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異文化言語演習2  [Seminar in Cross-Cultural Communication 2]

開講情報
3年次 後期 1単位 必修
担当教員
備考
授業の目的と概要
 本ゼミでは、これまで培ってきた学力を基礎に、英語の文献を講読し、実用に耐える読書力を涵養する。国際化、グローバリゼーションと言われて久しいが、世界は確実に狭くなりつつある。言語力を一層確実なものし、異文化を正しく理解することの必要性は、ますます高まっている。
・開講するゼミはA,Bクラス、それぞれ8ゼミとする。
・1ゼミあたりの定員は18名(予定)とする。
・第1回目はゼミを紹介(登録)する機会とする。
・第2回目から、本格的にゼミを開始する。
クラス分けの決定
・学生はシラバスを参考に、希望するゼミを選ぶ。
・第1回目に希望するゼミに参加し、その場で登録する。
・人数が定員を超えるとき、登録者の決定は、その場での抽選による。
・抽選にもれた場合は、第2希望のゼミに行き、その場で登録する。
・さらに定員超過で抽選にもれた場合、所属ゼミが決定するまで、同じ手順を繰り返す。
担当者一覧
Aクラス Bクラス
加藤 義春   松島 哲久
楠瀬 健昭  中村 惠
桝矢 桂一   伊藤 信也 
桂山 康司   藤本 幸治
加藤 義春   松島 哲久
楠瀬 健昭  中村 惠
桝矢 桂一   伊藤 信也 
桂山 康司   藤本 幸治
異文化言語演習2 開講クラス一覧(クラス)
担当者 テキスト・内容紹介
教授 加藤 義春 テクスト: Civilization and Disease(H.Sigerist,Phoenix Ed.)
 H.Sigerist の古典的名著を読みながら、病気と文明・病気と社会の歴史について知見を深めてもらいたい。そして、そこから現在における病気と医療の問題を省察する手がかりが得られれば、幸いである。
教授 松島 哲久  生命倫理・医療倫理関係の英語必須文献を講読する。ケース・スタディを中心とした文献を扱い、できれば薬学・薬剤師の立場から皆で検討し議論して行きたい。
授業形式は、あらかじめ指名された人の訳をコピーしたものを使用して進め、指名されなかった学生諸君はいろんな質問を指名された人にして、全員が毎回何らかの形で授業に参加してもらう。成績評価はその参加状況、レポート、授業内試験を総合して行う。
教授 楠瀬 健昭 テクスト:Rachel Carson, Silent Spring (Penguin Books, 2000)
 環境問題に関する古典的名著『沈黙の春』を読む。
本書は、科学的な調査研究をもとに、有機塩素系殺虫剤や農薬などの化学物質による環境汚染を取り上げ、野生生物や自然生態系への影響、人間の体内での濃縮、次世代に与える影響にまで言及し、環境汚染の恐ろしさを知らせるべく、かつて人類に警鐘を鳴らした。その存在は、現代にあって、ますます重要性を増している。
第10章Indiscriminately from the Skiesを読む。
非常勤講師 中村 惠  前期の「異文化言語演習1」から引き続き、P.L.Travers 作 Mary Poppins(英光社)から、前期とは異なるいくつかの章を選び、丁寧に読んでいく。作者のトラヴァース自身、子供のためだけの文学などそもそも存在しない、と述べているが、この作品もご多分に漏れず児童文学として取り扱われていることが多いものの、決して子供のためだけに書かれたものではなく、ひじょうにユニークな個性をもった Mary Poppins というひとりの大人の女性の目を通して語られた物語である。その世界の楽しさを、読むという作業によって、学生諸君と共に味わいたい。
非常勤講師 桝矢 桂一 [Aクラス]
Hume, David, 1739, A Treatise Of Human Nature, Oxford: Oxford University Press, 1978, 2nd edition.
 ヒュームの『人性論』を講読する。人間が事物を認識するとはいかなることであるのか、学生諸君と大いに議論したい。

[Bクラス]
Sontag, Susan, 1973, On Photography, New York: St. Martin's Press, 1990.
 「異文化言語演習1」に引き続き、スーザン・ソンタグの『写真論』を講読する。写真とは何であるか、学生諸君と共に考えたい。
非常勤講師 伊藤 信也 【Aクラス】
 Robert M. Veatch, The Basics of Bioethics, Second Editon. を使用します。このテキストは、アメリカの生命倫理学を学ぶ学生向けの入門書として著した本です。一般的な概説だけでなく、生命倫理の問題が抱える解決困難な問題などが、幅広く論じられています。

【Bクラス】
 イギリス文化の一側面を、スケッチ(コント)を通じて検討します。題材として“Monty Python's Flying Circus”を使用します。この番組は1970年代、イギリスBBCで深夜に放送された伝説的TV番組であり、現在もカルト的な人気があります。その一方で、差別的表現の多さゆえに現在は再放送ができない番組でもあります。
 70年代イギリスのスケッチの世界を知り、「笑いどころ」を英文で読みます。そしてスケッチの理解を通じて、「笑いと差別」について検討します。
非常勤講師 桂山 康司 【授業の目的と概要】
イギリスの詩人・小説家であるジョン・ウェイン(1925-94)が書いた、短編小説の佳作「ヴァレンタインの世代(The Valentine Generation)」を読む。一時の激情に駆られて恋人に心無い内容の手紙を投函してしまったヒロインが、郵便集配人を待ち伏せ、手紙を取り返そうと試みるが…。単にストーリーの展開や表面上の文意を頭で理解することだけで満足せず、言葉の背後にある心情を汲み取り、曖昧性から決して逃れられない言葉の働きの持つ、ふくよかでニュアンス豊かな表現の広がりを、さながら感情のごとく肌で感じ取ることができるようになることを目指す。
【授業の方法】
更なる読解力の向上を目指し、とりわけ、言語表現に対する感性を鍛錬するために、精読を心がける。そのためには、学習者における緻密な予習の励行が必須。
【成績評価法】
期末試験の成績を中心にして、それに日常の活動、出席を加味して評価する。
【教科書】
 九頭見一士 他 (編注)Twentieth-Century British Authors (金星堂)
ISBN:4-7647-0356-4
非常勤講師 藤本 幸治 【授業の目的と概要】
 人間の話す言語は、知能も十分に発達していない幼児に無意識に、かくも簡単に習得されることが可能である。翻って、外国語の習得の難しさは今更言うまでもない。この二者の間を隔てているものは何であろうか。あるいは、我々が母語を獲得するメカニズムとは何であろうか。言語学の最先端の試みとして、我々に自然言語の習得を可能にさせている生物として人間独自に与えられた科学的システムの解明がある。ことばと最も縁遠い科学が我々の日々使う言語の根底をささえていることを証明しよう。
【授業の方法】
 テキストを読み解き、担当者による補足説明を行いながら、「言語の科学」について共に考え、理解を深めたい。
【成績評価法】
 出席、小テスト、授業参加態度等総合的な判断に基づき決定する。
【教科書】
 Clankie, S. and T. Kobayashi(2007) Language and Our World, Sansyusha: Tokyo
【授業計画】
 各章を丁寧に読み解き、かつ、日ごろ見逃してしまいそうな科学の研究テーマを言語を媒介に考えてみたい。原則としてテキストの流れに沿って1章ずつ進むが、テーマによって、取捨選択していく。
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