代に与える影響にまで言及し、環境汚染の恐ろしさを知らせるべく、かつて人類に警鐘を鳴らした。その存在は、現代にあって、ますます重要性を増している。 
 英語で書かれた科学に関連する著述の内容を正確に説明できるようになる。 
●授業の方法 
テクストを精読します。毎回担当者を決めて順次翻訳してもらいます。発表されたものについて全員で検討します。一言一句ゆるがせにしないで、読んでいきます。発表者は発表したものを次回までに修正のうえ清書して提出します。 
●準備学習や授業に対する心構え
必ず一読し、辞書等で下調べをしたうえで授業に参加すること。テクストに直接書き込むのではなく、ノートを用意すること。発表する際には発表原稿を用意すること。 
●成績評価法 
出席(10)+発表(20)+提出(10)+定期試験(60) 
●教科書
Rachel Carson, Silent Spring (Penguin Books, 2000) 
非常勤講師 中村 惠 ●授業の目的と概要
 前期に引き続き、英文学の古典『不思議の国のアリス』を原語で丁寧に読むことにより、駄洒落、パロディと風刺、ゲームとなぞなぞ、ナンセンス等様々な要素がテーマとして含まれているとされているこの作品の、新たな発見を試みる。
●授業の方法
演習形式で授業を進める。
●準備学習や授業に対する心構え
毎回必ず予習してくること。
●成績評価法
出席状況、授業への関与度・発表、定期試験の結果等を総合的に判断して評価する。
●教科書
Lewis Carroll 著 Alice's Adventures in Wonderland(北星堂書店)
非常勤講師 桝矢 桂一 [Aクラス]
●授業の目的と概要
 英文のテキストを講読することによって、英語の読解力の向上を目指す。この授業では、写真の様々な問題について考えたい。
●授業の方法
演習形式とする。受講者が予習していることを前提に授業を進める。
●準備学習や授業に対する心構え
事前に必ずテキストを読んで授業に臨むこと。
●成績評価法
授業での発表を基に評価する。
●テキスト
Robin Kelsey & Blake Stimson(ed.), 2008, The Meaning of Photography, Williamstown, Massachusetts: Clark Art Institute. 
[Bクラス]
●授業の目的と概要
 英文のテキストを講読することによって、英語の読解力の向上を目指す。この授業では、ヒュームの『人性論』を講読し、認識論の様々な問題について学生諸君とともに議論したい。
●授業の方法
演習形式とする。受講者が予習していることを前提に授業を進める。
●準備学習や授業に対する心構え
事前に必ずテキストを読んで授業に臨むこと。
●成績評価法
授業での発表を基に評価する。
●テキスト
David Hume, 1739, A Treatise Of Human Nature, Oxford: Oxford University Press, 1978, 2nd edition.
非常勤講師 伊藤 信也 【Aクラス】
●授業の目的と概要
 前期に続いて、Robert M. Veatch, The Basics of Bioethics, Second Editon. を使用します。今期は「死にゆく患者に判断能力がない場合、その生死に医療専門職はどのように介入すべきか」という問題における議論について検討します。
●授業の方法
正確な内容把握に努め、専門用語や倫理学の諸概念は丁寧に確認していきます。詳細は初回に説明します。
●準備学習や授業に対する心構え
担当する週は予習が必要です。問題関心の高い学生の受講を希望します。
●成績評価法
出席、和訳発表、最終日の要約テストなどを総合して評価します。
●教科書
プリントを使用します。
【Bクラス】
●授業の目的と概要
 インドの経済学者であり倫理学者でもあるAmartya Senの倫理思想を、英文の原書で読みすすめます。Senは世界中の貧困問題を克服するために、Capability(ケイパビリティ。「潜在能力」とも訳される)という概念を唱え、国民生活の豊かさを経済指標だけで測らないことを提起しました。テキストは、Senの論文から比較的読み易く、また読み切れる程度の分量のものを選びます。
●授業の方法
正確な内容把握に努め、専門用語や倫理学の諸概念は丁寧に確認していきます。詳細は初回に説明します。
●準備学習や授業に対する心構え
担当する週は予習が必要です。問題関心の高い学生の受講を希望します。
●成績評価法
出席、和訳発表、最終日の要約テストなどを総合して評価します。
●教科書
プリントを使用します。
非常勤講師 藤本 幸治 ●授業の目的と概要
 医学や薬学が生物としての人間を対象にした学問であるならば、(理論)言語学もまた生物学の一端としての研究価値がある。このことは、普通一般には到底認知されないことである。その意外性を紹介することで、同じ科学的アプローチを持つ学問分野を通して、(自然)科学的なものの考え方、そして同時に、そのために必要なある意味、非科学的な「柔軟性」や「可能性」といった空想の大切さが、豊かな想像力を生み出すことを教授したい。
●授業の方法
担当者が毎回、言語の科学という視点から様々な分野の言語学の考え方や面白さを、英文テキストを学生と共に読み進めながら解説する。学生は、それに対する積極的な意見や発言を求められる(演習)。また、毎回それらをメモにまとめて提出してもらう(小テスト)。
●準備学習や授業に対する心構え
科学の世界には、通例、正解というものは1つしかない。しかし、科学的に物を見るためには様々な可能性を考え、多角的に事象を観察する柔軟な頭脳の育成が不可欠である。この授業では科学に視点を置きながらも、解答が複数在り得る物の考え方もあることを是非、知っていただきたい。
●成績評価法
出席(30%)+小テスト(30%)+定期テスト(30%)+授業態度(10%)
●教科書
Language and Our World  Shawn M. Clankie and Toshihiko Kobayashi、三修社 2007年
非常勤講師 奥村 沙矢香 ●授業の目的と概要
 チャールズ・ディケンズ(Charles Dickens)のA Christmas Carol を読む。児童向けのクリスマス物語として日本でも広く親しまれている本作品であるが、原作は19世紀当時の英国の社会・文化を色濃く反映した様々な事物が巧みに織り交ぜられた「大人の読み物」である。本授業では、作品の社会性に注目しつつ読み進むことを通じて、単なる訓話に終わらない本作品の魅力を満喫してみたい。その為にも、テクストの精読は必須である。
●授業の方法
演習形式で行う。毎回、次回の担当者を数名指名する。担当者は指定された箇所を丁寧に訳出の上、コメントを2、3用意して授業に臨む。担当者以外の受講者にも、毎回の緻密な予習と授業内の議論への積極的な参加が求められる。
●準備学習や授業に対する心構え
予習の際に、出版されている邦訳を参考にするのは構わない。しかしもちろん、邦訳を読み上げるだけで乗り切ることのできる授業ではない。毎回、英語の辞書を持参すること。
●成績評価法
担当箇所の予習の程度、授業への出席および参加の積極性、定期試験、の3点を総合して評価する。
●教科書
A Christmas Carol  Charles Dickens 著、市河 三喜 註  (研究社)
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