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薬品作用解析学研究室の本態性振戦の原因遺伝子解明に関する共同研究が京都新聞に報道されました

 本学薬品作用解析学研究室(大野行弘教授ら)と京都大学大学院医学研究科附属動物実験施設(庫本高志准教授ら)による本態性振戦の原因遺伝子解明に関する共同研究が、京都新聞(平成27年5月14日23面)に報道されました。
本研究成果は、同年5月13日午後2時(米国時間)の米国科学誌「PLOS ONE」に掲載されました。

論  題: Hcn1 Is a Tremorgenic Genetic Component in a Rat Model of Essential Tremor
掲載雑誌: PLOS ONE 10(5): e0123529 Published: May 13, 2015
著  者: 大野行弘、清水佐紀、多田羅絢加、今奥啄士、石井孝広、笹 征史、芹川忠夫、庫本高志
概  要: 本態性振戦は成人で頻繁にみられる神経疾患で、主に、上半身(腕や頭部)に原因不明の“振え”がみられます。患者は、字が書きづらい、道具がうまく扱えないなどといった症状に悩まされ、特異的な治療薬はありません。今回、私たちは、本態性振戦のモデルラットを樹立し、その原因遺伝子を見つけました。原因遺伝子は二つあり、ひとつはイオンチャネル(HCN1チャネル)、もうひとつは脳内でアセチルアスパラギン酸という物質を分解する酵素(アスパルト・アシラーゼ)です。これら二つの遺伝子(イオンチャネルと分解酵素)はヒトも持っており、ヒトの本態性振戦患者においても、これらの遺伝子に変異がある可能性があります。さらに、これらイオンチャネルや分解酵素を活性化する薬を開発すれば、本態性振戦の治療薬として利用できると期待されます。


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