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病態生化学研究室

准教授  藤森 功 (博士(農学))

担当科目 病態生化学(3年)、生物科学実習(3年)、
特別演習・実習(4,5,6年)、環境科学特論(大学院)、
分子構造・機能解析学I~III(大学院)
所属学会 日本薬学会、日本生化学会、日本脂質生化学会、
日本分子生物学会、日本肥満学会、日本薬理学会、
日本エピジェネティクス研究会、
米国生化学・分子生物学会、米国細胞生物学会、
米国生理学会
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配属学生

【大学院生】   1名
【学部学生】  

6年次生:7名、5年次生:8名

 

研究テーマ

・脂質メディエーターの産生調節と生理機能に関する研究
・生活習慣病の成り立ちとその制御機構に関する研究

研究概要

脂質は、生体膜の構成要素、エネルギー源としてのはたらきに加え、情報伝達のためのメディエーター(脂質メディエーター)としての機能ももっています。病態生化学研究室では、脂質のメディエーターとしてのはたらきに注目しています。肥満をはじめとする脂質代謝異常疾患の病態におけるプロスタグランジンやロイコトリエンなどの脂質メディエーターのはたらきと産生調節機構を、細胞や動物を用いて解析しています。解明された分子調節機構から、科学的根拠に基づく新たな治療薬の開発を目指しています。
 また、天然物由来成分による肥満制御の研究も行っており、新たな天然物由来成分の探索と肥満抑制の作用機序を解明し、肥満抑制効果を有する機能性食品の開発を目指しています。

キーワード

脂質メディエーター、肥満、生活習慣病、プロスタグランジン、天然物

研究内容

(1)脂質メディエーターの生理機能と産生制御機構に関する研究

 脂質メディエーターは、「必要な場所で」、「必要なときに」、「必要な量だけ」、一過的に産生され、様々な生理機能を調節しています。脂質メディエーターの産生制御は極めて厳密であると考えられていますが、その産生制御機構についてはよく分かっていません。病態生化学研究室では、脂質メディエーターの生理機能とその産生制御機構の解明を目指しています。さらに、これら脂質メディエーターの機能を調節する低分子化合物の探索も行っています。

参考論文

  1. 1)Mol. Biol. Cell, 23: 12-21, 2012

研究内容

(2)脂質代謝異常疾患の発症制御に関する研究

 肥満に代表される脂質代謝異常疾患は生活習慣病の多くを占め、日常の様々な不健康、不規則な生活習慣が原因となって発症するとされます。先進国では日常的な栄養過多や運動不足により肥満となり、さらに肥満に起因する健康上の問題が深刻な社会問題となっています。病態生化学研究室では、脂質代謝異常疾患、特に肥満の制御における脂質メディエーターや脂肪酸の役割に注目しています。脂質メディエーターの一つであるプロスタグランジンなどのエイコサノイドによる脂肪細胞の分化制御(肥満制御)の分子機構を明らかにし、さらに遺伝子改変動物などを用いた解析も行っています。

参考論文

  1. 1)Mol. Cell. Endocrinol., 431: 1-11, 2016
  2. 2)Biochem. J., 459: 489-503, 2014
  3. 3)Mol. Cell. Endocrinol., 384: 12-22, 2014
  4. 4)Gene 534: 169-176, 2014
  5. 5)Methods in Molecular Biology, 1164: 177-196, 2014
  6. 6)PLoS ONE, 7: e44698, 2012
  7. 7)Gene, 505: 46-52, 2012
  8. 8)PPAR Res., 527607, 2012

研究内容

(3)肥満抑制効果をもつ天然物由来成分の探索とその作用機構の解明

肥満を制御する低分子化合物や天然物由来成分の探索を行い、その効果や作用機序の解明を行っています。天然物の一般的な特徴として、合成医薬品と比べて作用は緩やかですが、安全性が高いことが挙げられます。一般に、肥満の解消や予防には長い時間を要すると考えられることから、長期的な服用においても有害作用が出にくい天然物由来成分は有用と考えられます。科学的根拠に基づく天然物由来成分の抗肥満あるいは肥満解消効果を明らかにすることを目的としています。

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参考論文

  1. 1)J. Agric. Food Chem., 64: 9607-9615, 2016
  2. 2)PLoS ONE, 11e0163640, 2016
  3. 3)J. Funct. Foods, 22: 490-503, 2016
  4. 4)J. Agric. Food Chem., 63: 4979-4987, 2015
  5. 5)J. Agric. Food Chem., 61: 5139-5147, 2013

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