HOME  > 教育・研究教育研究施設薬用植物園 > 薬用植物園 花だより Vol.1

教育研究施設

薬用植物園

Vol.1


写真をクリックすると大きく表示されます。


フクジュソウ  
フクジュソウ(キンポウゲ科)有毒
Adonis amurensis
元日草とも言われ、お正月と縁が深い花である。絶滅危惧種にも指定されている。根および根茎を強心利尿薬として使用されるが、家庭で安易に使用するべきではない。服用量が難しく、中毒を起こす。心臓病の予防に良いと言われ、根を煎じて服用し、死亡した事件が報告されている。


アセビ(ツツジ科)有毒
Pieris japonica
 
アセビ
観賞用に庭や公園に植栽される常緑低木。馬が食べるとふらつくことから馬酔木と書く。ウシやウマの皮膚寄生虫の駆除や便槽のウジ駆除に用いられた。全木に有毒成分を含む。


クリスマスローズ  
クリスマスローズ(キンポウゲ科)有毒
Helleborus niger
ヨーロッパ原産で、観賞用として広く植栽されている。しかし、全草に強心作用を示す成分を含むので、絶対に口にしてはならない。


スイセン(ヒガンバナ科)有毒
Narcissu sp.
 
スイセン
地中海沿岸原産で、観賞用に植栽されている。乳腺炎などに用いられるが、全草とくに鱗茎(球根)に有毒なアルカロイドを含む。ニラとの誤食による中毒事件の報告がある。


オキナグサ  
オキナグサ(キンポウゲ科)有毒
Pulsatilla cernua
園芸愛好家に人気のある植物。草丈は10〜30cm。絶滅危惧種にも指定されている。根を解熱など目的に薬用とする。しかし、全草に皮膚や粘膜の刺激、強心作用を示す成分を含むため、民間療法的に用いるのは危険である。


シキミ(シキミ科)有毒
Illicium anisatum
 
シキミ
全木に芳香がある。有毒成分は果実に多く含まれるが、全木に含有されている。この果実を大茴香(ダイウイキョウ)や八角、スター・アニス(これらはトウシキミの果実である)と間違い、中毒を起こしてしまう事件がある。トウシキミは日本に自生していないことを覚えておいてほしい。


クサノオウ  
クサノオウ(ケシ科)有毒
Chelidonium majus var.asiaticum
茎や花を傷つけると黄色い汁がでる。皮膚病に効くとされ、民間で使用されるが、全草に有毒なアルカロイドを含むため、絶対に口にしてはならない。


カロライナジャスミン(温室)(マチン科)有毒
Gelsemium sempervirens
 
カロライナジャスミン
北アメリカ原産。観賞用として、蔓性を利用して垣根などに植栽されている。花は綺麗で、香りも良く人気があるが、ジャスミンとは全く別の植物である。花を含めて、全草に猛毒のアルカロイドを含む。絶対にハーブティーなどとして用いてはならない。


クサノオウ  
ムサシアブミ(サトイモ科)有毒
Arisaema ringens
ウラシマソウやマムシグサの仲間で、消炎や去痰などに用いられるが、皮膚や粘膜を刺激し、炎症を引き起こす。有毒植物なので、これらの仲間の食用は避けるべきである。


ツルニチニチソウ(キョウチクトウ科)有毒
Vinca major
 
ツルニチニチソウ
地中海地方原産。ニチニチソウに似ているが、蔓性の植物である。降圧や抗炎症の目的のために薬用とされるが、ニチニチソウも含めて毒性を有するアルカロイドを含むため、民間療法的に用いるのは危険である。


2010年5月7日掲載




ページトップ