トップページへ

基礎物理学1  [Fundamental Physics 1]

開講情報
1年次 前期 1単位 必修
担当教員
教授 土井 勝    
備考
授業の目的と概要
 物理学は、自然現象を説明する学理として最初に体系化され、あらゆる自然科学の基礎になっている。薬学を修める上で、物理学を学ぶ意義は3つある。第一に、物理学の知識そのものが薬学に必要なこと、第二に、物理学の方法論があらゆる自然科学の手本になっていること、第三に、人類が築き上げてきた知的遺産として受け継ぐべき教養であることである。この授業では、薬学生に必要な物理学の基本事項を習得し、ものの見方や考え方を養う。 
 自然現象のうち半分は、物質的自然観(自然は物質からなり、物質は単純な法則に従って運動し変化しているという考え方)によって説明できる。この授業のテーマは、突き詰めれば、物質的自然観を把握することである。
 物理学は理解するのに骨がおれる科目であることは確かである。自分の頭で考え、納得する姿勢が必要である。考える力を養うことも、物理学を学習する大事な目的なのである。
授業の方法
授業は「やさしく、ゆっくり、ていねいに」進める。物理学の予備知識は不要であるが、自分の頭で考え、納得する努力は必要である。「物理学は難しくて解らない」というのは、この努力を怠るからである。物理学は論理の体系であるから、一歩一歩納得しながら進むのが一番の近道である。
成績評価法
出席状況と試験の成績を総合して評価する。試験では、知識の量よりも理解度が問われる。一夜漬けの勉強では対処できないから、普段から少しずつ理解していく態度が大切である。
教科書
書名 著者名 出版社名
『物理学入門』 土井 勝 日科技連出版社
参考書
書名 著者名 出版社名
『物理学読本』 朝永振一郎 みすず書房
『ファインマン物理学』 ファインマン 岩波書店
授業計画
項目 授業内容
1 物理学とは何か 物理学の目的、単位、次元
2 基礎的事項 スカラーとベクトル、ベクトル算法
3 運動の記述(1) 直線運動の速度と加速度
4 運動の記述(2) 位置ベクトル、空間運動の速度と加速度
5 運動の法則 力の性質、基本的な力、運動の3法則
6 簡単な運動 等加速度運動、円運動、単振動
7 仕事の概念 仕事の一般的定義、仕事の計算
8 エネルギーの概念 エネルギーの種類、エネルギーの変換、エネルギー保存則
9 運動エネルギー 運動エネルギーと時間的変化率
10 保存力とポテンシャル 保存力、ポテンシャル、力学的エネルギー
11 運動量と角運動量 外積、運動量と角運動量の定義、時間的変化率
12 中心力場での運動 重力、クーロン力、原子への応用
13 質点系の運動 重心の運動、剛体の運動と慣性モーメント
▲PAGE TOP