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応用分子生物学  [Applied Molecular Biology]

開講情報
3年次 後期 1.5単位 必修
担当教員
講師 宮本 勝城    
備考
授業の目的と概要
 遺伝子工学という学問分野が誕生してからわずかに四半世紀しか経っていない。にもかかわらず、今やヒトをはじめとする生物の一生を規定するゲノム情報が明らかにされ、分子レベルで生命現象を包括的に理解するための機能ゲノム研究がすでに始まっている。遺伝子工学を中心とした生命科学は、ヒトそのものの成り立ちを探求する学問であることから、研究成果から得られる知見は我々の生活や思想に大きな影響を与える。したがって、遺伝子工学に対する正しい理解が医療に関わる薬学生に特に求められることは明白である。
 本講では遺伝子工学を理解するために最低限必要とされる分子生物学的知識を習得することを目的とする。
授業の方法
教科書を用いて主に講義形式で行う。
成績評価法
定期試験ならびに出席状況を総合して評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『遺伝子工学概論』 魚住武司 コロナ社
『スタンダード薬学シリーズ4・生物系薬学II』 市川 厚 東京化学同人
参考書
書名 著者名 出版社名
『医薬 分子生物学』 野島 博 南江堂
『新しい遺伝子工学』 半田 宏 昭晃堂
授業計画
項目 授業内容
1 遺伝子工学の意義と概要 バイオサイエンスへの寄与、組換えDNA実験指針
2 宿主ベクター系 大腸菌および各種の宿主ベクター系
3 遺伝子の精製 プラスミドの調製、DNAのゲル電気泳動、mRNAの精製、cDNAの調製
4 DNA分子の切断と結合 制限酵素、DNAリガーゼ、その他の修飾酵素
5 形質転換の方法 コンピテントセル法、電気穿孔法
6 遺伝子の構造解析 制限地図の作製、塩基配列の決定法
7 特定遺伝子の検出法 遺伝子の機能による検出、塩基配列に基づく検出、遺伝子から翻訳されたタンパク質の検出
8 染色体の物理地図 遺伝地図と物理地図、パルスフィールドゲル電気泳動、ゲノムプロジェクト
9 遺伝子の活性発現 転写と翻訳
10 PCR、部位特異的変異 PCRの原理と応用、定量的リアルタイムPCR、ランダム変異と部位特異的変異
11 ダウンストリーム技術 封入体の回収とrefolding、融合タンパク質の生産
12 RNA干渉 RNA干渉
13 遺伝子診断、ゲノム創薬 遺伝子診断とオーダーメイド医療、トランスクリプトミクスとプロテオミクス
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