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人間と文化1a(人間と法)  [Humanities 1a (Human and Law)]

開講情報
1年次 前期 1単位 選択
担当教員
非常勤講師 中村 隆志    
備考
授業の目的と概要
 法は、私たちの生活が円滑に送られるために、また、不当に侵害されないように、様々な社会関係を規律し、紛争を解決する役割が期待されています。つまり、人々の諸権利を保障すべく制定されます。そのように重要で多種多様な法が、私たちの生活に広く深く関わっていますが、その仕組み・働きについては、あまり知られていません。社会科公民分野では、種々の法律がどのように現実の政治・社会問題や日常生活に関わっているのかについては、あまり詳しく学ぶ機会がないように思われます。しかし、私たちが直面する様々な問題に関心をもって考える際に、法について学ぶことには意義があると言えるでしょう。
 本講義では、まず、個々の法律の仕組み・働きについて事例を挙げつつ紹介し、その上で、法が関連する事象をテーマ別に取り上げます。法について一定の知識を身につけることは必要ですが、法律の条文や用語を単に暗記するようなことは求めませんし、それはあまり意味をなしません。法のあり方を知り、あるべき姿を考えること、社会生活における諸問題について法の観点から論じること、これらに対して自分なりに取り組み、他の人と議論するための能力を養うことが目的です。
●一般目標(GIO)
 法と社会の関係、各種法律の役割・機能の基本を理解し、法が関わる問題について自ら考えるための基礎の修得を目標とします。
●到達目標(SBOs)
授業の方法
講義形式で進めます。教科書は特に使用せず、講義内容についてのプリントを配布し、それに沿って講述します。あわせて、必要に応じ板書します。
●準備学習や授業に対する心構え
授業内容について不明な点があれば、随時、積極的に質問し、参考書等で確認するようにして、復習中心で取り組んでください。また、講義に批判的な視点をもって臨むことが大切ですので、疑問に思うことがあれば、そのつど問い尋ねてください。
●オフィス・アワー
授業後、質問を受け付けます。詳細は、初回の授業でお伝えします。
成績評価法
定期試験(論述筆記)8割、平常点(レポートまたは小テスト)2割で評価します。出席点はありません。
教科書
書名 著者名 出版社名
特に指定しません。
参考書
書名 著者名 出版社名
『現代法学入門〔第4版〕』 伊藤正己、加藤 一郎(編) 有斐閣
『法の世界へ〔第4版補訂〕』 池田真朗 他(編) 有斐閣
その他、適宜授業中に紹介します。
授業計画
項目 授業内容
1 導入:法とは何か 社会規範としての法の概念、役割・類型について説明できる。
2 民法(1)総則 民法の全体的な構成・概略、権利の主体や法律行為の種類について説明できる。
3 民法(2)物権、債権 所有権や契約関係の基本的なあり方を説明できる。
4 民法(3)親族、相続 婚姻・親権や財産相続などについて説明できる。
5 刑法(1)総論 犯罪の成立要件および類型、刑罰の目的・種類について説明できる。
6 刑法(2)各論 個別の犯罪の成立要件、犯人の行為・結果・意思などについて説明できる。
7 憲法(1)人権論 憲法の役割、日本国憲法の成立と基本原則、基本的人権の種類・性質・機能を説明できる。
8 憲法(2)機構論 国会・内閣・裁判所の組織と権能、それらの相互関係を説明できる。
9 政治過程における法(1) 法案の成立過程について説明できる。
10 政治過程における法(2) 選挙や行政、地方自治に関する法律について説明できる。
11 生命・環境倫理と法 医療行為や環境保護における倫理問題に関して法の観点から説明できる。
12 裁判制度 裁判の種類や仕組み、裁判員制度について説明できる。
13 まとめ これまでの授業内容の整理・補足、質疑応答。
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人間と文化1b(人間と心理)  [Humanities 1b (Human and Psychology)]

開講情報
1年次 前期 1単位 選択
担当教員
非常勤講師 戸田 有一    
備考
授業の目的と概要
 学びや人間関係にかかわる心理学の基本的な考え方にふれ、大学入学以前の暗黙の心理理論を自覚・検討する機会とする。前半は、「学び」「性格」「恋愛」などの大学生活に関連することがらについて心理学の知見から考える。「俗信」「キレ」「発達」「いじめ」などのことがらも、現代的な問題意識で考える。後半は、カウンセリングやピア・サポートに関する基本的な知識を学び、心理学と薬理学の関連についても考える。
●一般目標(GIO)
1.心理学の基本的な考え方・用語・方法論・理論等について理解する。
2.カウンセリングとピア・サポートについての基礎を理解する。
3.心理学の理論や技法と、学生生活や職業の専門性とのつながりを考える。
●到達目標(SBOs)
授業計画において述べる。
授業の方法
教科書の該当部分を読んであることを前提に講義を行う。主に社会心理学に関するミニ実験も行う。なんらかのかたちで受講生間の議論も行う。
●準備学習や授業に対する心構え
教科書の該当章を読了したうえで講義を聴くことで理解が深まるように構成している。教科書の内容に関するコメントも求めるので必ず読むこと。毎回の講義のコメント用紙には、講義内容のまとめではなく、自身の見解を個性的に述べることを求める。
●オフィス・アワー 
電子掲示板への書き込みで、講義内容などに関する質問を受け付ける。直接質問したい場合には、講義終了後に非常勤講師室へ(月曜4限終了後)。
成績評価法
授業各回のコメント用紙の内容・議論への参加を総合的に評価する。コメントは質と量の両面から評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『不思議現象−子どもの心と教育』 菊池、木下 (編著) 北大路書房
参考書
書名 著者名 出版社名
『カウンセリングとソーシャルサポート―つながり支えあう心理学』 水野、谷口、福岡、古宮 (編著) ナカニシヤ出版
授業計画
項目 授業内容
1 「人間と心理」受講に際して  講義の概要・評価方法
2 「学び」と心理学 学ぶことや試験などにかかわる心理過程を説明できる
3 心理学で「性格」にせまる 「性格」「相性」に関する心理学の理論を理解する
4 心理学で「恋愛」にせまる  「恋愛」に関する心理学知見を関連分野の知見とあわせて理解する
5 心理学で「俗信」にせまる 「俗信」「勘違い」から認知・思考過程の危うさを理解する
6 心理学で「怒り」にせまる 「怒り」への対処と介入の諸技法を学ぶ
7 心理学で「発達」にせまる 「発達」に関する諸理論を理解する
8 子どもたちにとって死とは? 死についての子どもたちの考えや文化差に関する知見にふれる
9 いじめ問題の本質は? いじめに関する基礎研究から心理学的研究法を知る
10 カウンセリングの基礎  カウンセリングに関する誤解を減らす
11 ピア・サポート実践の機微  ピア・サポート実践の具体例からその機微を知る
12 平和を創る心理学 研究者と社会的問題のかかわりについて考える
13 心理学と薬理学の接点 心理学と薬を扱う専門性とのかかわりについて考える
14 まとめの議論  心理学と学生生活・職業の専門性とのかかわりを考える
15 質問に答えて 講義全体を通しての疑問に回答する
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人間と文化1c(人間と社会)  [Humanities 1c (Human and Society)]

開講情報
1年次 後期 1単位 選択
担当教員
教授 加藤 義春    
備考
授業の目的と概要
 社会学とは、端的には、さまざまな社会現象について知的好奇心をもって探求し、「常識的な見方」を超えて現実の背後にあるものを解明する学問、といえよう。本講では、社会学の幾つかの基本タームの持つ「分析のための道具」としてのパワーを紹介する。
●一般目標(GIO)
 「社会学的キーターム」の有効性を、それぞれ「行為の分析」「秩序の解読」「社会の構想」に位置づけ、自己了解と社会認識との関係性において理解することを、目的とする。
●到達目標(SBOs)
 社会学的キータームが日常の行為や社会現象を分析するために「有効な道具」であることを、具体的(身近な)事例を挙げて説明することができ、また、社会秩序や社会的構想力についても、キータームを援用しながら自らの言葉で説明できることを、目的とする。
授業の方法
テクストを基に説明を加えながら、講義形式で授業を行う(なお、授業の終わりに或いは宿題として、3〜4回のブリーフリポートを課す)。
●準備学習や授業に対する心構え
毎回、テクストの該当箇所をしっかり予習して、授業に臨んでもらいたい。
●オフィス・アワー 
(金)12:10〜13:10、不在の場合は(木)12:10〜13:10、加藤研究室にて
成績評価法
平常点(出席状況とブリーフリポートの評価=25点)と期末の授業内試験の点数(75点)を合計して、評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『社会学のエッセンス(新版)』 友枝、竹沢、正村、坂本 有斐閣
参考書
書名 著者名 出版社名
『現代社会の理論』 見田宗介 岩波新書
授業計画
項目 授業内容
1 I-1.意味と相互主観性 私からあなたへ、あなたから私へ
2      〃     〃
3   2.アイデンティティ 私が私であること
4   3.スティグマ 他者への烙印
5   4.正常と異常 選別と排除のメカニズム
6   5.予言の自己成就 現実と虚構のはざま
7 II-1.規範と制度 私たちをとりまくルール
8   2.社会のなかの権力 姿を見せる権力/姿を見せない権力
9 III-1.共同体(共同存在態) 人はなぜ共同態を求めるのか
10      〃     〃
11   2.ユートピアと想像力 「ポストモダン社会」はユートピアか?
12      〃     〃
13   (まとめ)   (授業内試験)
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人間と文化1d(人間とコミュニケーション)  [Humanities 1d (Human and Communication)]

