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人間と文化1a(人間と法)  [Humanities 1a (Human and Law)]

開講情報
1年次 前期 1単位 選択
担当教員
非常勤講師 土居 俊平    
備考
授業の目的と概要
1)目的
 本講義の目的は、法とは何か、法が目指す社会的正義とは何かについて具体的に理解してもらうことにある。
2)概要
 本講義においては、いわゆる六法科目(憲法、民法、刑法、商法、民事訴訟法、刑事訴訟法)のうち主要三法といわれる憲法、民法、刑法をメインに講義していく。講義スタイルは、伝統的講義スタイル(担任者が受講者に対して解説するスタイル)を主としつつも、受講生自身に考えてもらう時間を設けることとしたい。
3)本科目履修予定の学生諸君へ
 少なくとも、法律学に何らかの興味・関心のある諸君に履修してもらいたい。興味も関心もなく単位のためにのみ履修することは厳に慎むこと。なお、本科目を履修する学生諸君は本シラバス記載内容を承諾した上で履修しているものとみなす。従って、シラバス記載内容についての異議申立は一切認められない。(例:シラバスに記載している授業の進め方が気に入らないとの異議申立、シラバスに記載している成績評価方法に対する異議申立等は一切認められない)。
従って、履修の可否については慎重に判断すること。
授業の方法
1)全体構造把握を重視する
 当該科目の全体構造を理解した上で個別的テーマを検討することが重要であると考えているので、いきなり個別的テーマに入るのではなく各科目(憲法・民法・刑法)の全体構造についても相当程度の時間を割いて解説していく。
2)個別的テーマにあっては判決文等を用いる
 当該科目の全体構造を把握した後、個別的テーマを検討する。個別的テーマの検討の際、本講義では事実関係が詳細に記載されている判決文(最高裁判所民事判例集掲載の判決等)を素材とする、また、判決文以外にも適切な素材があれば適宜使用することもありうる。個別的・具体的事例の検討を通して、法とは何か・法が目指す社会的正義とは何かについて具体的に考えていくこととする。なお、全体構造と個別的テーマの重点のおき方は各科目により微妙に異なることになるがその点は了解してもらいたい。
成績評価法
1)具体的評価方法
 定期試験を最重要視する。そのため、出欠をとって出席した者に加点する、レポートを課してレポート提出者に加点する等の加点措置は一切しない。即ち、定期試験の点数に一切の上乗せはしない(なお、以下の通り定期試験の点数が減点されることはありうる)。
2)注意点
 本講義では、理由の如何を問わず私語を交わしたり、携帯メールに勤しんだり、他教科の予習等内職をしたり、講義時間を睡眠時間としたり、教室から途中退出する行為、担当教員の注意を無視する等、担当教員により講義秩序を乱す行為をなしていると判断された者に対しては即刻退出もしくは以後の受講を厳禁する等の措置を講ずるのはもちろん、定期試験の点数から減点することになるので講義秩序を乱す行為をなした者は定期試験で合格点に達していても結果的に60点未満の点数になることが十分にありうる。
3)参考資料―昨年度の成績状況
@)人数別
受験者総数:250人 (欠席者除く)
合格者:178人(71.2パーセント)
不合格者:72人(28.8パーセント)
A)点数別
80点以上:41人(16.4パーセント)
70点〜79点:87人(34.8パーセント)
60点〜69点:50人(20.0パーセント)
59点以下:72人(28.8パーセント)
最高点:99点(なお、本試験の満点は100点ではなく130点とした)
最低点:29点
☆あくまで参考資料である。上記の合格率を諸君に約束するものではない。
教科書
書名 著者名 出版社名
『岩波コンパクト六法・平成20年版』 岩波書店
『親族法相続法講義案(六訂再訂版)』 司法協会
『民法入門・総則[第3版]』 永田真三郎 他 有斐閣
(注)教科書は全て準備した上で受講するようにしてもらいたい。特に六法については法改正がなされていることがあるので、古いものを使うことは避け最新判(平成20年版)を用意すること。
参考書
書名 著者名 出版社名
『憲法』 芦部信喜 (高橋和之 改訂) 岩波書店
『憲法』 佐藤幸治 青林書院
『民法講義』 我妻 榮 岩波書店
『民法』 内田 貴 東京大学出版会
『刑法綱要総論』 團藤重光 創文社
『刑法綱要各論』 團藤重光 創文社
『刑法総論講義』 前田雅英 東京大学出版会
『刑法各論講義』 前田雅英 東京大学出版会
『医事法学概論(第2版)』 菅野耕毅 医歯薬出版
『医療判例ガイド』 植木 哲 他 有斐閣
(注)興味をもった諸君はこれらの書物を紐解くと更に深い理解を得ることが可能となり有益であろう。
授業計画
項目 授業内容
1 開講にあたって 講義のやり方、成績評価の詳細、の説明
2 法学入門 死刑制度の是非
3 憲法@ 憲法の全体構造
4 憲法A 事例研究
5 民法@ 民法の全体構造、事例研究
6 民法A 事例研究
7 民法B 事例研究
8 民法C 事例研究
9 刑法@ 刑法の全体構造(構成要件)
10 刑法A 刑法の全体構造(違法性)
11 刑法B 刑法の全体構造(責任)
12 刑法C 尊厳死の是非−事例検討を通して
13 最終講 試験の本質とは−試験問題を作成・採点する者から学生諸君へのメッセージ−
14 ☆講義進度は若干のズレが生ずることがある。
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