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人間と文化4b(女性学)  [Humanities 4b (Women's Studies)]

開講情報
2年次 前期 1単位 選択
担当教員
非常勤講師 伊藤 信也    
備考 4aと同時開講
授業の目的と概要
 「女性学」とは、性と人権を様々な生活部面に即して考える、現実的な学問です。「女性学」の基本概念の一つである「ジェンダー」とは、身体的・肉体的な性差(「セックス」と称する)とは別に、文化的・社会的な性差を表しています。現代社会をジェンダーという視点から捉え直せば、性別に由来するとされている様々な問題を統一的に把握し、その解決に向けた視点を養うことが可能になります。
●一般目標(GIO)
 本授業では、性を理由とした差別や社会問題を認識し、性別にかかわらず互いの人権を尊重する学生を養成することを目的とします。
授業の方法
授業は、講師がテーマを設定して解説・問題提起を行い、それに対して学生が書面で意見を表明する形式を取ります。ドキュメンタリーなどのビデオ教材も随時使用します。なお、テーマの内容についての異論・反論は大歓迎です。賛同にせよ批判にせよ、関心の高い受講生を希望します。
●準備学習や授業に対する心構え
特に復習を重視します。授業時間だけでは問題意識を深める時間が足りないので、参考文献などを自主的に読み進めることを求めます。
●オフィス・アワー 
月曜4限終了後、講師室までお越し下さい。なるべく事前に連絡用メールアドレス(授業中に告知)でアポイントメントを取っておいて下さい。
成績評価法
成績は平常点による評価と「期末レポート」による評価を総合して判定します。平常点評価には、授業中に行う「ミニ・レポート(意見感想文)」や「積極的な授業への参加姿勢」などを含んでいます。
教科書
書名 著者名 出版社名
なし(毎週プリントを配付)
参考書
書名 著者名 出版社名
『はじめてのジェンダー・スタディーズ』 森永康子、神戸女学院大学ジェンダー研究会(編) 北大路書房
『知らないと恥ずかしい ジェンダー入門』 加藤秀一 朝日新聞社
『女性学キーワード』 岩男寿美子、加藤千恵(編) 有斐閣双書
『女性学キーナンバー』 犬伏、椋野、村木(編) 有斐閣選書
他にも、適宜参考文献は提示します。
授業計画
項目 授業内容
1 女性学とジェンダー 私たちが「男らしさ、女らしさ」を意識させられる生活を送っていることを、実例を挙げて説明できる
2 職場・労働とジェンダー 労働生活には様々な不合理や差別が現存していることを、実例を挙げて説明できる
3 ジェンダーと家族 「家族」像やその中の女性の役割が歴史的に形成されていることを説明できる
4 「主婦」「母性」とは何か 「三歳児神話」など、女性特有の生き方の価値観の歴史について説明できる
5 セクシュアリティを考える 「性別らしい」性愛と同性愛者への差別が連関していることを説明できる
6 ジェンダーと「恋愛」 現代の「恋愛」観が若者の生き方を窮屈にしていることを説明できる
7 性暴力とジェンダー 売買春と性暴力の実態、そしてその解決策について実例を挙げて説明できる
8 学生生活における性暴力 セクハラやデートDVなど、学生の性暴力の被害や加害について説明できる
9 マスメディアとジェンダー 男性が中心のメディア産業とそこから発信されている情報が性意識に与える影響について説明できる
10 ジェンダーと学校教育 学校における性別役割を固定させるメッセージについて説明できる
11 フェミニズムの歴史と論争 女性解放思想史と、その結果としての現在の女性像について説明できる
12 現代倫理学と男女平等 現代倫理学における、男女平等のための理論について説明できる
13 まとめ これからの女性と男性の生き方について表現できる
14 (いずれも予定。変更については授業中に指示します)
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