開講情報
1年次 後期 1単位 選択
担当教員
教授 松島 哲久    
備考
授業の目的と概要
 人間心理の理解を内に含む形で、人間と人間の関係の学をコミュニケーション論として講義を行う。まず、言語を媒介とするコミュニケーションから非言語的コミュニケーションにいたるまでの多様な形式について考察し、その人間関係に占める重要な役割について論じる。
 次に、家族コミュニケーションからコミュニティ・コミュニケーション、マスコミュニケーション、異文化コミュニケーションなど、コミュニケーションの具体的展開の諸相の検討を通して、コミュニケーションによって開かれてくる世界の哲学的・人間学的意味を明らかにする。最後に、医療者対患者関係におけるコミュニケーションの要点について講義を行う。
●一般目標(GIO)
 人の心の中のコミュニケーションからインターネットまでその全体像を理解し、人間独自のコミュニケーションの特質、双方向のコミュニケーションなどコミュニケーションの本質的理解に基づいて、医療者ー患者関係に応用できるコミュニケーションスキルを身につける。
●到達目標(SBOs)
 授業計画の授業内容に明記する。
授業の方法
主としてテキストに即して講義を行う。原則として講義の前には既存知識を確認するためにプレテストを行い、次回の授業で講義の理解の確認を行う。また、医療場面を設定してロールプレイを行ってもらうことがあるので、コミュニケーションの知識だけでなく、各学生が実際のコミュニケーション能力も高めることができるようになることを授業の達成目標とする。
●準備学習や授業に対する心構え
特に準備は必要としないが、講義内容をもとに自分自身で自主的研究を推進することが重要である。
●オフィス・アワー 
月曜日:12:10〜13:00;16:30〜18:00
火曜日:12:10〜13:00;16:00〜18:00(後期)
場所:B棟1階松島研究室(できるだけ予約してください。研究室前連絡袋/
メール)メール・アドレス:matusima@gly.oups.ac.jp
成績評価法
プレテスト、レポートと定期試験を総合して評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『コミュニケーション・入門』 船津 衛 有斐閣
授業計画
項目 授業内容
1 コミュニケーションとは何か コミュニケーションによって目指されるもの、実現されるものについて感情・知覚世界・精神世界にわたって概略できる。
2 人間のコミュニケーション(1) 動物のコミュニケーションと人間のコミュニケーションの違いについて説明できる。
3 人間のコミュニケーション(2) 人間固有のコミュニケーションの構造、共有する意味について概略できる。
4 自我とコミュニケーション 自我と他者、自我の社会性、役割葛藤について概略でき、その問題点を指摘できる。
5 自己表現のコミュニケーション 言語、非言語コミュニケーション、自己表現様式について概略できる。
6 電話コミュニケーション 電話コミュニケーションの特質とその問題点を説明でき、今後の展望を提示できる。
7 高度情報化社会のコミュニケーション 新しいコミュニケーションの世界とその可能性を提示でき、また情報の倫理の重要性を理解できる。
8 集団、共同体のコミュニケーション 家族、企業、官僚におけるコミュニケーションのあり方を概略できる。
9 コミュニティ・コミュニケーション 地域共同体から新しい共同性の形成について概略できる。
10 集合行動・社会運動のコミュニケーション 群集、公衆、うわさ行動についてコミュニケーションとの関連で説明できる。
11 マス・コミュニケーション 現代のマスコミと受け手の主体性形成について説明できる。
12 国際コミュニケーション 異文化コミュニケーションとグローバルな視点形成について概略できる。
13 医療におけるコミュニケーション ターミナルケアの言語を理解し、またコミュニケーションにおけるリスニングスキルを身につける。
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情報科学  [Information Science]

開講情報
1年次 後期 1単位 選択(☆印は担当代表者)
担当教員
☆ 非常勤講師 林 武文 非常勤講師 下川 敏雄 非常勤講師 辻 光宏
備考
授業の目的と概要
 近年の情報処理技術の進歩は目覚ましく、コンピュータはさまざまな分野に幅広く浸透している。その結果、薬学分野で活躍する人材においても、コンピュータリテラシーの修得が不可欠なものとなっている。しかも、単にコンピュータの利用方法を覚えるだけでなく、取り扱うことのできる情報についてデータベース技術などを背景にして、どのように整理し活用し表現するかという幅広い知識を修得し、コンピュータを使った情報リテラシーとしての問題解決のセンスを養うことが真に求められているのである。
 本講義では、情報科学において、薬学系の学生が関係する分野からテーマを選び、その技術内容の解説と事例紹介を行う。受講者が情報科学の全体像を把握するとともに、個別の技術の概要について興味をもって学べるよう、具体例を示しながら授業を行う予定である。
●一般目標(GIO)
 情報の授受に効果的なコンピュータの利用方法を理解し、必要なデータや情報を有効活用できるようになるために、インターネットを利用した情報の収集、開示、データベースの使用法、応用などに関する基本的知識、技能、態度を修得する。
授業の方法
スライドやビデオを用いて講義を行う。
●準備学習や授業に対する心構え
時間的な制約によりコンピュータ教室で実習を行うことが不可能であるため、各自でコンピュータ利用時に授業で学んだ事を確認するよう心掛けること。
●オフィス・アワー
担当者は非常勤であるため、質問等がある場合には、授業終了後に教室で声を掛けて頂きたい。また、電子メールでの質問も歓迎する(hayashi@res.kutc.kansai-u.ac.jp)。
成績評価法
レポート、試験、平常点を総合して評価を行う
教科書
書名 著者名 出版社名
毎回プリントを配付する
参考書
書名 著者名 出版社名
『情報の文明学』 梅棹忠夫 中公文庫
『新・電子立国<1>ソフトウェア帝国の誕生』 相田 洋 他 NHKライブラリー
『医学への統計学』 丹後俊郎 朝倉書店
『統計学のセンス―デザインする視点・データを見る目』 丹後俊郎 朝倉書店
『ビジュアル情報処理 -CG・画像処理入門-』 CG-ARTS協会 編 CG-ARTS協会
『ヒューマンインタフェースの心理と生理』 吉川栄和 編著 コロナ社
授業計画
項目 授業内容
1 情報科学概論(1) 情報処理技術の発展の経緯について説明できる
2 情報科学概論(2) パソコンの基本とデータ操作技術について理解し、表計算の方法について説明できる
3 情報科学概論(3) ネットワークの利用技術について概説できる
4 情報科学概論(4) ソフトウェアとその情報表現技術について概説できる
5 情報科学概論(5) 情報処理技術を用いた情報活用の可能性について説明できる
6 統計的データ解析概論(1) 統計学の概要を説明できる
7 統計的データ解析概論(2) 統計学での比較の基本的な考え方について説明できる
8 統計的データ解析概論(3) 要因探索手法の基本的な考え方について説明できる
9 統計的データ解析概論(4) 医薬品の臨床評価過程を統計学の観点で概説できる
10 情報の視覚表現(1) デジタル画像の仕組みについて説明できる
11 情報の視覚表現(2) 3次元CGによる可視化技術について説明できる
12 情報の視覚表現(3) 色の知覚とカラーユニバーサルデザインについて説明できる
13 情報の視覚表現(4) ヒューマンインタフェースとその応用分野について説明できる
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人間と文化4e(ドイツ語・フランス語)  [Humanities 4e (German / French)]

開講情報
2年次 後期 1単位 選択
担当教員
備考
授業の目的と概要
 この講義は2年次前期までに第二外国語(ドイツ語・フランス語)の修得を終えた学生たちに、更なる研鑽を積む機会を提供するために設けられたものである。その目的は、これまでは英語圏、特にアメリカの文献にのみ親しんできた学生たちに、ドイツ語あるいはフランス語の種々の文献に触れ、これまでとは異なる視点から世界を観察し、自らの国を見直すための一つの契機を提供することである。
 西洋文明と一口にいわれているけれども、実際にはそれぞれの国と言語にこれまでの歴史や文化が深く関わりあい、距離的には近くても、場合によっては、大きく異なる考え方をもっていることを知ってもらいたい。そして、現代において各国が当面している問題もまた、長い歴史の中から生まれたものであることを理解し、日本の現状を考えていく契機となることを願う。
●一般目標(GIO)
 医療・薬学関連の世界にすすもうとする学生たちに、世界の人々や文化の多様性を紹介・認識してもらう。さまざまな考え方に接することによって、人間的な成長の糧となる広い視野を持ってもらう。差異によって人を差別しない寛容な心を養ってもらう。
●到達目標(SBOs)
 言語の学習を通して日本とは異質な文化、歴史や社会生活に触れ、自分たちとは異なる世界に興味を持ってもらう。日本とは異なる政治や社会の実情に触れることによって、広い視点で、多様なものの見方を養ってもらう。日本の文化、歴史、社会の実情と比較し、将来の日本のあり方を考えてもらう糧となることを望む。
クラス分けの決定
・学生はシラバスと第1回目の講義を参考に、希望する講義を選択する。
・授業の概要・方法・成績評価法・教科書・参考書等については第1回目の講義で説明する。
担当者一覧
Aクラス Bクラス
松島哲久 
中村 惠
松島哲久 
中村 惠
人間と文化4e(ドイツ語・フランス語) 開講クラス一覧(クラス)
担当者 テキスト・内容紹介
教授 松島 哲久 ●授業の目的と概要
 フランス語をさらに勉強したい学生諸君を対象として、フランス語の素晴らしさ、明晰な論理、思想の豊かさを伝えたい。
 一般目標としては、フランス語を聴き、話し、書くことができ、異文化間コミュニケーションを可能とする能力を身につけることである。
 到達目標としては、フランス語を正確に発音でき、フランス文を辞典を引きながらでも読解できることを目指す。
●授業の方法
 こちらが準備したプリントをテキストとして使用して、現代フランス思想のいくつかの文献、時事的な新聞記事を読んで行く。授業は半ば解説、半ば演習形式で行う。
●準備学習や授業に対する心構え
 予め日本語の訳をしてもらう学生を指名しておくので、前日までにその訳文を提出してもらう。
●成績評価法
 出席、発表、質問への応答、授業最後の時間での筆記試験を総合評価する。
●教科書
 プリント
非常勤講師 中村 惠 ●授業の目的と概要
 最初の三回は、映画『ベルリン・天使の詩』の脚本からの抜粋を丁寧に読む。読解力を養うとともに、”壁”がまだ存在していたベルリンを舞台にした作品を味わうことで、作品中に描かれている壁のもつ様々な意味合いについて考察する。四回目以降のテキストについては受講生との相談で決める。
●授業の方法
 どちらかと言えば演習に比重を置きつつ、講義も織り交ぜながら進める。
●準備学習や授業に対する心構え
 必ず予習をしてから授業に臨むこと。
●成績評価法
 概ね、定期試験70%、平常点(授業に対する積極性・発表など)20%、出席状況10%で評価する。
●教科書
 こちらでプリントを用意する。
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実験動物科学  [Laboratory Animal Sciences]

