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「セロトニン神経とパーキンソン病治療」に関する論文がProgress in
Neurobiology誌(2015年11月号)に掲載されました

 本学薬品作用解析学研究室の「セロトニン神経とパーキンソン病治療」に関する論文が、神経領域の国際レビュー誌 「Progress in Neurobiology」(2015年11月号)に掲載されました。
今後、セロトニン神経系に着目した新たなパーキンソン病治療法の開発が期待されます。

論  題: New insight into the therapeutic role of the serotonergic system in Parkinson’s disease
掲載雑誌: Progress in Neurobiology,  Vol. 134, 104–121 (2015)
著  者: 大野行弘、清水佐紀、徳留健太郎、國澤直史、笹 征史
概  要: パーキンソン病は高齢者に多く発症する神経変性疾患で、振戦、無動、筋固縮、姿勢反射障害などの重篤な不随意運動障害が現われます。パーキンソン病の原因は黒質-線条体ドパミン神経系の変性によると考えられており、これまでレボドパ(L-DOPA)をはじめとするドパミン神経作用薬がその治療に用いられてきました。しかし、これらドパミン神経薬の効果には限界があり、レボドパ治療に伴う精神症状やジスキネジアの発現、レボドパ効果の日内変動、治療抵抗性症状の存在などが大きな臨床問題となってきました。一方、最近の研究から、脳内のセロトニン神経がパーキンソン病の発症や治療に非常に重要な役割を果たしていることが明らかになってきました。今回の総説では、パーキンソン病治療におけるセロトニン神経の役割とその機能メカニズムを概説し、セロトニン神経作用薬を用いた新たなパーキンソン病治療法を紹介しました。今後これら研究がさらに進展し、セロトニン神経系に着目した新たなパーキンソン病治療法の開発が進むことが期待されます。


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