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病原微生物学  [Pathogenic Microbiology]

開講情報
2年次 後期 1.5単位 必修
担当教員
非常勤講師 中野 隆史    
備考
授業の目的と概要
 自然界には無数の病原体が存在しますが、ヒトに病原性をおよぼすのは、ほんの一部です。細菌やウイルスなど多くの病原体が人間に侵入しますが、有益である場合、有害事象を起こす場合やまったく影響を及ぼさない場合などさまざまな状況が見られます。感染症を理解するためには、網羅的な微生物の知識に対して、抗原性、抗菌薬の効果など個体の感受性である宿主側の要因、毒性の強さや感染防止対策への抵抗性など微生物側の要因のそれぞれを整理して重要性に応じて知識を再構築していかねばなりません。
●一般目標(GIO)
 本講義の目標は、代表的な感染症を理解するため病原微生物に関する基本的知識を修得することです。
授業の方法
配付資料と教科書を用いて講義形式で授業を行います。
●準備学習や授業に対する心構え
毎回、馴染みのない単語や用語が出てきます。配付資料で感染症の実際の事例を紹介して、まず教科書で基本を説明し、さらに分かりにくい概念や理論を説明します。全ての講義を聴くことで微生物と宿主側の要因がどのように絡んでいるかの全体像が理解できるはずです。断片的な知識で全体を理解するのは難しいと思います。適時資料をもとに教科書で知識を整理しながら、話の内容を理解するよう努力してください。
●オフィス・アワー 
月曜日の午後、講義時間の前後に連絡してください。緊急の場合は教務課を通じて連絡してください。
成績評価法
出席状況、定期試験を総合して評価します。試験直前の勉強だけでは不十分です。講義で話した内容も重要ですので、欠席せずしっかり聴講してください。
教科書
書名 著者名 出版社名
『医療福祉系学生のための専門基礎科目』 河野 公一 金芳堂
授業計画
項目 授業内容
1 導入 微生物の性質,微生物と宿主との関係,常在微生物,微生物と感染症,感染症と薬学
2 感染症総論 微生物と病原性,感染症の定義,感染の三要素,感染経路・侵入門戸と感染症
3 感染症と薬学 感染症の予防と薬学(ワクチン等),感染症の診断と薬学(診断薬等),感染症の治療と薬学(化学療法薬等),薬剤の副作用としての感染症
4 感染症各論@ 全身性ウイルス感染症(麻疹・風疹・水痘・おたふくかぜなど)
5 感染症各論A STDと母子感染
6 感染症各論B 食中毒と下痢性疾患
7 感染症各論C 呼吸器感染症
8 感染症各論D 多剤耐性菌による感染症,菌交代症,日和見感染症
9 感染症トピックス (新興感染症などアップデートな内容でトピックス的な講義を行います。)
10 感染制御学@ 院内感染総論:標準予防策と感染経路別予防策・院内感染対策のための組織と薬剤師の役割
11 感染制御学A 院内感染各論:多剤耐性菌による感染症,カテーテル感染症・周術期感染症・院内肺炎等
12 感染制御学B 感染制御学各論
13 まとめ まとめと演習
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