開講情報
3年次 後期 1単位 選択
担当教員
准教授 安田 正秀    
備考
授業の目的と概要
 実験動物科学とは、実験動物ならびに動物実験法に関する科学である。ヒトの健康を扱う医学・薬学・生物学等において、動物実験とは、動物からヒトに関する情報を集める手続きで、通常は動物になんらかの拘束ないし処置が加えられて、動物が示す反応を観察することである。科学的な立場から言えば、動物実験を企画する最大の理由は、再現性の高い、正確な実験結果を手に入れることである。たとえば、新しく開発された化学物質のヒトに対する薬理効果・安全性は最終的には臨床試験で確認しなくてはならないとしても、研究過程(前臨床試験)においては、遺伝ならびに環境要因が明確にされている実験動物を利用することは当然である。前臨床試験における動物実験規範では適正な実験施設で、整備された機器・器材および遺伝ならびに環境要因が明確な良質の動物を用いて、経験豊かな有能な職員により適正な実験手順に従って実験を行わなければ質の良い、再現性の高い実験結果は得られない。「実験動物科学」では医薬品開発創製に関わる実験動物および動物実験法の極めて基本的な事項に加え、最近の話題を平易に解説する。また、動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護法)が平成17年6月22日に改正され、平成18年7月より施行された。その改正法の中で第41条に「動物を科学上の利用に供する場合の配慮」について明示され、Russell & Burchが提唱した動物実験に於ける3Rsの概念が織り込まれた。これを受け、平成18年4月28日付けで環境省より告示第88号「実験動物の飼養及び保管並びに軽減に関する基準」が出させるなど、法的規制も変わりつつある。
●一般目標(GIO)
 動物実験の歴史的背景と医学・薬学を始とする生命科学の発展における意義を理解するとともに、実験動物を利用するために必要な飼育管理に関する基礎的な知識を習得する。また、動物実験は単に科学的であるだけでなく、実験動物の福祉に十分配慮したものでなければならいことを鑑み、動物実験を取り巻く社会情勢、適正な実験動物の在り方と、『科学的かつ倫理的な動物実験』を行うための知識を習得する。
●到達目標(SBOs)
 授業計画欄に記載します。
授業の方法
授業では教科書を使用せず、事前にプリントを配付し、主に講義形式で行います。
●準備学習や授業に対する心構え
プリントは事前に配付するので、前もって目を通し、目的意識をもって授業に出席するよう努力して下さい。また、復習や、新聞等に記載の生命科学に関する記事等にも、関心を持っよう心掛けて下さい。
●オフィス・アワー 
月曜日〜金曜日の午前8時45分〜午後6時、講義・実習・会議等で不在の場合以外は随時
B棟地下1階 動物関連研究施設
成績評価法
定期試験ならびに出席状況等を統合的に判断し評価する。試験直前の勉強のみでは十分に対処できないので、不断の努力を必要とします。
参考書
書名 著者名 出版社名
『実験動物学「総論」』 田嶋嘉雄 (編集) 朝倉書店
『実験動物学「各論」』 田嶋嘉雄 (編集) 朝倉書店
『実験動物学』 田嶋嘉雄 (監修) 朝倉書店
『実験動物の基礎I総論』 日本実験動物協会 丸善
『新実験動物学』 前島一淑 他 朝倉書店
『実験動物入門』 中野健司 他 川島書店
授業計画
項目 授業内容
1 総論 動物実験・実験動物の概念
    動物実験を行う目的と理由
動物実験の歴史的背景を説明できる。
動物実験および実験動物の概念を説明できる。
動物実験を行う目的と理由を説明できる。
2 総論 動物実験の現状と展望

各論 動物実験の基本的な考え方
動物実験に関わる世論、法的規制等を踏まえ、実験者のとるべき姿勢について説明できる。
動物実験における3R(Replacement、Reduction、Refinement)について説明できる。
動物実験の基本的な考え方について説明できる。
動物実験は、動物、環境およびヒトの三要素より構成されていることを説明できる。
3 各論 個体統御 I 動物の反応に影響を与える各要素について説明できる。
使用動物の選択基準について説明できる。
Russell & Burchが提唱している実験動物の演出型説について説明できる。
実験動物の遺伝統御について説明できる。
4 各論 個体統御 II 種・品種・系統について説明できる。
系統の選択およびその基準について説明できる。
遺伝統御による実験動物の分類について説明できる。
5 各論 個体統御 III 近郊系、ミュータント系、クローズドコロニーおよび交雑群の系統維持と生産方式について説明できる。
ミュータント系の維持およびミュータント遺伝子の導入およびミュータント遺伝子の維持方法について説明できる。
6 各論 個体統御 IV
    環境統御 I 
遺伝モニタリングの必要性とその方法について説明できる。バイオテクノロジーの手法を用いた人工動物(遺伝子改変動物:例えば核移植動物、遺伝子移植動物、キメラ等)の作出方法について説明できる。
人工動物(遺伝子改変動物)の特徴および有用性について説明できる。
実験動物の飼育の場および動物実験の場の環境統御について説明ができる。
7 各論 環境統御 II 人工配合飼料の備える条件および材料について説明できる。
飼料中の異物の混入や飼料の保管について説明できる。
空気調和および供給・排気空気の浄化法および維持について説明できる。
8 各論 環境統御 III 物理・化学的因子(光・音・臭い・物理的要因・化学物質)等が動物に及ぼす影響について説明できる。
実験動物の居住環境(ケージ・床敷・給餌器・給水器・飼育室)について説明できる。
9 各論 環境統御 IV 社会的順位、縄張り制、飼育密度、群居の規模等が動物に及ぼす影響について説明できる。
異種生物の影響および統御について説明できる。
10 各論 実験動物の微生物統御 微生物統御による実験動物の分類およびその定義・特徴などについて説明できる。
無菌動物・ノトバイオート・SPF動物の特徴および作出方法、維持方法などについて説明できる。
11 各論 バイオハザード・感染動物実験 人畜(獣)共通感染症の例を挙げ、それぞれについて説明できる。
感染動物実験における病因微生物の取扱基準、実験施設・設備について説明できる。
バイオセーフティレベル(BSL)の分類基準について説明できる。
適正な実験動物および動物実験について説明できる。
12 各論 医薬品GLP 過去に認められた代表的な薬害・公害について具体例を挙げ、その背景を説明できる。
医薬品GLP(医薬品の安全性に関する非臨床試験の基準に関する省令)が制定されるに至った過程とその内容を説明できる。
13 各論 医薬品GLP・ヒトへの外挿 医薬品開発の全体的な過程を説明できる。
動物実験(非臨床試験)の成績をヒトに外挿してヒトにおける反応を類推する過程であることを説明できる。
治験に関してヘルシンキ宣言が意図するところを説明できる。
医薬品創製における治験の役割を説明できる。
治験(第I、II、III相)および医薬品の市販後調査の内容について説明できる。
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応用放射化学  [Applied Radiochemistry]

開講情報
3年次 前期 1単位 選択
担当教員
准教授 大桃 善朗    
備考
授業の目的と概要
 医療の高度化は着実に進んでいるが、中でもX線CT、MRI、PET、SPECT、内視鏡などの画像診断法の進歩には著しいものがある。放射線や放射性医薬品は、これらの画像診断法において不可欠であり、高精度で的確かつ早期に病気の診断を下すために決定的な役割をはたしている。また、各種放射線が癌の治療に用いられており、外科的療法、化学療法と並んで重要な地位を占めている。
 一方で放射線は、被曝による放射線障害をもたらす危険性を併せ持っている。したがって、ラジオアイソトープおよび放射線の利用にあたっては、放射線障害というリスクを最小限に抑え、利用によって得られるメリットを最大限に活かすことが肝要である。
●一般目標(GIO)
 「応用放射化学」では、2年次後期科目「放射化学」で学んだラジオアイソトープおよび放射線に関する基礎知識をベースに、放射線の現代医療における重要性とリスク、そして、画像診断法の基礎を正しく理解することを目標とする。
授業の方法
教科書、資料を用いて講述し、さらに、薬剤師国家試験問題演習および解説を行う。
●準備学習や授業に対する心構え
講義内容を正しく理解するために、毎回きちんと出席し、ノートをとりながら集中して受講すること。また、予習、復習など不断の努力が必要である。
●オフィス・アワー
時間:講義、会議などで不在以外の場合は随時 
場所:研究棟2階生体機能診断学研究室
成績評価法
定期試験、授業への出席状況、レポート、および小テスト等をもとに総合的に判断して評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『NEW放射化学・放射薬品学』 佐治英郎、関 興一 編 廣川書店
授業計画
項目 授業内容
1 放射線と生体 放射線の生体へおよぼす作用について説明できる。
2 放射線と生体 放射線障害発生のメカニズムについて説明できる。
3 放射線と生体 放射線の遺伝的影響について説明できる。
4 放射線と生体 放射線障害の防止方法について説明できる。
5 画像診断法概論 おもな臨床画像診断法について説明できる。
6 画像診断法各論 単純X線検査、X線CT、MRI、超音波検査、内視鏡検査について説明できる。
7 画像診断法各論 核医学(PET、SPECT)画像診断法について説明できる。
8 造影剤 一般造影剤と画像診断について説明できる。
9 放射性医薬品 放射性医薬品とPET診断について説明できる。
10 放射性医薬品 放射性医薬品とSPECT診断について説明できる。
11 放射性医薬品 放射性医薬品とその管理、取り扱いに関する基準、制度について説明できる。
12 放射性医薬品 放射性医薬品の製造について説明できる。
13 放射線療法 癌の放射線療法について説明できる。
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臨床化学  [Clinical Chemistry]

開講情報
3年次 後期 1単位 選択(☆印は担当代表者)
担当教員
☆ 教授 藤田 芳一 助教 山口 敬子  
備考
授業の目的と概要
 現代医療における薬剤師の役割は多岐に亘ってきており、本来の業務に加え、各種検査に携わる必要性が増加しています。しかしながら、このような業務を行うには臨床検査技師の資格が必要になる場合も多く、正規課程に加えて臨床検査に関連する一定の科目を習得しなければこの受験資格を得ることはできません。本科目は、薬剤師の資格だけではなく、臨床検査技師国家試験の受験資格を得ようとする人のために設けられたもので、臨床検査項目等を分析化学的観点から理解してもらうことを目的とします。
●一般目標(GIO)
 臨床検査項目の分析法とその測定値を理解する。
授業の方法
教科書、プリントを中心に、場合によってはスライドを使用します。
●準備学習や授業に対する心構え
臨床検査技師受験資格のための科目であるのでその心積もりをしておくこと
●オフィス・アワー 
月曜日〜金曜日のお昼の休み時間、臨床化学研究室。
成績評価法
筆記試験、平常点等により総合的に評価します。
教科書
書名 著者名 出版社名
『薬学生のための臨床化学』 後藤順一、片山善章 編 南江堂
参考書
書名 著者名 出版社名
『新版 臨床化学 第2版』 伊藤 啓、長村洋一 編 講談社サイ
『臨床検査技術学 10 臨床化学 第3版』 菅野剛史、仁科甫啓、安部 彰 著 医学書院
授業計画
項目 授業内容
1 総論1 1)臨床化学とは?
2)検査試料
2 総論2 3)臨床検査分析法の基礎
4)臨床化学検査の種類
3 総論3 5)検査値の解釈
6)精度管理
4 臨床検査分析法の原理と方法1
5 臨床検査分析法の原理と方法2
6 臨床検査分析法の原理と方法3
7 生体成分と臨床化学1 1)タンパク質
8 生体成分と臨床化学2 2)糖質
9 生体成分と臨床化学3 3)脂質
10 生体成分と臨床化学4 4)非タンパク質性窒素
5)ビリルビン
11 生体成分と臨床化学5 6)酵素
7)ホルモン
12 生体成分と臨床化学6 8)その他の成分
13 薬物と臨床検査1 1)薬物モニタリング(TDM)
2)TDMの測定法
14 薬物と臨床検査2 3)臨床検査値への薬物干渉
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薬理学4  [Pharmacology 4]

