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平成26年度大阪薬科大学研究振興基金の助成対象者が決定

 平成26年度大阪薬科大学研究振興基金助成の募集につきまして、7名の助成申請があり、研究振興基金助成選考委員会(平成27年3月31日開催)におきまして審議した結果、下記の2名に決定いたしました。

助成対象者 加藤 隆児 講師(循環病態治療学研究室)
論題 Hydrogen gas attenuates embryonic gene expression and prevents left ventricular remodeling induced by intermittent hypoxia in cardiomyopathic hamsters
水素ガス吸入は、心筋症ハムスターにおける間歇的低酸素負荷誘発左室心筋リモデリングを抑制し、胚性遺伝子発現を軽減させる
掲載雑誌 American Journal of Physiology-Heart and Circulatory Physiology 307: H1626-H1633 (2014).
著者 加藤隆児、野村篤生、阪本英二、安田侑紀、尼谷こゆは、永井小百合、銭瑶子、
井尻好雄、岡田仁克、山口雄大、泉康雄、葭山稔、田中一彦、林哲也
概要 本論文では、心筋症ハムスターを用いて不全心に対する間歇的低酸素負荷の影響について検討を行った。その結果、不全心においては、間歇的低酸素負荷により酸化ストレスの増加や心筋肥大に関連する遺伝子発現の亢進により、心不全がさらに悪化することが明らかとなった。また、水素ガス吸入を併用させることで心不全の悪化が抑制されたことから、心不全の進展に対する効果的な対策と成り得る可能性が考えられ、今後の臨床応用が期待される。
助成対象者 清水 佐紀 助手(薬品作用解析学研究室)
論題 Role of cerebellar dopamine D3 receptors in modulating exploratory locomotion and cataleptogenicity in rats.
ラットの探索行動およびカタレプシー発現調節における小脳ドパミンD3受容体の役割
掲載雑誌 Progress in Neuro-Psychopharmacology & Biological Psychiatry, 50: 157-162, 2014
著者 清水佐紀、多田羅絢加、佐藤真穂、杉内友音、三好慧、安達咲希、木津朋也、大野行弘
概要 ドパミンD3受容体は小脳において高い分布が認められているが、これまで小脳D3受容体の役割については十分な評価がなされていない。今回、動物の探索行動と抗精神病薬の副作用(錐体外路障害)発現における小脳D3受容体の調節機能を明らかにする目的で、選択的なD3受容体作動薬である7-OH-DPATの小脳内局所投与が動物の自発運動量およびカタレプシー(錐体外路系運動障害の指標)へ及ぼす影響について評価した。結果、小脳D3受容体は探索期の自発運動を抑制制御すること、小脳D3受容体の遮断が錐体外路障害の軽減に寄与することが明らかとなり、小脳D3受容体をターゲットとした中枢神経疾患の新規治療薬開発が期待された。

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