開講情報
4年次 前期 薬学科:1.5単位 必修・薬科学科:1.5単位 選択
担当教員
講師 大喜多 守    
備考
授業の目的と概要
 各種疾患の治療において薬物療法は欠くことのできない手段である。薬理学とは医薬品の生体に及ぼす作用を調べる学問である。すなわち、医薬品の有効性、安全性、生体内動態などを幅広く理解することが要求される。本講義では、生化学、生理学(機能形態学)などの基礎知識と、「薬理学1、2、3」において習得した薬理学の基礎をふまえて、内分泌疾患・代謝性疾患治療薬および化学療法薬の作用機序について理解を深めることを目的とする。同時に各薬物に関する臨床的用途や有害作用についても学ぶ。
●一般目標(GIO)
 医薬品の作用する過程を理解するために、代表的な薬物の作用、作用機序、および体内での運命に関する基本的知識と態度を修得し、それらを応用する基本的技能を身につける。
授業の方法
主として教科書に沿って講義を進めるが、必要に応じてプリントを配布する。臨床的有用性の点で、より優れた新薬の開発が日進月歩のごとく行われていることから、そのような観点からの話題も随時提供する。
●準備学習や授業に対する心構え
習得すべき内容(薬物名・作用機序・臨床適応・副作用)が非常に多いため、不断の努力が必要である。
●オフィス・アワー
(月)〜(土)の午前9時より、B棟3階・病態分子薬理学第一研究室(講義・実習・会議・出張等で不在の場合を除く)
成績評価法
原則として定期試験の成績により評価する。なお、定期試験では講義出席の状況も加味する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『NEW薬理学 (改訂第5版)』 田中千賀子、加藤隆一 他 南江堂
参考書
書名 著者名 出版社名
『疾患別薬理学 (第4版)』 赤池昭紀、岡本 博 他 廣川書店
授業計画
項目 授業内容
1 内分泌疾患に対する治療薬 (1) 視床下部・脳下垂体ホルモンの生理・薬理作用および臨床適用について説明できる。
2 内分泌疾患に対する治療薬 (2) 抗利尿ホルモンの生理・薬理作用、代表的な尿崩症治療薬の作用機序と主な副作用について説明できる。
3 内分泌疾患に対する治療薬 (3) 甲状腺ホルモンの生理・薬理作用、代表的な甲状腺機能異常症治療薬の作用機序と主な副作用について説明できる。
4 内分泌疾患に対する治療薬 (4) 副腎皮質および髄質ホルモンの生理・薬理作用、臨床適用、副作用ついて説明できる。
5 内分泌疾患に対する治療薬 (5) 性ホルモンの生理・薬理作用、臨床適用、副作用ついて説明できる。
6 内分泌疾患に対する治療薬 (6) 膵臓ホルモンの生理作用および血糖調節機構について説明できる。
7 代謝性疾患に対する治療薬 (1) 代表的な糖尿病治療薬を挙げ、作用機序と主な副作用について説明できる。
8 代謝性疾患に対する治療薬 (2) 代表的な脂質異常症治療薬を挙げ、作用機序と主な副作用について説明できる。
9 代謝性疾患に対する治療薬 (3) 代表的な高尿酸血症・痛風治療薬を挙げ、作用機序と主な副作用について説明できる。
10 代謝性疾患に対する治療薬 (4) カルシウム代謝調節・骨代謝に関連する代表的な治療薬を挙げ、作用機序と主な副作用について説明できる。
11 化学療法薬 (1) 代表的な抗菌薬および抗原虫・寄生虫薬を挙げ、作用機序と主な副作用について説明できる。
12 化学療法薬 (2) 代表的な抗真菌薬および抗ウィルス薬を挙げ、作用機序と主な副作用について説明できる。
13 化学療法薬 (3) 代表的な抗悪性腫瘍薬を挙げ、作用機序と主な副作用について説明できる。
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薬物動態学3  [Biopharmaceutics and Relevant Pharmacokinetics 3]

開講情報
4年次 前期 薬学科:1.5単位 必修・薬科学科:1.5単位 選択
担当教員
教授 掛見 正郎    
備考
授業の目的と概要
 投与された医薬品は吸収、分布、代謝、排泄を受けながら、最終的に薬理効果・治療効果を発揮するが、これらの過程は一つ一つ完結しながら進行するのではなく、同時並行的に進行する。また標的臓器(Target Organ)中の濃度も時々刻々変化する中で、薬理効果・治療効果が発揮され、そして消失してゆく。このように、医薬品を患者に投与した後の薬物の生体内動態や、薬理効果・治療効果の消長は、時間の経過の中で「時間の関数」として取り扱う必要があり、これには速度論の概念を導入しなければならない。医薬品の吸収、分布、代謝、排泄を速度論的に取り扱い、その解析及び予測を行う領域を薬動学(pharmacokinetics:PK)という。さて、医薬品の生体内動態を速度論的に解析した最初の報告は、T.Teorelの一連の研究といわれており、今から実に70年も前のことである。これらの数式的な取り扱いを含め教科書として初めて纏めたのが F.H.Dost  である。また、現在でも繁用されている繰り返し投与や投与計画の理論は、E.Kruger-Thiemer の一連の研究に由来し、医薬品の吸収に関する速度論的取り扱いは、E.Nelson の研究に依っている。このように、現在コンパートメントモデルを含む「古典的な薬動学」といわれる領域のほぼ全ての理論は、1960年代初めには完成されおり、これらを集大成し教科書として纏めたのがM.GibaldiとD.Perrier  である。Gibaldiらのこの教科書は世界的に最も評価され、多くの国で使用されてきた。現在でもこれを超える教科書は出現していないとも言われており、「薬物動態学3」もこの教科書を参考にして、進めて行きたいと考えている。
 薬動学は、人あるいは実験動物に医薬品を投与後、(1)血液中、尿中、体液中、排泄物中、組織中などの薬物濃度の時間的推移を測定し、(2)それらのデータを合理的に解釈できる実験的仮説を導き、(3)この仮説を用いて臨床データの予測を行い、最終的に、安全で合理的な薬物投与計画を作成することを目的としている。例えば、医薬品を患者に投与後の血漿中濃度を解析する場合、まず行うことは血漿中濃度データを普通グラフと片対数グラフにプロットすることである。この片対数プロットの終わりの直線部分、これをターミナルフェーズというが、これから傾き(Slope)を、普通グラフのプロットから最高血漿中濃度の高さ(Height)と血漿中濃度−時間曲線の占める面積(Area)を、そしてこれらを複合してモーメント(Moment)を算出する。これらの手順は、その頭文字をとって、SHAM分析(SHAM Analysis)と呼ぶ。「傾き」は薬物の生体からの消失する速さを、「高さ」は薬効強度の強さを、「面積」は薬物の吸収総量を、「モーメント」は薬物の生体内動態全体を表している。したがって、SHAM分析は、薬物の生体内動態の概略を迅速に掴むことができるので、すべての薬動学解析の基本である。このSHAM分析を行ったのち、(2)の薬動学的解析に取り掛かるが、目的に応じて3つの解析法、すなわち、コンパートメントモデル解析法(Compartment Model Analysis)、生理学的モデル解析法(Physiological Model Analysis)、そして非モデル解析法(Model Independent Analysis)が用いられる。薬物動態学3もこの3つの方法を順に紹介したいと考えている。しかし、ここでどのような解析法が使われたとしても、要は(3)の過程が最も重要であって、安全で合理的な薬物投与計画を作成することが最終目的であることを忘れてはならない。
●一般目標(GIO)
(1)薬効や副作用を体内の薬物動態から定量的に理解できるようになるために、薬物動態の理論的解析に関する基本的知識と技能を修得する。
(2)作用部位に達した薬物の量と作用により薬効が決まることを理解するために、薬物の生体内における動きと作用に関する基本的知識、技能、態度を修得する。
(3)薬物治療に必要な情報を医療チームおよび患者に提供するために、医薬品情報ならびに患者から得られる情報の収集、評価、加工などに関する基本的知識を修得し、それらを活用するための基本的技能と態度を身につける。
(4)個々の患者に応じた投与計画を立案できるようになるために、薬物治療の個別化に関する基本的知識と技能を修得する。
●到達目標(SBOs)
【薬動学】
1)薬物動態に関わる代表的なパラメーターを列挙し、概説できる。
2)薬物の生物学的利用能の意味とその計算法を説明できる。
3)線形1-コンパートメントモデルを説明し、これに基づいた計算ができる。(知識・技能)
4)線形2-コンパートメントモデルを説明し、これに基づいた計算ができる。(知識・技能)
5)線形コンパートメントモデルと非線形コンパートメントモデルの違いを説明できる。
6)生物学的半減期を説明し、計算できる。(知識・技能)
7)全身クリアランスについて説明し、計算できる。(知識・技能)
8)非線形性の薬物動態について具体例を挙げて説明できる。
9)モデルによらない薬物動態の解析法を列挙し説明できる。
10)薬物の肝および腎クリアランス、肝固有クリアランスの計算ができる。(技能)
11)点滴静注の血中濃度計算ができる。(技能)
12)連続投与における血中濃度計算ができる。(技能)
【TDM (Therapeutic Drug Monitoring)】
1)治療的薬物モニタリング(TDM)の意義を説明できる。
2)TDMが必要とされる代表的な薬物を列挙できる。
3)薬物血中濃度の代表的な測定法を実施できる。(技能)
4)至適血中濃度を維持するための投与計画について、薬動学的パラメーターを用いて説明できる。
5)代表的な薬物についてモデルデータから投与計画をシミュレートできる。(技能)
【遺伝的素因】
1)薬物の作用発現に及ぼす代表的な遺伝的素因について、例を挙げて説明できる。
2)薬物動態に影響する代表的な遺伝的素因について、例を挙げて説明できる。
3)遺伝的素因を考慮した薬物治療について、例を挙げて説明できる。
【投与計画】
1)患者固有の薬動学的パラメーターを用いて投与設計ができる。(知識・技能)
2)ポピュレーションファーマコキネティクスの概念と応用について概説できる。
3)薬動力学的パラメーターを用いて投与設計ができる。(知識・技能)
4)薬物作用の日内変動を考慮した用法について概説できる。
授業の方法
●準備学習や授業に対する心構え

●オフィス・アワー 
随時
成績評価法
筆記試験
教科書
書名 著者名 出版社名
『広義 薬物動態学』 掛見正郎 (編) 京都廣川書店
授業計画
項目 授業内容
1 薬動学概説 薬効や副作用を体内の薬物動態から定量的に理解できるようになるために、薬物動態の理論的解析に関する基本的知識と技能を修得する。
具体的には、薬物動態に関わる代表的なパラメータなどについて解説する。また、コンパートメントモデル解析法(Compartment Model Analysis)、生理学的モデル解析法(Physiological Model Analysis)、非モデル解析法(Model Independent Analysis)の概略について説明し、安全で合理的な薬物療法を行うためには、このような薬動学的解析が必須であることを体得させる。
2 線形1−コンパートメントモデル解析(1) 線形1-コンパートメントモデルを説明し、これに基づいた計算ができる。(知識・技能)
生物学的半減期を説明し、計算できる。(知識・技能)全身クリアランスについて説明し、計算できる。(知識・技能)
具体的には、静脈内bolus投与後の血漿中濃度を片対数グラフ、普通グラフにプロットし、SHAM分析から、全身クリアランス、消失速度定数、分布容積、血漿中濃度下面積などの計算法を習得する。
3 線形1−コンパートメントモデル解析(2) 線形1-コンパートメントモデルを説明し、これに基づいた計算ができる。(知識・技能)
生物学的半減期を説明し、計算できる。(知識・技能)
薬物の肝および腎クリアランスの計算ができる。(技能)
具体的には、静脈内bolus投与後の尿中排泄データを普通グラフに、尿中排泄速度を片対数グラフにそれぞれプロットし、SHAM分析から、腎クリアランス、消失速度定数、生物学的半減期などの計算法を習得する。
4 線形1−コンパートメントモデル解析(3) 線形1-コンパートメントモデルを説明し、これに基づいた計算ができる。(知識・技能)
具体的には、経口投与後の血漿中濃度と尿中排泄データを用いて、逐次傾斜法、log rate プロット法、シグママイナスプロット法などから、生物学的利用能、吸収速度定数、最高血漿中濃度(Cmax)、最高血漿中濃度に到達する時間(tmax)などの計算法を習得する。絶対的バイオアベイラビリティと相対的速度的バイオアベイラビリティ。速度的バイオアベイラビリティ(RBA)と量的バイオアベイラビリティ(EBA)
5 線形1−コンパートメントモデル解析(4) 線形1-コンパートメントモデルを説明し、これに基づいた計算ができる。(知識・技能)
点滴静注の血中濃度計算ができる。(技能)
具体的には、連続定速静注(constant infusion:点滴静注)を行った後の、血漿中濃度、尿中排泄データの取り扱い、定常状態(steady-state)での血漿中濃度、初回投与量などの計算法を習得する。
6 線形2−コンパートメントモデル解析(1) 線形2-コンパートメントモデルを説明し、これに基づいた計算ができる。(知識・技能)
具体的には、静脈内bolus投与後の血漿中濃度(セントラルコンパートメント)、組織コンパートメント濃度、尿中排泄の解析法を習得する。分布容積(Vss,Vβ、Vc)全身クリアランス、腎クリアランス、分布クリアランス、分布相、消失相、逐次傾斜法、ハイブリッド定数、マイクロ定数。
7 線形2−コンパートメントモデル解析(2) 線形2-コンパートメントモデルを説明し、これに基づいた計算ができる。(知識・技能)
具体的には、経口投与あるいは点滴静注後の血漿中濃度、尿中排泄の取り扱い。
8 非線形コンパートメントモデル解析 非線形性の薬物動態について具体例を挙げて説明できる。
線形コンパートメントモデルと非線形コンパートメントモデルの違いを説明できる。
具体的には、静脈内bolus投与後の血漿中濃度のグラフによる解析法の習得。投与量と血漿中濃度との関係、投与量と血漿中濃度下面積との関係。フェニトインなどの非線形性を持つ医薬品の取り扱い。
9 繰り返し投与と最適投与計画(1) 連続投与における血中濃度計算ができる。(技能)
具体的には、静脈内bolus投与を繰り返した場合の、定常状態血漿中濃度(Css)、平均血漿中濃度(Cav)、投与間隔(τ)、蓄積率(R)、初回投与量(DL)と維持投与量(D)、投与計画、最小有効濃度
10 繰り返し投与と最適投与計画(2) 連続投与における血中濃度計算ができる。(技能)
具体的には、経口投与を繰り返した場合の、定常状態血漿中濃度(Css)、平均血漿中濃度(Cav)、投与間隔(τ)、蓄積率(R)、初回投与量(DL)と維持投与量(D)、投与計画、最小有効濃度
11 モーメント解析法、Wagner-Nelson法、デコンボリューション モデルによらない薬物動態の解析法を列挙し説明できる。
具体的には、平均滞留時間(MRT)、平均滞留時間の分散(VRT)、全身クリアランス(CL)、血漿中濃度下面積(AUC)、0次モーメント、1次モーメント、2次モーメント。Convolution integral、Laplace transformation
12 クリアランスの概念と生理学的モデル解析法 薬物の肝および腎クリアランスの計算ができる。(技能)
具体的には、臓器クリアランス、固有クリアランス、抽出率、アベイラビリティ、肝初回通過効果、ウエルスタードモデル、パラレルチューブモデル、ディスパーションモデル、ディストリビューテッドモデル
13 薬動学の応用(1) 治療的薬物モニタリング(TDM)の意義を説明できる。
TDMが必要とされる代表的な薬物を列挙できる。
薬物血中濃度の代表的な測定法を実施できる。(技能)
至適血中濃度を維持するための投与計画について、薬動学的パラメーターを用いて説明できる。
代表的な薬物についてモデルデータから投与計画をシミュレートできる。(技能)
14 薬動学の応用(2) 患者固有の薬動学的パラメーターを用いて投与設計ができる。(知識・技能)
薬動力学的パラメーターを用いて投与設計ができる。(知識・技能)
15 補講:微分方程式の解法入門 線形微分方程式、ラプラス変換、ラプラス逆変換、ラプラス変換対、部分分数への展開、ヘビサイドの展開定理、モーメントとラプラス変換
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医療薬剤学2  [Clinical Pharmaceutics 2]

開講情報
4年次 前期 薬学科:1.5単位 必修・薬科学科:1.5単位 選択
担当教員
講師 西野 隆雄    
備考
授業の目的と概要
 「医療薬剤学2」では、患者本位の良質な医療を提供するための薬剤師職務に必要な基本的知識、技能、態度を修得することを目的とする。薬剤師に認められている専権行為として調剤がある。「医療薬剤学2」において、医療における薬剤師職務を理解し、処方せんに従って、個々の患者にあった有効かつ安全な医薬品の調製と投与に関する行為である調剤について講義を行う。
●一般目標(GIO)
 医療に参画できるようになるために、調剤および製剤、服薬指導などの薬剤師職務、特に処方せん授受から服薬指導に必要な基本的知識、技能、態度を修得する。
●到達目標(SBOs)
 1.医療における調剤、薬剤師の役割について説明できる。
 2.調剤の流れを説明できる。
 3.処方せんについて説明できる。
 4.調剤に関連する法令を列挙できる。
 5.調剤に必要な医薬品情報を説明できる。
 6.代表的な医薬品の用法・用量および投与計画について説明できる。
 7.患者に適した剤形を選択できる。
 8.処方せん鑑査と不適切な処方せんの疑義照会の意義について説明できる。
 9.剤形に応じた調剤方法を選択できる。
10.患者の基本的権利、インフォームド・コンセントなどについて説明できる。
11.患者情報と薬歴管理の注意点を列挙できる。
12.患者接遇、服薬指導の注意点を列挙できる。
13.調剤上の危険因子とその対策を列挙できる。
授業の方法
教科書、プリントを主として用い、Power Point を補足的に使用して講義を行う。
●準備学習や授業に対する心構え
医療現場に直接関連した科目であることを認識して受講していただきたい。
●オフィス・アワー 
時間:随時  場所:臨床薬学実務教育研究室(B棟1階)、調剤実習関連実習室(C棟3階)
成績評価法
定期試験の成績を基に評価することを基本とし、レポート、出席等を加味して総合的に評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『第十二改訂 調剤指針 増補版』 日本薬剤師会(編) 薬事日報社
『わかりやすい調剤学 第6版』 岩川精吾 他(編) 廣川書店
参考書
書名 著者名 出版社名
『薬学生・薬剤師のための医薬品選600』 日本薬学会(編) じほう
『第十五改正日本薬局方解説書』 日本薬局方解説書編集委員会(編) 廣川書店
『調剤学総論 第9版』 堀岡正義 南山堂
授業計画
項目 授業内容
1 序論 調剤学概説 1.医療における調剤、薬剤師の役割について説明できる。
2.調剤の流れを説明できる。
2 総論(1)処方と処方せん
     調剤に関する法令
3.処方せんについて説明できる。
4.調剤に関連する法令を列挙できる。
3 総論(2)調剤と医薬品情報 5.調剤に必要な医薬品情報を説明できる。
4 各論(1)処方鑑査、疑義照会 6.代表的な医薬品の用法・用量および投与計画について説明できる。
7.患者に適した剤形を選択できる。
8.処方せん鑑査と不適切な処方せんの疑義照会の意義について説明できる。
5 各論(2)内服薬の調剤1 9.剤形に応じた調剤方法を選択できる。(固形内用剤)
6 各論(3)内服薬の調剤2 9.剤形に応じた調剤方法を選択できる。(内用液剤)
7 各論(4)外用薬の調剤1 9.剤形に応じた調剤方法を選択できる。(軟膏剤等)
8 各論(5)外用薬の調剤2 9.剤形に応じた調剤方法を選択できる。(吸入剤等)
9 各論(6)無菌製剤の調剤1 9.剤形に応じた調剤方法を選択できる。(点眼剤等)
10 各論(7)無菌製剤の調剤2 9.剤形に応じた調剤方法を選択できる。(注射剤)
11 各論(7)薬剤服用歴の管理 10.患者の基本的権利、インフォームド・コンセントなどについて説明できる。
11.患者情報と薬歴管理の注意点を列挙できる。
12 各論(8)医薬品情報提供と服薬指導
12.患者接遇、服薬指導の注意点を列挙できる。
13 各論(9)医薬品管理、調剤事故と防止対策 13.調剤上の危険因子とその対策を列挙できる。
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医薬品安全性学  [Drug Safety]

開講情報
4年次 後期 薬学科:1.5単位 必修・薬科学科:1.5単位 選択(☆印は担当代表者)
担当教員
☆ 准教授 大野 行弘 講師 河合 悦子  
備考
授業の目的と概要
「医薬品安全性学」では、医薬品開発の流れの中で実施される各種の安全性評価試験、代表的な薬物の副作用、器官毒性とその発現メカニズムなどについて学習する。各非臨床(安全性)試験の原理と評価方法、臨床試験(治験)の進め方、器官特異的に発現する毒性症状、副作用発現に影響する因子、解毒法などを理解し、医薬品の安全性評価に関する基礎知識を習得する。
●一般目標(GIO)
 医薬品の安全性評価、薬物の人への影響と代表的な副作用に関する基本的知識を習得する。
授業の方法
教科書、プリント、演習問題などを用いた講義形式の授業を行う。
●準備学習や授業に対する心構え
授業で行う演習問題などを利用し、3時間/週程度の予習・復習を行うこと。
●オフィス・アワー 
毎週月曜日午後0時30分〜2時 (但し、質問等あれば随時来訪可)
B棟3階 薬品作用解析学研究室 
成績評価法
原則として定期試験の成績により評価する。(ただし、授業への出席状況も考慮する場合もある)
教科書
書名 著者名 出版社名
『New医薬品の安全性学』 吉田武美、竹内幸一 (編) 廣川書店
参考書
書名 著者名 出版社名
『医薬品トキシコロジー』 佐藤哲男 ら(共編) 南江堂
授業計画
項目 授業内容
1 総論:薬の副作用、薬害、医薬品開発 ・薬物の主作用と毒性との関連、副作用/有害事象の違い、代表的な薬害について説明できる。
・医薬品開発の流れ、各プロセスを説明できる。
2 臨床試験(治験)と安全性情報 ・治験(臨床試験)がどのように行われるか、治験の意義と内容を説明できる。
・医薬品安全性情報の種類を挙げ、その位置づけ、用途を説明できる。
3 副作用の種類と非臨床試験1 ・非臨床試験(薬効薬理試験、安全性薬理試験、一般毒性試験、TK試験)の目的と実施概要、関連する副作用を説明できる。
4 副作用の種類と非臨床試験2 ・非臨床試験(遺伝毒性、発がん性試験、免疫毒性)の目的と実施概要、関連する副作用を説明できる。
5 副作用の種類と非臨床試験3 ・非臨床試験(生殖発生毒性試験、局所刺激性、依存性試験など)の目的と実施概要、関連する副作用を説明できる。
6 器官毒性と代表的な副作用1 ・肝臓、血液系に副作用を示す薬物を挙げ、代表的な副作用の症状、毒性発現機序を説明できる。
7 器官毒性と代表的な副作用2 ・腎臓、生殖器系血液系に副作用を示す薬物を挙げ、代表的な副作用の症状、毒性発現機序を説明できる。
8 器官毒性と代表的な副作用3 ・感覚器、皮膚に副作用を示す薬物を挙げ、代表的な副作用の症状、毒性発現機序を説明できる。
9 器官毒性と代表的な副作用4 ・呼吸器、消化器に副作用を示す薬物を挙げ、代表的な副作用の症状、毒性発現機序を説明できる。
10 器官毒性と代表的な副作用5 ・心臓、血管系に副作用を示す薬物を挙げ、代表的な副作用の症状、毒性発現機序を説明できる。
11 器官毒性と代表的な副作用6 ・末梢、中枢神経に副作用を示す薬物を挙げ、代表的な副作用の症状、毒性発現機序を説明できる。
12 毒性発現に影響する因子と
テーラーメイド医療
・薬物の作用発現・薬物動態に影響する遺伝的、年齢的、生理的素因について、例をあげて説明できる。
13 毒性発現と医薬品相互作用 ・薬物の副作用発現に影響する医薬品の相互作用について、例をあげて説明できる。
14 急性薬毒物中毒 ・代表的な急性薬毒物中毒について、原因薬物とその処置法を説明できる。
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社会薬学2  [Social Pharmacy 2]

開講情報
4年次 前期 薬学科:1.5単位 必修・薬科学科:1.5単位 選択
担当教員
講師 西野 隆雄    
備考
授業の目的と概要
 社会において薬剤師が果たすべき責任、義務等を正しく理解できるようになるために、薬学を取り巻く法律、制度および経済に関する基本的知識を修得することを目的とする。特に、本講義では、公平で質の高い医療を受ける患者の権利を保障するしくみを理解するために、社会保障制度と薬剤経済の基本的知識を修得するための講義を行う。
●一般目標(GIO)
 公平で質の高い医療を受ける患者の権利を保障するしくみを理解するために、社会保障制度と薬剤経済の基本的知識を修得する。
●到達目標(SBOs)
○社会保障制度
1.日本における社会保障制度のしくみを説明できる。
2.社会保障制度の中での医療保険制度の役割を概説できる。
3.介護保険制度のしくみを説明できる。
4.高齢者医療制度のしくみを説明できる。
○医療保険
5.医療保険の成り立ちと現状を説明できる。
6.医療保険のしくみを説明できる。
7.医療保険の種類を列挙できる。
8.国民の福祉健康における医療保険の貢献と問題点について概説できる。
○薬剤経済
9.国民医療費の動向を概説できる。
10.保険医療と薬価制度の関係を概説できる。
11.診療報酬と薬価基準について説明できる。
12.医療費の内訳を概説できる。
授業の方法
講義
教科書、プリントを主として用い、Power Point を補足的に使用して講義を行う。 
●準備学習や授業に対する心構え
最近の日本における医療制度は、大きな変革期にあり、常に新聞等の関連ニュースに目を向けて受講していただきたい。
●オフィスアワー
時間:随時  場所:臨床薬学実務教育研究室(B棟1階)、調剤実習関連実習室(C棟3階)
成績評価法
定期試験の成績を基に評価することを基本とし、レポート、出席等を加味して総合的に評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『薬学と社会 第2版』 日本薬学会 (編) 東京化学同人
参考書
書名 著者名 出版社名
『薬事ハンドブック 2010』 じほう (編) じほう
『国民衛生の動向2009年』 厚生統計協会(編) 厚生統計協会
『知っておきたい医薬品業界のルール』 医薬教育研究会(編) じほう
『これからの社会薬学』 福島紀子、早瀬幸俊、宮本法子(編) 南江堂
授業計画
項目 授業内容
1 薬剤師を取巻く法律と制度 1.日本における社会保障制度のしくみを説明できる
2 社会保障制度 1.日本における社会保障制度のしくみを説明できる
3 医療保険の成り立ちと現状 2.社会保障制度の中での医療保険制度の役割を概説できる
5.医療保険の成り立ちと現状を説明できる
4 医療保険のしくみ 2.社会保障制度の中での医療保険制度の役割を概説できる
6.医療保険のしくみを説明できる
7.医療保険の種類を列挙できる
5 高齢者医療保険制度 4.高齢者医療制度医療保険のしくみを説明できる
6 医療現場における医療保険制度の実際と問題点1 8.国民の福祉健康における医療保険の問題点について概説できる
7 介護保険制度 3.介護保険制度のしくみを説明できる
8 医療現場における介護保険制度の実際と問題点 3.介護保険制度のしくみを説明できる
9 国民医療費 9.国民医療費の動向を概説できる
10 薬価制度 10.保険医療と薬価制度の関係を概説できる
11 診療報酬 11.診療報酬と薬価基準について説明できる
12 調剤報酬 11.診療報酬と薬価基準について説明できる
12.医療費の内訳を概説できる。
13 医療現場における医療保険制度の実際2 5.医療保険の成り立ちと現状を説明できる
6.医療保険のしくみを説明できる
7.医療保険の種類を列挙できる
8.国民の福祉健康における医療保険の問題点について概説できる
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臨床生理学  [Clinical Physiology]

開講情報
4年次 前期 薬学科:1単位 選択・薬科学科:1単位 選択(☆印は担当代表者)
担当教員
☆ 非常勤講師 藤岡 重和 非常勤講師 和田 晋一  
備考
授業の目的と概要
 生体からの生理機能情報を収集するための理論と実際について解説します。また、計測技術演習や症例提示を行い、検査結果の解析と評価について学習します。
●一般目標(GIO)
 各検査領域において、その臨床的意義、生体情報を収集する技術、結果の解析、評価法を習得することを目標とします。
授業の方法
教科書と配付資料を中心に授業を行います。適宜、ビデオ・DVD・CDなどの教材による解説とパワーポイントを用いた症例提示を行います。
●準備学習や授業に対する心構え
生理機能検査学を習得するには、主要器官の構造と機能を理解しておく必要があります。授業の前に復習しておいて下さい。
●オフィスアワー
時間:講義終了後の1時間、場所:講義室
成績評価法
定期試験90%、平常点10%(レポートなど)
教科書
書名 著者名 出版社名
『臨床検査学講座 生理機能検査学(第2版)』 大久保善朗 他 医歯薬出版
参考書
書名 著者名 出版社名
『臨床検査技術学 生理検査学・画像検査学(第3版)』 清水加代子 他 医学書院
授業計画
項目 授業内容
1 臨床生理学の総論 生理検査の目的と業務範囲を説明できる。検査の注意事項を説明できる。
2 循環器系の検査
(1)心電図
心電図検査の臨床的意義、原理・装置、検査方法、検査結果を説明できる。
3 循環器系の検査
(2)ホルター心電図
  負荷心電図
ホルター心電図検査、負荷心電図検査の臨床的意義、原理・装置、検査方法、検査結果を説明できる。
4 循環器系の検査
(3)心音図
心音図検査の臨床的意義、原理・装置、検査方法、検査結果を説明できる。
5 循環器系の検査
(4)脈波、自動連続血圧計
脈波検査、自動連続血圧計の臨床的意義、原理・装置、検査方法、検査結果を説明できる。
6 神経・筋系の検査
(1)脳波
脳波検査の臨床的意義、原理・装置、検査方法、検査結果を説明できる。
7 神経・筋系の検査
(2)筋電図
筋電図検査の臨床的意義、原理・装置、検査方法、検査結果を説明できる。
8 呼吸器系の検査
(1)呼吸機能検査
呼吸機能検査の臨床的意義、原理・装置、検査方法、検査結果を説明できる。
9 呼吸器系の検査
(2)血液ガスと酸塩基平衡
血液ガス検査の臨床的意義、原理・装置、検査方法、検査結果を説明できる。
10 超音波検査
(1)超音波検査法の基礎
超音波の性質と超音波装置の構造と操作法を説明できる。
11 超音波検査
(2)心臓の超音波検査
心臓の正常像と代表的な異常像を説明し、結果を解釈できる。
12 超音波検査
(3)腹部臓器の超音波検査
腹部臓器の正常像と代表的な異常像を説明し、結果を解釈できる。
13 まとめと演習 臨床検査技師国家試験問題を用いて演習と解説を行います
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医用工学概論  [Introduction to Medical Engineering]

開講情報
4年次 前期 薬学科:1単位 選択・薬科学科:1単位 選択
担当教員
非常勤講師 藤原 英明    
備考
授業の目的と概要
 臨床検査技師国家試験受験資格科目を兼ねた選択科目であり、臨床検査領域における理工学的計測技術を中心に講義します。生体分析・生体計測・機器分析の基本は共通なので、薬学で利用される機器を幅広く理解するためにも役立つことを目的とします。
●一般目標(GIO)
 臨床検査領域における理工学的計測技術の基本を習得する。
授業の方法
基本的には、教科書を指定し、それに準じて講義を行う。
●準備学習や授業に対する心構え
予習・復習は必要としないが、講義の間に感じた疑問は、その場か講義終了後に質問して解決しておく。
●オフィス・アワー
毎回、講義終了後の1時間 
成績評価法
出席状況と試験により評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
『臨床検査学講座 医用工学概論』 嶋津秀明 他 医歯薬出版
参考書
書名 著者名 出版社名
『臨床検査技術学』 田頭 功 他 医学書院
授業計画
項目 授業内容
1 医用工学概論 臨床検査における医用理工学の役割、および臨床検査支援技術の背景・概要が説明できる。
2 医用電子技術(1)
電気・電子素子の基礎
電荷と電場、電流と磁場、直流・交流回路、能動素子などについて説明できる。
3 医用電子技術(2)
電子回路(増幅、電源)
増幅器、電源回路その他について説明できる。
4 医用電子技術(3)
電子回路(記録・表示)
データの記録・表示装置について説明できる。
5 生体からの情報収集(1)
生体の生理的・物理的性質
生体の電気・機械的性質や、超音波・熱・光・磁気・電磁波に対する性質が説明できる。
6 生体からの情報収集(2)
電極を用いる検査機器
種々の電極およびそれを用いる検査機器について説明できる。
7 生体からの情報収集(3)
変換器を用いる検査機器
種々の変換器(トランスデューサ)およびそれを用いる検査機器について説明できる。
8 生体からの情報収集(4)
画像診断装置(MRI、超音波)
画像診断装置として、MRIと超音波装置の基本原理と応用特性について説明できる。
9 生体からの情報収集(5)
画像診断装置(CT、核医学)
画像診断装置として、X線CT装置や核医学装置について、基本原理と応用特性を説明できる。
10 基本的な電子計測機器の取扱い 種々の基本的な電子計測機器について、実験方法や実験上の特性などを説明できる。
11 安全対策(1)
安全対策の基本
種々の医療機器の安全についての基本的考えが説明できる。
12 安全対策(2)
安全性の測定とシステム安全
種々の医療機器の安全性の試験方法やシステム的な安全性を説明できる。
13 まとめ 各項目の説明ができることを、試験などで確認する。
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調剤学実習  [Practice in Dispensing Pharmacy ]

開講情報
4年次 前期 薬学科:1単位 必修・薬科学科:1単位 選択(☆印は担当代表者)
担当教員
☆ 講師 西野 隆雄 助手 羽田 理恵  
備考
授業の目的と概要
 調剤は、薬剤師に認められている専権行為である。4年次〜5年次に実施される病院・薬局実務実習(臨床導入実習を含む)を受けるために、基礎的な知識、技能、態度を修得することを目的とする。本実習において、処方せんの授受から服薬指導に至る調剤の流れの基礎を身につける。
●一般目標(GIO)
 患者本位の良質な医療を提供するために、調剤および製剤、服薬指導などの薬剤師職務、特に処方せん授受から服薬指導に至る調剤に必要な基本的知識、技能、態度を修得する。
●到達目標(SBOs)
1.調剤の流れについて説明できる。
2.調剤に必要な機器・器具を適切に取り扱うことができる。
3.代表的な処方せん例の鑑査をシミュレートできる。
4.処方せん鑑査の意義とその必要性について討議する。
5.疑義照会をシミュレートする。
6.処方せん例にしたがって、計数調剤をシミュレートできる。
7.処方せん例にしたがって、計量調剤をシミュレートできる。
8.調剤された医薬品の鑑査をシミュレートできる。
9.麻薬の取り扱いをシミュレートできる。
10.代表的な院内製剤を調製できる。
11.リスクを回避するための具体策を提案する。
12.医薬品の基本的な情報を収集できる。
13.医療スタッフのニーズに合った情報提供を体験する。
14.患者のニーズに合った情報提供を体験する。
15.インフォームド・コンセント、守秘義務などのに配慮する。
16.適切な言葉を選び、適切な手順を経て服薬指導する。
17.患者背景、情報を把握できる。
18.代表的な医薬品について、適切な服薬指導ができる。
授業の方法
1班13名程度の班を編成し、ローテーション方式で実習を行う。ただし、実習は原則として個人単位とする。
●準備学習や授業に対する心構え
医療現場に直接関連した実習であることを認識して受講していただきたい。
●オフィス・アワー 
時間:随時  場所:臨床薬学実務教育研究室(B棟1階)、調剤実習関連実習室(C棟3階)
成績評価法
 実習試験、実習への出席状態、レポートの内容により総合的に評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
実習テキスト及び「医療薬剤学2」の講義で使用した教科書を用いる。
授業計画
項目 授業内容
1 実習講義 1.調剤の流れについて説明できる。
2.調剤に必要な機器・器具を適切に取り扱うことができる。
2 処方せん鑑査 3.代表的な処方せん例の鑑査をシミュレートできる。
4.処方せん鑑査の意義とその必要性について討議する。
5.疑義照会をシミュレートする。
3 計数調剤 2.調剤に必要な機器・器具を適切に取り扱うことができる。
6.処方せん例にしたがって、計数調剤をシミュレートできる。8.調剤された医薬品の鑑査をシミュレートできる。
11.リスクを回避するための具体策を提案する。
4 計量調剤1(内用固形製剤) 2.調剤に必要な機器・器具を適切に取り扱うことができる。
7.処方せん例にしたがって、計量調剤をシミュレートできる。8.調剤された医薬品の鑑査をシミュレートできる。
11.リスクを回避するための具体策を提案する。
5 計量調剤2(内用液剤、注射剤) 2.調剤に必要な機器・器具を適切に取り扱うことができる。
7.処方せん例にしたがって、計量調剤をシミュレートできる。8.調剤された医薬品の鑑査をシミュレートできる。
9.麻薬の取り扱いをシミュレートできる。
11.リスクを回避するための具体策を提案する。
6 院内製剤の調製(半固形製剤) 2.調剤に必要な機器・器具を適切に取り扱うことができる。
10.代表的な院内製剤を調製できる。
11.リスクを回避するための具体策を提案する。
7 医薬品の情報収集と提供 12.医薬品の基本的な情報を収集できる。
13.医療スタッフのニーズに合った情報提供を体験する。
8 患者接遇と服薬指導 12.医薬品の基本的な情報を収集できる。
14.患者のニーズに合った情報提供を体験する。
15.インフォームド・コンセント、守秘義務などのに配慮する。16.適切な言葉を選び、適切な手順を経て服薬指導する。
17.患者背景、情報を把握できる。
18.代表的な医薬品について、適切な服薬指導ができる。
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人間と文化4b(女性学)  [Humanities 4b (Women's Studies)]

開講情報
2年次 前期 1単位 選択
担当教員
非常勤講師 伊藤 信也    
備考 4aと同時開講
授業の目的と概要
 生命や医療に関わる大学生として、そして未来の社会人として、「性」と「生」について集中的に考える機会を持つことは大変重要である。「女性学」は、女性も男性も一緒になって、「性と人権」の諸問題を考える学問である。女性に対する問題に限らず、「性」を理由にした社会の不合理を学び、友好的な人間関係を築くための道筋を考えていきたい。
●一般目標(GIO)
 性を理由とした差別や暴力などの社会問題の実像を認識し、性別にかかわらず互いを尊重しあえる価値観を養う。そして、「医薬品対個人」から視野を広げて「社会の中の人間」を考慮できる視点を身につける。 
授業の方法
パワーポイントによる解説(予定)と、プリントを配布して授業を進めていく。ドキュメンタリーなどのビデオ教材も使用する。テーマの内容についての異論・反論は大歓迎。賛同にせよ批判にせよ、関心の高い受講生を希望する。
●準備学習や授業に対する心構え
授業時間は集中して学ぶこと。携帯メール・居眠り・他科目学習厳禁。予習と復習は特別に行う必要はないが、問題意識を深めるために参考文献を参照してほしい。
●オフィス・アワー 
月曜4限(授業)終了後、講師控室へ。なるべく事前に連絡用メールアドレス(授業中に告知)宛へメールを送り、アポイントメントを取っておくこと。
成績評価法
平常点による評価と期末試験を総合して判定する。平常点評価には、授業中に行う「ミニ・レポート(意見感想文)」や「積極的な授業への参加姿勢」などを含む。
教科書
書名 著者名 出版社名
なし(毎週プリントを配付)
参考書
書名 著者名 出版社名
『女性学キーワード』 岩男寿美子、加藤千恵(編) 有斐閣双書
『女性学キーナンバー』 犬伏、椋野、村木(編) 有斐閣選書
『知らないと恥ずかしい ジェンダー入門』 加藤秀一 朝日新聞社
『男らしさの社会学』 多賀 太 世界思想社
他にも、適宜参考文献は提示します。
授業計画
項目 授業内容
1 なぜ私たちは「性別」を意識するのか 私たちの生活の多くが「性別」によって区別されていることを理解する
2 なぜ女性は理系学部への進学者が少ないのか 女子教育と進学傾向の関連、女性研究者の現状などを理解する
3 なぜ女性は理系学部への進学者が少ないのか 女子教育と進学傾向の関連、女性研究者の現状などを理解する
4 なぜ会社には女性の上司や社長が少ないのか 働くことは様々な不合理や差別が現存していること、その解決のために必要なことを理解する
5 なぜ会社には女性の上司や社長が少ないのか 働くことは様々な不合理や差別が現存していること、その解決のために必要なことを理解する
6 なぜ性犯罪は後を絶たないのか 性暴力、セクハラや「デートDV」などの実態と、その解決策について理解する
7 なぜ性犯罪は後を絶たないのか 性暴力、セクハラや「デートDV」などの実態と、その解決策について理解する
8 なぜ性犯罪は後を絶たないのか 性暴力、セクハラや「デートDV」などの実態と、その解決策について理解する
9 なぜ若者の恋愛はパターン化するのか 現代の「恋愛」観が若者の生き方から自由を奪っていることを理解する
10 なぜ性的マイノリティは生きづらいのか 性的マイノリティ(LGBT)の実像と、「女らしい」「男らしい」性愛と同性愛者への差別が関連していることを理解する
11 なぜ性的マイノリティは生きづらいのか 性的マイノリティ(LGBT)の実像と、「女らしい」「男らしい」性愛と同性愛者への差別が関連していることを理解する
12 【番外編:男性学】なぜ男性も生きづらいのか 女性が直面する生きづらさの原因は、男性も生きづらくしていることを理解する
13 すべての性が生きられる未来をめざして これまでの討論をまとめて、生き方に活かしていくことの必要性を理解する
14 (いずれも予定。変更については授業中に指示します)
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人間と文化4a(人間と宗教)  [Humanities 4a (Human and Religion)]

開講情報
2年次 前期 1単位 選択
担当教員
非常勤講師 鶴 真一    
備考 4bと同時開講
授業の目的と概要
 宗教はさまざまなかたちで「生・老・病・死」を説明し、人々を時に慰め、時に励ましてきました。科学が発達した現代にあっても、非科学的とされる宗教の「物語」が、生老病死に関しては依然として説得力をもつものとして機能しています。その意味で、医療に携わる者にとって、宗教的思考や心性を理解することは、一つの「素養」であると言えるでしょう。不合理なものと片づけるのではなく、人々が宗教に意味を見出し、生きる糧を得ているという現実に対する理解を深めることがこの授業の目的です。
●一般目標(GIO)
 薬学領域の学習と併行して、人文科学、社会科学および自然科学などを広く学び、知識を獲得し、さまざまな考え方、感じ方に触れ、物事を多角的にみる能力を養う。そして見識ある人間としての基礎を築くために、自分自身についての洞察を深め、生涯にわたって自己研鑽に努める習慣を身につける。 
●到達目標(SBOs)
 日本人の宗教意識がどのように形成され現在に至っているのかを理解すると同時に、さまざまな宗教の考え方を知ることで、みずからの宗教観を問い直なおすことを目標とする。
授業の方法
毎回プリントを配布し、それに基づいて講義形式で授業を進めていきます。
●準備学習や授業に対する心構え
予習・復習などの準備学習は必要ありませんが、授業中の「私語」は慎んでください。
●オフィス・アワー 
講師室(A棟1階)
成績評価法
「出席」、「課題提出状況」、「レポート」の三つを総合的に考慮して評価します。第一回目の授業で詳しく説明しますので、必ず出席してください。
教科書
書名 著者名 出版社名
なし
参考書
書名 著者名 出版社名
授業中に適宜指示します。
授業計画
項目 授業内容
1 宗教とは何か 宗教について学ぶことの意義を理解する
2 日本人の宗教意識 日本人の無宗教意識の内実を理解する
3 日本人の死生観 さまざまな系統をもつ日本人の死生観と霊魂観を理解する
4 原始仏教 インド発祥の諸宗教の世界観と仏陀の教えを理解する
5 日本の仏教 日本における仏教の変遷を理解する
6 仏の系譜 如来や菩薩の種類とその信仰について理解する
7 神道 古代神話を概観し、日本の民俗信仰を理解する
8 祭りと呪い 祭りの役割と呪いの意味を理解する
9 キリスト教 キリスト教の世界観を理解する
10 イスラーム イスラームの世界観を理解する
11 新宗教 日本の主な新宗教を取り上げ、社会変動と宗教のかかわりを理解する
12 宗教と社会 社会における宗教の役割を理解する
13 まとめ これまでの授業内容を総括し、人々にとって宗教がもつ意味を改めて考える
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人間と文化4d(人間と都市)  [Humanities 4d (Urbanities)]

開講情報
2年次 後期 1単位 選択
担当教員
教授 加藤 義春    
備考 4cと同時開講
授業の目的と概要
 都市は、文明の中核であり、文明化の駆動力であり、文明の盛衰とその運命をともにする。また現代の都市は、喧騒と孤独・豊饒と貧困・機能美と非効率・等々、その光と影を併せ持つ。本講は、都市についての文明論(比較社会史)の一試論である。
●一般目標(GIO)
 都市の歴史、近代都市の成立、現代都市の諸相を概観することを通じて、都市とは何か、市民(「市民社会」「公共性」)とは何かを、再認識することを目的とする。
●到達目標(SBOs)
 1)ギリシア(ローマ)の都市国家・西洋中世の自治都市・東洋の「都市」ーそれぞれの相違と、近代都市の成立の意味について、説明できる。
 2)グローバル化が進むなかでの現代都市が抱える諸問題を、統一的視点から把握し、如何にして「市民」概念の再構築が可能かを、自らの言葉で提言できる。  
授業の方法
講義を基調とし、適宜プリント(資料)を配布する。
●準備学習や授業に対する心構え
授業に集中し、参考文献を併せ読むとともにイマジネーションを持って授業に臨んでもらいたい。
●オフィスアワー
(月)12:10〜13:10、不在の場合は(木)12:10〜13:10、加藤研究室にて
成績評価法
平常点(出席状況=20点)と期末のリポート試験の点数(80点)を合計して、評価する。
参考書
書名 著者名 出版社名
『都市』 増田四郎 ちくま学芸文庫
『環境と開発』 宮本憲一 岩波書店
『都市のドラマトゥルギー』 吉見俊哉 河出文庫
授業計画
項目 授業内容
1  序論 都市とは何か、市民とは何か
2 I.都市の歴史 (1) ギリシア・ローマの都市国家
3     〃   (2) 西洋中世の自治都市
4     〃   (3) 東洋の「都市」
5 II.近代都市 (1) 工業化(近代化)と近代都市の成立
6     〃   (2) 都市化と農村の変貌
7     〃   (3) 都市と市民社会/国民国家
8 III.現代都市の諸相 (1) 環境問題 1(廃棄物と公害問題)
9         〃     (2)     〃   2(環境汚染とアメニティ問題)   
10     〃     (3) 都市計画と交通・住宅問題
11     〃     (4) サブカルチャー・カウンターカルチャー
12     〃     (5) グローバル化のなかの都市と地域社会
13  補論 ヨーロッパ都市の伝統
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人間と文化4c(人間と文学)  [Humanities 4c (Human and Literature)]

開講情報
2年次 後期 1単位 選択
担当教員
非常勤講師 中村 惠    
備考 4dと同時開講
授業の目的と概要
 人間は社会的な生き物であるから、文学作品もまたその成立のきっかけとなる様々な社会的要因と切り離して考えることはできない。そしてそれらは単なるきっかけに留まらず、作品の内容にも大きく関わってくる。そのような視点を保持しつつ、作家たちが時代の重圧のもとにどのような作品を生み出してきたかを、19世紀以降の何人かを取り上げ、考察する。
●一般目標(GIO)
 それぞれの作品を深く読み込むことにより、未知の世界に対して心を開き、数々の問題を孕む現代社会における人間存在のあり様を考える土台作りをする。 
授業の方法
講義とディスカッション、ないしは意見交換を主軸として進めていく。翻訳も用いるので、ドイツ語を履修していなくても受講可。
●準備学習や授業に対する心構え
文庫本あるいは図書館などで比較的入手しやすい作品については、あらかじめ読んでおくこと。
●オフィス・アワー 
基本的に、月曜・金曜の昼休み(12:10〜13:10)に、講師室にて。
成績評価法
概ね、定期試験70%、平常点(予習・授業への積極性など)20%、出席状況10%で評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名
入手しにくい作品についてはこちらでプリントを用意する。
参考書
書名 著者名 出版社名
授業中に随時紹介する。
授業計画
項目 授業内容
1 グリム兄弟とグリム童話(1) グリム兄弟の略歴とグリム童話が成立した経緯について学んだのち、グリム童話から何編かを読む。
2 グリム兄弟とグリム童話(2) 同上
3 グリム兄弟とグリム童話(3) 同上
4 エーリヒ・ケストナー(1) ケストナーが児童文学を書くようになった経緯、また戦中、戦後どのような思いで創作活動に取り組んだかを学んだのち、『エーミールと探偵たち』、『点子ちゃんとアントン』、『飛ぶ教室』からの抜粋を読む。
5 エーリヒ・ケストナー(2) 同上
6 エーリヒ・ケストナー(3) 同上
7 ミヒャエル・エンデ(1) エンデが現代文明にどのように立ち向かおうとしていたかを学んだのち、『モモ』からの抜粋を読む。
8 ミヒャエル・エンデ(2) 同上
9 ハンセン病文学(1) 感染症の一種であるハンセン病について、その差別と偏見の歴史について、日本政府の政策が強制隔離から開放へと向かっていった事情について学んだのち、北條民雄氏の『いのちの初夜』からの抜粋、島比呂志氏の『海の砂』からの抜粋、そして千島染太郎氏の詩から何編かを読む。
10 ハンセン病文学(2) 同上
11 ハンセン病文学(3) 同上
12 ハンセン病文学(4) 同上
13 まとめ これまでのまとめと補足を行う。
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